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ベストセラー『さよなら、田中さん』の著者が
瑞々しい文体で描き切る
涙と笑いの家族小説
嘘も、後悔も、失望も、孤独さえも、
持ち帰れる場所はきっとある――。
両親を亡くして一人で生きてきた紅美(27)。道端で財布を拾ったのを機に持ち主の藤子(58)との交流が始まる。8年前、藤子は奇しくも紅美と同い年の娘を病気で亡くしていた。紅美は次第に彼女を実の母親のように慕うが……(「帰る家」)。クリーニング店の娘・琴美に恋した小4の健太。だが両親が営む雑貨店が大手クリーニング会社の取次店になって関係が悪くなる。琴美の店は段々と客が減って商売をやめ、一家は引っ越し。15年後、二人は同窓会で再会する(「江崎クリーニング店の娘」)。何気ない一日が輝き始める、かすかな救いの全7話。
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Posted by ブクログ
クリーニング店の娘・琴美に恋した小4の健太。だが両親が営む雑貨店が大手クリーニング会社の取次店になって関係が悪くなり…『江崎クリーニング店の娘』。など、全7話の短編集。
9年前、当時14歳の中学生だった時に『さよなら、田中さん』でデビューした鈴木るりかさん。
これが中学生(小学生の時から書いていたそうだが)の書く文章なのか!と驚き、ファンになって早9年。全作品を読んでるけど、ユーモア溢れる軽快な文章と語彙力で毎回楽しませてくれる。
そんなるりかさんがめでたく早稲田大を卒業し、立派な社会人に。難しい文章を書く作家さんになってしまったかしらと思っていたら、軽快な文章はそのまま。ちょっぴり大人な感じになってて、ブラックとまではいかないけれど、ハッピーエンドにはならない感じがまたよかった。
次回は長編小説を期待したいな。
Posted by ブクログ
うまいことホッコリとさせられる短編集。
第1話 紅美は雨の中財布を届けたら、藤子は晩御飯を出してくれた。ブーケを買ってまた訪ねたら、アップルパイが用意されていて、今度は和食をご馳走になる。その日は泊まって行くことになった。
第2話 葱が名産の街に江崎クリーニング店はある。娘の琴美が傘を忘れていったので届けたらおやつをご馳走になる。
第3話 佐田修一はなんとなくだるい。感染症にかかったのではないか?ネットをググって感染症に効くとされる方法を志し、アオサと乳製品を購入してくれるよう妻に頼むが売り切れ。日光を浴びることにした。父は日光浴で感染症を撃退したぞと伝えると、妻と娘ははあ?っという。
第4話 芙美子は心配症で、娘が死なないかどうかを常に心配して生きてきた。心配症仲間の増田さんと知り合ってちょっと安心する。彼女も娘に疎まれている。
第5話 香織は旅行嫌いで、泊まるのがダメ。新婚旅行にもいっていない。
第6話 女優の神崎里穂が幼馴染。一緒にオーディションを受けたのに、書類審査で落ちた。
第7話 昌子は母の日が嫌いだ。幼い頃母は出ていった。
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