太陽はひとりぼっち

太陽はひとりぼっち

1,287円 (税込)

6pt

文学界注目の高校生作家、待望の新刊!

デビュー作として異例の大ヒット『さよなら、田中さん』の田中母娘が帰ってきました。単なる「続編」とはせず、ひとつの新しい文芸作品として意欲的に取り組んだ一作。前作で強い印象を残した登場人物達がさらに謎とドラマ、嵐を呼ぶ!!

『太陽はひとりぼっち』花実は中学生となった。ある日、家の前に見知らぬビジネスマンがやって来る。彼は一体何者?さらに別の日にはやせた老婆が家の前に座り込んでいて……。次々登場する謎めいた人物が引き起こす大騒動。一つ一つの事件に込められた人々の思い、苦しみ、葛藤。生きることへの希望を説く「るりか節」が力強く心に響きます。

『神様ヘルプ』デビュー作『さよなら、田中さん』最終章で鮮烈な印象を残した三上信也。中学受験に全落ちし、毒親である母親から山梨県にある全寮制のカトリックスクールに送られた、彼の現在は?

『オー マイ ブラザー』花実に大きな影響を与え、数々の名言を誕生させた木戸先生の物語。オカルトに傾倒し、不思議な話ばかりしている木戸先生の人生における唯一の固執、謎が見事に解明されるラスト。全編を通してテーマとなっている太陽の光が物語に陰影を与える。

以上 全3編。(2019年10月発表作品)

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  • カテゴリ
    小説・文芸
  • ジャンル
    小説 / 国内小説
  • 出版社
    小学館
  • ページ数
    232ページ
  • 電子版発売日
    2019年10月17日
  • コンテンツ形式
    EPUB
  • サイズ(目安)
    2MB

閲覧環境

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太陽はひとりぼっち のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    「さよなら田中さん」の花実ちゃん母娘のその後を描く第二弾。とても面白かったです。
    特に、最後の「オーマイブラザー」は短いストーリーなのに、驚いたり悲しんだり、最後には涙が出そうになったり…頭の中で絵が浮かんできて本当に惹きつけられました。読み始めたときにはわからなかったけど、まさか木戸先生のお話だっ

    0
    2024年10月15日

    Posted by ブクログ

    「さよなら、田中さん」に続く
    この本。花実さんは中学生になった。
    でも、花実さんもお母さんもブレなくて
    とてもよかった。

    それに、「太陽はひとりぼっち」という
    タイトルに絡めて、太陽にまつわる話が
    それぞれの章で出てくる。
    上手だなぁ。

    さよなら、田中さんにも出てきた
    信也君と木戸先生の話、

    0
    2024年09月27日

    Posted by ブクログ

    花ちゃん母娘を描いた「さよなら、田中さん」の続編。

    とても面白い。
    1番印象に残ったのは「神様ヘルプ」に描かれる三上君のその後。
    三上君は全ての中学校受験を落ち、母親から疎まれ山梨の寄宿舎付きのミッション系の学校に入れられてしまう。
    三上君自身、母親から疎まれているかも知れないと気がついていること

    0
    2024年03月07日

    Posted by ブクログ

    要所要所で花実が思い出す小学生の時の担任の木戸先生の言葉がよかった。変わり者で花実だけが、真剣に受け止めていた言葉の数々。
    そんな先生の兄弟の話『オーマイブラザー』が、とてもよかった。どんな風に変わっていても、生きているってことがとても大事だということを改めて思った。そして、花実が覚えていた言葉の数

    0
    2024年03月05日

    Posted by ブクログ

    帰ってきた田中さん!
    鈴木るりかさんが、14歳の時に書いた「さよなら田中さん」。極貧の母子家庭でありながら、笑いながら逞しく生きる小学生の田中花実とそのお母さんの話であったが、その田中さんが中学生になった。るりかさんが高校一年生で書いたこの「太陽はひとりぼっち」。
    中学校の制服一式は公立でも7万円も

    0
    2024年02月19日

    Posted by ブクログ

    絶対に読んでほしい。鈴木るりかさん、すごいよ

    前作「さよなら、田中さん」で花ちゃんのお母さんが虐待されて亡くなった子供のことを記録していた理由がなんとなくわかって、胸がキュッと締め付けられた。

    題名の「太陽はひとりぼっち」と言うのがすごくいいなと思っている。孤独感を感じた時、太陽もひとりぼっちだ

    0
    2024年01月31日

    Posted by ブクログ

    これまでに登場したキャラクターにも焦点をあて、るりかワールドに奥行きをもたらす本作。噛みごたえのある内容に、大満足の感想です。シリーズものとしても、今後の展開が楽しみ。

    0
    2022年10月12日

    Posted by ブクログ

    「寂しい?太陽はいつもひとりぼっちだ」

    「さよなら、田中さん」の続編でありながら、単なる続編に留まらない大進化を遂げ、さらに味わい深い作品として花実ちゃんたち親子が帰ってきた。
    前作も響く言葉がたくさんたくさんあったが、本作も相変わらず様々な問題提起や出来事、こちらの心に響く言葉がてんこ盛り。

    0
    2022年09月19日

    Posted by ブクログ

    もう、すっかり私は鈴木るりかさんのファンになってしまいました。
    『さよなら、田中さん』の続編です。
    前作では主人公の花実は小6、今作は中1。
    たった一年だけど、この時期の一年は大きい。
    そして、前作から二年たっての発売なので作者も14歳から16歳へと成長しているということでしょうか?
    前作もとても面

    0
    2022年08月11日

    Posted by ブクログ

    私、この作者好きかもしれない、、、!
    登場人物がみんな悩みや、傷のような物を抱えていて、
    少し変わっているんだけど、
    優しさや思いやりのような温かさを感じられるのがいい。

    今回の作品はそれぞれの人物が形成された過去が描かれていて一気読みしてしまった。

    登場人物みんなが幸せになってほしいなぁ。

    0
    2021年04月29日

太陽はひとりぼっち の詳細情報

  • カテゴリ
    小説・文芸
  • ジャンル
    小説 / 国内小説
  • 出版社
    小学館
  • ページ数
    232ページ
  • 電子版発売日
    2019年10月17日
  • コンテンツ形式
    EPUB
  • サイズ(目安)
    2MB

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