Posted by ブクログ
2013年01月20日
「出席番号よりにもよって縁起でもない49番。生まれた時から余命宣告を受けております、保永 育と申します!!」
そんな達観した笑顔を張り付け生きる少女が、1人の教師と出会い、やがて幸せになっていく「人生」を描いた物語。
二人が徐々に心を重ねていく様は微笑ましいし、夫婦になってからもケロッとした顔で幸...続きを読むせそうに笑っている。コメディテイストで基本的には楽しく読めるのだけど、一番最初から「結果」が見えているので、なんてことない明るいシーンですら切なく感じてしまう。
『さよならさよなら、またあした』
どうしようもなく切ないのに、希望が見える、良いタイトルだ。