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3.9時代を象徴する一大経済事件へと発展したライブドア事件。フジテレビとの攻防、村上ファンド、楽天との闘い……。一連の騒動では誰がどう動いていたのか? 舞台裏の人間ドラマを描き切った話題騒然の書き下ろしルポに、事件のその後等、大幅加筆をして文庫化。
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3.9
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4.1旧ジャニーズ事務所の性加害事件や、ダイハツ、ビッグモーター、三菱電機、東芝などの企業不祥事、自民党の裏金問題、宝塚、大相撲のパワハラ、日大アメフト部の解散、そしてフジテレビ・・・、近年、日本の名だたる組織が次々と崩壊の危機に直面した。そこには共通点がある。「目的集団」であるはずの組織が、日本の場合は同時に「共同体」でもあったことだ。この日本型組織はなぜ今、一斉におかしくなってしまったのか? 日本の組織を改善させる方法はあるのか? 組織論研究の第一人者が崩壊の原因を分析し、現代に合った組織「新生」の方法を提言する。
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4.2今や、7軒に1軒が空き家! 2024年4月、総務省は住宅・土地統計調査を発表。それによれば、空き家は全国で900万1600戸に達した。7軒に1軒が空き家ということになる。しかも今後、首都圏に大量相続時代が到来し、さらなる空き家の増加が予想されている。なぜこうなってしまったのか。業界の第一人者である著者は、この結果を必然であったと分析し、2030年以降に大変化が起こると言う。すなわち、天国(首都圏の家が買いやすくなる)と地獄(相続登記をしないとペナルティが課せられる)が待っている。どうすれば空き家を減らせるのか。空き家になったらどう対処するのか。空き家を通して、日本社会の「現状」と「近未来」を読み解く。 (以下、目次より) ●空き家900万戸の衝撃 ●空き家の半分以上はマンション空き住戸 ●実は世田谷区は空き家天国だった ●おひとりさま老後のリアル ●ついに、国が重い腰を上げた ●絶対に押さえておきたい法改正 ●親の財産を知ることから、空き家対策が始まる ●相続登記をしないと…… ●空き家バンクを活用しよう ●不動産投資ブームに群がる人たち ●2030年以降に起こる大変化 ●都内優良住宅が大量にマーケットに ●住宅量産政策からの転換 ●街プラウドの醸成が空き家をなくす
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4.2
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4.6経済成長の起爆剤として期待されるイノベーション。 将来への新しい希望であると同時に、「創造的破壊」と言われるように、人々のスキルや生活の基盤を壊す側面もある。 本書は「人」の観点から検討し、創造の促進は元より、破壊の打撃を軽減する方策を考察する。 創造する人、破壊される人の特徴とは? 抵抗と格差を縮小する教育投資、ミドル・シニア層のリスキリングとは? 希望と幸せのための二つのリスク・シェアとは? ■目 次■ はじめに 第1章 イノベーションとは何か 1 「創造的破壊」としてのイノベーション 2 不確実性がつきもの 3 創造の恩恵と破壊のダメージには時間差がある 第2章 創造する人の特徴 1 創造性は才能なのか、環境なのか 2 動機づけ次第で創造性が変わる 3 誰がイノベーションを生み出すのか 4 「創造的破壊」の張本人は誰か 第3章 破壊される人は誰か 1 誰が破壊されやすいのか 2 どのような人が破壊されてきたのか 3 破壊されるインパクト 第4章 新しいモノゴトへの抵抗 1 抵抗を生むイノベーション 2 政府はどちら側につくのか 3 抵抗がなくなる条件 第5章 アメリカ型をマネするな 1 世界をリードするイノベーション大国 2 広がる格差と増える絶望死 3 どこかに正解がある? 第6章 自己責任化する社会 1 リスクの取り方、分散の仕方 2 個人が引き受ける破壊リスク 3 広がる自己責任と、狭まる「他者への責任」 第7章 創造と破壊のためのリスク・シェア 1 政府の再分配 2 リスク・シェアのさまざまな可能性 3 イノベーションを方向づける おわりに 謝辞 参考文献 註記
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3.82014年刊行の『地方消滅』と、そこで示した896の「消滅可能性都市」リストは、衝撃をもたらした。 それから10年を経て、東京の出生率は0・99になるなど、なお少子化は加速する。 このままだと2100年に人口は6300万人、高齢者が4割の国になりかねない。 本書は、全国1729自治体を9つに分類。 「ブラックホール型自治体」の特性なども分析し、持続可能な社会へ向かうための戦略とビジョンを打ち出す。 目次 序章 「消滅可能性都市896」の衝撃 Ⅰ部 消滅自治体 最新データ篇 第1章 地方自治体「持続可能性」分析レポート 地域特性に応じた人口減少対策が必要 (三村明夫+人口戦略会議) 第2章 全国1729自治体リストから見えた地域の特性 自治体の「人口減少要因」が明らかに (人口戦略会議) 第3章 人口減を止められなかった10年 外国人・寄合・デジタルは救いとなるか (宇野重規×増田寛也) Ⅱ部 2100年への提言篇 第4章 緊急提言「人口ビジョン2100」 安定的で、成長力のある「8000万人国家」へ (人口戦略会議) 第5章 人口減少、どう読み解くか ・少子化・人口減の深刻さはなぜ共有されないか――1990年代の不良債権問題との類似性 (白川方明) ・正社員とパートの賃金格差解消こそ最重要課題――約4割の未婚女性が子どもを持たないと予想 (永瀬伸子) ・東京出生率0・99の衝撃 基本から知る低出生の現実 (小池司朗) 第6章 今が未来を選択できるラストチャンス (三村明夫×増田寛也) 全国1729自治体の9分類
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3.7ChatGPTを初めとする生成AIの登場により、その万能性が人間への脅威としても論じられているが、現在のAIは決して万能ではない。AIに何ができ、何ができないかを理解しないことには、正しく恐れることもできない。人工知能研究の専門家が、AIの「現在の限界」をわかりやすく解説し、その先にある「次世代AIの可能性」を探る。 【目次】 第1章 AI開発の歴史は未来のためにある 第2章 生成AIには何ができ、何ができないか 第3章 AIは経済の浮揚に寄与するのか 第4章 AIを使うか、AIに使われるか 第5章 社会が生成AIを受け入れるための課題 第6章 人とAIの共生 第7章 AIのスケール化と日本の未来
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4.0今は国保と無関係な会社員も、会社組織を離れれば選択肢に挙がる。退職後2年間は今加入している健康保険の被保険者になれるが、その後は再就職をするか、家族の扶養にならない限り、国保加入なのだ。何といっても70歳から74歳では、総人口に占める国保加入者の割合が75%。だから誰でも一生に一度はお世話になる可能性が高い。 その国保料は近年上昇している。大まかに単身世帯で所得300万円なら年間約40万円、所得400万円なら約50万円の保険料である。さらに会社員が加入する「組合健保」や「協会けんぽ」は配偶者や子どもなどの扶養家族がいても保険料は一人前。つまり家族分は負担ゼロであるが、国保には扶養の概念がない。そのため配偶者や子どもがいると、少なくとも年間数万円、多いと単身世帯より数十万円の負担増。一人でも高いのに、家族がいればますます高くなるこの国保料に、多くの人は加入する際、びっくり仰天するのだ。 本書は「年金生活や無職の人」と「フリーランス、自営業者」に分け、国保料を下げるポイントを紹介する。加えて滞納に悩んだり、違法な差し押さえに遭ったり、経済的に困窮して医療が受けられない状態に陥った時に「打てる策」もお伝えする。 オマケとして、支払った国保料によって所得税や住民税を安くする控除や、特別に利益が多くなった年に減税できる方法も。 弁護士とファイナンシャルプランナーによって監修を行い、日々の暮らしの助けとなる一冊。
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3.4
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4.2自民党衆院議員が妻の参院選出馬に際し、地元の議員らに現金を自ら配って回った前代未聞の買収事件。その額は100人で計2871万円にのぼる。なぜ、この事件は起きたのか。本当の“巨悪”は誰なのか。広島の地元紙が総力を挙げて「政治とカネ」の取材を続けるうち、買収の資金源とも目される自民党の巨額「裏金」問題へと繋がってゆき…。政権中枢の巨額「裏金」疑惑に広島の地元紙「中國新聞」が切り込んだ渾身の調査報道。『ばらまき 河井夫妻大規模買収事件全記録』の内容に、22年以降の取材の経過を大幅に加筆。買収資金として安倍政権幹部4人が裏金を提供した疑いを示すメモを手がかりに、政権中枢の闇に迫る。巨大な権力の壁にひるまず、真相に迫り続けた取材の裏側を描く執念のノンフィクション!――「事件はまだ終わっていない」
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3.5xxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxx 日本をダメにする共感バカの正体! xxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxx 現代社会では絶対善とされる共感能力。 世間には共感を促す声が溢れ、賛同しない者には、 息苦しさや社会的な制裁が与えられている。 「共感」は肉食獣のような力を持たない人類にとって、 生存・進化の原動力になった。 他者を思いやることで私たちは進化し、繁栄を築いてきたのだ。 一方、戦争をはじめ、人類史における大きな災厄が 過剰な共感からもたらされたのも事実だ。 太平洋戦争時の日本社会などは、その最たるものであろう。 本書では、テレビでもおなじみの生物学者が、 現代社会に溢れる「共感」に警鐘を鳴らす。 もはや国家が国民を守ってくれない時代、 個人が強く生きるための思考を伝授する。
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3.5認知科学の概念「プロジェクション」とは、自分の内的世界を外部の事物に重ね合わせるこころの働きのこと。プロジェクションには “推し”の存在に生きる意味を見出すようなポジティブな面がある一方で、霊感商法、オレオレ詐欺、陰謀論、ジェンダー規範など、他者によってこころを操られたり自分自身を無意識のうちに縛ったりすることでネガティブな問題を生じさせる面もある。実際には起きていないことや存在しないものを想像して現実に投射できるがゆえに生まれる「イマジナリー・ネガティブ」を認知科学の視点で考察する一冊。
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4.0保険や金融、政策にも活用されていることから、「ビジネスパーソンに必須な教養」とまで喧伝されている行動経済学。従来の経済学が想定してこなかった、人間の多様な行動を理論化したことにより、2000年代から脚光を浴び始めた。しかし近年、主要理論の「再現性」に疑問が生じたことにより、その正当性が疑われ始めた。果たして行動経済学は信頼できるのか? 行動経済学会の会長を務めている著者が、主要な成果を再検討することによって、根本から行動経済学を見直す。入門から応用までが詰まった決定版。
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4.0試験前の一夜漬け.苦労して覚えても,終わればすぐに忘れてしまう.もっと効果的で効率的な学習方法はないのか.鍵は「記憶」にある.記憶のしくみを深く知り,上手に活かせば答えはひらめく.記憶のアウトソーシングが加速するAI時代.人間の創造性が問われる今こそ必要な,科学的エビデンスにもとづく記憶法のヒントを伝授する.
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4.5日本が当事国であった戦争を知る世代が少なくなるなか,忘れてはならない記録と記憶の継承を志す場があり,人がいる.戦争の時代を生きた人間を描くノンフィクションを多数ものしてきた作家が,各地の平和のための博物館を訪ね,そこで触れた土地の歴史と人びとの語りを伝える.未来への祈りをこめた,今と地続きの過去への旅.
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4.0なぜ日本では「スペースX」が生まれないのか? そこには、山積する日本の行政機構ならではの問題点があった! 日本はどこで世界に遅れを取ることになったのか。そのなかでも活かすべき日本の宇宙技術の強みとは。 そして、これから学ぶべきイーロン・マスクの「狂気」とは――気鋭の科学ジャーナリストが記す、「科学技術立国」日本の現状と、復活への処方箋! 2024年2月17日、日本のあらたな主力ロケットとして開発された「H3」の2号機がはじめて打ち上げに成功した。遡ること約1年前の2023年3月の初号機打ち上げでは2段エンジンに着火せず失敗。搭載した地球観測用衛星「だいち3号」を喪失する結果となった。 JAXA や三菱重工などは原因究明と対策を1年の時間をかけて講じ、2号機打ち上げに成功する。当初2020年初号機打ち上げ予定として開発が計画されたH3は、3年遅れでようやく実用化に目途がたったのだった。 しかしH3の遅れは3年だけではない。じつは、その技術的遅延は7年近いのだ。 成功率9割超を誇ったH ーⅡAの後継は、2010年くらいには開発を始めるという前提で動いていたが、着手にも遅延が発生したのだ。実際にスタートできたのは2014年。その後も開発段階で紆余曲折があり、2024年に成功へたどりついたことは記憶に新しい。 2000年代から2010年代にかけてといえば、世界ではさまざまなスペースベンチャーが勃興する時代であった。たとえば、イーロン・マスクが興したスペースXは大胆不敵な発想でファルコン9の開発と商業利用に成功する。背景にはソ連崩壊とスペースシャトル計画に端を発する、アメリカをはじめとする諸外国で起きた宇宙開発を「官から民」へチェンジする流れがあった。それが、イーロン・マスクの宇宙への情熱と狂気を育む下地となったのである。 一方日本はそのとき、なにをしていたのか。 内閣府が主導した体制改革、そして文科省と経産省の権限争いであった。 本書では、なぜ宇宙開発が「官から民」へと変化することになったのか、それでいったいなにがかわったのかを読み解く。同時に、並みいるスベース・ベンチャーのなかでいかにスペースXが宇宙開発の牽引役となっていったのか、その強さと合理性を分析。そのうえで、日本の宇宙開発行政の問題点と、今後をどうしていくべきかを探っていく。 【目次】 第1章 技術開発と実用化の主体は官から民へ 第2章 衛星技術の発展がもたらす革新 第3章 イーロン・マスク、宇宙事業を変革する異端児 第4章 日本宇宙開発体制改革10年の蹉跌 第5章 日本の宇宙開発はこれからどこに向かうべきか
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3.8「弱者男性」の75%は自分を責めている。 “真の弱者”は訴えることすらできない――。 「40代後半でカネもない 独身のおっさんに 人権なんてないんです。 そこにいるだけで 怪しくて、やばいんです」 (本書インタビューより)
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5.0東京大学が「帝国大学」だった頃、すべては始まった―― 「東大」出生の秘密を暴き、その虚像と実像を抉り出す! * 明治19年の帝国大学の誕生は、のちの東京大学をも貫く基本性格を確立した歴史的特異点であった。エリート官僚養成、アカデミズムの独占的権威、立身出世・受験競争の頂点――伊藤博文、森有礼、井上毅ら設計者たちの政策的意図を辿りつつ、今日まで続く東大の本質とイメージの淵源を明らかに! [目次] 第一章 帝国大学の出自――リヴァイアサンの生い立ち 第二章 帝国大学のモデル――ドイツの大学から学ばなかったこと 第三章 官庁エリートの供給源――工科系から法科系へ 第四章 出身と出世――上昇気流にのって 第五章 明治アカデミズムの体質――講座制と研究 第六章 もしも帝大がなかったら――批判的展望 あとがき 解説 科学史/大学史を超えた「学問の歴史」 石井洋二郎
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3.9自分の人生に意味はあるのか,自分に存在価値はあるのか….誰にでも訪れる「むなしさ」.便利さや快適さを追求する現代では,その感覚は無駄とされてしまう.しかし,ため息をつきながらも,それを味わうことができれば,心はもっと豊かになるかもしれない.「心の空洞」の正体を探り,それとともにどう生きるかを考える.
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4.0祟るほどパワーが強い!参拝する前に知っておきたい「最強神社」の真の姿、そして謎――『古事記』『日本書紀』に登場する神々を祀る神社。これを、著者は「最強神社」と定義する。最強神社には謎が多い。たとえば伊勢神宮は皇祖神アマテラスを祀りながら、なぜ天皇は明治時代まで参詣しなかったのか。出雲大社の巨大な本殿は実在したのか。大神神社の御神体・三輪山には何があるのか。宗像大社が鎮座する沖ノ島で行われていた謎の祭祀とは。これらを含め、この国の成り立ちにまつわる謎を読み解いていく。また現在、ご利益をもたらすと考えられている神々のなかには、かつては荒々しく祟った神も存在する。最強神社と太古の神々を知れば、参詣・参拝など神社との向き合い方が大きく変わるだろう。
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3.8戦乱の狂騒に抗す。 ウクライナ戦争、独ソ戦、太平洋戦争……。動乱の時代には俗説(フェイク)が跳梁跋扈する。 理性を保ち、史実と向き合う術を現代史家が問う! 軍事・戦争はファンタジーではない。 日本では報じられなかったウクライナ侵略戦争の「作戦」分析、『独ソ戦』で書ききれなかった挿話、教訓戦史への強い警鐘に歴史修正主義の否定、そして珠玉のブックガイドを収録した論考集。 俗説が蔓延していた戦史・軍事史の分野において、最新研究をもとに新書を著し、歴史修正主義に反証してきた著者が「史実」との向き合い方を問う。 戦争の時代に理性を保ち続けるために――。 ■戦争を拒否、もしくは回避するためにも戦争を知らなければならない ■軍事は理屈で進むが、戦争は理屈では動かない ■軍事理論を恣意的に引いてきて、一見もっともらしい主張をなすことは、かえって事態の本質を誤認させる可能性が大きい ■歴史の興趣は、醒めた史料批判にもとづく事実、「つまらなさ」の向こう側にしかない ■歴史「に」学ぶには、歴史「を」学ばなければならない ■イデオロギーによる戦争指導は、妥協による和平締結の可能性を奪い、敵国国民の物理的な殲滅を求める絶滅戦争に行きつく傾向がある ■戦争、とりわけ総力戦は、体制の「負荷試験」である。われわれ――日本を含む自由主義諸国もまた、ウクライナを支援し続けられるかどうかという「負荷試験」に参加しているのである 【目次】 まえがき 第一章 「ウクライナ侵略戦争」考察 第二章 「独ソ戦」再考 第三章 軍事史研究の現状 第四章 歴史修正主義への反証 第五章 碩学との出会い あとがき 初出一覧
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4.0「日本を破壊した男の軌跡」 2022年7月8日、安倍晋三元首相が銃撃され、 駆けつけた昭恵夫人に見守られる中で息を引き取った。 生前の安倍氏は、「日本を、取り戻す。」「アベノミクス」 「地球儀を俯瞰する外交」「改憲」などを掲げて支持を集め、 安倍政権は憲政史上最長(3188日)の長期政権となった。 一方で、モリカケサクラ問題をはじめとする、様々な疑惑が 曖昧なまま決定された国葬の賛否をめぐる議論に、安倍氏の遺した分断の 深さが見てとれる。 本書では、大衆社会の病理を観察し続ける著者が、検証可能な事実を基に 安倍晋三という政治家、ひいては人間の本質を明らかにしていく。 そこから見えてくるのは、安倍氏を支持し続けた私たちの社会の病だった――。
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3.0事務次官、それは同期入省の中から三十数年をかけて選び抜かれたエリート中のエリート、誰もが一目置く「社長」の椅子だ。ところが近年、セクハラ等の不祥事で短命化が進み、その権威に影が差している。官邸主導人事のため省庁の幹部が政治家に「忖度」しているとの批判も絶えない。官界の異変は“頂点”だけに止まらない。“裾野”も「ブラック」な労働環境や志望者減、若手の退職者増など厳しさを増す。いま日本型組織の象徴と言うべき霞が関は、大きな曲がり角を迎えているのだ。事務次官はどうあるべきか? 経験者や学識者に証言を求め、歴史や法をひもとき、民間企業や海外事例と比較するなど徹底検証する。長年、大蔵省・財務省をはじめ霞が関を取材し尽くした生涯一記者ならではの、極上ネタが満載。 プロローグ――霞が関の「聖域」 1章 その椅子のあまりに軽き――相次ぐ次官辞任劇の深層 2章 「名誉職」に過ぎないのか――事務方トップの役割を探る 3章 社長と次官――「組織の長」を比較する 4章 冬の時代――先細る天下り先、激減する志望者 5章 内閣人事局の功罪――幹部人事はどうあるべきか 6章 民間と女性の力――改革なるか人事院 エピローグ――「失敗の本質」
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3.0小泉武夫氏(発酵学者、東京農業大学名誉教授)、太田和彦氏(居酒屋評論家)、推薦! 会食、パーティー、レセプション、晩餐会。 外交と「食」は密接な関係がある。 そして食を彩り、コミュニケーションの潤滑油となるのが酒である。 外交官だった著者は日本酒の魅力に取りつかれ、ヨーロッパ、中東、カナダなど赴任した先々で、さまざまな「日本酒外交」を展開する。 日本酒は異文化に受け入れられるのか? そもそも合う料理があるのか? 「酒サムライ」の称号を得た著者は、世界の外交舞台に果敢に斬り込んでいく。 そこで見出した、日本酒が秘める大きな可能性とは?
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4.3「自分には生きている価値がない」「ブサイクだから異性にモテない」。 極端な言葉で、自分を傷つける人が増えている。 「自分が嫌い」をこじらせてしまった人たちの、自傷行為のように見える言動。 その深層心理にひきこもり専門医である精神科医が迫る。 誰にでも何歳からでも起こり、一度おちいると出られない、徹底的な自己否定。 「ダメな自分」の思い込みを見つめ直し、健全な自己愛を取り戻す方法を探る。
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3.9佐伯鷹志は、かつて警視庁警備部警護課に在籍し、SP(セキュリティー・ポリス)として、政治家の警護をしていたエリート警察官だった。いまは一線を退き、北アルプスと立山連峰に挟まれた、広大な山岳地帯で遭難者を救助する、山岳警備隊の隊員となって久しい。その佐伯を狙う謎の暗殺集団。彼らは、警察と政界の闇の部分を知りすぎた佐伯を消すために送り込まれた、“掃除屋”と呼ばれる男たちだった。そして、幾重にも張りめぐらされた非常の罠。風速四十五メートルの大型台風に襲われ、下界と完全に弧絶した、標高二千メートルを超える険峻な山岳地帯を舞台に、過去を背負った男たちの、決死のサバイバルが始まる!
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4.0「世界に固定した実体は存在しない。あらゆるものは“空”である」。 ものへの執着と、輪廻の恐怖から人々を解放した「般若経」。 1世紀半ばといわれる成立以降、数々の翻訳や加筆により、分散や繰り返しも多く、理解が難しかった大経典に、<空思想>の泰斗が正面から対峙。素朴で力強い思想の魅力を描きつつ、仏教思想史における位置と意味を明らかにする! 本書の原本は二〇〇二年八月、中公文庫BIBLIOより刊行されました。 目次 まえがき 序章 説話と思想 玄沙出家 『ヴィシュヴァーンタラ・ジャータカ』 布施太子の入山 常悲菩薩本生 サダープラルディタ(常悲)とダルモードガタ(法来) 哲学の発生 第一章 大乗仏教への道 シャーキヤ・ムニと大乗の菩薩 出家と在家 ストゥーパ (舎利塔)とヴィハーラ(精舎) 教団の分裂 ジャータカ (本生話)とアヴァダーナ(譬喩) 第二章 般若経の背景」 ボサツと菩薩 僧院の仏教 すべてがあると主張する者――有部の哲学(1) 区別の哲学――有部の哲学(2) 三世実有・法体恒有――有部の哲学(3) 第三章 「般若経」の出現 『八千頌般若経』の成立 過去仏・現在仏・未来仏 アクショービヤ如来 哲人マイトレーヤ (弥勒) 「般若経」の発展 第四章 「般若経」の思想(1) 仏母の発見 菩薩大士 大乗――声聞・独覚の批判 本来清浄――実在論批判 第五章 「般若経」の思想(2) 不二 般若波羅蜜 廻向――ふりむけの思想 巧みな手だて 菩薩の階位 縁起と空 参考文献 内容紹介 たとえば私の目の前にある机という個物は机という本体をもっていない。なるほど私がその前にすわってその上で原稿を書けば、それは机である。しかし私がそれに腰かければそれは椅子以外の何であろうか。(中略)そのようにさまざまな認識とさまざまな効用が起こるのは、その机に机の本体がないからである。机は机として空であり、本体は思惟における概念にすぎない。愛情は凡夫にとっては迷いの絆きずなであるけれども、菩薩や仏陀にとっては有情を見捨てない慈悲である。どうしてそこにただ煩悩という本体だけを認めることができようか。―――第五章「般若経」の思想(2) より
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3.5危機の時代を生き抜くためのブックガイド。 コロナ禍にウクライナ侵攻、安倍元首相銃殺。さらには物価高に温暖化。遠い地で起こったはずの出来事が、あなたの暮らしを突如襲う。世界は複雑に絡まり合い、一寸先の予測さえ不可能である。ではどうするか。 <時代の危機を認識するためには、読書に裏付けられた学知の力が不可欠なのである>―まえがき ◎内村鑑三『代表的日本人』 ◎ヨゼフ・ルクル・フロマートカ『なぜ私は生きているか』 ◎宮本顕治「鉄の規律によって武装せよ!」 ◎アーネスト・ゲルナー『民族とナショナリズム』 ◎手嶋龍一『鳴かずのカッコウ』 ◎斎藤幸平『人新世の「資本論」』 いずれも、階級格差、民族的アイデンティティー、国家の暴力性、革命、インテリジェンス、環境について危機を真摯に受け止め、その克服に取り組んだ(取り組んでいる)知識人の著作である。 著者の案内を入り口にして、これらの作品を読み進めれば、現代を生き抜くヒントを得られるはずだ。 (底本 2022年9月発売作品)
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4.0宣伝省の中に政府がある・・・・・・ 全てのメディアを掌握したプロパガンダの怪物の正体! 15000人の職員を擁した世界最初にして、最大の「国民啓蒙宣伝省」 ヒトラー、ナチ幹部、国防軍、そして市民を従属させた、その全貌を描く。
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3.7
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3.3社会や価値観が変化するなか、消費のあり方はどう変容してきたか。所有からシェア的なものへと移行が進んだ「第四の消費」社会を分析。何に豊かさを見いだすのか。コロナ禍で強まりをみせる孤独、格差、分断等も考察、消費から見えてくる社会のありようと今後を探る。
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3.9衰退途上国から脱け出すために――。 なぜ、いつも頭(トップ)から腐るのか!? 不正で、無能で、腐敗した組織が続く構造的理由を、レジーム分析を続ける政治学者が剔抉する。 悪徳の三拍子がそろった時代。 不正=間違った政治理念を追求。ないしは、その理念に動機付けられている 無能=統治能力が不足している 腐敗=権力を私物化し、乱用している 第二次安倍政権以降の状況は「体制」と呼ぶ方が的確だ。 体制とはトップが入れ替わっても権力構造が基本的に変わらない状態を指し、個人名に重きを置く政権とは違う。 長期腐敗体制と化していった要因を洗い出し、シニシズム(冷笑主義)を打ち破る術を模索する。 ■日本は腐敗した衰退途上国だ ■エリートがしっかりすれば国がうまくいくわけではない ■前線だが最前線ではない、という日本の位置 ■日本の戦後レジームの本質は朝鮮戦争レジーム ■日米の「価値観の共有」は空洞化している ■前提からおかしかった「デフレからの脱却」 ■リフレ派も反リフレ派も勝者ではない ■中曽根は対米交渉カードをみずから放棄した ■冷戦秩序への回帰は不可能だ ■維新の会とデモクラシー ■二〇一二年体制と近代国民国家の終わり? 【目次】 序 章 すべての道は統治崩壊に通ず――私たちはどこに立っているか? 第一章 二〇一二年体制とは何か?――腐敗はかくして加速した 第二章 二〇一二年体制の経済政策――アベノミクスからアベノリベラリズムへ 第三章 二〇一二年体制の外交・安全保障1――戦後史から位置づける 第四章 二〇一二年体制の外交・安全保障2――「冷戦秩序」幻想は崩壊した 第五章 二〇一二年体制と市民社会――命令拒絶は倫理的行為である あとがき 参考文献一覧
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3.7なぜこの国は人を粗末に扱うのか? その根本原因に迫る! コロナ対策、東京五輪強行開催、差別やハラスメント、長時間労働、低賃金……。 日本の組織はあまりにも人間を、人の命や暮らしを、軽視していないか? こうした状況と酷似するのが、先の戦争中の日本社会だ。 本書では、大日本帝国時代の歴史を追いながら、その思考の構造を明らかにし、今もなおその精神文化が社会のあちこちはびこる事実を数多くの事例を通して検証。 敗戦で否定されたはずの当時の精神文化と決別しなければ、一人一人の人間とその暮らしが尊重される「民主」社会は実現しない。 仕方ない、という思い込みとあきらめの思考から脱却するためのヒントと道筋を提示する書。 【「はじめに」より】 日本人は、なぜ死ぬまで働くのか。 日本の経営者は、なぜ死ぬまで社員を働かせるのか。 弾薬や食糧などの補給物資を送らずに「目標の達成」を前線の兵士に要求した、先の戦争における大本営(戦争指導部)と、給料を上げず休息も十分に取らせずに「成果」を現場の社員や労働者に要求する、現代の(すべてではないにせよ、無視できないほど多い)経営者たちの間には、同じ思考形態が共有されているように見えます。 それは、外国人技能実習生と呼ばれる低賃金労働者と、戦争中の東南アジア植民地で徴用した「労務者」との共通点にも見られます。 彼らは共に、日本という国や日本企業の利益のために、苛酷な労働環境で道具のように酷使され、搾取される存在です。 こうした現代における社会問題を解決・改善する糸口として、本書は先の戦争における「大日本帝国型の精神文化(思考法)」に現代の視点から改めて光を当て、さまざまな角度から、その精神文化の構造を読み解いていきます。 (中略) 大きな「全体」のために奉仕や犠牲を強いられることなく、一人一人の人間が大事にされる社会を創るために、本書の論考がお役に立てれば幸いです。
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4.0コロナ禍でアマゾンは大きく売上を伸ばしました。2020年は米国の売上が対前年比+38%、日本では+25%と大きく伸び、前年の2019年はそれぞれ+21%、+14%の伸びにとどまっていたので高い伸びだったことがわかります。 日々の買い物や外食が制限されているなか、人々の生活を支え売上を拡大させただけでなく、アマゾンがその間も数々のイノベーションで顧客への新たなサービスを展開してきた結果と言えるでしょう。 アマゾンのビジネスモデル、経営手法、企業文化にはイノベーションをもたらすためのさまざまな「基準」が存在します。その中でも興味深いのが「破壊的に考えろ」というもの。 本書では、アマゾンジャパンの創成期から経営に携わった筆者が、その「破壊的思考」はもとより「リーダーシップ・プリンシプル」など、アマゾンが成長してきた「考え方」などを詳しく紹介します。eコマースに関心がある人はもちろん、多くのビジネスに直接的に役立つ思考法や手段が満載です。
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4.0男女同権はすくなくとも社会通念上は、あたりまえの前提となって久しい。 だが、日本の各地には、女性の立ち入りを禁止する聖域や、特定の神事には女性を参加させないという慣行が現在も存在している。 そして、大相撲の土俵についての「禁制」は、たびたび物議をかもしてきた。 「女人禁制」とはいかなる背景から生まれ、変化する政治や社会の中で受け継がれてきたか。 なぜ、時に激しい批判にさらされながらも、人々はそれを守ろうとするのか。 女性たちは禁制をどのように受容し、あるいは抵抗し、つくり変えてきたのか。 「差別」として批判をする人々と、「伝統」として守ろうとする人々。 この対立構図は、当事者達にとって調停不可能であり、今後も継続することが予想される。 本書では、文化人類学的分析を柱にしつつ、宗教学、民俗学、歴史学、国文学、社会学など様々の分野の成果を取り込んで、 暗黙の前提を覆し、賛成か反対か、伝統か差別かという二分法を乗り越える視点を提示するものである。 第一人者が、真の解決に不可欠な知見を、この一冊でわかりやすく示す! 【本書の内容】 学術文庫版の刊行に際して 女人禁制の現在―プロローグ 女人禁制への視角 大峯山の現状 山と女性 女人結界 仏教と女性 穢れ再考 あとがき 二十年の後に―学術文庫版あとがき
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3.6そこは、外国人、高齢者をネトウヨが襲う「空間」と化していた。 団地は、この国の“未来”である。テロ後のパリ郊外も取材した、地べたからの最前線ルポ!! 団地はこの国の課題最先端「空間」となっていた。 団地。そこは、かつて「夢と希望の地」だった。 しかし、いまは都会の限界集落と化している。高齢者と外国人労働者が居住者の大半を占め、さらにそこへ“非居住者”のネトウヨはじめ排外主義者が群がる。 排外主義的なナショナリズムに世代間の軋轢、都市のスラム化、そして外国人居住者との共存共栄……。 厳しい現実に負けずに、“一緒に生き続けること”を実践している各団地の取り組みを、私たちは“日本の未来”に出来るのか? 外国人実習生や排外主義者の問題を追い続ける著者が、日本各地に加えてテロ直後のパリ郊外も取材し、日本に問う。 ■団地は差別と偏見の触覚だ ■孤独死に国籍は関係ない ■九〇を超える国籍の人が住むパリの団地 ■「人種間というよりは、世代間のギャップなんですよ」 ■きっかけはほとんど“ごみ問題” ■日系人は合法的労働者供給源だった ■ヘイトスピーチを昇華する ※本書は2019年3月の小社より刊行した単行本を加筆修正したものです。 目次 まえがき――団地は「世界」そのものだった 第一章 都会の限界集落――孤独死と闘う 第二章 コンクリートの箱――興亡をたどる 第三章 排外主義の最前線――ヘイトへ抵抗する 第四章 パリ、移民たちの郊外――レッテルを塗りつぶす 第五章 残留孤児の街――歴史の中に立つ 第六章 「日本人」の境界――差別と分断に屈しない あとがき 新書版あとがき 参考文献一覧
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4.6日本人が知らない戦争の極意とは? 戦術とは、部隊を指揮して作戦を実行し、戦闘の目的である 戦勝を獲得する術(アート)と科学(サイエンス)のことである。 野戦指揮官の本質は、戦場で戦術を駆使して最小限の犠牲で 任務を達成することにある。 開国以来、西洋列強に追いつけ追い越せという国是を背負った 秋山真之は、「吾人一生ノ安ヲ偸メバ 帝国ノ一生危ウシ」という 覚悟のもとで渡米し、軍事思想の大家マハンに教えを請うて 『海軍基本戦術』を記した。 ナポレオン戦争、二つの世界大戦、ベトナム戦争……。 多くの軍人たちの血によって昇華されてきた近代戦術の本質とは何か? 半世紀にわたって戦術を研究してきた著者が、名著のエッセンスを紹介する。
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3.3その後700年におよぶ武家政権を本格的に開始したのは、なぜ源氏だったのか。そしてその地は、なぜ鎌倉だったのか。源氏を「武家の棟梁」に押し上げた4人――源為義・義朝・頼朝・義経の人物像から、日本中世の始まりを描く。 武士は、律令制が乱れた地方社会で自衛のために組織され、草深い東国の武者たちが貴族化した都の平家を滅ぼして武家政権を立てた――こうした通説的理解は、現在では成り立たない。近年の研究では、武士とはそもそも都市的な存在であり、源氏も平氏と同様に軍事貴族として王朝社会での栄達を目指していた。では、京武者・源氏はいかにして地方武士団を統合し、鎌倉に幕府を開くことができたのか。一族不遇の時代、列島各地に拠点を作った祖父為義。京都政界で地位向上に邁進し、挫折した父義朝。高貴な出自による人脈を駆使した頼朝・義経兄弟。河内源氏3代4人の長期戦略は、貴族対武士、東国対京都といった単純な図式を超えたドラマを見せる。 東国武士団の研究に多くの成果を上げてきた著者によれば、源氏こそ「征夷大将軍」「武家の棟梁」たるべきという観念は、源頼朝や足利尊氏、徳川家康らによって作り上げられたものだった。また、為義の父にあたる八幡太郎こと源義家が、武門源氏の始祖として神格化されたのは、のちの北条氏・足利氏が系譜と伝説を捏造したことによるという。文庫化にあたり、「補章」を加筆。〔原本:中央公論新社、2012年刊〕
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3.8妖怪に秘められた敗者たちの怨み声を聞く。 大江山の酒呑童子、那須野の妖狐・玉藻前、是害坊天狗、大魔王・崇徳上皇…… 妖怪は山ではなく、人の心に棲息している。妖怪とは幻想である。そして、自分たちの否定的分身である。国家権力に滅ぼされた土着の神や人々の哀しみ、怨み、影、敵が形象化されたものである。 酒呑童子、玉藻前、是害坊天狗、崇徳上皇、紅葉、つくも神、大嶽丸、橋姫。日本妖怪変化史に燦然と輝く鬼神・妖怪たちに託されたこの国の文化史の闇を読み解く。 酒呑童子は山の神や水の神と深いつながりを持っている。彼ら鬼たちは龍神=大蛇=雷神のイメージと重ね合わされており、酒呑童子が大酒飲みと描かれているのは、近江誕生説にしたがえば、彼がヤマタノオロチ=伊吹大明神の血を引く異常な「人間」であったからである。酒呑童子は仏教によって、もともと棲んでいた山を追われてしまう。それは山の神が仏教に制圧されたプロセスと同じであろう。(中略)酒呑童子の物語から、土着の神や人びとの哀しい叫び声が聞こえてくる。征服者への怨み声が……そしてその声は、自然それ自体が征服されていく悲鳴であるのかもしれない。――<「第一章 大江山の酒呑童子」より>
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3.6・「チルい」ブームの街は「サイコーにちょうどいい」街へ―― ・東京はもっと若者仕様になる―― 長く続くコロナ禍は日本の深刻な問題を忘却させてしまった。必ずしも東京に住んでいるとは限らない読者の生活の「未来」を描くのに、何故、「東京」を切り口にするのか。東京をまず「エンジン」として割り切って、その後に日本全体を駆動させる、「新しい東京一極集中」を戦略的に目指すべきだからだ。東京が稼ぎ、それを地方へと再分配する、人口が減少していく時代に必要な地方創生の在り方を提示する。提唱した「ヤンキー経済」が2013年の、「Z世代」が2021年のユーキャン新語・流行語大賞にノミネートした原田曜平による新たな提言。この本を読み終えたら、アフターコロナの日本の「未来」が今よりはっきり見えるようになる。 【目次】 はじめに 序章 今の日本が置かれた状況 第一部 現在のTOKYO 第一章 東京は世界で最も熱い? 第二章 東京の人間が東京の価値を一番知らない 第三章 東京の魅力は世界に伝わっていない 第四章 世界中の若者がTOKYOに住みたい 【座談会】 外国人留学生から見たTOKYO 第二部 第五章 「サイコーにちょうどいい」街、東京 第六章 東京に引き寄せられる若者たちの「思想」 第七章 TOKYOの課題と未来 おわりに
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4.0有無を言わさぬ「正義」が社会を覆っている。そして、一度「差別主義」「排外主義」のレッテルを貼られると、それを覆すのは容易ではない。だが、差別と言われていることは本当にそうなのか? 『「弱者」とはだれか』の刊行から20余年。ごく普通の生活感覚を手掛かりに「差別問題」の本質を問う。 第1章 ポリコレ現象はなぜ広まるのか 第2章 非常識なポリコレ現象の数々 第3章 女性差別は本当か 第4章 性差の変わらぬ構造 第5章 LGBTは最先端の問題か 第6章 攻撃的なバリアフリー運動はかえって不利 第7章 ポリコレ過剰社会の心理的要因 第8章 ポリコレは真の政治課題の邪魔
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4.0博物学者ゲッチョ先生の案内で,生き物の宝庫・沖縄へ出かけよう! 都会の森でホタル観察,海辺で拾える巨大な豆,ふしぎなジュゴン伝説,樹上で子育てするカエル,イリオモテヤマネコが生き残った理由――沖縄島,与那国島,石垣島,西表島,宮古島を中心に,島々の個性的な自然や文化を,臨場感あふれるイラストと共に紹介.※この電子書籍は「固定レイアウト型」で作成されており,タブレットなど大きなディスプレイを備えた端末で読むことに適しています.また,文字だけを拡大すること,文字列のハイライト,検索,辞書の参照,引用などの機能は使用できません.
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4.5体調不良により、読売新聞朝刊一面コラム「編集手段」の執筆を退いた竹内政明氏の最後のコラム集。勝った人より「負けた人」に、幸せな人より「日の当たらない人」に寄り添い、人々の心の襞に分け入る当代きってのコラムニストによる自選121編の「傑作選」と、ラクレ未収録分30編を収録。「泣けるコラム」で多くのファンを魅了してきた竹内氏の珠玉の作品集。
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4.0※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 人の気持ちや行動の理由がわからなくて、モヤモヤしたことはありませんか?自分の心さえままならないのに、人の心を見抜くのはとても難しいものです。しかし、心理学を駆使すれば人の心を見抜くだけでなく、簡単にあやつることだってできます。本書では、そんな実用性に優れた〈神・心理学〉の数々を厳選して紹介します。嫌な上司を黙らせ丸くしたり、異性の警戒心を解かせるなど、これを知れば仕事も恋愛も人生も、思いどおりにできます!
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3.0※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 人間の思考のうち、自分自身が自覚できているのはたったの10%程度。その他の90%におよぶ「無意識」を、暴き、あやつることができれば、人生はラクになります!本書は、そのために必要な人の心理を操作するトリックの数々が詰まった一冊です。他人からどう見られているか、さまざまな自分の側面など、自分や身近な人の本性がわかる心理テストから、いけ好かない上司を黙らせたり、ライバルを蹴落とす心理トリックなどさまざまなテクニックを紹介します。これを知れば恋愛も仕事も人生も、思いどおりにできます!
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3.8世界的な潮流となった#MeToo運動や男性社会への疑義など、性別に伴う差別や不平等への意識が今日、かつて無いほどに高まっている。他方、「男性特権」への開き直りは論外として、多くの男性は、時には剥き出しの敵意にも直面しながら、己の立ち位置や与し方に戸惑っているのではないか。自らの男性性や既得権、そして異性との向き合い方に戸惑い、慄くすべての男性に応えつつ、女性や性的マイノリティへ向けても性差を越えた運動の可能性を提示する一冊。
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4.0第二次世界大戦の悲劇を繰り返さない――戦争の抑止を追求してきた戦後日本。しかし先の戦争での日本の過ちは、終戦交渉をめぐる失敗にもあった。戦争はいかに収拾すべきなのか。二度の世界大戦から朝鮮戦争とベトナム戦争、さらに湾岸戦争やイラク戦争まで、二〇世紀以降の主要な戦争の終結過程を精緻に分析。「根本的解決と妥協的和平のジレンマ」を切り口に、真に平和を回復するための「出口戦略」を考える。
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3.8名将か、凡将か? 純粋に「軍人」としての能力を問う。 太平洋戦争開戦80年。『独ソ戦』著者の新境地、五十六論の総決算! 戦略、作戦、戦術の三次元で神話と俗説を解体する。 戦争に反対しながら、戦争を指揮したことで「悲劇の提督」となった山本五十六。 そのイメージは名将から、その反動としての凡将・愚将論まで、百家争鳴の状態となっている。 しかし、これまでの研究は政治との関わりに集中し、軍人・用兵思想家としての評価は後景に退いていた。 戦略・作戦・戦術の三次元における指揮能力と統率の面から、初めて山本を解剖する! ■山本は独ソ和平工作を仕掛けていた ■真珠湾攻撃、第二撃は当時から断念やむなしの空気だった ■ハワイを爆撃できる航空機を求めていた山本 ■MI作戦(ミッドウェイ攻略)は最初から杜撰な計画だった。 ■1930年代の山本の評価は「軟弱な親英米派」 ■第一次ロンドン軍縮会議では山本は艦隊派に与していた。 ■航空主兵論に大きな影響を与えた堀悌吉 ■陸攻は戦略爆撃でなくアメリカ艦隊撃破のためにつくられた ■「半年か一年の間は随分暴れてご覧に入れる」の真相 ■山本は戦艦を捨てきれなかった ■ミッドウェイで戦術的怠惰はあった 【目次】 序 章 山本五十六評価の変遷と本書の視点 第一章 雪国生まれの海軍士官 第二章 翼にめざめる 第三章 戦略家開眼 第四章 第二次ロンドン会議代表から航空本部長へ 第五章 政治と戦略 第六章 連合艦隊司令長官 第七章 真珠湾へ 第八章 山本戦略の栄光と挫折 第九章 南溟の終止符 終 章 用兵思想からの再評価 あとがき 主要参考文献
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5.0カーバ神殿を擁する巡礼地・メッカ。七世紀初頭、アラビア半島の灼熱の岩肌に囲まれたこの地が、なぜ都市に発展し、世界の<聖地>となったのか。ムハンマドの生涯や、コーランはじめ文化、風習、儀礼など、ムスリム知識人が守った伝承“ハディース”から、多角的に考察。西欧的学問の思考からは見落とされてきた、イスラーム精神の本質に迫る。 目次)) 序 章 西欧的知の枠組/多様化する世界/「常識」をこえるイスラーム/イスラームとは/イスラームの成立/イスラーム的知の枠組/オリエンタリズムの克服 一 前 史 メッカの歴史地理/考古学の成果/ソロモンとシバの女王/紀元前のアラビアの歴史/紀元前後のアラビア/一神教革命 二 系図と部族 父系の系図/「部族」の概念/メッカは「部族社会」か/氏族の系図/クライシュの子孫ではない人々/マワーリー/ハリーフ/個人の社会 三 メッカのはじまり カーバ神殿/アブラハムとメッカ/ジュルフム族のメッカ追放/フザーア族とキナーナ族/クライシュ族のクサイイ 四 メッカの発展 牧民社会メッカ/集団意識の実態/イーラーフの制度/フムスの概念/ウカーズの定期市 五 メッカの社会 急成長するメッカ/ムハンマドの生涯/平等な人間関係/メッカの商人/アラビア文字の文書 六 メッカとイスラーム 自由都市/ムハンマドに対する例外的措置/預言者と信徒/メディナ/イデオロギーとしてのイスラーム おわりに 学術文庫版あとがき 内容抜粋) イスラームが勃興した七世紀から十四、五世紀までのイスラーム世界にわりあてられた(教科書の)ページ数は、同時期のヨーロッパ史のそれの半分以下なのだ。筆者の見解では、この時代のイスラーム世界とヨーロッパ世界をくらべれば、人口といい、政治力といい、経済力といい、文明の力ともいうべきものといい、前者が後者を圧倒していた。わりあてページ数は逆でなくてはいけない、と信じている。 ――――「序章」より *本書は1991年に中公新書より刊行されたものを一部、加筆修正したものです。
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3.9霜降り明星のせいやが発した何気ない一言から、たちまち芸人の「第七世代」という言葉は一般的なものとなった。本書は、それ以前の世代とは誰のことなのか、どのような変遷を経て現在に至ったのか、「世代論」で戦後お笑い史を読みといていく。お笑いとは、時代の空気と流行に影響を受けるものであり、必ずや何らかの「世代」の傾向を刻印するものであることが一冊を通じて明らかになるだろう。これはもう一つの戦後史の姿である。
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