澤見彰の作品一覧

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作品一覧

2020/11/25更新

ユーザーレビュー

  • ヤマユリワラシ―遠野供養絵異聞―
    供養額絵によって依頼人を癒しながら、絵を描くことで通じ合っている桂香との日常のほっこり感、
    時折現れる兄や武士としての立場に対する葛藤と悲しみ、桂香が忌み子として不幸の象徴になっていった過程のモヤモヤ、幸福な日常が奪われる不穏な予感、苦しさ。終始、心が惹きつけられるお話だった。

    〇一揆について
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  • ヤマユリワラシ―遠野供養絵異聞―
    一気に読み終えてしまった。
    最初に描かれている童女がもしやあの子では、とはらはらしながら読んでいったら、なるほど、こういう終わり方か…
    すごいです。面白かった。
    なんとも切ない終わりでしたが、納得のいく終わりだったと思います。
    多賀狐かわいい。

    ふと、この辺りは3・11で被害を受けた辺りかな、と思...続きを読む
  • 屋根裏博物館の事件簿
    民俗学に関わるような問題を通して、少女が成長していく物語として楽しめた。
    地方の風習などが登場してその由来や謎を探るが、それは綺麗なお話とは限らず悲しい由来や過去があったりする。
    それを少女や周りの大人はどう受け止めて、どう活かしていくのか、という点がこの本の面白い所と感じた。

    一方で謎を解明する...続きを読む
  • 屋根裏博物館の事件簿
    渋沢栄一の孫・敬三が作った施設博物館「屋根裏博物館」自体は実在することに感動しました。

    婚礼絵馬や不穏な正月行事などの調査を通じて成長する記憶喪失の少女あづみ。

    昭和30年代が舞台ですが、あまり古い感じがしませんでした。
  • 白き糸の道
    江戸後期の養蚕の歴史がよく分かって面白い。
    小さな枠の中に収まらぬお糸が
    自らの力で人生を切り開いていく。
    そして転機が訪れる度に現れる魅力的な男性たち。
    明治の時代をどう生き抜いたのか知りたい気がする。

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