私を月に連れてって

私を月に連れてって

1,287円 (税込)

6pt

現役女子高生作家が紡ぐ、鮮やかな人間賛歌。

★遠くへ行きたい
田中花実は、中学2年生になった。前作『太陽はひとりぼっち』からのバディ、佐知子とは相変わらず仲良し。ある日、二人は少女と出会う。よかれと思って少女のために行動した二人だが、思わぬところから、深い社会問題に踏み込んでしまう結果に。笑いあり、涙あり、生きることへの肯定感を滲ませる「るりかワールド」はより広がり、深みを増す。
★私を月に連れてって
デビュー作『さよなら、田中さん』、前作『太陽はひとりぼっち』でも、常に名脇役として登場する2階の住人・賢人が主役の物語。相変わらずむさ苦しく、世捨て人となっている賢人がある日突然恋に落ちる。そのお相手とは……?そして、その恋が、彼の生活、人格すべてを変えていく。賢人が見つけた鮮烈な「恋」の行方は……?
★夜を越えて
今作の『遠くへ行きたい』を受けて誕生した作品。授業の一環、職場体験で出会った「ぶーさん」。彼女は、花実のお母さん・真千子の昔を知る人物だった。実の娘の花実にすら一切を語らない、真千子の壮絶な過去の一端が紐解かれる。そこで描かれる真千子の少女時代。そして、その時代から続く熱い想い、絆に心が震える一編。

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私を月に連れてって のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2023年03月06日

    『さよなら、田中さん』『太陽はひとりぼっち』の続編です。 
    相変わらずの、るりかワールド笑
    何度声を出して笑ってしまったことか笑
    外で時間を潰しながら読んでいた時もあったので、その時は声は出せず、マスクの下の鼻の下を伸ばすにとどめ、なんとか我慢しました笑笑
    主人公花実の母と大家さんの会話が面白過ぎま...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2022年10月16日

    届かないものは届かない。だけど、代わりのものを探さずにはいられない。満たされない心を隠さずさらけ出したとき、代わりではない別の何かを見つけることができる。ひたむきに生きるキャラクター達に、親しみを感じずにはいられません。

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    Posted by ブクログ 2022年08月04日

    「さよなら、田中さん」の続編。本作も読み始めてすぐ物語に引き込まれました。
    登場人物がみんな個性的でその語り口も何ともいえず魅力的。
    親子の会話シーンが楽しくて好き。
    大家さんと花実のお母さんとの掛け合いとかホント面白すぎる。それを毎回冷静に観察し、心の中で突っ込みを入れる花実ちゃん!

    2階に住む...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2022年01月25日

    シリーズ3作目。
    貧乏もつらさも昭和感まで笑いを乗せて読ませてくれる、ホントに素晴らしいです。

    『アンラッキーの先払いしてるんだよ。このツケはあとで神様から回収してやるんだよ、必ず。』
    心に響きました。
    経験値ではなく他者の気持ちに寄り添える心があるかどうかなんでしょうか。
    素晴らしい作品だからこ...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2022年01月05日

    またまたびっくりさせられる展開で、本当に面白い。
    もっと花実ちゃんの今後を知りたくなる。
    ばっくやーどは何やら不幸がてんこ盛りなのに、とにかく明るくて前向きで、それが切なくてあたたかい。
    引きこもり賢人の恋路は笑えるけど、是非次回作では社会に出てほしい。
    楽しみ。

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    Posted by ブクログ 2021年09月25日

    この著者の本として初めて読み、すでに4冊目の作品と知った。1冊目から全部読んでみようと思う。年齢のことを差し引かなくても、この人はすごい。

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    Posted by ブクログ 2021年06月23日

    田中さんシリーズ、花実の母みちこサンの少女期を知る人の出現に驚き、みちこサンと花実の繋がりが気になった

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    Posted by ブクログ 2021年05月02日

    相変わらず貧乏だけどその中でも日々を明るく逞しく過ごしている花実ちゃん親娘に出会える3作目。花実ちゃん視点の「遠くへ行きたい」はスマホ持ったり隣の席の石井君のちょっかいをウザがったりと中2らしい可愛らしい日常と平行に社会問題や将来への不安、母親への想いが平易な、しかし真っ直ぐな言葉で語られるのが相変...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2021年02月12日

    「夜を超えて」がとてもよかった。これまでかかれてきた明るくて、裏表のない田中母があるからこそ、胸がじんとしました。

    花ちゃん、私も木戸先生に会いたくなったよ。

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    Posted by ブクログ 2020年12月21日

    凄まじい才能だ。年齢や人生経験など関係なく小説の天才が存在することを改めて感じた。作品を上梓される毎に磨かれ無駄が削がれた圧倒的なストーリテリングに驚嘆させられる。センス溢れる会話の妙と洗練されたギャグ、絶妙なメタファー、タイトルに込められた明確な主題、余韻を十分感じさせる終わり方、どれをてっても既...続きを読む

    0

私を月に連れてって の詳細情報

  • カテゴリ
    小説・文芸
  • ジャンル
    小説 / 国内小説
  • 出版社
    小学館
  • ページ数
    224ページ
  • 電子版発売日
    2020年11月17日
  • コンテンツ形式
    EPUB
  • サイズ(目安)
    2MB

閲覧環境

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