作品一覧

  • ロクサリーヌ夜話~夜の王女と輝ける海~【イラスト付】
    5.0
    1巻660円 (税込)
    その名を知らぬ者はない高級娼婦、『黄金のロクサリーヌ』。彼女は客として訪れながら自分に指一本触れようとしない海軍士官、ガッシナと言葉を交わすうちに急速に惹かれていく。そしてガッシナもまた――。生き別れの妹を救うため、良い条件の金持ちに身請けされねばならないロクサリーヌと海将メムノンの元で将来を嘱望されるガッシナ。許されるはずのない恋は一途な二人を呑み込み、激情の渦に運んでいく。「私はぜんぶ、あなたのもの」鬼才、榛名しおりが放つ渾身のヒストリカルロマン! ※このコンテンツはさらさ文庫にて2011/9/30に出されたものの復刊です。重複購入にご注意ください。
  • ブロア物語
    4.3
    1巻583円 (税込)
    強国に挟まれ悩むブロア領主アスラン、政略結婚から逃げ出すその妹レイチェル、領主に恋するがゆえに別の男に体を許してしまう侍女ジェシカ、騎士になれない体に苦悩する若きフランス王フィリップ、身分を捨て自由に生きる吟遊詩人ブラン。 強い者が正義であった時代、若者たちは、運命に逆らい、本当の愛を模索していた。 12世紀のフランス、豊かなブロアの大地に、熱い青春の伝説が語り継がれる。
  • マリア ブランデンブルクの真珠
    4.2
    1~2巻605~693円 (税込)
    17世紀半ば、現在のドイツ地方は、300の国家が割拠した。その1つハルバーシュタット公国は、若き選定侯率いるブランデンブルクに、まさに落ちようとしている。令嬢の身代わりとして城に残った、宰相の娘マリアは、その夜、父を処刑した選定侯に14歳の体を奪われる。戦乱のヨーロッパを舞台に、愛と生きる道を必死に探る少女。息もつかせぬロマンス。第3回ホワイトハート大賞・佳作受賞。
  • 幸福の王子 エドマンド
    -
    1巻1,672円 (税込)
    彼には、仲間がいた。誰からも愛され可愛がられた。イングランドを護る。それが彼の望みだった。だが、父王は、ノルマンディー公国から嫁いだエマに骨抜きにされ、国政は言うがまま。デンマークからはクヌート軍に攻め込まれ、いまやイングランドは風前の灯だった。だが彼はあきらめなかった。運命に反旗を翻すのだ。誰をも幸福にした王子の戦いの物語。
  • 虚飾の王妃 エンマ
    4.0
    1巻1,672円 (税込)
    彼女は、孤独だった。親にも顧みられず、なにも与えられなかった。彼女を救い出してくれたのは、兄・リシャール。彼は、教えてくれた。人の心を読む術を、人を操る方法を。そして彼女に命じた。自分にとっての駒になれと。エンマは、兄のためイングランドに嫁ぐ。待ち受ける運命も知らず。
  • 女伯爵マティルダ カノッサの愛しい人
    4.3
    1巻759円 (税込)
    老伯爵の末娘として生まれたマティルダ。トスカーナの大地に抱かれた幸福な子供時代は、父の死を機に大きく変わり始める。運命の激流に笑顔を失いそうになったとき、彼女を救ってくれるのはいつも司祭イルデブランドだった。身分こそ高くはなかったが、その聡明さでローマ教会で力をつけていくイルデブランド。彼に恋する女伯爵の愛を描く傑作! ◆◇◆作家先生より特別コメント頂きました!◆◇◆ 榛名(はるな)しおりです。いつも応援してくださりありがとうございます。新作歴史ロマンを無事書き上げ、池上紗京(いけがみさきょう)先生のイラストでお届けできることを、心からうれしく思います。舞台は――そう、今回は題名見ただけでおわかりですね(笑)。読者のみなさんに、11世紀トスカーナに吹く風を感じていただけたら幸いです。
  • 王女ベリータ~カスティーリアの薔薇~(上)
    3.6
    1~2巻660円 (税込)
    カスティーリア王だった父亡きあと、母と二人、修道院に幽閉された王女ベリータ。その母とも引き裂かれ、孤独の中、誰も信じられずにいた。ある日、彼女のもとに現れた二人の騎士によって、外の世界に連れ出されたベリータ。彼らは、敵? それとも味方? その日からベリータの運命は、大きく動きはじめるのだった……。
  • ロクサリーヌ夜話~夜の王女と輝ける海~【イラスト付】

    購入済み

    まさにラブロマンス!

    高級娼婦のお話ですが、自分的にはいやらしい描写もなく逆に甘酸っぱいといいますか‥なんとも切ない純愛物語でした。
    ストーリーも感情も丁寧に描かれていて、その時代、背景も自然と思い浮かべることができ、さすがとしか言いようがありません。
    脇を固める方々一人一人も魅力的で、一つ言わせて頂けるならおやじさまのイラストがみたかったなぁという思いです。

    アレクサンドロス伝奇の登場人物にも沢山出会えて懐かしい気持ちにもなりましたし、そういえばそんなこともあったなと、記憶が掘り起こされ、またハミルたちの物語を読み返したくなりました。
    今は絶版のようですが、電子で復活されることを期待しています!

    0
    2020年06月15日
  • ロクサリーヌ夜話~夜の王女と輝ける海~【イラスト付】

    不器用で一途で切ない恋。大好き

    中学生のころから大好きな作家さんの、泣くほど嬉しかった待ちに待った復帰後一作目。

    戦争によって娼婦にされた女と、拾われて海軍士官になった男。

    設定だけ見るとどんなドロドロした話だろうと思うかもしれませんが、じれったいほど純愛です。
    文庫本発売時、絶対ハッピーエンド宣言!というアオリがつけられていたことを補足しておきます。

    往年のファンにも嬉しい懐かしのキャラも出てきますが、この本単体で問題なく読めます。
    でもこの本を気に入ったらぜひ古本ででも「アレクサンドロス伝奇」を読んで頂きたい…!(シリーズ絶版)
    というかアレ伝も速く電子書籍にしてほしい!

    1
    2019年08月21日
  • 王女ベリータ~カスティーリアの薔薇~(下)

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    上下巻まとめての感想でございます
    発売から1ヶ月以上経っていますので、ネタバレも気にせず書いておりますので、未読の方はご注意をば

    ロクサリーヌ以来の、久々の新刊! 新作っ!!
    お待ちしておりました!

    今回の舞台は今で言うスペインの辺りですね
    榛名しおりさんの作品らしく、かなり史実の人物が出てきております。ベリータとフェルディナンドは後世に名を残す王になりました
    作中での二人の初会話は酷いものではありますがw
    周りというか、アロンソが主に心労的な意味での被害が酷そうですがwww

    実の兄弟姉妹に幽閉されてからの、女王という流れは、榛名さんの過去の作品王女リーズと境遇も似ているかな、と

    出て

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    2013年12月20日
  • マリア ブランデンブルクの真珠

    Posted by ブクログ

    荒削りだからこそ伝わってくる作者の思いと、作品の力強さ、キャラクターの魅力が存分に読み手をストーリーへと引き込ませる。
    文体は素人臭さが十分に残るが、終盤に向かうにつれ、気にならなくなった。

    ジェットコースターのような展開に、キャラクターへの感情移入は少し難しいが、一人ひとりが際立った迫力とストーリーを牽引する役割を与えられ、十分に全うしていた。
    ラストの穏やかで優しいひと時を迎え、ようやく安堵する。
    とにかくマリアが健気で可愛くて、彼女の幸せだけを願わずにはいられなかった。

    個人的にはオーラが好きすぎて、もうどうしていいか分からない。
    全キャラクターで一番オトコマエ(男前?漢前?)だと思

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    2010年03月14日
  • マリア ブランデンブルクの真珠

    Posted by ブクログ

    主君の姫君の身代わりとして侵攻してきた敵である
    フリードリヒの夜伽相手として寝室に送られたマリア
    そんな敵である筈の相手の子供を身籠る。

    ベタな展開といえばそうなんですが、複雑な心境と
    絶望に陥りながらも前向きに生きるヒロインが可愛いです。
    挿絵も素敵。


    この人の小説はどれも歴史に実在した人物が出て来たり
    主人公が素敵で周りもいい男がいいのではずれは無いと思います。
    勿論フィクションですが歴史好きな人には更に楽しめると思います。

    0
    2009年11月11日

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