さよなら、男社会

さよなら、男社会

1,540円 (税込)

7pt

ジェーン・スーさん推薦!
「個人的な経験を丁寧に解していくと、そこに社会が現れる。
読後、自分の話にじっくり耳を傾けてもらえたような充足感を得る人は多いだろう。
私もそのひとりだ」


僕らはいい加減、都合のいい妄想から目を覚まさなければならない。
圧倒的な非対称を生きる僕らは、どうしてその事実に気づけないのか。
真に女性と、他者とつながるために、乗り越えねばならない「男性性」の正体とは何か。

50歳となった著者が、自らの体験を出発点に「いかにして男はマッチョになるのか」「どうすれば男性性を脱ぎ去ることができるのか」を問う。
——これまでにない男性をめぐる当事者研究!



【目次】
はじめに
1章 どのようにあたかも自然と男は男になってきたのか
2章 恐怖と勇気が与え、奪い去ったもの
3章 切断の恐怖と悲しみと痛み
4章 猥談とノリ
5章 男性性と女性性
終わりに

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さよなら、男社会 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2023年10月20日

    男性が「感じる」ことを拒否していることに気づかないと解決しないジェンダーの問題を深く書いてくださっているので、ここまで言語化してくれてありがたい気持ちです。

    0

    Posted by ブクログ 2022年08月27日

    日本で生まれた男性が、どのようにして男性性を身につけたのかという「参与観察」。
    聞こえてくる声や暗黙のルール、それらに縛られていく筆者。
    韓国ルーツという出自も影響しているかもしれないが
    丁寧に観察していると、男性は想像以上に『男らしさ』を強いられているのだと分かる。

    読みやすいだけに批判的に読ま...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2022年04月07日

    生きてる中で感じてきたモヤモヤを全て言葉にして表現されたような感覚だった。このモヤモヤの正体を文章にするとこんな感じか、これこそ感じていた違和感や苛立ちの正体だと。

    0

    Posted by ブクログ 2021年12月03日

    とてもスッキリした理屈。男性が女性を差別する根源を丁寧に掘り起こしていて、本当に納得。
    ただ原因がそこにあるとすると、男性が自ら気付き解き放たないと。解決までの道のりは遠いなぁ。
    でも女性が、もしくは気付いた一部の男性が『教えてあげて』得られる平等な社会じゃあ本物じゃないしなぁ。

    0

    Posted by ブクログ 2021年04月01日

    これ、すごくいい本。どうやって男性が男性になるのか、男性の洗礼も書いてあるし、そこから脱却することも書いてある。第4章からは読んでいて自分の中にあるミソジニーと向き合うことになるので私は辛かった。内省。

    0

    Posted by ブクログ 2020年12月30日

    「話が通じる」という安心感があった。
    息子たちを育てていくうえで覚えておきたいこと、大事にしたいことがたくさん書いてあった。夫には今さら期待しない。これからの時代を生きる人には伝えていかなきゃと思った。

    -----------------------------------


    "感覚的...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2024年02月14日

    なんとも言えない読後感である。

    この本の他の人の感想を見てみたが、内容がとっちらかってるとの投稿もチラホラあった。
    だが、筆者も指摘するように、違和感を「感じる」対象は筆舌に尽くし難いので、シュッとした文章で整理することは出来ないのだろう。
    1対1対応ではないと筆者も分かった上で、表現方法を手を変...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2022年05月20日

    時間かけて読んだ。途中、男性性、女性性という言葉がたくさん出てきて、違和感ある時もあったが、その意味に最後には納得できた。自分をそのまま受け入れること、最近忘れていたなと感じた。

    0

    Posted by ブクログ 2021年08月16日

    著者が考える、「男性性(男とはこうあるべきみたいな考え方)」ってこうやって形成されてしまったんじゃないか。という考察には自分にも思い当たるふしが多すぎてクラクラする。気づいてない振りをしてきた、誤ったというかズレた価値観の上に自分自身を構築してしまったという事実。また、おそらく大多数の男性が同じよう...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2021年07月23日

    読むのにめちゃくちゃ時間がかかった。痛くって。
    感想を書こうとすれば、引用しようとすれば、いろんな観点がありすぎて膨大な量になりそうだ。

    語り口が厳しく痛い。でもそれは、著者自身が自らを断罪していて、血を流しているからのようにみえる。

    序盤の語彙の強い社会への糾弾に怒りを一緒に募らせ、途中著者の...続きを読む

    0

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