作品一覧 2024/03/31更新 坂物語 試し読み フォロー 福猫小判夏まつり 試し読み フォロー 未完成の友情 試し読み フォロー 極楽家族 試し読み フォロー 偽りだらけ歴史の闇 試し読み フォロー おーい、宗像さん 試し読み フォロー 河口へ(小学館文庫) 試し読み フォロー 神名火(小学館文庫) 試し読み フォロー 夏至祭 試し読み フォロー 恋人 試し読み フォロー 妻籠め 試し読み フォロー 東京 試し読み フォロー 腹の蟲 試し読み フォロー 百歳の陽気なおばあちゃんが人生でつかんだ言葉 試し読み フォロー 前へ、進め 試し読み フォロー 未練 試し読み フォロー 夜を抱く NEW 試し読み フォロー Y字橋 試し読み フォロー 1~18件目 / 18件<<<1・・・・・・・・・>>> 佐藤洋二郎の作品をすべて見る
ユーザーレビュー おーい、宗像さん 佐藤洋二郎 秋山駿が出てくる。主人公の男は佐藤さんという名前で、日大芸術学部の講師になる男だという。では、宗像さんとは誰なのだろう。読み終わった今、そんな思いが頭のなかにこびりついている。 読んでいてだんだん哀しくなる。それが佐藤洋二郎さんの文章の特長だ。人生って辛く哀しいものだなとおもい、絶望し、教訓にし、作...続きを読む中の人物を不安な眼で見ている。近頃はこんな苦しい小説に出会ってこなかった。ぼくのなかにある苦しい気持ちと共鳴する。読みたくないとおもいながらも、この苦しさを人生をもって教えてくれることに感謝している。今まで佐藤洋二郎さんの作品は、「湿地」、「運動会」、「東池袋」、「福猫小判夏まつり」、「妻籠め」と読んできた。暗さのなかで持つ明るさというものに心打たれたのが「運動会」だった。「おーい、宗像さん」は宗像さんを通じて人生の持つ理不尽なほどの哀しみが読むこちら側に押し寄せてくる。僕もこうなんだという気になってきて、泣きたくなってしまう。それでも生きていく、ということは時折り、小説やドラマや映画のテーマにしばしばなることがあるけれど、僕はこの小説からいちばんそのことを感じた。 Posted by ブクログ 極楽家族 佐藤洋二郎 タイトルが目に付いて読んでみた本 著者は全然知らなかったけど理系ぽい好きな文体 終わった家族のぐだぐださもツボ Posted by ブクログ 妻籠め 佐藤洋二郎 美しい文章で綴られた著者の最高傑作、と裏表紙に書かれていてその通りの良い小説だった。 静かなトーンの語りが心地良く、それが美しい風景描写を引き立て、景色が広がるようだった。 出雲に行ってみたくなった。 内容も展開もとても良くて、若い読者でも年配の読者でもいける。 生きるということ、それを考えるこ...続きを読むと、悲しみに向き合うこと、大袈裟でなく理想でもなくリアルな捉え方で書かれているのが良い。 終わり方も良かった。 八雲立つ 出雲八重垣 妻籠みに 八重垣作る その八重垣を Posted by ブクログ 河口へ(小学館文庫) 佐藤洋二郎 先日読んだ佐伯一麦さんとどこか似ています。 主人公達は皆建設作業員。言い方は失礼ですが、どこか社会の底辺に居る人たちです。その人たちの数日間を丁寧に切り出すように描かれます。 絵画でいえば写実派です。数ある風景の中から、そこを切り取ったということに意味があるようです。何かを声高に主張するのではな...続きを読むく、淡々と一つの風景が語られます。文体に特徴があるわけでは有りませんが、美味さは感じられます。 何故か引き込まれる作品です。 Posted by ブクログ 極楽家族 佐藤洋二郎 単語が難しくて何度も辞書を引きました。笑。 それに反してあっという間に読み終わる引き込ませ具合。 笑ったぞ。 Posted by ブクログ 佐藤洋二郎のレビューをもっと見る