作品一覧

  • ファイナルガール・サポート・グループ
    3.7
    1巻1,430円 (税込)
    ファイナルガール(名詞)――ホラー映画で最後にただひとり生き残る者 『13日の金曜日』最初の〝ファイナルガール〟も推薦! 「警告しておきます。 本書は、深刻な不安を引き起こす可能性があります。 私を1980年代に引き戻した、クレイジーでエモーショナルな ジェットコースターのような作品」 ――エイドリアン・キング 『13日の金曜日』『悪魔のいけにえ』『ハロウィン』『エルム街の悪夢』『悪魔のサンタクロース 惨殺の斧』『スクリーム』 ーー名作ホラー/スラッシャー映画へのオマージュが満載。 シャーリーズ・セロン+アンディ・ムスキエティ監督(『IT イット』)で、 HBO MAXにてドラマシリーズ企画が進行中! 〈あらすじ〉 〝ファイナルガール〟とはーー ホラー映画でクレジットロールが流れるラストまで生き残った者のこと。 殺人鬼に反撃し、打ち負かし、友人たちの仇を討つ者。血まみれになりながらも勝利をおさめる者。 だが、サイレンが遠ざかり、観客が立ち去ったあと、彼女はどうなるのか? リネット・ターキントンは22年前の大殺戮を生き延びた現実のファイナルガール。 その経験は以後の彼女の生きる日々を決定づけた。 彼女はひとりではない。 想像を絶する殺人事件で生き残った女性のためのサポート・グループに10年以上にわたって参加。 ほかの5人のファイナルガールたちとセラピストとともに、壊されてしまった人生をひとつひとつ組み立て直そうとしている。 ところが、ひとりのメンバーがグループを欠席したとき、リネットの最大の危惧が現実のものとなる――。 グループの存在を知った何者かが彼女たちの人生を破壊しようと決意したのだ。 そして最初の犠牲者が……。 犯人は誰か? 真の目的は? そして〝ファイナルガール〟たちは、生き残ることが出来るのかーー。
  • 吸血鬼ハンターたちの読書会
    値引きあり
    4.0
    1巻1,595円 (税込)
    アメリカ南部の高級住宅街に住むパトリシア。彼女の忙しい毎日の息抜きは、主婦仲間との連続殺人ノンフィクションの読書会だ。だがある晩、近所の嫌味な老婦人が血まみれでアライグマの死骸をむさぼっているのに遭遇し――不安と興奮に満ちた傑作吸血鬼ホラー

ユーザーレビュー

  • ファイナルガール・サポート・グループ

    Posted by ブクログ

     様々なホラー/スラッシャー映画への愛情、小ネタに溢れていて、いきなり急ハンドルをきるような展開……読んでいて楽しかった。物語中盤以降の加速っぷりがたまらなかった。
     作者の別作品(吸血鬼ハンターたちの読書会)を読んでおり、そして今作。改めて、この作者は痛みや不快なものだとかそういう“嫌な描写”がうまいなと思った(両作品の翻訳者さんたちも!)。読み手が想像できて「うわっ」となってしまうような。

     置かれた状況は全く違い、一つとして経験したことはないものの、自分が同性なのもあってか、ファイナルガール達には不思議な共感を覚えた。特にリネット。もがき続けるあの姿は痛々しく、哀れみを感じたりや滑稽に

    0
    2025年07月26日
  • 吸血鬼ハンターたちの読書会

    Posted by ブクログ

    主婦 Housewife(名詞)ー軽薄で役に立たない女性または少女ーオックスフォード英語辞典 小型版 一九七一年

    この物語の舞台は、1988年〜1997年のアメリカ南部。主人公で主婦のパトリシアは、格式ばった読書会の参加をやめ、数人ほどの主婦たちの、犯罪実録書やホラー小説などを読む読書会に参加していた。
    ある日パトリシアは自宅の庭で、アライグマの死体を屠っていた隣人老婦に片耳を食いちぎられてしまう。
    そして謝罪に来たその老婦の大甥であるという男ジェームズを快く家に招き入れてしまう。
    しかしジェームズはなんと吸血鬼だったのだ!
    そしてそのことを知っているのは、パトリシアを始めとした読書会の主婦

    0
    2022年07月03日
  • ファイナルガール・サポート・グループ

    Posted by ブクログ

    あの映画やあの映画で、最後まで生き残った女性、ファイナル・ガールたち。映画が終わっても彼女たちの人生は続く。

    0
    2025年07月28日
  • ファイナルガール・サポート・グループ

    Posted by ブクログ

    昔のサイコ系スプラッタ映画好きはより楽しめる作品。
    主人公が統合失調オチだけはやめてくれ!とハラハラしながら読んだけど、大丈夫だった。
    スプラッタ系映画で生き残った人のその後ってどうなるのか確かに考えることはあんまりない、というかシリーズ化されてまた狙われるって事が多い。
    間に挟まれた映画の批評がリアル過ぎて現と区別が付かなくなってくるけど全部フィクションです。
    というかオマージュだったんですね、最後の解説で元ネタ映画全部見てて笑いました、エド・ゲイン(悪魔のいけにえ)元ネタはなんとなくわかったけどそれ以外は言われてああって感じ。

    犯人は予想と大ハズレで、いやまぁ言われてみたらそうかもって感

    0
    2023年04月19日
  • ファイナルガール・サポート・グループ

    Posted by ブクログ

    殺人鬼による殺戮事件で最後に1人だけ生き残った女性=ファイナルガールたちを主人公にしたサスペンス小説。

    作中のスプラッター映画は現実に起きた事件を基に製作されており、その事件のファイナルガール本人も現実世界で有名になっているという設定。

    ただでさえややこしい設定の上に、語り手となる主人公が事件の影響から強迫性障害を発症していて、不安定な感情の地の文をひたすら読まされるため、序盤は小説の世界に入り込むのにちょっと苦労した。けれど世界観を把握してからは主人公のイカれ具合も含めてかなり面白くなってくる。

    ファイナルガールの1人が殺されたことから、ファイナルガール全員が狙われていると主人公が&q

    0
    2023年01月15日

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