ローラン・ビネの作品一覧
「ローラン・ビネ」の「HHhH プラハ、1942年」「言語の七番目の機能」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
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「ローラン・ビネ」の「HHhH プラハ、1942年」「言語の七番目の機能」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
Posted by ブクログ
終盤のある章の終わりでしばらく放心状態になって動けなくなり、物語の最後の1文で泣き出しそうになった。
すごかった……暫定今月の1位。この著者の別の本も絶対読む。最近読んだミア・カンキマキさんの「眠れない夜に思う〜」と同じように史実に著者の考えや生活が挟み込まれる形式だが、当たり前だがそういうエッセイみたいなのとは全くもって別物。事実だけでも読み応えがある上に、ちゃんと全体が「小説を書くこととは何か」という作品になっている。事実のちょっと手前に著者がいて、その著者と一緒に事実を目撃している感じ。書いているうちにその事実と一体化していく作者を見守る読者になる。いや、、すごかった。
なぜ私たちはナチ
Posted by ブクログ
いや,おもしろかった.
文明交錯,HHhHに続いて,3冊目のローラン・ビネです.
主人公とその周囲数名以外の登場人物は,皆実在の人物で,こんな描き方をしていいのか?と首を捻ってしまうのだが,もう少しフランスの文壇や文化人,政治家や事件についての知識があれば,もっと楽しめたかもしれない.
哲学者のロラン・バルトが大統領候補のミッテランとの会食の帰りに交通事故に遭い死亡する.どうやら「言語の七番目の機能」に関係するらしい.この事件の捜査に巻き込まれた主人公は,言語の七番目の機能をめぐる陰謀を追う.どうやら言論界の”ファイトクラブ”である「ロゴス・クラブ」が謎を解く鍵らしい....
最初はかな
Posted by ブクログ
20年前、彼らはヒロシマとナガサキを知っていた。
読み始めてすぐに一旦停止。
内容が内容なだけに、歴史の勉強のやり直し。
そうしてから読んでも、読むのに時間がかかった。
時系列で話が進まないし、作者の感情も入りすぎているように思う。読みにくい。
本当にこういった作品は好きじゃない!!
だけど・・・。
その時の情勢が目に浮かぶ・・・。
昔の話なのに(1世紀も経っていない。途中で作者が言っていた)その場の臨場感がそのまま伝わる。
20年前のボクはプラハの街を歩いたのに、そういった歴史を一切知らなかった。
言いたいことは、天に星、地に石コロの数ほどあるけれど・・・
ボクは、この英