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交流が途絶えていた旧友の茅原恭仁から突然の招待を受け、私は資産家だった茅原家が山間の別荘地に所有している広大な屋敷を訪ねる。そこでは恭仁が妹の睦美と暮らしていたが、かつて快活で高慢ですらあった睦美は、屋敷に出るという幽霊に怯え、別人のように生気を失っていた。恭仁が私を呼んだ目的とは何か? そして恭仁が夜な夜な屋敷で行っているという「研究」とは何なのか? 物語の様相が一変するラストまで一気読み必至!
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Posted by ブクログ
読み終えてから確認のためにパラパラと読み返して辿り着いた結論は果たして合ってるのだろか。 血と薔薇が似合う茅原家と山ノ葉家。
ある日主人公は大学時代に交流のあった恭仁に呼び出される。そこには妹の睦美と雑用を行う新次郎が住んでいた。 伯父、母、父、とある作家の身に起こった怪事件、子ども…
気分は☆2.5。 率直な感想は「散々煽って……これかよ!!」でありました。著者が書いてる途中で飽きたのか?とすら思ってしまった。 落ちぶれた資産家、兄妹、謎の死。そんな彼らとの間に起こったことを綴った、手記と称した手紙。 導入部の謎めいた感じ、全体を覆う狂気に満ち満ちた雰囲気は大好きだったので期待...続きを読むし過ぎた…… 最初っから分かり切っていた(匂わせていた)ことが、最後の最後に明かされるだけ。 手紙の内容と現実がもっと錯綜して、何が何だか分からない、幻惑的な内容だったらもっと面白かったのに!! ただ、溶解事件の真相がきっちり明かされていないところは、想像の余地が残ってゾッとさせられて良かったかも。
ミステリーかと思えば・・・ ホラー。洋館・薔薇・血と言ったらゴシック全開ホラーですよ。 藤谷さんと言ったらあの「船に乗れ」を書いた人ですよね? 結構、最後の数行がこわいんですけど。
友達。富豪。別荘。研究。縁。怖かった…。浮世離れしたところに「普通の」「愛」を持ち込んで彼らを救ったつもりが歯車に。
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茅原家の兄妹
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藤谷治
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