作品一覧

  • ウォーク in チャコールグレイ
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    1巻770円 (税込)
    都の西北にある大学の新聞学科に入学した山木信子は、新しい大学新聞の創刊を志す男子学生たちに交じって、キャンパスの周辺で新聞作りに励み始めた。蔦の緑濃くなる頃、初恋に心揺らぎ、悩みながらも信子は、ひたむきな学園生活を送る。60年代の青春群像を描いて今に甦る、早世した作家の自伝的長編小説。学生新聞の創刊にかける男女の愛と苦悩の日々は、チャコールグレイだった!
  • P+D BOOKS ウホッホ探険隊
    4.0
    1巻715円 (税込)
    離婚を機に始まる、家族の優しく切ない物語。 「僕たちは探険隊みたいだね。離婚ていう、日本ではまだ未知の領域を探険するために、それぞれの役をしているの」 ――離婚を契機に新しい家族像を模索し始めた夫、妻、小学生の2人の息子たち。その日常を優しく、切なく綴った物語「ウホッホ探険隊」。 同作は芥川賞候補となり、後に森田芳光脚本、根岸吉太郎監督で映画化もされた著者の代表作。 ほかに「プラネタリウム」「幾何学街の四日月」「月曜日の兄弟たち」の3作を収録。
  • 堤中納言物語・うつほ物語
    4.0
    1巻1,265円 (税込)
    『堤中納言物語』は、毛虫を愛する型破りなお姫さまや、片思いに身を焦がす憂愁な貴公子などの登場人物たちが登場する物語で、世界最古の短編小説集。『うつほ物語』は全20巻、日本最古の長編物語。天上の琴を守り伝える芸術一家4代の数奇な物語だ。※この商品は紙の書籍のページを画像にした電子書籍です。文字だけを拡大することはできませんので、タブレットサイズの端末での閲読を推奨します。

ユーザーレビュー

  • P+D BOOKS ウホッホ探険隊

    Posted by ブクログ

    小学生の頃、何年生だったか、『プラネタリウム』が載っていた。
    懐かしくなって購入。
    やはり良かった。
    オススメです。

    父親が帰らなくなってメニューが変わった食卓や、苦労する母親を見て育った結果なんでもないことで空気を読んで謝りがちの息子。
    離婚というテーマをあえて間接的に描くことで父親不在の孤独が浮かび上がっていて、全体的には明るいトーンの話運びにも関わらず、寂しさ・空虚さが伝わる。

    0
    2023年04月17日
  • P+D BOOKS ウホッホ探険隊

    Posted by ブクログ

    離婚という暗く重くなりがちなテーマを、どこかほの明るく描いているのが良い。子どもたちの描写も親子の会話も瑞々しく、新鮮。

    0
    2020年06月15日
  • 堤中納言物語・うつほ物語

    Posted by ブクログ

    宇津保物語。琴を縦軸に貴族と楽人のかかわり。源氏物語にも勝る王朝絵巻である。意外な発掘であった。
    堤中納言 短編集 素材が豊富で、様々な視点から人物造形がなされている。

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    2019年05月11日
  • 堤中納言物語・うつほ物語

    Posted by ブクログ

    干刈あがたによる堤中納言物語と津島佑子による宇津保物語の子供向け現代語訳(再話)。
    説明が多すぎて気が散る。でもそれは私が大人だからで、自分もこういう注釈だらけの本で言葉を覚えたことを思えば懐かしい。
    とても読みやすいが歌までわかりやすく言い換えられているのは風情が消し飛んでしまって残念。

    子供の頃、古典文学コーナーは素通りしていたんだけど、こんなに面白いなら読んでおけばよかった。
    ・・・子供のころでは今よりつまらなく感じたかもしれないけれど。
    平安貴族男子ろくでもないな!どうしようもなさすぎて面白い。

    堤中納言物語はまた読んでみたい。
    「花桜折る少将」の超展開、「虫愛ずる姫君」の対比、

    0
    2012年03月13日
  • P+D BOOKS ウホッホ探険隊

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    「プラネタリウム」とともに、親子の形をほのぼのと記す。映画ウホッホ探検隊」の原作は、この2作をもとにしている。映画も必見。

    0
    2021年05月05日

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