HHhH プラハ、1942年

HHhH プラハ、1942年

1,400円 (税込)

7pt

ナチによるユダヤ人大量虐殺の首謀者、ラインハルト・ハイドリヒ。ヒムラーの右腕だった彼は、第三帝国で最も危険な男と怖れられた。チェコ政府が送り込んだ二人の青年によってプラハで決行されたハイドリヒ暗殺計画。それに続くナチの報復、青年たちの運命……。ハイドリヒとはいかなる怪物だったのか? ナチとはいったい何だったのか? 史実を題材に小説を書くことに、著者はためらい悩みながら全力で挑み、小説を書くということの本質を自らに、そして読者に問いかける。小説とは何か? ゴンクール賞最優秀新人賞受賞作。/解説=佐々木敦

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HHhH プラハ、1942年 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    ナチ高官ラインハルト・ハイドリヒ暗殺事件を,ドキュメンタリー風に描く.とはいえ,そこには執筆に悩む作者も登場し,1942年当時と作者がいる現代を行き来しつつ,ハイドリヒ暗殺とその後の顛末からなるクライマックスになだれ込む.
    このようになかなか不思議な構成なのだが,「スローターハウス5」のテイストに非

    0
    2024年10月16日

    Posted by ブクログ

    20年前、彼らはヒロシマとナガサキを知っていた。


    読み始めてすぐに一旦停止。
    内容が内容なだけに、歴史の勉強のやり直し。

    そうしてから読んでも、読むのに時間がかかった。

    時系列で話が進まないし、作者の感情も入りすぎているように思う。読みにくい。

    本当にこういった作品は好きじゃない!!

    0
    2024年05月17日

    Posted by ブクログ

    作者は、この作品がデビュー作とのことだが、信じられないクオリティかつ圧倒的な面白さ。
    翻訳も素晴らしい。
    内容は重厚だが、章立てを長短織り混ぜることでリズムを生んでおり、一気に読ませる。
    歴史を「語る」ことを、「僕」の視点から迷いも含め真正面から挑んでいる。
    この逃げない姿勢、逡巡をそのまま吐露でき

    0
    2024年03月16日

    Posted by ブクログ

    歴史小説はどこまでが史実なのかいつも悩みながら読んでいたが、この書き方はそのボーダーラインが明確だったので悩まず読めた。

    0
    2023年05月25日

    Posted by ブクログ

    徹底して史実に忠実であろうとする姿勢と細部へのこだわり。またフィクションでもノンフィクションでもない語り口によって、歴史を過去の出来事として語り直すのではなく、今再び立ち上がらせ読み手に体感させる熱意と文体に脱帽した。読むのが少し時間かかってしまったけど、じっくり読めて良かったです。

    0
    2024年11月28日

    Posted by ブクログ

    チェコスロバキア人の青年2人によるナチ高官暗殺を描いた歴史小説
    あらためてナチスとは何だったのか、そして1世紀も経ってないことに気付かされる

    そして史実を小説にする葛藤をそのまま文章にする奇抜さと、物語とその葛藤が融合していくラストは痺れる

    0
    2024年03月16日

    Posted by ブクログ

    フランス・パリ出身のローラン・ビネのデビュー作であり、2009年に本国で出版、2013年に邦訳が出版された本作、『HHhH』。この謎めいたタイトルが渦めく装丁に興味を惹かれて書店で購入したのだが、その感覚がは大いにあたり、ストーリーテリングの面白さと、極めて技巧的・意識的な仕掛けに溢れた一作。

    0
    2023年09月09日

    Posted by ブクログ

    ユダヤ人問題の最終的解決問題の実質的推進者で、「金髪の野獣」と呼ばれたラインハルト・ハイドリヒ暗殺計画のエンスラポイド作戦を描いた小説。

    短い区切りの章が次々と繰り返される、ちょっと面白い形式で書かれています。その短い章も著者の現代や、物語の時間が入り乱れていますが、意外に読みにくくありません。書

    0
    2023年06月29日

    Posted by ブクログ

    Himmlers Hirn heißt Heydrich.
    訳:ヒムラーの頭脳はハイドリヒと呼ばれる。
    タイトルは上記の単語の頭文字をとったもの。

    ヒトラーが生み出したナチという思想を、そのまま具現化したかのような金髪の野獣、死刑執行人、ハイドリヒ。

    ユダヤ人大虐殺の首謀者である彼を暗殺すべくイ

    0
    2023年06月14日

    Posted by ブクログ

    2014年本屋大賞翻訳小説部門1位。小説というより、学術書やドキュメンタリーの類いの書籍を読んでいるかのよう。感情移入や想像しながら読むのが好きな私にはちょっと重すぎた。

    0
    2024年10月06日

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