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海辺の俳人
潮風を胸いっぱいに吸い、地球と繋がる。 “ここ”にある、小さな確かな幸せ。 海辺の暮らしは、結婚、愛娘の誕生、コロナ禍の自粛生活と、 形を変えつつ穏やかに続いていく。 湘南の片隅の町に暮らす、俳人、ときどき“変人”の初エッセイ。 ふるさとにつながる海や南風 和歌山で大自然に囲まれて育った俳人は、上京してから海にあこがれ続け、25年目、湘南の片隅の町にある「スーパーオーシャンビュー」の一軒家に移り住む。 浜辺で見つけた箱河豚のミイラ、ウイスキーを垂らして啜る生牡蠣、庭にふらりと訪れる猫、臨月の妻との散歩、俳句を詠みながら待つ我が子の誕生、コロナ禍の親子三人での初帰省……。海風に守られるように身を寄せ合って暮らした日々の記録。 七草や疫病の世に児のおなら 俳句結社「蒼海」主催で、又吉直樹さんとの共著『芸人と俳人』、穂村弘さんとの共著『短歌と俳句の五十番勝負』、NHK俳句の選者など、幅広く活躍する俳人の初エッセイ集。 -
パラサイツ 地方病院の闇
13年前、鈴原病院に事務部副部長として入職した竜崎が配属されたのは医事課だった。 入って早々、迷惑な患者による恐喝行為や暴力行為、病院内の私利私欲を貪りまったく仕事をしない副院長、 節操のない男女関係や不当な人事を行う理事長など、病院内部の人間に潜む「異様さ」に直面する。 竜崎はそのような連中に毅然と立ち向かい院内環境の改善に努めるなかで、 老朽化した病院の建て替え計画を進める担当となる。資金調達のため内部事情を知るうちに、 理事長を筆頭とした既得権益をもつ人間たち(=パラサイツ)によって病院が私物化され、 経営が圧迫されていることが明らかになる。 この頃にはすでにこの病院の諸悪の根源が理事長にあることに気づいていた竜崎は、 強大な権力を前に一刀両断にできる機会を虎視眈々と狙っていた。 鈴原家をはじめとした病院に巣食うパラサイツの悪事や、 病院改修工事に向けた資金調達の道のり、鈴原病院の体質改善を装い竜崎に仕掛けられた罠……。 「いつか必ず経営を改善し理想の病院を目指す」と懸命に食らいつく竜崎が、次々に降りかかる災難に挑む。 -
レイン・ドッグズ
密室状況で見つかった女性の死体と、警視正爆殺事件。二つの事件の関係とは? ショーン自身の物語も大きく動く〈ショーン・ダフィ〉シリーズ最新作。 -
これはミステリではない
「読者への挑戦状」――!! しかし、それは誰がためのものなのか? 「これまで僕が書いてきたなかでも最大級に歪(いびつ)」――竹本健治 ミステリ界の金字塔『匣の中の失楽』『涙香迷宮』の鬼才が放つ最新作! 香華大学ミステリクラブの夏合宿で悲劇は起きた! メンバーをモデルにした犯人当て小説「読んではいけない」の問題篇が披露された翌日、小説通りに湧き起こった濃霧のなかで、出題者は解決篇の原稿とともに消え去ってしまう。 偶然同じ施設に居あわせた「汎虚学研究会」の高校生たちも渦中に巻きこまれ、事件の謎に挑むことになるが、肝腎の探偵はやる気なく、誰彼なくおかしな夢を見るばかり――。 果たしてこの重構造の事件で問われているのは何か。そんな問いなどどこにもないのか。 ミステリ最大のタブーは快楽となり得るのか―― それともここにあるのは作家・竹本健治の終焉か!? -
犯人選挙
SNSで話題沸騰!密室殺人の犯人を「7つの選択肢」からセレクト。前代未聞! 犯人を自分で決めるミステリー!!『最後のトリック』『ミステリー・アリーナ』の著者による新たな挑戦。築30年の「大泰荘」で8人の大学生が共同生活を送っていた。ある朝、マッチョな男性住人が鍵のかかった自室において遺体で発見される。深夜には建物の玄関にチェーン錠がかけられるため、たとえ鍵を持っていても中には入れない二重の「密室」で誰が彼を殺したのか? 住人の誰もが怪しく、誰にも動機が……。「7つの選択肢」から犯人を選んで下さい。先行読者投票の結果も収録! -
愉しきかな、俳句
人間国宝、歌舞伎役者、細胞生物学者、昆虫研究家、医師、落語家、CMディレクター、スポーツジャーナリスト、作家、料理家、居酒屋探訪家、装丁家……俳人・西村和子が総勢15名の俳句愛好者に会いゆく! 岸本葉子(エッセイスト)/奥本大三郎(仏文学者・昆虫研究家)/山本道子(料理研究家)/永田和宏(細胞生物学者・歌人)/間村俊一(装幀家)/太田和彦(デザイナー・居酒屋探訪家)/板東三津五郎(歌舞伎役者)/細谷亮太(小児科医)/小森邦衛(漆芸家・人間国宝)/増田明美(スポーツジャーナリスト)/ロバート・キャンベル(日本文学研究家)/川上弘美(作家)/中島信也(CMディレクター)/古今亭志ん輔(落語家)/高橋睦郎(詩人) 計15名 ※本書は『俳句』に不定期連載された「俳句の「窓」から──異分野との対話」(二〇一四年一月号~二〇一六年一〇月号)を改題し、角川俳句ライブラリーとして刊行したものが底本です。 -
【合本版】終わらざる夏 全3巻
【第64回毎日出版文化賞受賞作】1945年、夏。すでに沖縄は陥落し、本土決戦用の大規模な動員計画に、国民は疲弊していた。東京の出版社に勤める翻訳書編集者・片岡直哉は、45歳の兵役年限直前に赤紙を受け取る。何も分からぬまま、同じく召集された医師の菊池、歴戦の軍曹・鬼熊と、片岡は北の地へと向かった――。美しい北の孤島で、再び始まった「戦争」の真実とは。終戦直後の“知られざる戦い”を舞台に「戦争」の理不尽を描く戦争文学の新たなる金字塔。巻末に「浅田次郎刊行記念インタビュー」を特別収録。※本電子書籍は集英社文庫「終わらざる夏 上」「終わらざる夏 中」「終わらざる夏 下」の合本版です。 -
×府広報からのお知らせです
とある匿名掲示板のスレッドに投稿された、謎の映像群。 行方不明者捜索、目的不明のローカルCM、個人情報の晒し上げ……。 本書は、その映像と当時掲示板にいた人々の書き込みを含む、スレッドの内容を再現したものです。 「だれか教えてください。私が見たあれは何だったのでしょうか?」 「謎の映像・CMチャンネル」蒔迦な穂による初の著書。 16本の「謎の映像」の真相をめぐる、映像考察型ホラー。 すべての映像は、紙面のQRコードから実際に視聴可能です。 【目次】 映像001 本書について 映像002 映像003 映像004 映像005 映像006 映像007 本書について(2) 映像008 映像009 映像010 映像011 映像012 本書について(3) 映像013 映像014 本書について(4) 映像015 映像016 -
センパイを殺したいので女装する
YOASOBI「KILLA」原作小説! 「あなたに愛されるために、僕は美少女になる」 高校二年生の「俺」が恋をしているのは、一学年上の文芸部のセンパイ・園村光子。美しく、奇妙で、女しか愛せない彼女はある日、「高校を卒業する日に死ぬ」と告げる。家の借金の代償として、地元を支配する極道の家へ嫁がされるからだ。しかも、どうせ死ぬなら〈理想の美少女〉に殺されたいという。ならば――男の俺が、その少女になればいい。好きな人の願いを叶えるため、好きな人に愛されるため、少年は、彼女の理想へと近づいていく。 危険で可笑しく切実な青春小説。 【YOASOBIメッセージ】 YOASOBI composer Ayase ぶっ飛んだアイディアでありつつ整合性の取れた設定がとても面白いと思い、この曲を聴くことで小説を読んでみたくなる構成にしてみました。音作りに関しても、改めて"小説を音楽にする"ということの原点に立ち返り、小説の世界観をより立体的に感じてもらうため、原作のダークな世界観を踏襲しつつ、キャッチーでありつつ奇天烈なチャレンジを盛り込みました。 YOASOBI vocal ikura 少年の想いは、恋でもあり、信仰でもあり、生きる理由でもあって。対して、センパイの主張する「美しく終わりたい」という願望と、ズレたまま噛み合って進んでいくストーリーに、これまでの物語と違う手触りを感じました。狂気と切実さ、そのどちらをも掬い上げて、歌声で表現したいと思いました。「小説を音楽にするユニット」としての真骨頂を問われる時だと、背筋が伸びる思いです。 【著者メッセージ】 『センパイを殺したいので女装する』は、私の好きな「ファム・ファタールとそれに狂わされる者」を、大好きな谷崎潤一郎の文学や近現代文学の雰囲気を踏襲しつつ、現代感をプラスして、私なりに表現した一作です。YOASOBI様の素晴らしい曲と共に、是非このセンパイという甘い泥沼に嵌ってもらえたらいいなと思っています。 【YOASOBI小説】 「『はじめての』文芸部」発、YOASOBI小説最新作! 本書は、水鈴社と株式会社ソニー・ミュージックエンタテインメントが2022年9月に創設した、次世代の文芸界を担う作家を発掘・育成するプログラム「『はじめての』文芸部」から誕生した作家、魔猫(まびょう)よあさんによるデビュー作。 『はじめての』文芸部は、4名の直木賞作家(島本理生さん、辻村深月さん、宮部みゆきさん、森絵都さん)が“小説を音楽にするユニット”YOASOBIとコラボレーションし、小説(『はじめての』)や楽曲(「ミスター」「好きだ」「海のまにまに」「セブンティーン」)、朗読劇など、さまざまなジャンルで作品を展開しながら物語世界をつくりあげた「はじめての」プロジェクトの一環として創設したもの。プロ・アマその他の経歴を問わず、エンタテインメント小説の担い手を募集したところ、634作品の応募が寄せられ、作品と面接による選考を経て4名が部員に決定。その中の一人が、本書の著者、魔猫さんです。 この物語をもとにYOASOBIが新たな楽曲を生み出しました。そのタイトルは「KILLA」。 2026年10月1日に結成7周年を迎えるYOASOBIが、”小説を音楽にする”という原点に立ち返り小説の世界観を立体的に感じられる構成に仕上げたこの楽曲は、年内のリリースが決定しました。 『はじめての』プロジェクト https://www.suirinsha.co.jp/books/detail/1 【著者紹介】 魔猫よあ まびょう・よあ 2000年9月生まれ。「『はじめての』文芸部」部員。「特別で奇妙な関係のふたり」の物語が大好き。趣味は読書とゲーム。好きな食べ物はチョコレートと羊肉。別名義でゲームシナリオの執筆も行っている。好きな作家は谷崎潤一郎と江戸川乱歩。魅力的なキャラクターを描くため、日々色んな物語を吸収中。 -
ミレニアム
世界1億部突破の北欧ミステリシリーズ新章、文庫化。あの二人が帰ってくる! 娘の結婚式で北極圏の町を訪れたミカエル。そこには家族の因縁に導かれたリスベットの姿も。二人が遭遇する巨悪とは。新章開幕! -
アラームが鳴らないうちに
「このアラームが、 あの日伝えられなかった言葉の 代わりをしてくれるから——」 過去に戻れる喫茶店で コーヒーを淹れつづける主人公、数。 不思議な力を持つ数の、 忘れられない後悔とは? 【シリーズの核心にせまる第7巻!】 とある街の、とある喫茶店の とある座席には不思議な都市伝説があった その席に座ると、望んだ通りの時間に戻れるという ただし、そこにはめんどくさい…… 非常にめんどくさいルールがあった 一、過去に戻っても、この喫茶店を訪れたことのない者には会うことはできない 二、過去に戻って、どんな努力をしても、現実は変わらない 三、過去に戻れる席には先客がいる その席に座れるのは、その先客が席を立った時だけ 四、過去に戻っても、席を立って移動することはできない 五、過去に戻れるのは、コーヒーをカップに注いでから、 そのコーヒーが冷めてしまうまでの間だけ これだけのルールを聞いても、過去に戻りたいと訪れる客は後を絶たない そして、亡くなった者に会いに行こうとする客には、 ウエイトレスがあるものをカップに入れ、こう告げる 「死んだ人に会いに行く人は、ついつい情に流されてしまい、制限時間があることを知っていても、 別れを切り出すことができなくなります」 この物語は、そんな不思議な喫茶店で起こった、 ウエイトレスの想いと、客の後悔が交錯する心温まる四つの奇跡 第一話「妻の写真を撮りに行く男の話」 第二話「母親の介護に疲れた女の話」 第三話「元気だった頃の母に会いに行く男の話」 第四話「父にウエディングドレス姿を見せたかった娘の話」 あの日に戻れたら、あなたは誰に会いに行きますか? -
THREE MEN IN A BOAT(to say nothing of the dog)ボートに乗った三人のダメ男たち 犬のことは言うまでもなく――テムズ川爆笑珍道中
「自分は重病だ」と思い込んだダメ男3人+犬1匹が繰り広げる、大混乱のテムズ川クルーズへようこそ! 130年以上世界中で愛され続けるイギリス・ユーモア文学の金字塔が、現代のラノベ感覚で読める超絶軽快な新訳で登場しました。 本作は、19世紀末のロンドンを舞台に、神経質なJ、自信過剰なハリス、マイペースなジョージ、そしてやんちゃな愛犬モンモランシーの笑いとトラブルだらけの珍道中を描いた傑作コメディです。荷造りの大惨事から迷子騒動、料理の大失敗まで、壮大な冒険は起きないのにページをめくる手が止まらないエピソードが満載。古典の敷居の高さを感じさせない、友達のドジ話を聞くようなテンポの良さでサクサク楽しめます。 肩の力を抜いてクスッと笑える本書は、日々の疲れやストレスを一瞬で吹き飛ばす極上のリフレッシュタイムをお届けします。時代や国境を越えて共感できる人間の愛すべきダメっぷりに、読後には心がふっと軽くなるはずです。 【こんな方におすすめ】 ・肩の力を抜いて思いっきり笑える本を読みたい方 ・海外の古典名作をラノベ感覚で気楽に楽しみたい方 ・愛嬌あるダメ男たちのドタバタ劇に癒やされたい方 ページをめくればそこはテムズ川、愉快なダメ男たちと一緒に笑いに満ちた最高の船旅へ漕ぎ出しましょう! -
ロンドン万博殺人事件 男爵令嬢カラの事件簿
発明家令嬢、謎を解く。 19世紀、ロンドン万国博覧会・水晶宮【クリスタルパレス】。 出品した自動人形【ルビ:オートマトン】の部品で男が刺殺され、 容疑者になってしまった令嬢カラが、 天才細工師と共に事件に挑む―― 〈あらすじ〉 1851年、ロンドン万国博覧会。発明家で男爵令嬢のカラは自動人形【ルビ:オートマトン】を出品し、鉄細工師ナイアルと知り合う。ところがカラの(「カラの」トル)人形の腕部が会場の水晶宮【ルビ:クリスタルパレス】から盗まれ、その部品で刺された男の遺体が見つかったことから、カラに容疑がかけられてしまう。カラはナイアルの力を借りて殺人事件の真相を探るが……。変わり者の令嬢と天才細工師が解き明かす謎とは――? 世界初の万博を舞台に描かれる、ヒストリカル・コージー・ミステリ。
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