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Posted by ブクログ
気になるタイトルだった。
読んで良かった。
患者というカテゴリーは、お客様というより、ハンディを背負った弱者のような気がする時がある。
そして、患者は一見労われているように見えて、関係性の中で強制されること、奪われることがある。
ホテルと病室のノックの違いの話で、ハッとさせられることがあった。
私も、多分、奪う側、強いる側として機能していると自覚している。
相手の話を聞くときも、つい、自分の話に持っていいき、勝手に共感し、共感を強いている。
恥ずかしいなと、読みながら落ち込んだ。
上間陽子さんの話も、良かった。
暴力を振るわれることが日常である、主体性や自分の考えを持つことを、根っこから奪われる経験のなかで、生きるとは何なんだろう。
私たちは、多かれ少なかれ、トライアンドエラーの中で学び、成長する。
そうした生きることを教えてもらえなかった人は、何を望むのだろう。
考える。考えて、自分の聞くことを振り返る。
Posted by ブクログ
インタビュアーである著者が自身が行ったインタビューを通して自身の聞くこと話すことからどのようにインタビューについて向き合っているかを書いた一冊。
映画監督、大学教授、研究者、作家とさまざまなジャンルの方とのインタビューを通して自身がどのように話を捉えていたのかという深層がわかり興味深く読みました。
自分の主観を除いて話を聞くことを徹底している著者が、役者の演技からキャラクターがどう演じられるかや言葉にできないことの声を聞くためにただ聞くという姿勢で臨むこと、認知症患者のケアのひとつのユマニチュードから通してみる「見る・話す・触れる・立つ」ということと距離感の考え方、自殺志願者の声からありのままの行動を感じ見えてくるものといったものを扱う相手に対してどのように向き合っていったのかを本書で感じることができました。
読む人によって様々な解釈が生まれると感じた本書を読んで相手の話を聞くときに自分を形成するものを徹底的に知ることで相手の話を聞く姿勢を作れる。そして、自分の主観を除いてただ話を聞くことが相手の話を聞くということでありそこから相手の真理が見えてくるだろうと感じた一冊でした。
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