【感想・ネタバレ】モリアーティ秘録 上のレビュー

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Posted by ブクログ

ホームズの宿敵モリアーティ教授の活躍を描いたモラン大佐の手記、という形のホームズパスティーシュ。
犯罪者に計画や助言を与える教授のもとにはさまざまな事件が持ち込まれるが、依頼人も悪党なので一筋縄ではいかず、モランも翻弄されることになる。
上巻には4つの事件が描かれており、どれも元祖ホームズを知っているほどにニヤリとすること間違いなし。
ホームズに出てくるモリアーティは冷酷無比な悪の権化というイメージだったが、この作品ではけっこうお茶目で笑える。気に入らないやつを破滅させるために、他にもっと簡単で安価な手段がいくらでもあるだろうにものすごく手の込んだ茶番を仕掛けて、自分も小芝居に参加するとか。
モランの手記は(イートン校出身だから?)回りくどい言い回しが多くて、慣れるまでたいそう読みづらかったが、彼の教授に対する複雑な想いがにじみ出ているのがよかった。「冷血な哀愁の狂人」とか言ってるし。
上巻ではホームズは登場しないが、下巻ではやはり滝の話で終わるのかどうか楽しみ。

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2019年02月27日

Posted by ブクログ

モリアーティとモラン大佐の活躍ときいて、絶対面白いじゃん!とすぐ買ったものの文章がまったく馴染まず四分の三くらいは読めたけど挫折してしまった…。
訳者の北原さんの別の小説は面白く読めたので、たぶんこれは原文がそもそも読みづらい感じの文章なのかなぁと。
でもそのへんは個人差というか読みづらいとは感じない人もいると思うのでなんともいえないけど…。
あと、私はモリアーティよりやっぱりホームズが好きなので…出てくる人たちがみんなアウトローな感じ(まぁ犯罪者だし)なのでそういうのや、モリアーティが好きな人にはもっと楽しめるかなと思う。

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2019年04月11日

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