HHhH プラハ、1942年

HHhH プラハ、1942年

小説・文芸
1,400円 (税込)

7pt

ナチによるユダヤ人大量虐殺の首謀者、ラインハルト・ハイドリヒ。ヒムラーの右腕だった彼は、第三帝国で最も危険な男と怖れられた。チェコ政府が送り込んだ二人の青年によってプラハで決行されたハイドリヒ暗殺計画。それに続くナチの報復、青年たちの運命……。ハイドリヒとはいかなる怪物だったのか? ナチとはいったい何だったのか? 史実を題材に小説を書くことに、著者はためらい悩みながら全力で挑み、小説を書くということの本質を自らに、そして読者に問いかける。小説とは何か? ゴンクール賞最優秀新人賞受賞作。/解説=佐々木敦

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  • カテゴリ
    :
    小説・文芸
  • ジャンル
    :
    小説 / 海外小説
  • 出版社
    :
    東京創元社
  • 掲載誌・レーベル
    :
    創元文芸文庫
  • タイトル
    :
    HHhH プラハ、1942年
  • タイトルID
    :
    1317503
  • ページ数
    :
    462ページ
  • 電子版発売日
    :
    2023年04月28日
  • コンテンツ形式
    :
    EPUB
  • サイズ(目安)
    :
    2MB

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HHhH プラハ、1942年 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    終盤のある章の終わりでしばらく放心状態になって動けなくなり、物語の最後の1文で泣き出しそうになった。
    すごかった……暫定今月の1位。この著者の別の本も絶対読む。最近読んだミア・カンキマキさんの「眠れない夜に思う〜」と同じように史実に著者の考えや生活が挟み込まれる形式だが、当たり前だがそういうエッセイみたいなのとは全くもって別物。事実だけでも読み応えがある上に、ちゃんと全体が「小説を書くこととは何か」という作品になっている。事実のちょっと手前に著者がいて、その著者と一緒に事実を目撃している感じ。書いているうちにその事実と一体化していく作者を見守る読者になる。いや、、すごかった。
    なぜ私たちはナチスを題材にした本や映画にこうも惹かれるのだろう。

    0
    2025年07月05日

    Posted by ブクログ

    ハイドリヒと類人猿作戦、という Lieblingsthema
    2010年代に観た二本の実写化映画のうち、キリアンも出ておらず面白くもなかった方の原作小説。
    これが読んでみるとかなり刺さった。題材があまりにもドラマチックなのは言うまでもないとして、フランス人著者のチェコ・スロヴァキア愛と歴史小説に対する異常なこだわりが好き勝手に書かれていて楽しかった。

    0
    2025年04月20日

    Posted by ブクログ

    ナチ高官ラインハルト・ハイドリヒ暗殺事件を,ドキュメンタリー風に描く.とはいえ,そこには執筆に悩む作者も登場し,1942年当時と作者がいる現代を行き来しつつ,ハイドリヒ暗殺とその後の顛末からなるクライマックスになだれ込む.
    このようになかなか不思議な構成なのだが,「スローターハウス5」のテイストに非常に近い.

    0
    2024年10月16日

    Posted by ブクログ

    20年前、彼らはヒロシマとナガサキを知っていた。


    読み始めてすぐに一旦停止。
    内容が内容なだけに、歴史の勉強のやり直し。

    そうしてから読んでも、読むのに時間がかかった。

    時系列で話が進まないし、作者の感情も入りすぎているように思う。読みにくい。

    本当にこういった作品は好きじゃない!!

    だけど・・・。

    その時の情勢が目に浮かぶ・・・。
    昔の話なのに(1世紀も経っていない。途中で作者が言っていた)その場の臨場感がそのまま伝わる。

    20年前のボクはプラハの街を歩いたのに、そういった歴史を一切知らなかった。

    言いたいことは、天に星、地に石コロの数ほどあるけれど・・・

    ボクは、この英雄達の名を決して忘れない!!


    0
    2024年05月17日

    Posted by ブクログ

    作者は、この作品がデビュー作とのことだが、信じられないクオリティかつ圧倒的な面白さ。
    翻訳も素晴らしい。
    内容は重厚だが、章立てを長短織り混ぜることでリズムを生んでおり、一気に読ませる。
    歴史を「語る」ことを、「僕」の視点から迷いも含め真正面から挑んでいる。
    この逃げない姿勢、逡巡をそのまま吐露できる強さ。

    0
    2024年03月16日

    Posted by ブクログ

    歴史小説はどこまでが史実なのかいつも悩みながら読んでいたが、この書き方はそのボーダーラインが明確だったので悩まず読めた。

    0
    2023年05月25日

    Posted by ブクログ

    ほとんどが史実に基づいているため率直に「面白かった」と言っていいのかは分からないけれど、とても良い読書体験であった。この小説は、単なるノンフィクションではない。単なる装飾に満ちた歴史小説でもない。小説とは何か、歴史を小説にするとはどういうことか、創作はどこまで許容されうるか、みたいな小説論や倫理観を愚直に誠実に問い続け、その過程もまるっと小説としてまとめ上げてしまっている。このような小説は初めて読んだ。

    特にハイドリヒ襲撃から、捜索、追跡、報復に至るまでの過程の緊迫感は圧巻だった。

    ガプチーク、クビシュ、ヴァルチーク等のパラシュート部隊の英雄達はもちろん、彼らを陰で支えたレジスタンスの方々に敬意を表したい。時代の風雪に次第に彼らも忘れられていってしまうだろうけど、そのような勇気ある人々がいたのだということを、この小説は後世に伝え続けていくのだろう。

    0
    2026年09月24日

    Posted by ブクログ

    この本はどういう風に受け止めれば良いのか、迷うような小説てすね。
    第二次大戦中に起きたナチス高官ハイドリヒの暗殺事件を取り上げていますが、いわゆる歴史小説のように作家が想像の羽根を伸ばしてストーリーを組み立てるのではなく、資料で確認された事実を丹念に記述し、かつ、その資料を探索する過程とそこでの思索や感想までが、みんな小説の一部になっています。
    でも、それでいて退屈な自己満足ではなく、クライマックスに向けてぐんぐん加速して惹き込まれていきます。いつの間にか、自分も1942年のプラハにいるような緊張感や、ドイツ占領下の重い空気が伝わってくるようです。
    ちょっと不思議な小説でした。

    0
    2026年07月29日

    Posted by ブクログ

    歴史史料から話を紡ぎ出す方法について、作者がいわば種明かしをしながらフィクションとしての「歴史」を書いている実験的な作品。
    途中、核心である事件になかなか至らないし、ハイドリヒの細かいエピソードの掘り起こしが続くので辛いところもありつつ。その分、クライマックスから最後のシーンは想像力に訴えかける迫真性があったと思う。
    チェコ、スロバキア、ドイツと周辺国の歴史の理解にも役立つ。
    HHhHをあしらった本の装丁がかっこいい。

    0
    2025年05月10日

    Posted by ブクログ

    徹底して史実に忠実であろうとする姿勢と細部へのこだわり。またフィクションでもノンフィクションでもない語り口によって、歴史を過去の出来事として語り直すのではなく、今再び立ち上がらせ読み手に体感させる熱意と文体に脱帽した。読むのが少し時間かかってしまったけど、じっくり読めて良かったです。

    0
    2024年11月28日

HHhH プラハ、1942年 の詳細情報

  • カテゴリ
    :
    小説・文芸
  • ジャンル
    :
    小説 / 海外小説
  • 出版社
    :
    東京創元社
  • 掲載誌・レーベル
    :
    創元文芸文庫
  • タイトル
    :
    HHhH プラハ、1942年
  • タイトルID
    :
    1317503
  • ページ数
    :
    462ページ
  • 電子版発売日
    :
    2023年04月28日
  • コンテンツ形式
    :
    EPUB
  • サイズ(目安)
    :
    2MB

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