作品一覧

  • 死神先生
    -
    1巻748円 (税込)
    「ようこそ、“狭間の教室”へ」――そこは、意識不明となった十代の魂が 送られる場所。自分が現世に残してきた未練を見つけるという試験に合格すれば、その後の人生に選択肢が与えらえる。大切な人に想いを伝えたい健人、自分の顔が気に入らない美咲、人を信じられない雅(みやび)…事情を抱えた“生徒”たちが、日ごと“死神先生”の元へやってくる。――運命に抗えなくてもどう生きるかは自分自身で決めていい。最後のチャンスを手にした若者たちの結末は…? 「生きる」ことに向き合う、心揺さぶる青春小説。
  • 君と、あの星空をもう一度
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    1巻693円 (税込)
    高校2年の紘乃は、転入した高校で幼馴染の彗に再会する。彗とは「十年後のスピカ食もまた一緒に観よう」と約束した思い出があった。その日はもうすぐ。けれど彗は「もう星は観ない」とそっけない。紘乃はある衝撃の事実を知ることに…。そして、彗が旧校舎の天文台に出入りしていた理由に気付く。あの日の約束を叶えて、昔みたいに笑って欲しいと願う紘乃は……。「まるで何光年も離れた星のように遠く、まぶしい君。記憶の中の光を目指して歩いてきたわたしは、その明るさの変化に戸惑ってしまう。だけど、わたしの名前を呼んでくれた声の優しさは、あの頃と同じだった…」――切なくも優しい、恋物語。
  • 交換ウソ日記アンソロジー ~それぞれの1ページ~
    4.0
    1巻726円 (税込)
    付き合って十ヶ月、ずっと交換日記を続けている希美と瀬戸山。しかし、ある日突然、瀬戸山からのノートに「しばらく会えない」と記されていて――。その理由を聞くことが出来ない希美。瀬戸山も理由を聞かない希美に対して、意地を張って本当のことを言えなくなってしまう。ギクシャクした関係を変えたいけれど、ふたりにはそれぞれ隠さなければいけないある秘密があって…。そして、ついに瀬戸山から「もう交換日記をやめよう」と告げられた希美は――。「交換ウソ日記」の世界線で描かれる嘘から始まる短編、他四編を収録。
  • 交換ウソ日記【スターツ出版文庫版】
    4.2
    1~3巻550~715円 (税込)
    好きだ――。高2の希美は、移動教室の机の中で、ただひと言、そう書かれた手紙を見つける。送り主は、学校で人気の瀬戸山くんだった。同学年だけどクラスも違うふたり。希美は彼を知っているが、彼が希美のことを知っている可能性は限りなく低いはずだ。イタズラかなと戸惑いつつも、返事を靴箱に入れた希美。その日から、ふたりの交換日記が始まるが、事態は思いもよらぬ展開を辿っていって…。予想外の結末は圧巻!感動の涙が止まらない!
  • さようならまでの3分間
    値引きあり
    4.0
    1巻477円 (税込)
    その日、女子高生の花村幸はマンションの屋上から転落して死亡した。気が付くと白い靄に覆われた世界に立っていた彼女は、Aと名乗る不思議な女性から『交通整理人』になるよう告げられる。それは、後悔があってあの世へ行けない人に、過去をやり直すための3分間を与えて未練を晴らす仕事という。幸は交通整理人のFと名前を変え、様々なやり直しの3分間を見届ける。やがてFは自身の死にかかわった親友・上条英梨と再会することになって――。
  • 図書室の神様たち
    3.9
    1巻594円 (税込)
    過去と現在が交錯する図書室で出会った二人。 居心地の悪い家に帰りたくない爽風は、放課後の時間を潰すために、学校の裏庭に建つ三階建ての古い図書室へ向かった。誰もいない図書室で本を探していると、物陰からひとりの男子学生が現れる。彼、笹木誠は同じ学年らしいが、まったく顔を知らない生徒。そして優しい笑顔を見せる彼の口元には、誰かにつけられたであろう痛々しい青痣があった。 「この世界の神様になりたい」と呟く不思議な誠。彼に何が彼に起きているのか聞けないまま、爽風はその後もたびたび図書室で誠と会い、しだいに二人の心は寄り添っていく。 だが、ある日偶然手にした数年前の卒業アルバムに、爽風は誠の姿を見つける。そして、かつて誠の担任だったという教師から、驚愕の事実を知らされて……!? 時間が交錯する不思議な図書室で、繋がったふたりの「いま」。爽風は誠を未来の“死”から救おうと、事なかれ主義だった自分を奮い立たせる。諦めを希望へと変えるために――! 胸がふるえる感動の青春ストーリー!!
  • 銀月の夜、さよならを言う
    3.5
    1巻726円 (税込)
    交通事故に遭うところを「高木茜」と名乗る女性に助けられた水原透流は、お礼をするため彼女を食事に誘う。そして意気投合した二人は、交際を重ね親密な関係を築いていくのだが、同時に透流は茜が時折覗かせる物憂げな表情に不安を覚えはじめる。透流はその気持ちを払拭しようと茜との愛を育もうとするが……。茜には透流が想像もできない大きな秘密が隠されていた――。運命に翻弄される二人のあまりに愛おしく、あまりに切ない至極の純愛小説。
  • ぼくの初恋は透明になって消えた。
    5.0
    1巻1,320円 (税込)
    たった一人の写真部に所属する高校生・石見虹郎(いしみこうろう)――通称「石ころ」は、うまくクラスに馴染めず孤独な学校生活を送っていた。そんなある日、ひょんなことから知り合ったのが、クラスメイトの最上律(もがみりつ)。教室ではあまり見かけないくせに、明るく前向きな彼女と接するうちに、灰色だった石ころの世界は鮮やかに彩られていく。しかし快活に振る舞う律には、誰にも言えない秘密があって……。
  • もう一度、日曜日の君へ
    3.0
    5月28日、日曜日。不思議な綿星に触れてから、僕と莉央は同じ日曜日を繰り返している。これは僕の望み。今日が続く限り彼女の命が消えることはない。しかし繰り返す度、僕の中から莉央との思い出は消えていき――
  • ワインガールズ
    -
    1巻1,650円 (税込)
    長野県塩尻市・桔梗ヶ原学園。生徒たちがブドウ栽培からワインを瓶詰めにする工程までを実際に手がける、全国でも珍しい「ワイン醸造」を手がけるコースのある高校だ。 鎌倉から母親の実家がある塩尻に越してきたばかりの北村いちるは、イケメンの先輩に勧められて、軽い考えからコースを選択する。 学年一の優等生・百瀬結生子は、実家のワイナリーが倒産寸前であることを知り、自分がワイナリーを再建するため、医師になる道をあきらめて、ワイン醸造を学ぶ決意をする。 テニスに青春のすべてを賭けて打ち込んでいた奥沢美麓は、父が突然病に倒れてしまい、繁盛していたイタリアンレストランを閉店せざるをえなくなる。 落ち込む父をなんとかして励ましたいと考えた美麓は、ワインをこよなく愛する父のために、自分の手で最高のワインを作ろうと考え、コースを選択する。 三人の少女は、ワイン造りの名人と呼ばれる高山秀次郎の厳しくも温かい指導によって、ワインの奥深い魅力にどんどん引きこまれていく。 ときには激しくぶつかりあい、ときには支えあい、挫折をくりかえしながら、ひたすらワインづくりに没頭していく三人。 そんなワインガールズたちの情熱が、やがて「奇跡のワイン」を生み出すことになる……。
  • ひとつ海のパラスアテナ
    3.8
    1~3巻649~715円 (税込)
    すべての『陸』は、水底(みなぞこ)に沈んだ。透き通る蒼い海と、紺碧の空。世界の全てを二つの青が覆う時代、『アフター』。 セイラー服を着て『海の男』として生きるボクは、両親の形見・愛船パラス号で大海を渡り荷物を届ける『メッセンジャー』として暮らしていた。そんなボクに、この大海原は気兼ねなくとびきりの『不運』を与えてくる。 ――『白い嵐』。 無情にも襲いかかる自然の猛威。それは、海に浮かぶ全てを破壊した。 愛船パラス号を失い、ボクが流れ着いたのは孤立無援の浮島。食糧も、水も、衣服も、何も無い。あるのは、ただただ広がる『青』。ここに、助けは来るのか、それとも―― それは、いつ終わるとも分からない。ボクの『生きるための戦い』。

ユーザーレビュー

  • 交換ウソ日記2 ~Erino’s Note~

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    前作1の黒田希美編が面白かったのですぐに続けて読みました。悩んでいる自分の性格について肯定してくれるひとを好きになって、でもだからこそ変わるきっかけにもなって…というところは共通しているように思います。でも、登場人物の性格や心理描写が細やかで前作との相違点を気にせず楽しめました。江里乃の性格と学校での立ち位置で、あんな形での告白になったというのがちょっと意外で素敵でした。

    0
    2025年11月15日
  • 交換ウソ日記アンソロジー ~それぞれの1ページ~

    Posted by ブクログ

    交換ウソ日記の世界線の短編集です。たくさんのスターツ出版文庫お馴染みの作家さんが登場!特に「嘘色の勇気」が面白かったです。SNSでは現実の自分とは違う自分を演じている主人公のお話です。私も理想と現実とのギャップで心の奥ではちょっぴりショックを受けたりしてしまったこともあるのでせめてSNSでは自分を発信したいという気持ちはよく分かります。それに、それは悪いことではないということにも気づけた1冊でした。

    0
    2025年09月20日
  • 交換ウソ日記2 ~Erino’s Note~

    Posted by ブクログ

    2年ぐらい前に交換ウソ日記の希美の物語を読んでやっと続きを読みました。今回は希美の親友、江里乃の物語です。いっつもサバサバしていて自分をもっている江里乃だけれど心の中はすごく繊細で気にしすぎてしまうところとかよく分かってしまう。正論で自分を守ってしまうことって実は私もあったりするので江里乃は共感できる人物の1人ですね。

    0
    2025年09月11日
  • 交換ウソ日記3 ~ふたりのノート~

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    幼なじみの2人の物語で今までのシリーズとは違った感じでよかった!!最初から惹き込まれて中盤から付き合い始めるとか展開が好きすぎる!!!

    0
    2024年08月12日
  • 交換ウソ日記3 ~ふたりのノート~

    Posted by ブクログ

    今回の物語は
    幼馴染みの2人がノートを通して惹かれ合い
    恋人という関係に繋がっていく。

    幼馴染みだと過去のことを知っているし
    昔と比べて変わった・変わらないとか
    色々あるだろうけど
    今になって初めて知る相手の一面もあると思う。

    中には誤解している一面もあるかもしれないから
    まっさらな気持ちで相手のことを知ろうとするって
    難しいけど大切なことだと思った。

    相手が誰か知らないノートで
    交換日記を始めたことで
    隠していた一面を知ることができるし
    今回のふたりには良いきっかけになったと思う。

    それにしても
    今回ノートを通しての恋する女の子が
    主人公が瀬戸山くんの兄妹だと思わなかった。

    #交換

    0
    2024年05月14日

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