この道の先に、いつもの赤毛

この道の先に、いつもの赤毛

3,190円 (税込)

15pt

ボルティモア郊外でコンピューターの出張修理をしながら、一人暮らす40代のマイカ。人付き合いを避け、決まった日課を堅持し平穏に過ごす彼の元を、マイカの息子だと名乗る青年が訪れ──孤独な中年男性のやり直しを、タイラー独特のユーモアを交えて描く長篇

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  • カテゴリ
    小説・文芸
  • ジャンル
    小説 / 海外小説
  • 出版社
    早川書房
  • ページ数
    240ページ
  • 電子版発売日
    2022年03月16日
  • コンテンツ形式
    EPUB
  • サイズ(目安)
    3MB

閲覧環境

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この道の先に、いつもの赤毛 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    面白かった。笑うというのではなくて。
    ユーモアのある会話ができる人、憧れる。アガサの「春にして君を離れ」よりも優しい(あれは本当に衝撃的な怖さを含んだナイフのように鋭さであった)。
    短い話だったのだけど、整頓された中にも受け入れてくれる緩さがあって、やっぱり「優しい」という印象。許しがあると言うのか

    0
    2025年05月03日

    Posted by ブクログ

    ランニングをしてシャワーを浴びて朝食、掃除…仕事をして。と、決まった日常を過ごしている40代独身男性の生活に、予想外のことが連鎖式に起こって…

    いつもと違うことに主人公マイカの内面が揺さぶられて、人との距離感をぱっと詰めたり、自分の感情に気づかされて行動に出たり…

    この感じを何気ない文章にできる

    0
    2024年06月11日

    Posted by ブクログ

    『マイカ・モーティマーのような男は、何を考えて生きているのかわからない。……』
    という最初のセンテンスだけを思いついてこの話を書きはじめたそうだ。

    一言で言えば、まあ堅物の人付き合いの上手くできない人マイカ。
    アパートの管理と、パソコンなどの技術サービスをしている。

    運転しているときは、『交通監

    0
    2023年01月12日

    Posted by ブクログ

    石に刻んだように決まりきった毎日を過ごす43歳のマイカ・モーティマー。
    なんだか…わりといそうだよね、こういう人、っていう感じ。「完璧」な暮らしをしていて、自分は何も悪くないと思っていて、なのになぜかうまくいかないことが多くて、人生なんてこんなものって思い込んで、暴れるでもなくヤケになるでもなく静か

    0
    2022年10月11日

    Posted by ブクログ

    じんわりと読む。なんかよくわからないタイトルだなと思っていたけど、そういうことだったのね。書き出しがよい。”交通の神”がよい。「つらい心を抱えた人」そういうことだ。

    0
    2022年04月07日

    Posted by ブクログ

    波乱万丈でなんだかいろいろとめんどくさいことになるよりは、「ていねいな暮らし」と言えなくもない決まったルーティンをこなして、淡々と生活する方が平穏に過ごせる。波風なんてたくさん。
    そんなことを思って暮らしていくうち、本来なら一回こっきりの錯覚(「アレ」を赤毛の人かと見間違うこと)までもが毎回の「お約

    0
    2025年09月14日

    Posted by ブクログ

    あー、ものすごくよくわかる、この感覚。

    どんなに用心して、どんなに計画して、どんなに予定通りに実行しようとしても、それを阻むようなことが次々とやって来きて、なかなか思い通りにはならない。

    でも、全て予定通りに進んでいくと、ある日、なんだかつまらなくなったことに気がつく。
    できることしか、やらなく

    0
    2024年03月22日

    Posted by ブクログ

    社会規範を外れること
    なんてありえない─

    判で押した日々を送る
    四十路の主人公。

    いつものことばかりの
    生活に、

    いつもとは違う出来事
    が飛び込んできて、

    彼の内に波紋を投じる。

    そしてその波紋はいつ
    しか彼の行動を、

    やがては人生を変える。

    現状を変えることには
    失敗のリスクを伴うし

    0
    2023年03月26日

    Posted by ブクログ

    「ボルティモア郊外で、コンピューターの便利屋をしながら独り暮らす43歳のマイカ・モーティマー。人付き合いの少ない彼は、毎朝7:15になるとランニングに出かけ、その後シャワー、朝食、掃除……というように決まった日課を守って毎日を過ごしている。
    そんなある日、マイカの息子だと名乗る青年が彼の元を訪れる。

    0
    2022年11月20日

    Posted by ブクログ

     彼のような男は何をするかわからない。

     こんな書き出しで形容されることは、彼にとって不本意なことだろう。平凡だが、関西でいうところの、ヘンコかもしれない。

     朝のジョギングから始まるスローライフは “今時” だ。途中見かける消火栓を赤毛の女性に(違いない)見てしまう面白がり方は、成熟しきれない

    0
    2022年11月13日

この道の先に、いつもの赤毛 の詳細情報

  • カテゴリ
    小説・文芸
  • ジャンル
    小説 / 海外小説
  • 出版社
    早川書房
  • ページ数
    240ページ
  • 電子版発売日
    2022年03月16日
  • コンテンツ形式
    EPUB
  • サイズ(目安)
    3MB

閲覧環境

  • 【閲覧できる環境】
  • ・ブックライブ for Windows PC(アプリ)
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