作品一覧

  • 焼死体たちの革命の夜
    -
    1巻3,256円 (税込)
    病に倒れる直前までに書かれた短篇を集成。馬に乗って新宿を彷徨う「あの農場には二度と」など、時代の危機を先取りする崩壊感覚と、生のあり方を問う真摯さに貫かれた世界水準の傑作。
  • 偉大な作家生活には病院生活が必要だ
    3.7
    1巻2,200円 (税込)
    生死の淵をさまよう闘病生活の果てに、左側麻痺の身となりながら生還した偉大な作家の驚異的な軌跡(奇跡!)。待望の生還第一作にして、病の前後を記録した前代未聞のエッセイ集。
  • 人生は驚きに充ちている
    3.7
    1巻1,980円 (税込)
    キラびやかな才能を思い切り無駄遣いしてもう50歳。「私の体験した、希有な心霊現象を記す術」を探求する小説、古井由吉氏との文学問答、3・11後の福島で廃墟の声を聴き、コロナ禍で都市封鎖寸前のフランスにて無観客ライブ……多彩な顔を持つミュージシャン/作家が非情の国々を疾走し、世界を脱臼させつつ放つテキストの遊園地!
  • 軽率の曖昧な軽さ
    3.0
    1巻1,672円 (税込)
    例の東浦和の会場で殴られた瞬間以来、自分の意識は壁にのめり込んだかのように、前に出てこない。狂気と歓喜とキミが見せてくれた夢――中原昌也最高傑作!
  • 待望の短篇は忘却の彼方に
    3.7
    1巻660円 (税込)
    足を踏み入れたら決して抜けだせない、狂気と快楽にまみれた世界を体感せよ!奇才・中原昌也が「文学」への絶対的な「憎悪」と「愛」を込めて描き出した、極上にして待望の小説集。
  • 死んでも何も残さない―中原昌也 自伝―
    4.0
    1巻1,232円 (税込)
    青山生まれ。「暴力温泉芸者」で世界デビューし、蓮實重彦も一目置くシネフィルにして画伯。三つも文学賞を受賞しているのに、なぜかホームレス寸前。《書きたくて書いているんじゃないことしか書きたくないことが、どうして、わかってもらえないのか》――もはや生ける伝説となった最後の無頼派作家/ミュージシャンの魂の軌跡全告白!

    試し読み

    フォロー

ユーザーレビュー

  • 死んでも何も残さない―中原昌也 自伝―

    Posted by ブクログ

    タイトルからして出オチで、本屋の新刊コーナーに置いてあるのを見たとき、反芻して変な笑いがこみ上げてきた。

    今回のこれは、インタビューの口述筆記か何かだろうか。それとも、あえてそういう文体で書いたのだろうか。どっちにしても本人の苦痛からすれば同じことなのだろうけど。

    「書きたくて書いているのではないことしか書きたくない。どうしてそれが分かってもらえないのか」と、相変わらずの調子だ。

    彼の作品や態度に嫌悪を抱くのはたやすい。しかし多くの人はその嫌悪するものの正体をつきとめることなく、彼や作風のせいにしてしまう。

    共鳴してしまうことを恐れるのだろう。しかしその「恐れ」が嫌悪のターゲットになっ

    0
    2011年08月10日
  • 偉大な作家生活には病院生活が必要だ

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

     長期の入院から退院しても第一作目なので、どのような入院生活をしていてどのように病気と向き合ったのかが描かれているかと思ったら大半はこれまで未収録だった日記や映画評、小説などだった。入院や病気についてはほんの少しで肩透かしであったが、それはそれで読んでいて楽しい。特に日記は常に金欠を訴えているのに買い物ぶりが凄まじくて心配になるけど面白い。

    0
    2025年04月29日
  • 偉大な作家生活には病院生活が必要だ

    Posted by ブクログ

    氏の書籍は初体験
    才能、破滅、感覚、かわいげ、お金、家系
    全ての要素が噛み合って完成されるのか
    多くの人が彼の才能に気づき、偶然にも自分の手元にある
    世界は凄い

    0
    2025年02月02日
  • 人生は驚きに充ちている

    Posted by ブクログ

    人生は驚きに充ちている、というタイトルの最初の短編も僕的にはそんなに悪くなかったし、むしろ笑えましたねぇ…社畜死ね!!

    ヽ(・ω・)/ズコー

    中原氏は小説とは思えない、エッセイのようだ、とあとがきで述べていましたが…きちんと楽しませてもらいました!!
     社畜死ね!!

    ヽ(・ω・)/ズコー

    コロナ禍とか懐かしいですねぇ…フランスでも同様にマスクしたり、ピリピリした感じだったんでしょうねぇ…日本は未だにコロナ禍の雰囲気・空気から抜け出せていないように思います…まさに中原氏の言うように、日本はもうとっくに”終わってる”国なんでしょうかねぇ…そんなことを思いました…社畜死ね!!

    ヽ(・ω

    0
    2023年11月26日
  • 人生は驚きに充ちている

    Posted by ブクログ

    最初の "Novel人生は驚きに充ちている" は入り込めない内容で途中で挫折したが、その後の 古井由吉/浅田彰との対談で著者の力量が発揮された感じだ.Reportage, Essayでは秋元康をこき下ろすのが楽しめた.最後のDiaryは本業のライブをコロナ禍直前のフランスで挙行した話だが、活動的な行動は素晴らしいと感じた.

    0
    2021年04月04日

新規会員限定 70%OFFクーポンプレゼント!