青田麻未の作品一覧
「青田麻未」の「環境と文学の彼方に エコクリティシズムと新しい創造の時代」「「ふつうの暮らし」を美学する~家から考える「日常美学」入門~」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
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「青田麻未」の「環境と文学の彼方に エコクリティシズムと新しい創造の時代」「「ふつうの暮らし」を美学する~家から考える「日常美学」入門~」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
Posted by ブクログ
「日常」というワードにほのぼの系を連想していたが、本書で展開する議論は想像を上回る骨太。生半可な態度では理解するのが難しいところもあり、日常美学は学問であることをまじまじと認識させられる。
美的=感性的を基軸に、日常に潜む美的経験や美的性質について検討していく。21世紀に生まれた新しい学問であるため、断定的な定説というものは少なく著者の主張が述べられていく構成となる。執筆期間にあたる著者個人的な出産・育児経験を下地に論理を構成しいるので、学問として突き放されるのではなく親近感が持てる。
「世界制作」というキーワード。
美術芸術はどこか崇高なもので日常生活から切り離された体験であるという一般
Posted by ブクログ
日常美学について語った本。
日常美学とは、日々の暮らしを支える活動やモノを通じて、美を捉える学問。
印象的だったのは、ピカソのゲルニカについて。
・現実社会を忠実に描く絵画としては、とてもいびつ、風変わりな絵画。
・キュビスムの絵画として捉えると、典型的で優れた事例、美的な絵画。
→どのカテゴリーで物事を見るかによって、美への捉えな方が異なるという考え。
また、バラを事例にした、美的性質という理論。
バラは華麗というが、どこがといわれると難しい。全体的とかしかいえない。
(例)
・深紅の色
・くっきりと弧を描く花弁
趣味が洗練されると、対象に対する美的判断が適切になる。
つまり、趣