干刈あがたのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
干刈あがたによる堤中納言物語と津島佑子による宇津保物語の子供向け現代語訳(再話)。
説明が多すぎて気が散る。でもそれは私が大人だからで、自分もこういう注釈だらけの本で言葉を覚えたことを思えば懐かしい。
とても読みやすいが歌までわかりやすく言い換えられているのは風情が消し飛んでしまって残念。
子供の頃、古典文学コーナーは素通りしていたんだけど、こんなに面白いなら読んでおけばよかった。
・・・子供のころでは今よりつまらなく感じたかもしれないけれど。
平安貴族男子ろくでもないな!どうしようもなさすぎて面白い。
堤中納言物語はまた読んでみたい。
「花桜折る少将」の超展開、「虫愛ずる姫君」の対比、