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女性科学者テレサが開発した化学物質ウェアジゾンによって、夕焼けの色が世界中から消えてしまう事態に。最後の夕焼けを迎える日本で、テレサと小学生トモル、”キャラメル・ボーイ”らはある行動に出る……。
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Posted by ブクログ
中盤までにかけては、話がおだやかに進みすぎてちょっと読むのに時間がかかった。 後半にかけての話の流れはとても良かった。自分にはラストもかなりすっきりしたし。 トモルの将来が楽しみですね。
オゾン層を修復するために開発された化学物質「ウェアジゾン」で太陽光線から特定の波長が散乱され、「夕焼けの色」が地球上から消えてしまう世界が舞台。「当たり前の日常」が奪われたとき、人はどう感じるのだろうか。個人的には夕陽がなくなるのは耐え難い。その化学物質の開発者と本物の笑顔を失った少年が旅を通じてそ...続きを読むれぞれの心が解けていく話。 朱川さんが登場人物や読者に“日々の営みの大切さ”を再認識させる、とどこかに書いてあったが、そこまで読み込むことはできなかった…。 登場人物の説明が飛ぶし、中途半端なところもあったけど、後半に向けて物語が収束していく中で、まぁ、別にいいや、関係ないか、と静かな納得が残った。 何でもかんでも科学的に考えてしまう主人公が最も非科学的な愛やら赦しなんかを原動に動いている感じも悪くなかった。
最初はなかなか読み進まず、放置して、他の朱川湊人さんの作品を読んで「めっちゃ好き!」という勢いをつけてから改めて読みました。 多分、最初の部分だけ見て「外国人の恋愛話? しかもややこしそうな内容?」と思ってしまったのだと思います。 トモールが、なんやかんや言っても子どもらしくて本当に可愛かったです...続きを読む。 もう戻れない切なさに満ちていながら、それでも未来への希望が見えるような、良い作品でした。
もし夕焼けがなくなるとしたら・・・。 具体的には「夕焼け」だけれど、自分の身近にある少し心を和らげてくれるもの、の価値についての再確認ができる小説でした。 役に立つたたないじゃなくて、何を大事にしていきてきたのか。 そんなことを見つめなおすきっかけになります
環境破壊による地球規模の危機。 その対策として取られたウェアジゾンの散布。 夕焼けがなくなったからといって日常生活に支障が出るわけではない。 それでも、多くの人にとってはやりきれない思いがすることなのだろう。 反対派の人たちは声高に非難の叫びをあげる。 では、オゾンホールの出現によって家族や友人が被...続きを読む害にあったとき、それでも反対と言えるのだろうか。 他に対策がなく、緊急の措置が必要だったことを知れば、また反応は変わるのだろうか。 知留の張り付いたような表面だけの笑顔。 良いことをすれば・・・という、子どもながらの決意が哀しい。 死者との再会は楽しいことばかりではない。 懐かしいと思う人もいれば、辛いと思う人もいる。 でも、朱川さんらしい優しさと明日への希望を感じるラストだった。
夕焼けが無くなっちゃったらやだなあ。。。 でも一瞬だけこの世とあの世を結びつけてくれるそんなことが起きるとは。。
なんかきれいなお話だったなぁ。自分は夕焼けをいつ見て、ほーっと思ったかなぁ、って思いつつ読んだ。あれれ、でも夕日が見えないということは、紫外線から守られているってことじゃないの?UV-Cはオゾンホールがふさがれても降り注いでいるのかな?あーーー途中斜め読みしてたのばれちゃったか。
あんましインパクトないかな。最後の最後だけ朱川湊人っぽいけど、そこに至るまでが長くてなんだかあきる。やはり短編の方がおもしろい作家さんかな。
オゾンホールの拡大を食い止める為に使用される化学物質が、夕焼けの色を消してしまう。夕焼け最後の日に日本はどうなるのかという話。 発想は面白いが、ドキドキするようなクライマックスに欠ける。 ただ、当たり前のものが当たり前でなくなる時は起こり得るということは肝に銘じたいと思った。
朱川さんと言うとノスタルジック・ホラーですが。。。。 オゾンホール拡大を抑える薬剤が夕焼けを失くしてしまうという設定はSFめいています。しかし、SFにしては説明が中途半端でむしろ不信感だけが残ります。(もちろん嘘で良いので)きっちり説明するか、いっそ全く説明しないほう良いのに。。。 文庫新刊で「へ〜...続きを読む、こんな方向も模索してるんだ」などと思いながら読んでいたのですが、どうもたどたどしさの様なものを感じます。変だなと思っていたら、初期の(と言っても『かたみ歌』と同時期ですが)作品だそうです。模索はしたけど引いた領域なのかもしれません。 そうした所を除いてしまえば、人物造形もまずまずですし、朱川さんらしい優しさも有ります。エンディングは気持ちの良い作品でした。
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