小説の検索結果
検索のヒント
検索のヒント
■キーワードの変更・再検索
記号を含むキーワードや略称は適切に検索できない場合があります。 略称は正式名称の一部など、異なるキーワードで再検索してみてください。
■ひらがな検索がおすすめ!
ひらがなで入力するとより検索結果に表示されやすくなります。
おすすめ例
まどうし
つまずきやすい例
魔導士
「魔導師」や「魔道士」など、異なる漢字で検索すると結果に表示されない場合があります。
■並び順の変更
人気順や新着順で並び替えると、お探しの作品がより前に表示される場合があります。
■絞り込み検索もおすすめ!
発売状況の「新刊(1ヶ月以内)」にチェックを入れて検索してみてください。
-
田中裕明全句集
紙の本にはない附録付き。田中裕明が高校生のときに書いたエッセイ「青春俳句について」と作品27句を収録。 既刊五句集に「『夜の客人』以後」と「『夜の客人』拾遺」を加え2731句収録。 2004年12月30日、田中裕明は俳人としてのその短い生涯を終えた。享年四十五。雪の降りつづく日であった。田中が愛し、育てた弟子たちによって全句集が編まれた。思いを深くこころをとぎすまして一句一句にこころをかたむけながらの作業であった。「日本の伝統詩としての俳句をつくる」ということ、「詩情を大切にする」ということ、この二つの志の結晶としてこの全句集は在りつづける。 ●収録内容 第一句集『山信』 第二句集『花間一壺』 第三句集『櫻姫譚』 第四句集『先生から手紙』 第五句集『夜の客人』 「『夜の客人』以後」 「『夜の客人』拾遺」 解題/岸本尚毅 年譜/対中いずみ あとがき/山口昭男 季語別索引・初句索引 栞/前登志夫 夏石番矢 杉本秀太郎 小澤實 宇多喜代子 島田牙城 高橋睦郎 四ッ谷龍 大木あまり 小川軽舟 長谷川櫂 森賀まり ●著者略歴 大阪府大阪市生まれ。高校在学中の1977(昭52)年、「青」入会。波多野爽波に師事。京都大学在学中、79年、青新人賞、81年、青賞を受賞。卒業した82年、第28回角川俳句賞を受賞。俳壇を代表する青年作家として名を馳せた。爽波没後の92年、「水無瀬野」創刊。これを母体に2000年、主宰師「ゆう」を創刊。2004年の12月30日、田中裕明は俳人のとしてのその短い生涯を終えた。 享年45。 -
明治文学の潮流
※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 【 目次 】・覚書 ―序に代えて― ・言文一致 ・二葉亭主人随想 ・藤村覚書 ・植村正久・内村鑑三・巌本善治 ・明治三十年代の青年小説家 ・一葉雑記 ・川上眉山の最後 ・小説文体の推移 ・「おもかげ」 ・「野辺のゆきき」 ・和歌の革新 ・胎動期を回想して (※本書は1983/4/1に発売し、2021/12/30に電子化をいたしました) -
ファウスト 悲劇(第1部・第2部 合本)
不朽の大作を、読売文学賞を受賞した翻訳史上画期的な名訳で贈る。第一部第二部の合本版。 (第一部) あらゆる知的探究も内心の欲求を満たさないことに絶望したファウストは、悪魔メフィストフェレスと魂をかけた契約を結ぶ。巨匠ゲーテが言葉の深長な象徴力を駆使しつつ自然と人生の深奥に迫った大作。訳者による解説「一つの読み方」を付す。 〈巻末エッセイ〉河盛好蔵・福田宏年 (第二部) 無垢な少女グレートヒェンを悲運のどん底に落とし心身ともに疲れきったファウストは、しかし「最高の生き方をめざして絶えず努力をつづけよう」と決意する。第一部の執筆後、二十年以上の休止を挟み、死の前年に完成に至った壮大な戯曲の第二部。 〈巻末エッセイ〉中村光夫 -
【合本版】韓国詩集『花を見るように君を見る』『愛だけが残る』 限定特典付
韓国国内著者累計110万部突破!! 日韓ベストセラー『花を見るように君を見る』『愛だけが残る』の電子合本版が登場。 合本版限定特典は『花を見るように君を見る』オーディオブック版の試し聴きQRコード。 本書より珠玉の10編をピックアップしました。 ナレーターは韓国の人気ドラマ『ボーイフレンド』や『雲が描いた月明かり』『青春の記録』で主演俳優パク・ボゴムさんの吹き替えを担当された河本啓佑氏。1編1編の情景が目に浮かぶような、優しく、切なく、温かな声が心に響きます。本書とあわせてお楽しみください。 ----- 『花を見るように君を見る』内容紹介…… 世界的人気アイドルグループBTS(防弾少年団)RM、BLACKPINKジスの愛読書として話題の本、待望の日本語訳! ★韓国の人気ドラマ『ボーイフレンド』(ソン・ヘギョ×パク・ボゴム主演)劇中の重要シーンで使用され、発売から再び大ブームを巻き起こし、老若男女問わず共感を集め大反響。 ★イ・ジョンソク出演『ゆれながら咲く花』のセリフで朗読された「草花」や本人のインスタグラムにアップされた「ぼくがきみを」も収録。 本書は「詩人の代表作は読者が決めるもの」という著者の理念から、ブログやツイッターなどでよく取り上げられた作品を選んで115編を収録。著者の代表作であり、集大成といえる一冊。 ----- 『愛だけが残る』内容紹介…… ★BTS(防弾少年団)J-HOPE、NCTテヨン、少女時代ユナ、俳優イ・ジョンソクなど、 世界的人気K-POPアーティスト、著名人たちが愛する国民的作家。 ★日韓累計67万部突破の大ベストセラー『花を見るように君を見る』著者、待望の第2弾! 「何度読んでも泣ける」「人生で大切にしたい一冊」「心が浄化される」など、 日本でもあらゆる世代から感動と共感の声、続々。 「再び生きてゆくために、再び愛するために」 人生で大切なことについて質問されたら、一番に愛、二番めも愛、三番めも愛だと答えたいと思っています。私たちはこれまで、愛せないために憂鬱になり、愛せないために悲しみ、つまるところ愛せないために不幸だったと伝えてあげたいのです。 愛だけが答えです。愛だけが残るのです。つまり、私たちは愛さなければならず、愛されるべきです。(「はじめに 作者のことば」より) ----- ※本電子書籍は『花を見るように君を見る』『愛だけが残る』の合本版です。 ※特典の試し聴きは本書オーディオブック版の一部となります。全編を楽しみたい方は、Audible、audiobook.jp等各オーディオブックストアにてお買い求めください。 -
芭蕉の風景
■寛文6(1666)年4月、芭蕉23歳。人生をかけた旅が始まる。 故郷・伊賀上野から出た芭蕉は江戸で自らの俳諧を確立。そして「野ざらし紀行」「笈の小文」「更科紀行」の旅へ。23歳から45歳までの芭蕉の吟行をなぞり、芭蕉と同じ土地で句を詠み続けた俳人・小澤實のライフワーク『芭蕉の風景』。句集未収録の約200句を収録。 2000年から2018年にかけて、旅雑誌「ひととき」などで連載された「芭蕉の風景」。毎月、芭蕉が句を詠んだ地を実際に訪れ、あるときは当時と変わらぬ大自然の中、またあるときは面影もまったくない雑踏の中、俳人と旅と俳句の関係を深くつきつめて考え続けた連載は人気を博し、200回を超えて続きました。俳人・小澤實の約20年間、そして芭蕉にとっては、20代前半から晩年までの約30年間。2人の俳人は300年の時を隔てて、日本中を旅し、句を詠み続けました。本書はその記憶の「交歓」であり、現地を見た、感じたからこそわかる、まったくあたらしい芭蕉像を造り上げた意欲作です。 [目次] 第1章 伊賀上野から江戸へ 第2章 野ざらし紀行 第3章 笈の小文 第4章 更科紀行 <著者略歴> 小澤實 (おざわみのる) 昭和31年、長野市生まれ。昭和59年、成城大学大学院文学研究科博士課程単位取得退学。15年間の「鷹」編集長を経て、平成12年4月、俳句雑誌「澤」を創刊、主宰。平成10年、第二句集『立像』で第21回俳人協会新人賞受賞。平成18年、第三句集『瞬間』によって、第57回読売文学賞詩歌俳句賞受賞。平成20年、『俳句のはじまる場所』(3冊ともに角川書店刊)で第22回俳人協会評論賞受賞。句集に『砧』(牧羊社)および『立像』『瞬間』、鑑賞に『名句の所以』(毎日新聞出版)がある。俳人協会常務理事、讀賣新聞・東京新聞などの俳壇選者、角川俳句賞選考委員などを務める。 ※この電子書籍は株式会社ウェッジが刊行した『芭蕉の風景 上』(2021年10月16日 第1刷)に基づいて制作されました。 ※この電子書籍の全部または一部を無断で複製、転載、改竄、公衆送信すること、および有償無償にかかわらず、本データを第三者に譲渡することを禁じます。 -
ホワイト・ティース(上下合本)
ロンドン下町出身の優柔不断な中年男・アーチーと、バングラデシュ出身の誇り高きムスリム・サマード。第二次大戦で親友になったふたりは、ロンドンで新たな人生を模索する。 成長したアーチーの娘・アイリーとサマードの双子の息子・ミラトとマジドは、遺伝子工学者のチャルフェン一家と関わり、生命倫理にふれる研究をめぐる問題の渦中へ……。 移民家族が直面する悲喜劇を知的でユーモラスに描く、ジャマイカ系イギリス人作家の衝撃作。カリブ海やインド亜大陸からヨーロッパにわたる壮大な家族の物語を背景に、歴史、信条、遺伝子などさまざまな差異を抱えて混沌の街ロンドンで生きる人々を描く。分断と混沌の深まる時代に希望の光を放つ、21世紀の必読書 ブレイディみかこさん推薦! 「この本、いちおう社会派で、すでに古典と呼ばれているんです。 こんなにヤバくて笑えてぶっ飛んでるのに。 繚乱と咲く、移民たちのサーガ! ストリートの歴史はなんと猥雑でカオスなことか。 多文化共生の諸問題をごった煮にしておおらかに笑い飛ばす、才気煥発な本である。」 西加奈子さん推薦! 「これはすべての呪われた、そして祝福された人間の物語だ。 きっと100年後も、200年後も読み継がれるだろう。 人間がどうしようもなく、抗い難く、救い難く、人間でしかないことを、こんなに面白おかしく、鮮やかに、完璧に書かれた小説がこの世界に存在することに感謝したい。 20年前に誕生したこの傑作を、これから初めて読むことが出来る人に嫉妬する。そう思っていたけれど、何度目だって衝撃は変わらなかった。いや、増した。著者が描いたこの世界に、私たちは近づけているのだろうか。」 -
自叙伝 ジェームズ・T・カーク
「伝説の男」の真実―― 宇宙艦隊史上において「伝説」の船長であるジェームズ・T・カークの自叙伝! 誕生にはじまり、タルサス四号星で過ごした少年時代、 宇宙艦隊アカデミー時代、異例の昇進、 そして〈エンタープライズ〉指揮官としての輝かしい経歴―― 〈U.S.S エンタープライズ〉の船長として、5年間の深宇宙探査を敢行。以後、幾たびもの地球と宇宙の危機に立ち向かったジェームズ・T・カーク。 惑星連邦でその名を知らない者のいない「伝説の男」が自らの人生を語った、初の自叙伝! 『自叙伝 ジェームズ・T・カーク』は、不世出の宇宙艦隊船長の人生 (2233–2293)を、提督みずからのことばで綴ったものである。 誕生にはじまり、タルサス四号星で過ごした少年時代、宇宙艦隊アカデミー時代、異例の昇進、そして〈エンタープライズ〉指揮官としての輝かしい経歴―― 本書は、カーク提督がNCC-1701-Bの就航式で行方不明となる以前にメモリー・アルファの歴史家でもあるデイヴィッド・A・グッドマンと共に取り組んでいたものである。 斬新な切り口でカーク提督の内面に迫り、彼の信念、勇気、そして宇宙に息づくあらゆる生命──どんな形態だろうと──に対する献身に、深い洞察を与える。 また、個人的な通信や航海日誌、その他の抜粋によって、カーク提督の個人史に一層の深みをもたらしている。 カーク提督と共に数々の冒険を経験し、良き仲間であり親友であったレナード・H・マッコイ医学博士が〈序文〉を、スポックが〈あとがき〉を寄せている。 「われわれにとって一番危険なのは、 未知なるものにいわれのない恐怖を抱くことだ。 未知なんてあり得ない──一時的に見えず、一時的に理解できないだけだ」 ──ジェームズ・T・カーク 著者について ジェームズ・タイベリアス・カーク James Tiberius Kirk 2233年3月22日 - 2293年。地球・アメリカのアイオワ州リバーサイド出身の地球人。 U.S.S.エンタープライズの船長として、5年間の深宇宙探査を敢行。以後、幾たびもの地球と宇宙の危機に立ち向かう。 惑星連邦のなかで知らない人がいない、「伝説の男」である。 2293年、キトマー会議の一件を最後に、老朽化し艦隊の現用艦登録をはずれるエンタープライズAの退役を期に自身も航宙艦の艦長(船長)職をしりぞく。 退役したエンタープライズAから、その艦名と船籍番号を引き継いだ最新鋭の新型エンタープライズ、NCC-1701-B(通称エンタープライズB)の就航式・処女航海に招待され同乗するが間もなく艦がネクサスに遭遇。 ネクサスによる危機から同艦を救った際に爆発に巻き込まれて行方不明に。 その時点で死亡したものと判断され公式に記録された。 デイヴィッド・A・グッドマン David A. Goodman メモリー・アルファの歴史家でもある。著作に『自叙伝 ジャン=リュック・ピカード』『自叙伝 ミスター・スポック』(未邦訳)がある。 作家・脚本家・プロデューサー。一九八八年、『ゴールデン・ガールズ』の脚本家としてキャリアをスタート。これまでに『スター・トレック エンタープライズ』『アメリカン・ダッド』『フューチュラマ』など、二〇作あまりのテレビシリーズを手がけてきた。『フューチュラマ』では、『スター・トレック』へのオマージュとなるエピソード「Where No Fan Has Gone Before」の脚本を執筆。 代表作『ファミリー・ガイ』では、エグゼクティブ・プロデューサー兼ヘッドライターを担当し、一〇〇本以上のエピソードを手がけている。 『スター・トレック』のパロディ版ともいえる『宇宙探査艦オーヴィル』ではエグゼクティヴ・プロデューサーを努めている。カリフォルニア州パシフィックパリセーズに家族と住んでいる。 -
ミッドナイツ 《狂騒の八〇年代》作品集成
山口雅也作家生活35周年記念。デラックス・エディションによる大著降臨! 一九八九年に『生ける屍の死』で鮮烈な長編デビューを飾ったミステリ作家・山口雅也。だが一九八四年からすでに多種多彩な媒体で作品を発表していた。その内訳はミステリ、SF、冒険小説、音楽小説、青春小説、ホラー、実話推理、ファンタジー、実験小説、ジャズエッセイ、戯曲など幅広い。画家やアーティスト、写真家、ミュージシャン、果てはテーマパークとコラボした若き山口雅也の迸る才気は圧巻! 文化の爛熟期だった一九八〇年代の豊麗な果実42編を単行本に初収録。当時を詳細に振り返る書き下ろし自作解説が付いたファン必携の一冊、ここに誕生。 -
ストーリーの解剖学
ディズニー、ピクサー、ソニー・ピクチャーズ…全世界で2万人が学んだ人気講座、待望の翻訳! “映画界のベスト・スクリプトドクター”が明かす全く新しいストーリー創作術! 海外では広く認知されている、“脚本のお医者さん=スクリプトドクター”。その中で最も尊敬を集めるジョン・トゥルービーによる、待望の創作講座! 本書では脚本にかぎらず、小説にも応用できるストーリーの組み立て方を指南。 脚本の伝統的な構造である「三幕構成」を進化させ、より緻密にプロットとキャラクターを組み立てるためのハウツーが凝縮されている。 また、物語構造について、網羅的・徹底的に解剖。観客の感情を最初から最後まで揺さぶりつづけるような、ドラマ性の強いストーリーづくりを目指す人にとって必読の脚本術となっている。 -
妖怪たちのいるところ
※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 水木先生の妖怪絵を、妖怪学の第一人者である小松和彦先生が読みとき、文章化。 水木しげる先生の未発表原稿と小松和彦先生による文章による“妖怪学入門”ともいえる本書。 妖怪や幽霊や妖精たちを“場所”という切り口で分類整理した希少な本。 絵に登場するすべての妖怪や幽霊、妖精や民俗学の偉人たちの紹介文も掲載。 子どもから大人まで、じっくり読めて、大判の絵は美しい充実の一冊。 オールカラー96ページ。21枚の未発表原画、165体の妖怪解説!! 永久保存版! 日本画の山口 晃氏による特別寄稿、書き下ろしも収録! -
新装版 魔女の宅急便 全6冊合本版
※この作品は以前配信していた『魔女の宅急便 全6冊合本版』と内容は同一です。カバーイラストが差し替えになり、中の扉絵イラストが追加になっています。 お母さんは魔女、お父さんは普通の人、そのあいだに生まれた一人娘のキキ。魔女の世界には、十三歳になるとひとり立ちをする決まりがありました。満月の夜、黒猫のジジを相棒にほうきで空に飛びたったキキは、不安と期待に胸ふくらませ、コリコという海辺の町で「魔女の宅急便」屋さんを開きます。落ち込んだり励まされたりしながら、町にとけこみ、健やかに成長していく少女の様子を描いた不朽の名作。 ※本電子書籍は「新装版 魔女の宅急便」「新装版 魔女の宅急便 (2)キキと新しい魔法」「新装版 魔女の宅急便 (3)キキともうひとりの魔女」「新装版 魔女の宅急便 (4)キキの恋」「新装版 魔女の宅急便 (5)魔法のとまり木」「新装版 魔女の宅急便 (6)それぞれの旅立ち」をあわせ、新装版カバーになった6冊合本版です。本文にイラストは含まれておりません。 -
ミニチュア作家
1686年秋、アムステルダム。18歳のネラは、裕福な商人ヨハンネス・ブラントの妻としてこの繁栄する都市へやってきた。新生活への期待に胸をふくらませつつも、待っていたのは、婚家の富に戸惑い、辛辣な年上の義妹マーリンに反発し、不在がちの夫に落胆する日々だった。しかし、夫からの結婚祝いである豪奢なドールハウスがそんな生活を変えた。なぜか新しい家族に生き写しの人形たちに導かれるようにして、屋敷が抱く秘密を知ったネラは、行く手にひそむ危険に気づくが…。黄金時代のオランダの光と影を描き上げ、刊行前から世界の出版界の話題を独占した驚異のデビュー作。全英図書賞受賞作。 -
NHK連続テレビ小説 あまちゃん 電子版完全シナリオ集 全26巻セット
ア キ「じぇ! ってなんですか?」 美寿々「袖が浜の訛りだ、この辺では昔からビックリした時『じぇ!』って言うのさ」 ア キ「へえ、すごくビックリした時は?」 一 同「じぇじぇ!」 ア キ「ものすごくビックリした時は?」 一 同「じぇじぇじぇ!」 第2回に登場した「じぇじぇじぇ!」解説シーン。 その後、「じぇじぇじぇ!」は袖が浜の訛りにとどまらず、全国に広まっていきました。 親友ユイと結成した、潮騒のメモリーズ。自分のことをずぶんという種市先輩。 みんなが触れない母・春子の過去。謎の琥珀見習・水口。東京での奈落の日々。 大女優・鈴鹿ひろ美とプロデューサー・太巻との確執、そして……。 地味で暗くて向上心も協調性も無いアキが、周囲の人々と関わりながら変わっていきます。 奇跡のような半年間の朝ドラを振り返る、宮藤官九郎の完全シナリオ集。全26回を一気に読める全巻セットです。 おら、この海が好きだ!/おら、東京さ帰りたくねぇ/おら、友だちができた!/おら、ウニが獲りてぇ/おら、先輩が好きだ!/おらのじっちゃん、大暴れ/おらのママに歴史あり/おら、ドキドキがとまんねぇ/おらの大失恋/おら、スカウトされる!? /おら、アイドルになりてぇ!/おら、東京さ行くだ!/おら、奈落に落ちる/おら、大女優の付き人になる/おらの仁義なき戦い/おらのママに歴史あり2/おら、悲しみがとまらねぇ/おら、地元に帰ろう!?/おらのハート、再点火/おらのばっぱ、恋の珍道中/おらたちの大逆転/おらとママの潮騒のメモリー/おら、みんなに会いでぇ!/おら、やっぱりこの海が好きだ!/おらたち、いつでも夢を/おらたち、熱いよね! -
金メッキ時代
※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 南北戦争後のバブルに躍った人びとを風刺した本書は、「金メッキ時代」(The Gilded Age)という歴史に残る言葉をつくった。トウェインには珍しいC.D.ウォーナーとの共作で1873年に出版され、「今日の物語」の副題がつけられているように、南北戦争後の腐敗し堕落した社会や、富への夢だけを追い求める人びとを描き、中味のない「金メッキの時代」を風刺的に表現している。下巻は、美貌の女性ローラの小悪魔的な生き様を通してアメリカ社会の裏面を描く当時としては、画期的なスタイルの作品。本書に登場する人々の投機熱にわく西部、ウォール街の金融家、成金貴族たちなどの姿は、古くて新しい諸問題の手がかりを提供してくれる文明批評家トウェインの面目躍如の書である。 -
百花園
※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 明治の頃、名人による落語・講談を忠実に再現した速記本は、ある種の大衆文学として人気を博していました。そんな速記本の中で最も支持されていたのが「百花園」でした。本シリーズは、明治22(1889)年5月から明治33(1900)年11月に刊行された落語・講談速記本「百花園」(金蘭社刊)を完全復刻したものです。大衆芸能史研究家で神田神保町の古書店「いにしえ文庫」店主である岡田則夫氏所蔵の全240号を1ページずつ写真撮影してデジタル化しました。現在では入手困難な「百花園」を、手元で読むことができます。高画質なので、文字やルビを拡大して見ることも可能です。明治時代の舌耕文芸の全貌が見渡せ、当時の風俗や話し言葉を知るための資料としても貴重です。(古書を元に制作した電子書籍ですので、その状態により一部読みにくい箇所がございます。予めご了承くださいますようお願いいたします。) -
ディトランジション、ベイビー
白人トランス女性リース。ディトランジションし男性として暮らすエイムズ。アジア系シス女性カトリーナ。不器用に生きる三人の、新しい家族の物語。NYT選定「21世紀のベスト100冊」 ★PEN/ヘミングウェイ賞受賞作 ★ニューヨークタイムズ選定「21世紀ベスト100冊」 ★全米批評家協会賞最終候補作 ★ラムダ賞最終候補作 ★女性小説賞候補作 性移行(トランジション)と赤ちゃん出産をめぐる 新しい家族の物語 ひとりきりでいることができずロマンチックな情事を追いかけるリース、 ディトランジションして父親になることを迫られるエイムズ、 悪夢のような離婚を経て妊娠したIT企業のアイデアエリート、カトリーナ。 それぞれの思惑が合致して交錯して背反する、その先にある新しい家族の形! 21世紀版『高慢と偏見』とも称される傑作長編。 「親であること」の伝統的考え方を、感情、そして実践からひっくり返す。 ——ニューヨークタイムズ・ブックレビュー 荒れくるう欲望と、その欲望のなかで格闘するわたしたちの生命力を描ききった。 ——ニューヨーカー 最高すぎて叫びたくなる。 ——カルメン・マリア・マチャド 【著者略歴】 1981年アメリカ生まれ。作家。アイオワ大学で芸術学修士号(MFA)を取得したのち、ダートマス大学で比較文学修士号を取得。本作で商業出版デビューし、各紙誌からも高い評価を得て、「女性小説賞」や「ラムダ賞」の候補作に選出された。その後、PEN/ヘミングウェイ賞を受賞。デビュー以前から、トランスコミュニティのために作品を執筆し、自費出版やオンラインの無料配布を行なっていた。本作は、「ニューヨークタイムズ」の「21世紀ベスト100冊」にも選ばれている。ほかに、短篇集『Stag Dance』など。 -
異邦人
イタリア最高峰の文学賞、ストレーガ賞最終候補 ブルックリン、イタリアの小村、ロンドンと、土地に根を張ることなく生きてきた「異邦人」の若い女性の物語。音声による意思疎通から疎外され、「よそもの」として生きる聾者の母に捧げられた物語でもある。 「家族」:語り手の若い女性の両親(ともに聾者)のローマでの出会い、アメリカへの移住、子ども(語り手およびその兄)の誕生、離婚とイタリアへの帰国について語られる。 「旅」:ブルックリンのイタリア系コミュニティの思い出。やがて両親の離婚にともない、幼少期にアメリカからイタリアのバジリカータに移住した語り手の体験。皮肉を利かせたコミカルな筆致で描かれる。 「健康」:「耳が聞こえないけれど音楽が好きな母」の思い出。手話による意思疎通を嫌った母、テレビでいっしょに音楽祭の番組を見ていたときの字幕、母が「比喩」や「皮肉」といった修辞技法をなかなか理解しなかったことなどが綴られる。 「あなたの星座は」:語り手は母親に「もし聾でなかったら、どんな人生を送っていたと思うか」と問いかける。母は「つまらない、意味のない人生だったでしょうね」と答える……。 「移民文学」とは一線を画す、型破りなオートフィクション。 -
ギデオン・マック牧師の数奇な生涯
スコットランドの出版社に、半年前に失踪したギデオン・マック牧師の手記が持ち込まれた。彼は実直な人間として知られていたが、失踪する直前に、神を信じないまま牧師になったことや悪魔と親しく語らったことを告白し、教区の信徒たちから非難されていた。手記には彼の生い立ちから、自分以外には見えない立石を発見したことや悪魔との出会い、そしてなぜそれを大衆の前で語ったのかがすべて記されていた。――出版者による序文、マック牧師の手記、そしてまた出版者が執筆したエピローグという独特の構成で描かれる、一人の牧師の数奇な生涯。スコットランドを代表する作家が、歴史、風俗、伝説、父子の物語などさまざまな要素を織り込んで綴ったブッカー賞候補作。 -
《ドラキュラ紀元一九一八》鮮血の撃墜王
実在・架空の人物・事件が入り乱れて展開する、壮大な物語、第2弾! ドイツ軍最高司令官ドラキュラの指揮の下、血の色の翼が戦場の夜空を切り裂く! 秘録・欧州ヴァンパイア大戦。 ~~~~~~~ イギリスを逃れ、ドイツ軍最高司令官となったドラキュラ。 その策謀を暴くため若き英諜報部員は空から敵地に迫る。 迎え討つはレッド・バロンこと、 撃墜王フォン・リヒトホーフェン男爵! 一方、エドガー・ポオも撃墜王の拠点、マランボワ城を訪れる。 祖国アメリカを捨てた彼は、なぜ独軍要人に呼び出されたのか。 そして、空の戦士たちが集う城で起きていることは――? 本編に初訳となる章「間奏曲」を追加し、以下の作品・資料を収録した完全版!(※印は本邦初訳) 「ヴァンパイア・ロマンス~ドラキュラ紀元一九二三」(書下ろし中編小説)※ 「レッド・スカイ」(映画アウトライン)※ 「著者による付記」※ 訳者による詳細な「登場人物事典」(改訂版) 電子版は、本文と登場人物事典との間をジャンプして参照することができます。 -
はいつくばって
アーチストとして成功し、ハンサムな夫と可愛い子とともに暮らす45歳のわたし。新たな自分に出会うための単独ドライブ旅行をきっかけに、人生が思わぬ方向に転がりだす。はたして自由を目指す旅路の先に見えたものとは――。中年期の魂のジェットコースターを描き切り、全米図書賞ファイナリストにも輝いた著者最高傑作。 -
「特殊捜査班カルテット 新装版」シリーズ【全3冊合本版】
警察にはできないやり方で犯罪を暴く、異端者四人組の潜入捜査!子供の頃、家族を何者かに惨殺され、怒りに衝き動かされるタケル。中国残留孤児三世に生まれたことで日本人を憎むホウ。出自から目的まで、すべてが謎に包まれたカスミ。そして、3人を特殊捜査チームに仕立てようと目論む、警視庁の異端者クチナワ。それぞれの想いを秘めた4人が犯罪に立ち向かう――。孤独な潜入捜査班の葛藤と成長を描く、スピーディーでバイオレンスなエンタテインメント巨編。※本電子書籍は下記3冊を1冊にまとめた合本版です。『生贄のマチ 特殊捜査班カルテット 新装版』『解放者 特殊捜査班カルテット2 新装版』『十字架の王女 特殊捜査班カルテット3 新装版』 -
夜と霧の誘拐
『哲学者の密室』の“悲劇”再び 矢吹駆シリーズ最新作! 間違われた誘拐 連鎖する誘拐 前人未到、永久不滅の誘拐ミステリ 1978年の秋、矢吹駆とナディアは“三重密室事件”の記憶を持つダッソー家での晩餐会に招待され、アイヒマン裁判の傍聴記で知られるユダヤ人女性哲学者と議論する。 晩餐会の夜、運転手の娘・サラがダッソー家の一人娘・ソフィーと間違えて誘拐される。さらに運搬役に指名されたのはナディアだった。 同夜、カトリック系私立校の聖ジュヌヴィエーヴ学院で女性学院長の射殺体が発見された。 「誘拐」と「殺人」。混迷する二つの事件を繋ぐ驚愕の真実を矢吹駆が射抜く。 -
【合本版】DOUBLES!! ‐ダブルス‐ 全5巻
天才であるが故に誰とも協調することができない孤高のプレイヤー・琢磨。 練習熱心だが、とあるトラウマから他人を信用することができなくなった駆。 高校の名門テニス部で出会った二人は、入部当日から衝突してばかり。プレースタイルも真逆で、初めてコートで向かい合ったときからお互いのことが気に食わない。 だけどある日突然、「お前ら、ダブルス組んでみない?」と理不尽な部長命令が下り――。 喧嘩ばかりの凸凹コンビが、練習と敗北を重ねる中で徐々に成長し、絆を深めていく熱血部活テニス物語! 少年たちの、熱い夏が始まる。 ※本電子書籍は、『DOUBLES ―ダブルス―』全5巻を1冊にまとめた合本版です。 -
邪悪なる大蛇
『その女アレックス』の巨匠、最後のミステリー 意地悪に、ブラックに、酷薄に、 最・悪・の・事・態が加速する! 『その女アレックス』『悲しみのイレーヌ』『死のドレスを花婿に』…… ミステリーランキングを制覇し、フランス最大の文学賞ゴンクール賞も獲得。 鬼才ルメートル、最後のミステリー。 夫を亡くして独りで暮らすマティルド、63歳。殺し屋。戦争中は冷血の闘士として知られ、戦後は凄腕の殺し屋として仕事を請けてきた。だが彼女には認知症が少しずつ忍び寄りつつあった。それに気づいたのは、彼女に殺しを依頼している戦中からの同志アンリ。マティルドの殺しが必要以上に過激になっていたのだ。一方マティルドの中では、かつて抱いていたアンリへの恋心が甦り、暴走は加速してゆく! 最悪の事態が雪ダルマ式にふくれあがる! マティルドを愛していたアンリは、そして事件を追う真面目な刑事ヴァシリエフは、彼女を止められるのか? アタマからラストまで、ひたすら加速する「最悪と意地悪のスパイラル」。その果てに待つラストのサプライズは、笑ってしまいそうに衝撃的で電撃的で残酷で、まるで私たちの運命のようなのだ。 「多くの読者は気に入った登場人物がひどい目に遭うことに抵抗を感じる。だが現実の人生はどうだろうか。恋人が突然心筋梗塞で命を落としたり、友人が脳卒中で倒れたり、近親者が交通事故に遭ったりと、理不尽なことが次々起こる。なぜ小説家は現実の人生よりも手加減しなければならないのだろうか?」――ピエール・ルメートル -
わたしたちの担うもの
全米100万部の若き桂冠詩人、初の詩集が待望の邦訳 2021年、アメリカ大統領就任式で世界を驚かせた若き桂冠詩人。パンデミックと分断の日々を尖りまくった表現で描き出す、驚愕の作品集が登場。 大統領就任式での『わたしたちの登る丘』の朗読で一躍、現代アメリカ最重要詩人となったアマンダ・ゴーマンの第一作品集。 彼女の詩は苦難の瞬間をとらえ、希望と癒しのリリックに変える。 歴史、言語、アイデンティティをかけめぐり、想像力豊かい、そして親密に、ことばをコラージュし、ときに消去する。 パンデミックの悲嘆をうけとめ、悲痛のときに光をあてる。 彼女はわたしたちの過去からのメッセンジャー、未来への声だ。 -
文明交錯
インカ帝国がスペインにあっけなく征服されてしまったのは、彼らが鉄、銃、馬、そして病原菌に対する免疫をもっていなかったから……と言われている。しかし、もしも、インカの人々がそれらをもっていたとしたら? そしてスペインがインカ帝国を、ではなく、インカ帝国がスペインを征服したのだとしたら、世界はどう変わっていただろうか? 『HHhH──プラハ、1942年』と『言語の七番目の機能』で世界の読書人を驚倒させた著者が挑んだ、大胆かつ魅力溢れる歴史改変小説。常に事実とフィクションについて考え続けるローラン・ビネならではの傑作。アカデミー・フランセーズ小説大賞受賞。/【目次】第一部 エイリークの娘フレイディースのサガ/第二部 コロンブスの日誌(断片)/第三部 アタワルパ年代記/第四部 セルバンテスの冒険/訳者あとがき -
吸血鬼ラスヴァン
ブラム・ストーカー『吸血鬼ドラキュラ』に先駆けて発表された英米の吸血鬼(ヴァンパイア)小説に焦点を当てた画期的アンソロジーが満を持して登場。バイロン、ポリドリらによる名作の新訳、伝説の大著『吸血鬼ヴァーニー――あるいは血の晩餐』抄訳ほか、ブラックユーモアの中に鋭い批評性を潜ませる異端の吸血鬼小説「黒い吸血鬼――サント・ドミンゴの伝説」、芸術家を誘うイタリアの謎めいた邸宅の秘密を描く妖女譚の傑作「カンパーニャの怪」、血液ではなく精神を搾取するサイキック・ヴァンパイアものの先駆となる幻の中篇「魔王の館」など、本邦初紹介の作品を中心に10篇を収録。怪奇小説を愛好し、多彩な翻訳を手がけてきた訳者らによる日本オリジナル編集で贈る。/【目次】序文――バイロン男爵の光の下に 夏来健次/吸血鬼ダーヴェル――断章(一八一九) ジョージ・ゴードン・バイロン/吸血鬼ラスヴァン――奇譚(一八一九) ジョン・ウィリアム・ポリドリ/黒い吸血鬼――サント・ドミンゴの伝説(一八一九) ユライア・デリック・ダーシー/吸血鬼ヴァーニー――あるいは血の晩餐(抄訳)(一八四七) ジェイムズ・マルコム・ライマー トマス・プレスケット・プレスト/ガードナル最後の領主(一八六七) ウィリアム・ギルバート/カバネル夫人の末路(一八七三) イライザ・リン・リントン/食人樹(一八八一) フィル・ロビンソン/カンパーニャの怪(一八八六) アン・クロフォード/善良なるデュケイン老嬢(一八九六) メアリ・エリザベス・ブラッドン/魔王の館(一九〇七) ジョージ・シルヴェスター・ヴィエレック/解説――ドラキュラ伯爵の影の下に 平戸懐古 -
青木淳悟初期作品コレクション
デビュー作刊行から20年、入手困難が続いていた『四十日と四十夜のメルヘン』ほか初期の傑作群を収める決定版の作品集。 「四十日と四十夜のメルヘン」はたとえば私にも、ほかの読者にも、まだ見たことのないような小説を書きたいと動かす力を持つ、書かれて20年経ったいまだに見たことのない小説なのである。250枚に満たない「四十日―」はまるで何千頁もの大長編に匹敵するスケールを持っているし、そのスケールのままこの枚数であることの面白さも詰まっている。――町屋良平(小説家) 「バイト帰りの電車で読み始めたが最後、そのまま終えることができなくなり、布団の上に正座して朝まで読み耽ることになりました。ヤバいものを読まされてしまった。徹夜など滅多にしないのに、化け物に心臓を取られたような興奮と睡眠不足で手の震えが止まらなくなっていました」(伊藤亜紗さん/解説より) 「なんなんだこれはと思いながら、それでも私らがなぜか読めてしまっているとき、青木も私らも含めた人々はみな、見たことのない「わたし」に、それが依拠するフィクショナルな資料(としてのまさにこの「小説」)に、疑いようのない実在感とともに遭遇している」(山本浩貴さん/解説より) 【目次】 四十日と四十夜のメルヘン 四十日と四十夜のメルヘン クレーターのほとりで いい子は家で いい子は家で ふるさと以外のことは知らない 市街地の家 このあいだ東京でね さようなら、またいつか このあいだ東京でね TOKYO SMART DRIVER 障壁 夜の目撃談 ワンス・アポン・ア・タイム 日付の数だけ言葉が 東京か、埼玉──家と創作ノートと注釈── 私のいない高校 私のいない高校 解説 私の止まり木 伊藤亜紗 日記と小説に挟まった資料(materials) 山本浩貴(いぬのせなか座) あとがき(今回のメルヘン修正について) 【著者】 青木淳悟 1979 年埼玉生。2003 年「四十日と四十夜のメルヘン」で新潮新人賞を受賞。2005 年、同作と「クレーターのほとりで」を収めた『四十日と四十夜のメルヘン』で野間文芸新人賞を受賞。2012 年『私のいない高校』で三島由紀夫賞受賞。著書に『男一代之改革』、『学校の近くの家』、電子書籍『激越!! プロ野球県聞録』などがある。 -
エリザヴェータ・バーム/気狂い狼 オベリウ・アンソロジー
ダニイル・ハルムスの原点、伝説のグループ「オベリウ」の全貌がついに明らかになる──。 100年前、無名の若者たちによって結成された「オベリウ」(ОБЭРИУ)は、20世紀前半のロシアにおける文学的実験の極致をきわめた。ダニイル・ハルムスの「エリザヴェータ・バーム」「出来事」新訳、これまで未邦訳だったニコライ・ザボロツキー「気狂い狼」、コンスタンチン・ヴァーギノフ「スヴィストーノフの仕事と日々」、レオニード・リパフスキー「水論」など、この伝説のグループ周辺12名の代表作を網羅した世界初のアンソロジー。 ◎本書作品収録作家……ダニイル・ハルムス/アレクサンドル・ヴヴェジェンスキー/ニコライ・ザボロツキー/コンスタンチン・ヴァーギノフ/イーゴリ・バーフチェレフ/ドイヴベル・レーヴィン/ユーリイ・ウラジーミロフ/アレクサンドル・ラズモフスキー/クリメンチー・ミンツ/ニコライ・オレイニコフ/レオニード・リパフスキー/ヤコフ・ドゥルースキン 【目次】 100年前、無名の若者たちによって結成された「オベリウ」(ОБЭРИУ)は、20世紀前半のロシアにおける文学的実験の極致をきわめた。ダニイル・ハルムスの「エリザヴェータ・バーム」「出来事」新訳、これまで未邦訳だったニコライ・ザボロツキー「気狂い狼」、コンスタンチン・ヴァーギノフ「スヴィストーノフの仕事と日々」、レオニード・リパフスキー「水論」など、この伝説のグループ周辺12名の代表作を網羅した世界初のアンソロジー。 ◎本書作品収録作家……ダニイル・ハルムス/アレクサンドル・ヴヴェジェンスキー/ニコライ・ザボロツキー/コンスタンチン・ヴァーギノフ/イーゴリ・バーフチェレフ/ドイヴベル・レーヴィン/ユーリイ・ウラジーミロフ/アレクサンドル・ラズモフスキー/クリメンチー・ミンツ/ニコライ・オレイニコフ/レオニード・リパフスキー/ヤコフ・ドゥルースキン 【著者】 ダニイル・ハルムス 詩人・作家・劇作家。ペテルブルク生まれ。27年には詩人仲間と共に前衛的な芸術家グループ「オベリウ」を結成。30年代は主に児童文学の分野で活躍。スターリン政権下で弾圧に遭い、41年に逮捕。翌42年に監獄病院で餓死した。代表作に『エリザヴェータ・バーム』『出来事』『ばあさん』など。 アレクサンドル・ヴヴェジェンスキー 詩人・劇作家。31年に逮捕、翌年釈放されるが、流刑地を転々としたのちレニングラードに帰還。36年にハリコフへ移住。41年に再び逮捕、カザンへ移送される途中に肋膜炎で死去。代表作に『イワーノフ家のクリスマス』『灰色ノート』『挽歌』など。 ニコライ・ザボロツキー 詩人・翻訳家。ハルムスやヴヴェジェンスキーたちと共に「オベリウ」立ち上げに参加。「オベリウ宣言」の主要部分を執筆する。代表作に『気狂い狼』『農業の勝利』など。 コンスタンチン・ヴァーギノフ 詩人・作家。21年に「島民」グループを結成。その作品集において初めて詩が活字となる。20年代末から4つの長篇小説を次々と執筆。創作意欲は旺盛だったが、34年に結核で死去。代表作に『山羊の歌』『スヴィストーノフの仕事と日々』など。 イーゴリ・バーフチェレフ 詩人・作家・劇作家。詩の夕べでハルムスに出会う。26年、仲間と共に演劇グループ「ラジクス」を結成。やがて解散するが、このグループが母体のひとつとなり、27年に「オベリウ」が誕生。代表作に、ザボロツキーを始めとするオベリウ派の回顧録『私たちの若かった頃』、戯曲『冬の散歩』など。 ドイヴベル・レーヴィン 作家・脚本家。27年、「オベリウ」立ち上げに参加。「左翼の三時間」のパフォーマンスを考え、戯曲『エリザヴェータ・バーム』の演出をハルムスおよびバーフチェレフと共に担当した。代表作に長篇小説『十車両』『リホヴォ』など。 ユーリイ・ウラジーミロフ 詩人・作家。創作は全部で10篇程しか現存せず、本書収録の『スポーツマン』は唯一の大人向け作品。 アレクサンドル・ラズモフスキー 作家・劇作家・脚本家・映画評論家。「オベリウ」時代の友人バーフチェレフと共同で多くの作品を執筆したことでも知られ、とりわけ戯曲『スヴォーロフ元帥』は大成功を収めた。 クリメンチー・ミンツ 映画監督・脚本家。国立芸術史研究所附属芸術学高等コース映画科でラズモフスキーと出会い、27年、共に「オベリウ」に加入。脚本や監督を務めたコメディ映画は大成功を収めた。代表作に、映画『虎使いの女』、ラジオ番組『有名船長クラブ』など。 ニコライ・オレイニコフ 詩人・作家・編集者。25年からレニングラードの国立出版局児童書部門にて、マルシャークやシュワルツと共に編集者・作家として働く。編集を務めた児童雑誌『ハリネズミ』と『マヒワ』には「オベリウ」のメンバーも寄稿し、親しく交遊した。しかし37年に逮捕、銃殺される。代表作に『ゴキブリ』『ハエ』。 レオニード・リパフスキー 哲学者・児童文学作家。20年代から30年代にかけ、「チナリ」のメンバーたちを自宅に集め親しく交遊。41年にレニングラードの港湾都市ペテルゴフにて戦死。代表作に『水論』『恐怖の研究』『言葉の理論』。 ヤコフ・ドゥルースキン 哲学者・数学者・音楽研究家。独ソ戦が始まりレニングラードが封鎖されると、ハルムスの妻から夫の原稿の入ったトランクを託される。20年にわたりそのトランクを大切に保管しつづけたが、ハルムスの死が明らかになると、原稿を地下出版で広めはじめる。代表作にエッセイ『チナリ』、ヴヴェジェンスキー論『無意味の星』など。 小澤裕之 東京大学大学院人文社会系研究科博士課程修了。博士(文学)。現在、東京大学ほか非常勤講師。専門はロシア文学。著書に『理知のむこう――ダニイル・ハルムスの手法と詩学』(未知谷)、訳書にダニイル・ハルムス『言語機械――ハルムス選集』(未知谷)、サムイル・マルシャーク『森は生きている~12の月のおとぎ話~』(小学館)、最近の論文に「ゴーゴリ「査察官」の忘れられた初邦訳:底本・文体・受容」(『ロシア語ロシア文学研究』56号)がある。 -
環境と文学の彼方に エコクリティシズムと新しい創造の時代
ASLE-Japan/文学・環境学会 設立30周年記念出版 自然と環境を人文学の観点から照射する論考を収載 環境人文学の蓄積と現在地を提示する 目次 ◉はじめに──エコクリティシズムの「森」へようこそ【浜本隆三/甲南大学准教授】 ◉序章(鼎談)──環境文学研究のこの10年【小谷一明(新潟県立大学教授)×喜納育江(琉球大学教授)×結城正美(青山学院大学教授)】 第一部 環境理論の先へ ◉人新世文学のオルタナティブ──梨木香歩『ピスタチオ』における緑のエージェンシーと気候変動のサバイバル【芳賀浩一(城西国際大学教授】 ◉〈クィア・エコロジー〉〈トランスエコロジー〉の系譜学【森田系太郎(立教大学大学院兼任講師】 ◉空飛ぶサカナ──『ダーウィンの悪夢』とイメージの転移【塚田幸光(関西学院大学・大学院教授】 ◉「大デンマーク」幻想の解体と「幸福の国」への出発──ヘンリク・ポントピダン『幸福のピア』におけるユラン半島地方の開発【奥山裕介(摂南大学非常勤講師】 ◉映画『リリーのすべて』にみるトランスジェンダーの身体と自然表象【岩瀬由佳/東洋大学教授】 ◉映画『キラー・オブ・シープ』における日常としての屠畜場──1960~70年代のロサンゼルス・ワッツ地区を背景に【江口真規/筑波大学助教】 ◉隠喩としての猫を棄てる──動物愛護管理にまつわる構造的暴力と作家の倫理的選択【波戸岡景太/法政大学教授】 第二部 新しい共生を探して ◉(対談)文学と環境のはざまで【小谷一明×野田研一(立教大学名誉教授)】 ◉私とタスマニア──ピーター・コンラッドに関する考察【黒﨑真由美/関東学院大学教授】 ◉院生組織活動の歴史【伊東弘樹(早稲田大学大学院博士課程)・江川あゆみ(早稲田大学大学院博士課程)・笠間悠貴(明治大学非常勤講師)】 ◉アイヌ文学のニュー・アニミズム【松﨑慎也/群馬県立女子大学教授】 ◉ロバート・ハスとW・S・マーウィン──環境詩学による考察【高橋綾子/兵庫県立大学教授】 ◉つながる日加の水俣病──『ミナマタ』とアイリーン・美緒子・スミスの貢献【岸野英美/近畿大学准教授】 ◉柄谷行人の倫理と震災後文学【和氣久明/米国空軍士官学校助教授】 第三部 ネイチャーライティングの向こう側 ◉『テンペスト』の海をめぐって──見えない海、曖昧な人間【高橋実紗子/聖心女子大学専任講師】 ◉石牟礼道子と音──自伝『葭の渚』が語るサウンドスケープ【中村優子/順天堂大学、中央大学非常勤講師】 ◉石牟礼道子『十六夜橋』の自然と記憶【山田悠介/大東文化大学講師】 ◉ハイチ文学と環境──マリ・ヴュー・ショヴェ『愛、怒り、狂気』を中心に【齊藤みどり/都留文科大学教授】 ◉テリー・テンペスト・ウィリアムス『大地の時間』における見つめ返す風景──惑星を想像するネイチャーライティング【清水美貴/青山学院大学大学院博士後期課程】 ◉マーガレット・アトウッド『洪水の年』にみる言語の物質性と循環【巖谷 薫/早稲田大学大学院博士課程、日本工業大学非常勤講師】 ◉宮沢賢治と牛──モナドロジーから読むその宇宙【大田垣裕子/兵庫県立大学名誉教授】 ◉清潔さの暴力──フランク・ノリスの『ヴァンドーヴァーと野獣』におけるにおい【菅井大地/愛知学院大学准教授】 ◉終章 環境的不服従の未来【辻 和彦/近畿大学教授】 ◉おわりに【青田麻未/群馬県立女子大学専任講師】 -
その国の奥で
20世紀初めの南アフリカ。人里離れた農場に暮らす孤独な娘と、若い黒人女を得た父の葛藤を激しく暴力的に描く傑作。植民地社会の矛盾とディスコミュニケーション。映画化。新訳決定版。 欲望、堕落、幻想を見極めようとする力作──オブザーバー紙 めくるめく緊迫感が最後までゆるまない筆致──デイリーテレグラフ紙 植民地支配の歴史を生きた者たちの、人種と性をめぐる抑圧と懊悩を、 ノーベル賞作家が鮮烈に描いた、濃密な、狂気の物語。 語りと思考のリズムを生かした新訳決定版!!! 「父さん、許して、そんなつもりじゃなかった、 愛してる、だからやったの」 20世紀初頭の南アフリカ。異人種間の結婚や性交が禁じられていた時代。白人と褐色の肌の人々が生きる隔絶された空間で事態は推移する。石と太陽で造られた屋敷の仄暗い廊下では、昼も夜も時計が時を刻む。孤独で不美人な未婚の娘マグダ、農場を支配する厳格な父、使用人ヘンドリックと美しく幼い花嫁、不在の兄。肩の上に一気に手斧が振りあげられ、ライフル銃の薬莢が足元で音を立てる。やがて屋敷の秩序は失われ、暴力と欲望が結びつく……。ノーベル賞作家が、検閲の網をかいくぐり、植民地社会の歴史と制度への批判をこめて織りあげた幻視的長篇。新訳決定版!!! -
わたしの本はすぐに終る 吉本隆明詩集
戦後思想界の巨人・吉本隆明の本質は詩人だった。 吉本はまず私家版の詩集『固有時との対話』(1952年)、同じく私家版詩集『転位のための十篇』(1953年)で、まず詩人として歩みはじめる。その後、武井昭夫との共著『文学者の戦争責任』(1956年)に収められる戦前の左翼文学者の「転向」問題を扱う評論を発表しはじめることで、文壇や論壇でも知られるようになっていく。 その後も吉本隆明は文芸評論家や思想家としての仕事と並行して詩の創作をつづけ、抒情、論理、抽象、追憶、喜怒哀楽…読むものを惹きつけてやまぬ、まさに豊穣というほかない世界を作り上げたのだった。 本書は、著者自撰の『吉本隆明全集撰 1 全詩撰』(1986年)の後半部分(前半は文芸文庫既刊『吉本隆明初期詩集』に収録)を占める「定本詩集4」「定本詩集5」「新詩集」「新詩集以後」という1950年代半ばから80年代まで書き継がれた詩作群、70年代~80年代の雑誌連載をもとにした『記号の森の伝説歌』『言葉からの触手』という2冊の著作、90年代に雑誌掲載された「十七歳」と「わたしの本はすぐに終る」という2篇の詩で構成される。 講談社文芸文庫既刊の『吉本隆明初期詩集』と併せ、吉本隆明による詩の世界を集大成するものとなっている。 -
溝猫長屋 祠之怪 全5冊合本版
猫まみれ長屋の奥にある祠に、毎朝お参りすることになった溝猫長屋の年長組、十二歳の忠次たち四人。そのお多恵の祠の力なのか、忠次たちは幽霊を感じることができるようになる。桶職人の倅、忠次は「見る」ことが、提灯屋の倅、新七は「嗅ぐ」ことが、油屋の倅、留吉は「聞く」ことができるようになった。将棋盤の職人の倅、銀太だけは何も変わらない。お多恵の祠は、はたして長屋の子供たちの守り神なのか、それとも!? 『溝猫長屋 祠之怪』『優しき悪霊 溝猫長屋 祠之怪』『欺きの童霊 溝猫長屋 祠之怪』『物の怪斬り 溝猫長屋 祠之怪』『物の怪斬り 溝猫長屋 祠之怪』全5冊合本版
表示されていない作品があります
セーフサーチが「中・強」になっているため、一部の作品が表示されていません。お探しの作品がない場合は、セーフサーチをOFFに変更してください。