切ない作品一覧
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3.8ブレナン・マクベスは遊び人風のヤバい男だった―― 流行遅れのドレスをまとった私をダンスに誘う猛者で、甘い顔立ちの侯爵令息。 冷遇される母のためにあがく私の周辺に彼はたびたび現れる。 実家から脱出しようとした運命の夜に彼は本性を現した。 「本当に腹が立つ。君はびしょ濡れで泥だらけで跪いているのに――綺麗だ」 俺様ドSなブレナンが興味を持つのは私、レティシャだけ? さようなら、私の冷遇生活。ようこそ、ヤバい男との甘い生活。 人気作家・頼爾、連続刊行! 話題WEB短編が大加筆の末、決定版へ!
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3.0日本の隅々にまで行き渡る左翼思想の毒。 「資本家は労働者を搾取するな」では左翼とバレるので「格差社会を許すな」と言い換える。 「共産主義者「社会主義者」と名乗るとバカにされるので「リベラリスト」と詐称する。 左翼思想の恐ろしさと欺瞞がよく分かる好評『左翼老人』続編! ◎「偽リベラル」が住みやすい日本 ◎パラリンピック開催を拒否した共産主義国=ソ連 ◎日本経済の沈滞を知られたくない左翼集団 ◎現代の「陰謀論」≒20世紀のマルクス主義 ◎優生思想を隠し続けた社会主義 ◎中国やソ連の国旗の赤は血の色 ◎ヤクザに忖度と北朝鮮が好きな教育関係者 ◎アベノミクス批判しかできない左翼経済学者たち ◎共産党から自民党まで「社会主義」を信じていた20世紀 ◎選民思想=ナチズムの嘘?
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4.7滅びかけた異世界に迷い込んだケースケは、ハーフエルフの少女・ニトと出会う。彼女の母親が遺した手帳に描かれた“黄金の海原”を探し、二人は辛うじて生き残った人々たちとの出会いと別れを重ねてゆくのだが――。
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4.6【購入者限定 電子書籍版特典あり】 当コンテンツを購入後、以下のURLにアクセスし、利用規約に同意の上、特典イラストを入手してください。 【この世界では死も薬も性も、ぜんぶ日常。それでも愛を信じたい少女のディストピア・ラブストーリー】 「戦争前までは1対1のお付き合いが普通だったんだよ!!」長い戦争の最中、“死の恐怖や痛みを快楽に変える”薬が開発され、少女さえも戦地へ向かう事が可能となった。死と薬と性、それらと日常の境界が曖昧になった世界で、青少年の在り方は変わり、“戦前”とは全く違う価値観の中、学校生活を送るようになる。“真実の愛”に憧れる少女、チコリの初恋は、“戦前の恋愛小説”のようなハッピーエンドを迎えられるのか――。新感覚ディストピア青春ストーリー、開幕…!! (C)2020 Zero Ainan
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4.2俺たちはこのままでいいのか。 これからの時代私たちに必要なことは、甘えや油断、無知や加害者性など、自分の見たくない部分と向き合いながら、「俺たち」にさよならすることだ。 1200人を超える女性の恋愛相談に耳を傾けた結果、見えてきたのは男たちの幼稚で狡猾な姿だった。 恋バナ収集ユニット「桃山商事」代表として恋愛と性差の問題を発信してきた著者による、初の本格的ジェンダー・エッセイ集。 失恋、家事、性的同意、風俗、夫婦別姓、マンスプレイニングからコロナ離婚まで、様々なテーマに根づく男性問題を掘り下げていく。 【プロフィール】 1980年東京都生まれ。文筆業、恋バナ収集ユニット「桃山商事」代表。 早稲田大学第一文学部卒業。これまで1200人以上の恋バナを聞き集め、「恋愛とジェンダー」をテーマにコラムやラジオなどで発信している。 『cakes』『WEZZY』『QJWeb』『an・an』『精神看護』『すばる』『現代思想』『yomyom』など幅広いメディアに寄稿。 朝日新聞be「悩みのるつぼ」では回答者を務める。 桃山商事としての著書に『二軍男子が恋バナはじめました。』(原書房)『生き抜くための恋愛相談』『モテとか愛され以外の恋愛のすべて』(共にイースト・プレス) ミヤマユキコ氏との共著に『大学1年生の歩き方』(左右社)、単著に『よかれと思ってやったのに──男たちの「失敗学」入門』(晶文社)がある。
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3.6『殺し屋1』『ホムンクルス』『HIKARI-MAN』の鬼才・山本英夫が描く異形のラブストーリー。死ぬって、どんな感じだろう? 好奇心の極北へ--男と女。これは…愛の物語だ。
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5.0鮮やかに残る、幼い頃に聴いたピアノのメロディの記憶。だから、十三歳の秋に出会ったショパンを弾く一つ年上の男の子にひと目で惹かれてしまった菜生。五つ上の兄は、複雑な思いを抱えて彼女を見つめるが……。恋にときめき愛に傷つきながら成長する少女の物語。※イラストは収録されていません。
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4.0ねぇ、嘘だって言ってよ、お父さん――。 その日、ありふれた日常がひっくり返った。 教え子を誘拐したまま、事故死した父。 親族、警察、マスコミ――誰も何もわかってない! 遺された娘は、父の名誉にかけて、真相を追う。 「静岡県三島で交通事故が発生。運転していた男性一名が死亡――」ニュースを見た森遠伊緒は愕然とする。亡くなったのは自分の父だった。だが、悲嘆にくれるのも束の間、追い打ちをかけるように驚愕の事実が判明する。事故発生当日の未明に失踪した少年の痕跡が、事故車から発見されたという。自分の父は誘拐犯だったのか――いや、そんなわけがない。周囲からあびせられる非難、マスコミの追求、警察からの圧迫。折れそうな心を奮い立たせ、伊緒は真相を知るべく、行方不明の少年を探すと決意するが……。 ミステリ界期待の新星が書き下ろす、「家族のカタチ」を問う傑作ミステリー!
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4.0小さな定食屋で働く夏季は、このところ体調がすぐれず時折頭がぼんやりすることがあった。家族に恵まれず初恋相手からも傷つけられ対人恐怖症気味の夏季には、一年前から付き合っている美樹本という恋人がいる。美形で遊びなれたふうの美樹本が自分を構ってくれる理由はわからないが、嫌われないよう努力する夏季。その姿を美樹本の同僚・副島は痛ましげに見守っていた……。俯きながら生きてきた夏季を本当に救うのは? 電子限定書き下ろしSSを収録!! 【おことわり】電子書籍版には、紙版に収録されている口絵・挿絵は収録されていません。イラストは表紙のみの収録となります。ご了承ください。
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3.0両親を不幸な事件により亡くしてしまった18歳の少年。現実に立ち向かう気力を失った彼だったが、謎のサーファー・イヌと出会い、人生を変える一発勝負に出ることに。それはイヌがハワイで計画していた、1回限りの大規模なマリファナビジネスだった。裏世界のフィクサーとの駆け引き、マフィアとの抗争、そして仲間の裏切り……。鎌倉からマウイへと舞台をつなぎ描かれる、新感覚のクライムノベル。
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3.8その能力(チカラ)は、戦うためのもの――? この炎は、今宵、心の闇を照らすために。この魔力は、あの人と空を舞う体力を得るために。この重力は、あの娘をこの腕にしっかりと抱き留めるために――。 幼少期に重力を操る能力に目覚めるも、怠惰で平凡な高校生に落ち着いた獅堂(しどう)ログ。ある冬の夜彼は、“最後の魔女”という運命を背負った少女・星降(ほしふり)ロンドと出会い惹かれ合う。 その年の夏。クラス一の美少女・木佐谷樹軍乃(きさやぎ ぐんの)に強引に誘われ、共に郊外へ向かったログは、「鉄塔に登った距離に比例してスカートの裾を持ち上げる権利」に釣られ、頂上の絶縁碍子(ぜつえんがいし)を目指すことに。はたして、軍乃の強引なアプローチの真意は……!? 「失うのは簡単よ。恋をすると能力(チカラ)は消えるの」
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5.0「妊娠、そして出産は、漠然と「幸せなこと」というイメージがあります。もちろんそれはとても大切なイメージです。しかしすべての妊産婦さんが、なんの屈託もなく幸せだと思うことができているわけではありません。そして幸せだと思えるからといって、つらさがないわけではありません。大切なことは妊産婦さんそれぞれの「本当の気持ち」に寄り添うことであり、「妊娠や出産は幸せなもの」というイメージを押し付けることではないのです――」(本文より) 産後うつはすぐそばにある でも、家族みんなで「さよなら」できる 産後うつになる妊産婦さんを、一人でも減らしたい―― 著者がその強い思いを妊娠中~育児中のお母さん、そしてお父さん、 まわりで見守る家族たちに、丁寧に、丁寧に伝えていく。 赤ちゃんとの暮らしで少しでも「つらいな」と思ったとき、 あなたをやさしく包んでくれるような、新しい育児書のスタンダード。 ◆飲酒・喫煙をやめるのがつらい ◆里帰り出産はするべき? ◆父親の産後うつ ◆できちゃった結婚 日本で初めて周産期専門のメンタルヘルスに特化した 大学講座を立ち上げた医師による、 お母さん、お父さん、家族みんなに知ってもらいたいこころの話 【子育てを経験した書店員さんからの感動の声、続々!】 この本を読むまで、夜中の授乳は母親しかできないと思っていました。 私自身、二人(2歳と0歳)の育児中、夜眠りにつく際に、また朝がやってくることを怖いと思うことに罪悪感をおぼえていましたが、誰かに伝えても良かったのだと思いました。 コミュニケーションをとるということ、周囲に相談を求めることは決して弱いことではないということを、改めて教わりました。 ――岩佐さかえさん(二子玉川 蔦屋家電・2児の母) おくびにも出さないようにしていた父親になることのプレッシャー。男親の産後うつにもページを割いた画期的な本書を当時の自分に捧げたい。 母のステレオタイプを優しくときほぐして、広く社会に「おもいやり」を浸透させるすごい本です。言葉に細心の注意を払う著者の文章は、計らずも文学性を帯びる。非当事者にもオススメです。 ――花本武さん(今野書店・2児の父) 信頼のおける語り手にやっと巡り会えた。安心して売り場に置けます。 本を作ることを「編む」と表現するが、まさにこの本は編み物のようだ。著者の紡いだ言葉は柔らかに編まれ、周tek産期の人々を包むセーフティネットとなるだろう。 あなたの抱える大小さまざまな不安や辛さ。この本が助けてくれるかも知れません。 ――本間悠さん(佐賀之書店・3児の母) 夫婦がうまくやっていくためのヒントがいっぱい! コミュニケーションが重要だがとても難しい……その具体的方法が書いてある。産前、産後でなくてもぜひ! ――中原高見さん(くまざわ書店武蔵小金井北口店・2児の父) 【目次より】 1 妊娠中のこころのこと ◆妊娠中の薬のこと ◆急な入院になったら ◆飲酒・喫煙、やめるのがつらい ◆二人目以降の妊娠 ◆おなかの赤ちゃんを失うということ ◆妊産婦さんへかける言葉 2 出産後のこころのこと ◆赤ちゃんがかわいいと思えない ◆産休・育休と仕事 ◆産後の「ガルガル期」、それ本当? ◆保育園問題、3歳児神話 ◆SNSとどう付き合う? ◆赤ちゃんと離れてもいいんです ◆とにかく眠れない 3 夫婦のこころのこと ◆父親としての自覚 ◆里帰り出産はするべき? ◆父親の育児休業 ◆父親の産後うつ ◆妊娠をきっかけとした結婚 ◆流産・死産を経験した父親のみなさんへ
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4.0★めくるめく展開と巧みな罠、徹夜必至の一冊!! ★「ジェーン? 大丈夫かい?」悪夢から覚めると愛しい夫の姿があった。夢のなかで迫りくるモーターボートのスクリュー、生々しい激痛の記憶……。幼いころの悲劇を乗り越え、彫刻家として名を上げたジェーンはハンサムな医師と恋に落ち結婚した。そして今、お腹には待望の赤ちゃんがいる。人生はまさに順風満帆だった“ボートの男”が再び現れ、彼女のすべてをおびやかすまでは。異色の作家が愛と狂気の狭間を描く傑出ロマンティック・サスペンス。
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3.6校内放送のCreepを聴きながら、屋上のドアノブで首を吊ってナンバーズの数字を見ようとしていた昼休み、親友の天ヶ瀬が世界を壊す未来を見た。彼の顔を見ると、僕は胸が苦しい。だから、どうしても助けたいと思った――。いじめ、虐待、愛する人の喪失……。死にたいけれども死ねない僕らが、痛みと悲しみを乗り越えて「青春」を終わらせる物語。生きづらさを抱えるすべての人へ。
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3.3入試のとき助けてくれた女の子に告白しようと決めていたユタカ。イケメンのユタカに告白されてとまどい気味のマリヤ。ぎくしゃくしながらも、お互いの距離を縮めていく2人。 なのに突然、マリヤが別れを告げて…!?せつない恋心をそれぞれの目線で描くピュアラブストーリー。
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4.4――奏介さんを独占したい。私だけを見ていてほしい。 物に名前をつけると“名持ち”として命が宿り、意思を持った生物になる世界。 音大生の奏介は、楽器店で人型の名持ちバイオリンに出会う。 奏介の演奏姿に一目惚れしたバイオリンは「自分を買ってほしい」と言い出し、奏介は彼を購入することに… パートナーになった二人。 しかし、いくら練習してもまともな音が出ない! 悩む二人が見つけた解決策は、楽器と奏者の「ちゅっちゅいちゃいちゃ」!? 純粋無垢なバイオリン×ワケあり音大生のドラマチック音楽BL! 電子限定描き下ろしマンガ1P付。
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5.0高校2年の樋口悠は久しぶりに登校した教室で転校生の有馬帆花と出会う。隣の席ということもあり仲も深まってきたある日、有間の席であるはずの隣の席にはなぜか幼馴染の水瀬凛が座っていて――。
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3.7就活の最終面接の日、青森で漁師をしている父の船が遭難したという連絡が入った。家族と就職先を一度に失った桐ケ谷麻海は、東京で暮らす叔父・響介のもとに転がり込むことに。 居候としてなにか仕事をさせてほしいという麻海に、響介がかけた言葉は「掃除も洗濯も料理も別にやらなくていいから、俺の仕事をちょっと手伝って」。 響介の職業は、保険調査員。保険会社から依頼を受け、保険金を支払うにあたって不正や問題点がないか調べる仕事だ。 麻海は見習い調査員として詐欺が疑われる事案の調査をするなかで、生と死、お金にまつわる様々な家族の思いにふれていく。
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3.8「あなたが、最後に会いたい人は誰ですか」 さよならの向う側と呼ばれる場所にいた男、案内人はそう言った。 人は亡くなった時、最後に一日だけ現世に戻って 会いたい人に会える時間が与えられる。 ただし、その中で会える人は、 『あなたが死んだことをまだ知らない人だけ』。 人は最後に大切な人に会いに行く。 きっとどんな困難が待っていても、人はそれでも大切な人に会いに行く。 そんな、さまざまな人たちと案内人が織りなす、最後の再会を描いた純度100%の温かい感動の物語。 今すぐ、大切な人に会いたくなる物語が、ここにある――。
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3.6「拓ちゃんは俺のヒーローです」明るくて面倒見の良い拓政と大人しい謙、2人が交換ノートなんて子供っぽいことを始めたのには深ーい理由がある。そうして5年後の今、ノートは2人を繋ぐ大切な日課に。こんなにお互いのことを伝え合っているはず…なのにクラスメートから謙が恋してると知らされ拓政はビックリ!! 表題作ほか、可愛すぎる読み切り2本収録!
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4.6高1の楓は、いつも友達に意見を合わせてしまい、自分を見失っていた。そんなある日、色が見えなくなる『灰色異常(グレーエラー)』を発症し、人の個性を表すオーラだけが色づいて見えるように。赤や青、それぞれ色があるのに、楓だけは個性のない灰色だった。そして、それを同級生の良に知られて……。自分とは真逆で、意志が強く、意見をはっきりと言う良が苦手だった楓。しかし、良は「どう見られるかより、好きな自分でいればいい」と言ってくれて……。良と関わる中で、楓は“自分の色”を取り戻していく――。
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3.2母をなくした少女の喪失と再生を描く物語。 12歳のエリーズのパパはフランス人、ママは日本人。4年前にママが死んでからパパは心を閉ざしたまま。家で日本語を喋るのは禁止。日本のアニメをみるのも禁止。パパはたくさんのルールを作った。エリーズは、親友のステラとかくれて〈NARUTO-ナルト-〉を一緒に見ながら、パパの顔色をうかがう日々をすごしていた。そんなある日、日本からソノカおばあちゃんがやってきた! 日仏カップルのもとに生まれ、母親を亡くした子どもの心の喪失と家族の再生を描く、心あたたまる物語。2023年、フランス大手出版社ガリマール・ジュネス、テレラマ、RTL主催の児童文学新人賞受賞。
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4.2歳を取る美しさを教えてくれた人。働く上で大切なことを語ってくれた人。忘れられない思い出があるかつての恋人のこと。人生で大切なことを、僕に教えてくれた、心に残る「すてきなひとたち」。心の歳を取るということは、自分の瞳の輝きや色をさらにきれいに磨くこと。身体の衰えを止めることはできないけれども、心の衰えは止めることはできる。どんなに歳を取っても心というものは磨くことができて、それは自分の瞳に現れる。人は瞳を磨くために生きていると思った。(本文より抜粋) 【内容例】・なんでもない生活の美しさ ・手を愛する ・コミュニケーションは手紙で ・仕事に表れる人間性 ・ほめることで深まる人間関係 ・家庭に大切なふたつのこと ・人生の灯りとなる本
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4.0パイロット訓練士のビリーはバハニア国の末王子ジェフリを指導することに。彼は今までの生徒にはいないタイプ。たくましい体には品格が漂い、端正な顔立ちには知性が宿っている。それに無敵のビリーが空中戦で何度負かしてもジェフリは怯むどころか彼女を気に入り、強引に口説いてくる始末。一国の王子が私なんかを本気で相手にするはずないわ。自分を戒めつつも身分違いの恋に溺れるビリーを待っていたのは、国王とジェフリが計画していたある残酷な裏切りだった!
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3.7時は一九八九年。主人公・将太は母子寮で母と暮らす小学三年生。両親の離婚は自分のせいと思い込む将太は、二人に元の関係に戻って欲しいと願っていた。そんな時ある青年が母の前に現れて…。人気作『うそつきパラドクス』の著者が贈る、【大人の事情】と【子供の日常】が時に優しく、時に無慈悲に交錯する終末家族ドラマ。
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4.5とあるピアノソナタに秘められた真実がナオと真冬を結びつける「Sonate pourdeux」。フェケテリコに新しく加わったサポートメンバーと千晶の交流を描く「翼に名前がないなら」。治療のため渡米した真冬とナオの間を行き来するユーリ――本編4巻の空白の時間を埋める「ステレオフォニックの恋」。神楽坂のトレードマーク、黒のレスポールにまつわる過去のバンドの逸話、「最後のインタビュー」。さらに哲郎を描いた掌編「だれも寝てはならぬ」の5編を収録。恋と革命と音楽が織りなす物語、珠玉のアンコール・ピース集。
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4.5私たち、離婚するために結婚しました。/会社を辞め、大好きだった祖父の古本屋を継ぐと決めた三椿。これで過干渉な母や二股をかけて裏切った彼氏との関係も断ち切れる。そう思ったのに、母の影はどこまでも追いかけてきて…。そんな時、祖父の店で出会った開から、「離婚をするために、結婚したいんです」と切り出された三椿は…。
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4.4寂しい島だった。だがそこには、支え合った友がいた、愛し合った恋人がいた――エジンバラ市警の刑事フィンは、イギリス本土から離れた故郷に望まぬ帰還をする。惨殺体となって発見された島の嫌われ者をよく知っていたからだ。フィンは事件を解決し、島から出たかった。袂を分かった親友と別れた最愛の恋人に再会する前に。少年時代に経験した儀式「鳥殺し」の記憶から逃れるためにも……。息苦しくせつない青春ミステリ。
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4.0田舎町の女子高生・るるかは大人っぽいクラスメイト・龍造寺(りゅうぞうじ)に片想中。しかしある時、るるかを好きな武富(たけとみ)のからかいに耐えかね泣いてしまう。 それからクラスが離れ、武富とも喋ることなく高校卒業を迎え─。席替えするだけで天国に行けた高校時代。自分が何者なのか、わからなくなった大学時代。こじらせた青春が尾を引く大学卒業後。 うつろう心とねじれた人間関係を描き出した[青の糸・赤の三角・白い夢]の3章からなる平凡女子の青春をこじらせた純情クロニクル。 いがわうみこの本格初連載作品! 描きおろし後日談も収録!
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4.0===================== 『彼女が遺したミステリ』で 注目の新鋭が贈る タイムリミット恋愛ミステリー! ===================== 与えられた時間は三日間。 船上という限定空間で 彼女が抱える秘密に辿りつけるのか? 高校の同級生と約十一年ぶりに再会した僕。 その場所は不可解なことに、 横須賀から新門司港に向かう フェリーのデッキだった。 なぜ彼女は九州に向かうのだろう? 理由を聞いても教えてくれない。 到着までは、約一日。 「それまでに当ててみて」 突如彼女が仕掛けてきた船上ゲーム。 僕は質問を投げかけながら、 彼女が抱える秘密に徐々に迫っていく。 そんなさなか、エンジントラブルが発生。 船は和歌山県沖で停泊することになり……。 高校時代の苦い恋の思い出、 突如現れた謎の男――。 船上という閉じられた空間で タイムリミット推理劇が始まる! 手に汗握り、 最後は涙がこぼれる エモさ100%の恋愛ミステリ!
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3.5コリーナはワシントン郊外に住む13歳の女の子。いたって普通のはずだったのに、コリーナの世界はある夏を境に突然崩れてしまった―そう、ママがガンで亡くなってから。悲しみで抜け殻みたいになったパパ。何事もなかったようにふるまう友だちもいれば、無神経な言葉を投げつけるクラスメートもいる。がんばって普段の生活を続けようとするけれど、ふとした瞬間にママを思い出して、涙が止まらなくなったりする。恋だってしたいし、おしゃれだってしたいのに、「ママがいない」ことが、コリーナの生活を変えてしまった……。母親を亡くしたひとりの少女が、心の痛みを受け止め、恋や日本への旅を通して悲しみを乗り越えていく姿を四季を通して追った、心せまる小説。対象年齢、10歳以上。
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4.1『たぶんみんなは知らないこと』で野間児童文芸賞、『ふたり』が読書感想文課題図書、『香菜とななつの秘密』が児童福祉文化財に選出など、特別支援学校での教師、作家として活躍してきた福田隆浩氏。厳しいテーマでも一気に引き込まれる作風で、今作も温かい感動作品となっています。※※このまま家にいると、ぼくは目を覚ましたふたりと顔をあわせることになる。気にしなければいいのかもしれない。でも、母さんはあの男のそばにずっといるだろうし、そしたらぼくはいつも以上にばかみたいにから元気だして、おかしくもないのに笑わなくちゃいけなくなる。それはやっぱりいやだった。じゃあ学校にいこうと思った。だって今のぼくには、もうあそこしか行き場所がなかったから。(本文より。) ※※最初の数ページですっかり物語に入り込んだ。「ネグレクト」「いじめ」「学習障害」といった重たいテーマを散りばめながらも、その重さは全く感じられない。むしろ、愛情と優しさに満ちた物語のように思えた。「ぼく」が最後に選ぶ道はそんな状況にある子ども達もそうあって欲しいと願わずにはいられない。作者の福田隆浩さんの子どもを見る目は偽りのない確かさがある。素晴らしい作品だった。/ 主人公は小学六年生。荒廃した家庭で諦めることに慣れきってしまった彼が、心のよりどころとなる存在を見いだし、そこに救いを求めていきます。いじめられていた彼が教室の空気を一変させる場面、カッコええわ~。このときの先生のさり気ないゼスチャーも超ナイス!徹底してぶれない少女の気高さにも心を打たれましたよ。この作品、胸に迫ってくる衝撃が尋常じゃないです。気づけば少年がつらさから少しでも解放されるよう、ひたすら願っていました。親ガチャ、ネグレクト、いじめ、LDなど軽くはないテーマを扱っていながら思い切り爽やかな終幕でしたね。大人でも心を震わせてしまう稀有な児童書。これは間違いなく子どもたちにも刺さると思いますよ。(対象年齢は10歳半以上かな?)/一気に読まずにはいられない作品でした。私も学校に勤務していた経験がありますが、実際に主人公の少年のような子どもたちはいます。とてもリアルに、そして誠実に書かれていて、ラストは涙が止まりませんでした。この作品に出会えたことに感謝いたします。/とてもとても重いテーマが扱われているけれど、読みやすくすっきりした文章がすっと自分のなかに溶けていきました。希望を持てるラストに胸が熱くなった。/あなたもミイラ男と出会うかもしれない。居場所がないと感じている子供にも大人にも読んでほしい物語だ。/卒業制作の下絵のエピソードや、工藤さんとの関わりなと、気持ちが明るくなる部分もありました。アキトの未来に希望が見えるラストでよかった。/後半は涙なしには読めませんでした(皆様のレビューより)
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5.0病室に君臨する「女王」は、 「僕」の大切なひとだった――。 「もしかして……体の中から、植物が生えているんですか?」 高校生の有坂羽斗は、花の配達に訪れた病棟で、気高い「女王」――園生蒔苗と出逢った。 彼女を蝕むのは世界にほとんど症例のない奇病。 そして確実に生命の灯を弱らせる難病だった。 「――私が死んだら、君は悲しい?」 「僕」と「女王」は限られた特別な時間を過ごす。 無数の会話を心に刻みながら……。 青春の逡巡と、大切な人との永遠の別れ。 そのすべてが、胸をしめつけるように切ない物語。 号泣必至の――これはきっと、本当のラブストーリー。
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4.620年間しゃべり続けるコアラのぬいぐるみ。 小さな出版社で校正の仕事をしている森星太朗は、幼いころ他界した作家で母の文子が残してくれたコアラのぬいぐるみを大事にしていた。 ムッシュ、と名付けられたそのぬいぐるみは、母が亡くなったその日、なんと突然しゃべりだし、以来、無二の親友になっていた(もちろん、世間には内緒のままにして)。 そんなある日、しゃっくりがとまらなくなった星太朗は、自分が母と同じ死に至る病に罹っていることを知ってしまう。ムッシュは、星太朗に思いがけないある提案をした。 温かで、名付けようのない思いに満たされる感動作。
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4.3「最後」があるとわかっていたのに、 なぜそれが「あの日」だと思えなかったんだろう……。 家族に、愛犬に、恋人に会うために 過去に戻れる不思議な喫茶店 フニクリフニクラを訪れた 4人の男女の物語。 とある町のとある喫茶店の とある座席には不思議な都市伝説があった その席に座るとその席に座っている間だけ 望んだ通りの「時間」に移動ができるという ただし、そこにはめんどくさい…… 非常にめんどくさいルールがあった 1.過去に戻っても、この喫茶店を訪れたことのない者には会うことができない 2.過去に戻ってどんな努力をしても現実は変わらない 3.その席には常に白いワンピースを着た女が座っている 4.その席に座れるのはその女が席を立った時だけ 5.過去に戻っても、席を立って移動はできない 制限時間はカップにコーヒーを注いでから、 そのコーヒーが冷めるまでの間だけ めんどくさいルールはこれだけではない それにもかかわらず、今日も都市伝説の噂を聞いた客がこの喫茶店を訪れる 喫茶店の名前は、フニクリフニクラ この物語は、そんな不思議な喫茶店で起こった心温まる四つの奇跡 第1話 大事なことを伝えていなかった夫の話 第2話 愛犬にさよならが言えなかった女の話 第3話 プロポーズの返事ができなかった女の話 第4話 父を追い返してしまった娘の話 あの日に戻れたら、あなたは誰に会いに行きますか?
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3.5ホテルのロビーで自分を見つめ、涙を零す美貌の男に、一瞬で心を奪われたヤクザの海江田。逃がしてはならない――本能の命じるまま、その男・篠原に声をかけた海江田は、素性は訊かないという条件付きながらも、彼と逢瀬の約束を取りつける。遊びの恋とは違う。生真面目で凛とした篠原に海江田は指一本触れず、少しずつ近づく時間を大切にしていた。だが、互いが敵対する立場にあると知った篠原から、もう会わないと告げられ海江田は彼を凌辱してしまい……。
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4.0【本作品は同人誌となります】 「じゃあ、試しにオレと寝てみればー…」 高校時代からずっと好きだった相手、煌明とひょんなことからセフレ関係になってしまった了馬。 関係を続けていくも…… 大学生同士のカップリングで、セフレから始まる関係ものです。 ■ページ数:37ページ(本文32p)
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3.2北海道のある町で、同じ日同じ病院に生まれた僕と茉莉(まつり)。家もお隣さん同士という、絵に描いたような幼馴染の僕たち。唯一の違いは“健康な体”で生まれてきたかどうかだった。 いくら星に願っても、神様は茉莉の病弱な身体を治してくれる気がないらしい。けれど彼女はその小さな体じゃ足りないほどの好奇心に溢れていた――。 入院生活での熱心な読書が災いし、ちょっとどうかと思う理系女子に成長した茉莉は、いつも僕を振り回してばかり。ただ、僕には言えない大きな秘密を抱えているようで――。 これは、きらきらの恋をし、やがては消える少女と僕の、刹那に輝く星のような物語。
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4.3ある日、高2のソウのゲタ箱に一通の手紙が入っていた。差出人は学校イチ可愛いと言われる同級生のルウコだった。それからふたりの秘密の文通が始まる。文通を重ねるうち、実は彼女が難病で余命わずかだと知ってしまう。ルウコは「もしも私が死んだら、ある約束を果たして欲しい」とソウに頼む。その約束には彼女が手紙を書いた本当の意味が隠されていた…。――生と死の狭間で未来を諦めず生きるふたりの純愛物語。
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4.8時代の荊が苛むとしても、わたしはあなたを――。 1900年イギリス。愛が、家族が、社会が荊だった頃。憧れの作家に師事するため渡英した九條華子。拠り所のない彼女をメイドに雇った貴族令嬢アリス・ダグラスにはある思惑があった。「私を殺して」アリスの切なる願い、華子はその真意を探るが――。
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4.5ノリと勢いだけで生きていると評される俺、高校生の墨染郁人。ある日、俺の前に白谷凛と名乗る美少女の幽霊が現れた。なんでも彼女は、ドッペルゲンガーに存在を奪われ死に至ったらしい。不幸な最期を遂げた凛は俺にあるお願いをしてくる。「なんとかなるでしょ、だって夏だし」そうして俺は凛との約束を果たすため、真夏の京都を駆け巡ることに。そんな中、彼女が抱える秘密を知ってしまい……。「さよなら」がくれた、決して忘れられない青春小説! アルファポリス「第12回ドリーム小説大賞」大賞受賞作。
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4.4三年前に警察をやめ、現在、ひとり『陣内探偵事務所』を経営するしがない探偵、陣内拓朗。彼にはもっとも苦手とする男がいる。それは新宿歌舞伎町一帯をシマに暗躍する、美形だが凶暴なヤクザ、天海泰雅だ。見てくれの繊細さとは裏腹に、東日本最大の暴力団組織、紅龍会の直径二次団体周藤組の幹部であり、『周藤の虎』と呼ばれ、恐れられている。天海が依頼してくる仕事にはろくなものがない。陣内にとっては疫病神のような存在だ。そんな天海が、今日も厄介な依頼を持ち込んできて!? せつなく、胸あたたまるヤクザと探偵のラプソディ登場!!
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2.5「いいよ、付き合っても」 高校生のクラスには厳然たるヒエラルキーがある。 その頂点に君臨するスポーツ万能のイケメン・竹内に告白した元浦は、最下層のコミュ障園芸部員だ。 告白了承に有頂天になったのも束の間、「彼氏だろ? カレーパン買ってきて」 竹内は元浦を都合の良いパシリとして扱いだした。 竹内の要求は次第にエスカレートし、元浦に性処理まで求めるように。 そしてある日、不当な扱いに元浦がキレた時、二人の関係は逆転して―――? ※この作品は単行本版『さらけだしてよ 全部みせてよ』に収録されています。重複購入にご注意ください。
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4.0一地方官の娘として育った作者が,父につれられ京へ上る時の紀行から始まり,『源氏物語』を手にして「后の位も何にかはせむ」と,几帳の蔭で読み耽った夢みがちの少女時代,そして恋愛,結婚,夫との死別,五十代の侘しい一人住いを綴って日記は終る.平安時代が次第に翳りをおびてくる,そうした社会に生きた一人の女性の記録.※この電子書籍は「固定レイアウト型」で作成されており,タブレットなど大きなディスプレイを備えた端末で読むことに適しています.また,文字だけを拡大すること,文字列のハイライト,検索,辞書の参照,引用などの機能は使用できません.
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4.0「めちゃくちゃあやしい。でも、魅力的。」その教師が出会ったのは、猟奇殺人者――。ゲイである教師・創(はじめ)は、保護者から苦情が入ったという理由で、校長から「休み」を言い渡される。その帰りにすれ違った男に「どこか休める場所」を尋ねられ、とっさに、自分の家を提案し、男を部屋に招きいれるが――。※この作品は、同人誌『皿の上の明くる日。』を収録したものです。
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4.1ベストセラー!第152回直木賞受賞作! 僕はこの世界に左足から登場した――。 圷歩は、父の海外赴任先であるイランの病院で生を受けた。その後、父母、そして問題児の姉とともに、イラン革命のために帰国を余儀なくされた歩は、大阪での新生活を始める。幼稚園、小学校で周囲にすぐに溶け込めた歩と違って姉は「ご神木」と呼ばれ、孤立を深めていった。 そんな折り、父の新たな赴任先がエジプトに決まる。メイド付きの豪華なマンション住まい。初めてのピラミッド。日本人学校に通うことになった歩は、ある日、ヤコブというエジプト人の少年と出会うことになる。
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3.5“崖っぷちニッポン”への提言! 「ガマンばかりしている日本人」へ、 これが森永卓郎、最期のメッセージだ! 緊急出版!書き下ろし原稿+逝去直前のインタビュー 渾身の書、ついに完成! 余命宣告を受けてから、忖度なしの活動を続けてきた森永卓郎が最期に到達した、日本人が生き抜くための〝答え〟とはーー? つまらない仕事、満員電車、住宅ローン、物価高、上がらない賃金・・・ 日本にイノベーションが生まれない要因は「東京一極集中」にあった! 日本衰退の原因「1985年の出来事」の真実など、満身創痍の森永卓郎が命をかけて「本当に伝えたかったこと」が詰まった一冊。 森永卓郎が最期に求めた理想社会(ユートピア)とは? ステージ4のがん宣告を受けてから、森永卓郎は何を考えていたのか。 経済格差、地価バブル、産業の没落、蔓延する〝ブルシット・ジョブ〟……日本経済の衰退には歯止めが効かない。 現在の日本社会の行き詰まりや閉塞感の元凶は世界を覆うグローバル経済であり、この現状を打破するには資本主義と決別するしかない。 森永卓郎は余命宣告を受けてから、脱グローバル社会を目指し、「トカイナカ」と呼ばれるエリアで「一人社会実験」を決行していた。 本書は氏の最期の原稿と、亡くなる1カ月前に行ったインタビューをもとに構成された。 “資本主義の闇”に切り込んだ最期の著書! 「つまらない」「勝てない」「かっこ悪い」を捨てろ! そこから本当の力が発揮できる。 本書が絶筆になるのは間違いない。 それでもこのことだけは言いたい。 生きているなら、真実を見極めよう! 生きているなら、自分の意志で「好き」と「嫌い」をはっきり言おう! 生きているなら、自分自身の幸せを追求しよう! 私の生きた証を、本書にすべて書き尽くします。 (まえがきより抜粋)