榛名しおりのレビュー一覧
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購入済み
まさにラブロマンス!
高級娼婦のお話ですが、自分的にはいやらしい描写もなく逆に甘酸っぱいといいますか‥なんとも切ない純愛物語でした。
ストーリーも感情も丁寧に描かれていて、その時代、背景も自然と思い浮かべることができ、さすがとしか言いようがありません。
脇を固める方々一人一人も魅力的で、一つ言わせて頂けるならおやじさまのイラストがみたかったなぁという思いです。
アレクサンドロス伝奇の登場人物にも沢山出会えて懐かしい気持ちにもなりましたし、そういえばそんなこともあったなと、記憶が掘り起こされ、またハミルたちの物語を読み返したくなりました。
今は絶版のようですが、電子で復活されることを期待しています!
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不器用で一途で切ない恋。大好き
中学生のころから大好きな作家さんの、泣くほど嬉しかった待ちに待った復帰後一作目。
戦争によって娼婦にされた女と、拾われて海軍士官になった男。
設定だけ見るとどんなドロドロした話だろうと思うかもしれませんが、じれったいほど純愛です。
文庫本発売時、絶対ハッピーエンド宣言!というアオリがつけられていたことを補足しておきます。
往年のファンにも嬉しい懐かしのキャラも出てきますが、この本単体で問題なく読めます。
でもこの本を気に入ったらぜひ古本ででも「アレクサンドロス伝奇」を読んで頂きたい…!(シリーズ絶版)
というかアレ伝も速く電子書籍にしてほしい! -
Posted by ブクログ
ネタバレ上下巻まとめての感想でございます
発売から1ヶ月以上経っていますので、ネタバレも気にせず書いておりますので、未読の方はご注意をば
ロクサリーヌ以来の、久々の新刊! 新作っ!!
お待ちしておりました!
今回の舞台は今で言うスペインの辺りですね
榛名しおりさんの作品らしく、かなり史実の人物が出てきております。ベリータとフェルディナンドは後世に名を残す王になりました
作中での二人の初会話は酷いものではありますがw
周りというか、アロンソが主に心労的な意味での被害が酷そうですがwww
実の兄弟姉妹に幽閉されてからの、女王という流れは、榛名さんの過去の作品王女リーズと境遇も似ているかな、と
出て -
Posted by ブクログ
荒削りだからこそ伝わってくる作者の思いと、作品の力強さ、キャラクターの魅力が存分に読み手をストーリーへと引き込ませる。
文体は素人臭さが十分に残るが、終盤に向かうにつれ、気にならなくなった。
ジェットコースターのような展開に、キャラクターへの感情移入は少し難しいが、一人ひとりが際立った迫力とストーリーを牽引する役割を与えられ、十分に全うしていた。
ラストの穏やかで優しいひと時を迎え、ようやく安堵する。
とにかくマリアが健気で可愛くて、彼女の幸せだけを願わずにはいられなかった。
個人的にはオーラが好きすぎて、もうどうしていいか分からない。
全キャラクターで一番オトコマエ(男前?漢前?)だと思 -
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購入済み
購入して良かった
物語がどんどん進んでいき、あっという間に読み終わってしまい、下巻も買ってしまいました。
ヒロインも、兄弟も皆個性があり魅力的。
史実も調べてみたくなるような内容です。
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Posted by ブクログ
(No.14-9) ヨーロッパ歴史ロマン。舞台は15世紀のイベリア半島。上・下巻をまとめて書きます。
内容紹介を、表紙裏から転載します。
『カスティーリア王だった父の死後、幼い弟と別れ、母と二人、修道院に幽閉された王女ベリータ。その後母とも引き裂かれ、孤独のなか誰も信じられずにいた。
16歳になったある日、ベリータは王宮からの使いだという男たちに外の世界の連れ出される。訪れた館で彼女が再会したのは、死の床にある弟だった。
その日からベリータの運命は一変する。王位継承をめぐる策謀・・・。
ベリータは、現国王妃ファナに拉致されそうになった。自分の娘にカスティーリアの王位を継がせるため、無理やり -
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Posted by ブクログ
12世紀フランスの歴史ものフィクション
歴史フィクションですが恋愛モノ(?)の色が濃いです
歴史キライーという方でも楽しめる小説です
私は現実逃避したい時によく読んでいます
強国に挾まれ悩むブロア領主アスラン、政略結婚から逃げ出すその妹レイチェル、領主に恋するがゆえに別の男に体を許してしまう待女ジェシカ、騎士になれない体に苦悩する若きフランス王フィリップ、身分を捨て自由に生きる吟遊詩人ブラン。強い者が正義であった時代、若者たちは、運命に逆らい、本当の愛を模索していた。十二世紀のフランス、豊かなブロアの大地に、熱い青春の伝説が語り継がれる。 (紹介より) -
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