キム・ニューマンの作品一覧
「キム・ニューマン」の「《ドラキュラ紀元一九一八》鮮血の撃墜王」「《ドラキュラ紀元一九五九》ドラキュラのチャチャチャ」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
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小説・文芸
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Posted by ブクログ
上下巻を読んでの感想です。
モリアーティ教授(シャーロック・ホームズのライバル)の片腕「バッシャー」モラン大佐を主人公にした、いわゆるホームズのパスティーシュ本なんだけど、ホームズと同じ時代を舞台にしている他の作品からも色々とネタを持ってきているから、そのあたりの小説も読んだことがある人なら、思わずニヤリとしてしまう場面がたくさんあるんじゃないかな(ちなみに自分は第2章と第3章でニヤリとしてしまった)。
ただ、序章と第1章の前半はすごく退屈。
あまりにも退屈なので、途中で本をブン投げてしまおうかと思ったことも……
でも、我慢して読み続けていたら急に面白くなってきたから、もし最初だけ読んでもう読むのやめた!っていう人がいたら、第2章から読めばオーケーv(^^)
自分的におすすめなのはコミカルな第3章とハードな第6章。
これを読んだら、またホームズ本編を読みたくなっちゃった。
Posted by ブクログ
ホームズの宿敵モリアーティ教授の活躍を描いたモラン大佐の手記、という形のホームズパスティーシュ。
犯罪者に計画や助言を与える教授のもとにはさまざまな事件が持ち込まれるが、依頼人も悪党なので一筋縄ではいかず、モランも翻弄されることになる。
上巻には4つの事件が描かれており、どれも元祖ホームズを知っているほどにニヤリとすること間違いなし。
ホームズに出てくるモリアーティは冷酷無比な悪の権化というイメージだったが、この作品ではけっこうお茶目で笑える。気に入らないやつを破滅させるために、他にもっと簡単で安価な手段がいくらでもあるだろうにものすごく手の込んだ茶番を仕掛けて、自分も小芝居に参加するとか。
モランの手記は(イートン校出身だから?)回りくどい言い回しが多くて、慣れるまでたいそう読みづらかったが、彼の教授に対する複雑な想いがにじみ出ているのがよかった。「冷血な哀愁の狂人」とか言ってるし。
上巻ではホームズは登場しないが、下巻ではやはり滝の話で終わるのかどうか楽しみ。