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中学生作家の圧巻デビュー作、待望の文庫化!
田中花実は小学6年生。ビンボーな母子家庭だけれど、底抜けに明るいお母さんと、毎日大笑い、大食らいで過ごしている。そんな花実とお母さんを中心とした日常の大事件やささいな出来事を、時に可笑しく、時にはホロッと泣かせる筆致で描ききる。今までにないみずみずしい目線と鮮やかな感性で綴られた文章には、新鮮な驚きが。
友人とお父さんのほろ苦い交流を描く「いつかどこかで」、
お母さんの再婚劇に奔走する花実の姿が切ない「花も実もある」、
小学4年生時の初受賞作を大幅改稿した「Dランドは遠い」、
田中母娘らしい七五三の思い出を綴った「銀杏拾い」、
中学受験と、そこにまつわる現代の毒親を子供の目線でみずみずしく描ききった「さよなら、田中さん」。
全5編収録。
巻末には、カバーイラストも担当している西原理恵子氏による文庫特別解説マンガを収録。また、20歳となった著者が自身のデビュー以降を振り返るエッセイも収録。この2編も見逃せません!
※この作品は単行本版『さよなら、田中さん』として配信されていた作品の文庫本版です。
(底本 2024年4月発売作品)
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Posted by ブクログ
2026/01/20
中学生作家の小説が文庫で存在すると知って即購入しました。
とてもじゃないけど中学生が書いたとは思えないほど完成されている小説なのではないかと思います。
主人公の田中花実は小学六年生で母子家庭で育っている一人娘。小学生ながら色々と自分でも考えられる年齢になってくる花実は聞いても全然教えてくれない父親のことについて考えすぎたり、友だちとの約束と自分の家の事情との間であくせくしたり、母親と共に身の回りに起こる日常を小説として読むことができます。
貧しくても底抜けに明るく過ごす花実の母親や、それを小学生ながらにどう見つめているのかという描写も面白いです。
またこの家族を際立たせるのが後半のエピソード出でくる毒親の母親。花実の母親のおおらかさや良さがこの毒親との比較でも読むことができます。
確かに続編があるとしたらとても気になる!と思いました。
Posted by ブクログ
14才のデビュー作ということで文庫本になるのを待っていた。
後書きを見ると7年経っての文庫本化ということで、多少の修正はあるようだが、それ程変更は無いようだ。色々頑張って書いたなという雰囲気はあるが、やはりこの年でこの内容は凄いとしか言いようが無い。実体験かと思うぐらいリアルさが出ている。西原理恵子さんの漫画が後ろに掲載されているが、ある意味、西原さんの漫画に出てくる登場人物達そのもののよう。豪快な母親に貧乏を貧乏と思わない主人公の田中さん。銀杏拾いや自販機のお釣り拾いなどは笑えて哀しい。大昔の話しのようでいて、今もあるかも知れないエピソードで満載。
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