さよならの保険金

さよならの保険金

1,760円 (税込)

8pt

就活の最終面接の日、青森で漁師をしている父の船が遭難したという連絡が入った。家族と就職先を一度に失った桐ケ谷麻海は、東京で暮らす叔父・響介のもとに転がり込むことに。
居候としてなにか仕事をさせてほしいという麻海に、響介がかけた言葉は「掃除も洗濯も料理も別にやらなくていいから、俺の仕事をちょっと手伝って」。
響介の職業は、保険調査員。保険会社から依頼を受け、保険金を支払うにあたって不正や問題点がないか調べる仕事だ。
麻海は見習い調査員として詐欺が疑われる事案の調査をするなかで、生と死、お金にまつわる様々な家族の思いにふれていく。

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さよならの保険金 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    生命保険会社から依頼を受け、被保険者の真偽を調査する麻海と響介が、様々な保険事案をそれぞれに結論を出していく。
    手軽く読めて保険調査の仕組みも垣間見える面白い小説だった。

    0
    2025年11月17日

    Posted by ブクログ

    保険調査員のお仕事小説。
    保険調査員という仕事はあまり馴染みがないけど、保険金の支払いの際に不正がないかを調べる仕事のよう。馴染みがなくてよかった。
    「これは怪しい」と勘付くのがプロっぽい。
    普通の人にちょっと魔が差してしまう感じがリアルで怖いなと思った。
    転覆事故で父を亡くした麻海の気持ち、そして

    0
    2025年12月14日

    Posted by ブクログ

    叔父さんと甥っ子のコンビのちょうどいい距離感が良かった。
    これまでの章を跨いで話が繋がるところが、実際によくある話だし、パズルのピースがはまるようで鳥肌がたった。

    困った時はお互い様「相互扶助」で成り立っている保険だからこそ、ズルしてもらえる方法がライフハックとして世間で語られ、実行に移す人が現れ

    0
    2025年11月30日

    Posted by ブクログ

    「親不孝者だね」
    「風邪みたいなもんだ」
    「八割が黒だな」
    「我々は保険調査員ですので」
    「魔が差した」
    「肩入れするなよ」
    「お気をつけください」
    「喪失の代償だ」
    8話収録の連作短編集。

    遭難事故で父親を亡くした桐ケ谷麻海が叔父とコンビを組み保険調査員として不正と対峙するお仕事小説。

    扱う案

    0
    2025年11月26日

    Posted by ブクログ

    よく読んでる好きな作家さんでした
    ページが少し少ないのもあって、1日で
    読み終わりました
    主人公の職業のチョイスも
    斬新でした
    温かくなる話が多かった様な気がします
    続きがあれば良いなと思いました

    0
    2025年11月25日

    Posted by ブクログ

    父親の事故のニュースを見て実家に駆けつけてくれた響介さんの優しさに救われる
    保険金詐欺が多い事に苛立ちを感じた
    保険調査員しだいな事もありそうだ
    今はネット保険が安くて手軽に加入出来るが保険金の支払いについてスムーズに行われるのかはしっかり見極める必要がありそうだ
    何かを失うかもしれない未来の自分や

    0
    2025年11月25日

    Posted by ブクログ

     保険金って漠然と知ってるつもりだったし、保険金詐欺って事件になるような事ってことしか知らなかった。お仕事小説として面白かったです。叔父さんと甥の関係がベッタリではないけれど思いやりを感じられてすごくよかった。

    0
    2025年11月16日

    Posted by ブクログ

    海の事故で遺体の挙がらない父への思い、気持ちの始末の付け方と保険調査員のお仕事小説。保険金詐欺とのヒアリングと称する対決が面白かった。

    0
    2025年12月17日

    Posted by ブクログ

    マイナスイメージがある保険調査員を変にプラスにしないお仕事物語。真相を探す、暴くに終始しないテンションが心地よい。

    0
    2025年12月14日

    Posted by ブクログ

    普通の人が、ちょっと魔が差してやってしまうのが、保険金詐欺。読んでいると、本当に普通の人が、ちょっと得したいみたいな気持ちで保険金詐欺をしてしまっていて、もし自分も、何かを掛け違えたらやってしまいそうと感じて、恐ろしくなりました。また、生命保険も絡んできて、人の生死を扱った小説を最近多く読んでいます

    0
    2025年11月15日

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