さよなら、ベイビー(新潮文庫)

さよなら、ベイビー(新潮文庫)

649円 (税込)

3pt

見知らぬ赤ん坊(タカヤ)を連れてきた父親が、まさかの突然死。母亡き後ひきこもり歴4年の雅祥(まあくん)が、いきなり育児を任されることに。この時から地獄の二人暮らしが始まった。ミルクを飲ませても、おむつを替えてもタカヤは泣き止まない。母親はいったい誰……迎えが来る日まで、あと1日。だが、まあくんとタカヤと母親の人生は驚愕の真実へと急転直下する! 胸に染みる、痛快青春ミステリー。(解説・北上次郎)

...続きを読む

さよなら、ベイビー(新潮文庫) のユーザーレビュー

\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2014年08月17日

    主人公の雅祥(まさあき)はひきこもり。彼の心の闇はいつまでも解決できないのでは、と読み始めたら誰もが思うことだろう。
    ましてや冒頭で父親が亡くなってしまうので本当に大丈夫か、と思う。
    でもなにくそと、緒方さんに叱咤激励を受けながら、父のいとこ「しーちゃん」に助けてもらいながら、見知らぬ赤ちゃん「タカ...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2021年10月14日

    父が預かってきた赤ちゃんを引きこもりの男の人がてんやわんやしながらも頑張って育てる!
    そんな愛情物語かと思ったらミステリーでした!
    合間合間に出てくる主人公とは接点なさそうな人たちはどうお話に絡んでくるんだろうと思っていたら、、終盤でびっくり!!
    でも私の理解能力が低いからか、本を読み終わっても全て...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2018年10月16日

    母亡き後引き籠もる事四年の二十一歳雅祥が父の急死により急遽託された赤ん坊の育児。不妊症夫婦や産婦人科医や中学生の妊婦を挟みつつ、従姉に助けられ民生委員女性に叱られる。現実の養子縁組制度のうねりが説明だけで圧巻。タカヤの愛くるしさに絆される雅祥の育児パートがとてもすき。結末は胸が控え目ながら破れそう。

    0

    Posted by ブクログ 2017年02月10日

    内容(「BOOK」データベースより)
    僕の自殺未遂。母の死。失われた“あの日”の記憶。ひきこもり続けて、もう四年。父が、家に傍若無人な赤ん坊を連れてきて、僕の生活は、無茶苦茶になった。でも、生きる目的は復活。

    漫画チックな表紙で少しひるみながらも、あらすじがどうにも気になって購入。
    所謂ニートが、...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2016年04月20日

    想定外の掘り出し物。家にも帰らず、喫茶店に寄って久々の一気読み。ミステリとしても、心温まるエンタメ小説としても楽しまさせていただきました。都合のいい部分はあるが、それでもいい。

    0

    Posted by ブクログ 2015年09月22日

    夏の文庫フェアで見かけて買ったやつ。まぁくんダメダメすぎてちょっとイライラしたけど、ちゃんと成長してて良かった。赤ん坊の表現が多彩すぎる!笑 あ~そういう問題に持ってくのね…ってオチ。 不妊のツラさ、出産の大変さも描写されてたので、読みごたえがあった。
    章ごとに語り手が違って、理解するまでに時間がか...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2015年09月09日

    すごく面白かった。
    独特な言い回しが多用されているが、鬱陶しくない演出。
    人物相関が少しこんがらがってしまい、もう一回読まなきゃだめだなーと感じてる。

    0

    Posted by ブクログ 2015年07月30日

    あかちゃんの面倒をみるって大変!ってことじゃなく、引きこもりの青年があかちゃんを育てることでしだいに… なんてありきたりの話でもない。それ込みのミステリーなんですね。終盤、えーっ!そっち?って思いましたよ(笑)

    0

    Posted by ブクログ 2014年09月27日

    複雑な家族関係で紡がれるミステリー。最後は急ぎ足で伏線を回収しているので、ややわかりにくい部分も。
    ただ再読すれば意味がわかってくる。
    産まれた来た子にはなんの罪もない。純粋無垢なタカヤの描写は、思わず微笑みながら読んでしまった。
    ミステリーとしてはなかなか。「親孝行したくなる!」という帯は過剰だと...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2014年07月08日

    赤ちゃんとその子を育てるハメになった主人公の成長物語かと思ったが、それだけではなく、本格ミステリーとしても完成度の高さ。
    よくある書き方ではあるが、身構えずに読んだので、びっくりの展開。

    0

さよなら、ベイビー(新潮文庫) の詳細情報

閲覧環境

  • 【閲覧できる環境】
  • ・ブックライブ for Windows PC(アプリ)
  • ・ブックライブ for iOS(アプリ)
  • ・ブックライブ for Android(アプリ)
  • ・ブックライブ PLUS for Android(アプリ)
  • ・ブラウザビューア

※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。

この本をチェックした人は、こんな本もチェックしています

新潮文庫 の最新刊

無料で読める 小説

小説 ランキング

里見蘭 のこれもおすすめ

同じジャンルの本を探す