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Posted by ブクログ 2021年12月19日
人生で初めて「お金とは何か」について学んだ本。お金については、電化製品と同じように、なんとなく使い方を知っているから「知っている」気になっていた。ところが、お金のメカニズムについては、電化製品と同じく、まるでわかっていなかった。
冒頭でエンデは、以下のように語る。
「重要なポイントは例えばパン屋...続きを読む
Posted by ブクログ 2015年01月04日
Mon, 24 May 2010
大作です.
地域通貨や現代の金融の問題を問うならば必ず読まねばならない本であろう.
NHKが作成した番組「エンデの遺言」をベースにして著作としてまとめた本.
分担執筆のために,全体での微妙な冗長さは後半にあらわれるが,
良くできた本だとおもう.
エンデとは「モ...続きを読む
Posted by ブクログ 2012年03月07日
エンデがシュタイナーの学校にいたのはほんの短い間だったようだが、
父親の生き方と共に
共生社会を目指して実践したシュタイナーの思想を強く受け継いだ
文学畑だけに留まらず文化政治経済の社会に入り込み
あきらめずに直接働きかけ続けた人でもあった
彼は「もも」というファンタジーで「時間」の暴力性...続きを読む
Posted by ブクログ 2009年12月09日
金の本質を根本から問う。商品の価値は時間とともに劣化するのに対し、金は価値が永遠に保持される。利子により指数的に増加するといったことが、自然界に存在すものとは異質であり限られた資本化が搾取する仕組み(資本主義?)の元凶であるという。
この金の持つ性質から戦争を引き起こし、今なお格差が広がっている...続きを読む
Posted by ブクログ 2009年10月07日
環境問題・貧困・戦争、現在の精神の荒廃には、お金の問題が潜んでいるとエンデはいう。パン屋でパンを買うお金と投資に用いるお金は、本来違うはずなのに、現在の貨幣システムは大きな矛盾を抱えている。現代社会の金融システムの問題点を突き、地域通貨によって出現するよきコミュニティの事例も魅力的だ。NHKで放送さ...続きを読む
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