落花流水

落花流水

1,386円 (税込)

6pt

現役受験生作家がリアルに紡ぐ受験生の青春。

舞台は、とある地方都市。高校3年生となり、受験生の水咲。
ある朝、町中の尊敬を集める「先生一家」の門前にパトカーが何台も集まり大ニュースに。そこは昔から憧れの的だった、現在通う高校の生物教師の家でもある。水咲といつも一緒の幼なじみ・聖二と愛海も心配で駆けつけるが、手錠をかけられ警察に連行されて出てきたのはなんと憧れの生物教師だった!
その先生は幼い頃から水咲にとって特別な存在。先生をひたすら信じたい一心から水咲はまた別の事件にも巻き込まれてしまい……。
著者が現役受験生として受験勉強と並行して描いた、地方都市在住受験生の青春を描いた初恋小説。読後爽快、リアルな青春を鮮やかに描く。

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落花流水 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    鈴木るりか第5作。4作目の感想でこう書いた。
    =====
    凄まじい才能だ。年齢や人生経験など関係なく小説の天才が存在することを改めて感じた。作品を上梓される毎に磨かれ無駄が削がれた圧倒的なストーリテリングに驚嘆させられる。センス溢れる会話の妙と洗練されたギャグ、絶妙なメタファー、タイトルに込められた

    0
    2022年02月28日

    Posted by ブクログ

    近所のお兄ちゃん、落合先生が下着泥棒で捕まった。文武両道、品行方正で両親と同じ教師の道に進んだ彼にずっと憧れ続け、同じく教師になる進路を決めたばかりの高校生、水咲の心は大混乱。全国ニュースで盗んだパンツ800枚と逮捕される瞬間まで流れたのに信じられない水咲の一途な暴走恋心が深刻にではなくコミカルに描

    0
    2023年08月13日

    Posted by ブクログ

    鈴木さんの小説は全部読んでいますがこの作品は成長を感じさせられるものでした。
    ハッピーエンドではないところやその後の展開が気になるところも素晴らしいと思います。

    0
    2023年02月05日

    購入済み

    昭和感あふれる笑いが楽しい

    今回は田中さんシリーズではないけど、ユーモア溢れる軽妙な会話と昭和感たっぷりのネタは健在。ホントにJKが書いたの?登場人物は進学校の高校文藝部の部員たちという設定ということもあり、いろんな文芸作品をパロったフレーズが次から次へと出てくる。これって格調が高すぎてオリジナルを知ってないと笑えない。個人的

    0
    2022年12月23日

    Posted by ブクログ

    さよなら田中さんを読んで、他も読んでみたくなりこちらを読んでみた。

    独特の世界観が笑えるし泣けた。
    こんなハイレベルな会話をする高校生が居るのか?

    信じる者は救われる。
    救いたいと思ってくれる人が居れば救われる人がいる。
    水咲の思いが救われますように。。。

    読み終わると表紙の絵がますます素敵に

    0
    2022年12月19日

    Posted by ブクログ

    鈴木るりかさん、パワーアップしていた!
    頭もさらにハイ回転で執筆しているのでしょうね。

    主人公を含む幼馴染たちとの高校3年生3人の会話が、るりかさん、昭和から生きていた人かと思う。

    ふいに「明るい農村」「加山雄三が言うならわかるけど」「もう頰づえはつかない」頁が進むにつれ、古典文学・俳句・海外ド

    0
    2022年11月15日

    Posted by ブクログ

    テンポが若々しくて、あっという間に読んでしまった。
    憧れのおにいちゃんの犯罪、かなりショッキングな出来事を深刻になりすぎないよう、友人や家族の会話で蹴散らすような、ある意味これが高校生のリアルかもなぁと思いながら。
    ただ主人公水咲の気持ちのみで進むのでちょっと物足りなかった。

    0
    2022年08月28日

    Posted by ブクログ

    「さよなら、田中さん」以来楽しみに読んでいる、鈴木るりかさんの新作。「現役受験生が書く受験生のリアル」とかいう紹介文を見たけど、その言葉から受ける印象と中味はちょっと違うんじゃないかな。受験生なんて狭い枠ではなくて、誰もが持つ「ままならなさ」を重くならずに描いた、著者らしい作だと思う。

    いきなり下

    0
    2022年03月22日

    Posted by ブクログ

     ふうむ、やはり田中さんシリーズのほうがいいな。かなりレベルの高い高校生たちの会話についていけないところもあったな。現役の受験生なのにこんなに書けるのってすごいとは思うよ。
     問題の先生はいったいなぜあんなことをしてしまったのか、それが分からないのが一番ひっかかりました。現実には理由なんてないのかも

    0
    2024年04月14日

    Posted by ブクログ

    鈴木るりかの落花流水を読みました。
    落花流水の意味は
    落ちた花が水に従って流れる意で、ゆく春の景色。転じて、物事の衰えゆくことのたとえ。
    時がむなしく過ぎ去るたとえ。
    別離のたとえ。
    また、男女の気持ちが互いに通じ合い、相思相愛の状態にあること。
    散る花は流水に乗って流れ去りたいと思い、流れ去る水は

    0
    2024年01月12日

落花流水 の詳細情報

  • カテゴリ
    小説・文芸
  • ジャンル
    小説 / 国内小説
  • 出版社
    小学館
  • ページ数
    216ページ
  • 電子版発売日
    2022年02月04日
  • コンテンツ形式
    EPUB
  • サイズ(目安)
    2MB

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