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Posted by ブクログ
"あの日"って2011年3月11日だったのですね。事前知識全くなしにタイトルだけで購入したので知りませんでした。また、著者は"船に乗れ"の人だったのも読み始めて知りました。随分と前に読みましたが良い印象を持っています。
でも、この本は読むんじゃなかった。読んで後悔、嫌なことを思い出させられました。
ダニエルハーディング指揮の新日本フィルが、当日、マーラー5番のコンサートを決行したのはもちろん知っていました。NHKの特集番組も見ました。あの瞬間、私は新国立劇場でオペラを聴いていました。始まって45分で中断、打ち切りになってしまいました。17時くらいまでロビーで待機した後、下北沢の自宅まで歩いて帰りました。
東日本大震災と東京電力の原発爆発は日本政府の戦後の数々の嘘を暴露してしまいました。あの出来事により私のこの国への信頼は全て消えてしまいました。この国を覆い尽くす同調圧力や盲目的な国民性も明らかにしました。今でも一番嫌いな言葉は"絆"です。あれから15年になりますが、その思いは強まるばかりで確信になっています。驚くべきことに、今でもこの国は本当に全く何も変わっていません。これはもう喜劇と思うしかないと諦めています。
最後に、クラシック音楽を趣味として長年聴いていますがクラシックジャンル以外も含めて音楽はとても素晴らしい芸術だと思います。ですが、あまり意味など考え過ぎずに音に浸るだけで十分なのではないかと思います。その意味で第五章の曲の解説の様な部分は私には邪魔でした。ストーリーや描写など、全体としても小説としてこの本はほとんど評価できません。
Posted by ブクログ
2011年3月11日、東日本大震災の起きた日。
その日の夜に行われたオーケストラのコンサートと、そこへ赴いた何人かについて、描かれている。
全然知らなかったけど、実際にコンサートが行われ、賛否両論あったそうだ。
明確にどちらということでもなく、「こんなときに音楽なんて」という気持ちも、「今こそ音楽を」という気持ちも、両方感じるような気がする。
コンサートをやったということは、そこで演奏した人も(僅かとはいえ)聴きに行った人もいるわけで、そういう人たちの思いを少し感じられる。
登場人物たちが少しだけ関わるのも、ちょっといい。すずさんが好きだったな。
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小説・文芸
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