屋根裏博物館の事件簿

屋根裏博物館の事件簿

748円 (税込)

3pt

3.4

渋沢栄一の孫・敬三が作った私設博物館では民具の蒐集、研究と「日本民俗学」の研究が新たに進められていた。山形の奇妙な婚礼絵馬、南伊豆の不穏な正月行事を調査するのは、幼い頃、敬三に拾われた記憶喪失の少女・あづみ。相棒の林常彦とともにこの博物館に持ち込まれる謎を解く中で、あづみ自身の封印された記憶が蘇る――。

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屋根裏博物館の事件簿 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2022年06月19日

    民俗学に関わるような問題を通して、少女が成長していく物語として楽しめた。
    地方の風習などが登場してその由来や謎を探るが、それは綺麗なお話とは限らず悲しい由来や過去があったりする。
    それを少女や周りの大人はどう受け止めて、どう活かしていくのか、という点がこの本の面白い所と感じた。

    一方で謎を解明する...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2021年11月03日

    渋沢栄一の孫・敬三が作った施設博物館「屋根裏博物館」自体は実在することに感動しました。

    婚礼絵馬や不穏な正月行事などの調査を通じて成長する記憶喪失の少女あづみ。

    昭和30年代が舞台ですが、あまり古い感じがしませんでした。

    0

    Posted by ブクログ 2023年02月26日

    渋沢敬三が開設したアチック・ミューゼアムを舞台に、渋沢や網野善彦ら実在した人物と、架空の人物である主人公たちが活躍する民俗学ミステリー。昭和30年代の高度経済成長の裏面と表面、都市のお祭り騒ぎの一方で貧困に喘ぐ地域の格差に焦点をあてており、民俗学という学問そのものが当時志していたテーマが本作のテーマ...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2020年12月13日

    民俗学ミステリーですがちょっと深掘りが足りないかなぁ。事件の裏事情を主人公が夢にみることで解決してしまうのは、ちょっとミステリーとしては反則な感じがします。

    0
    ネタバレ

    Posted by ブクログ 2020年12月19日

    昭和三十年代を舞台にした民俗学ミステリ。
    某絵馬の話やあることで財を成す話は(過度なネタバレ防止のため具体的な名詞や説明は割愛)自分も何かの本で読んだことがあった話だったので、知っている民俗学ネタが登場して興奮しつつも、こういう話にしてくるかと驚きもした。
    しかも、基本的にどの話も後味が決して良くは...続きを読む

    0

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