【感想・ネタバレ】エンデの遺言「根源からお金を問うこと」のレビュー

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Posted by ブクログ

人生で初めて「お金とは何か」について学んだ本。お金については、電化製品と同じように、なんとなく使い方を知っているから「知っている」気になっていた。ところが、お金のメカニズムについては、電化製品と同じく、まるでわかっていなかった。

冒頭でエンデは、以下のように語る。

「重要なポイントは例えばパン屋でパンを買う購入代金としてのお金と、株式取引所で扱われる資本としてのお金は、2つの全く異なった種類のお金であるという認識です」

お金には、交換媒体、価値尺度、価値保蔵の3つの機能がある。パン屋でパンを買うお金は、最初の2機能だが、資本としてのお金とは、価値を保蔵できるがゆえに成り立つ。そして、価値を保蔵できること自体の希少性から、お金そのものが商品として売り買いされるようになる。

新品の時点からモノは劣化し、サービスは提供された時点で価値が尽きるのに、お金だけは時間を経ても価値を保ち続ける。お金の価値保蔵機能をフル活用する者にお金が偏り、お金を交換・価値尺度に使う多くの庶民には、お金が回らない。

そこで、お金から価値保蔵機能を除くことができないか考えた。つまり、お金を持ち続ける(使わない)ほど価値が下がる「エージングマネー」だ。そのアイデアの創始者がルドルフ・シュタイナーであり、それを地域通貨という形で実践したのがシルビオ・ゲゼルだ。

使わないと価値が下がるお金なんて、誰が使いたがるかと思った。ところが、使わないと価値が下がるなら、下がる前に使おうということで、地域通貨の流通量は高いままとなり、コミュニティは活性化したらしい。

これは、僕の感覚から言うと、「メルカリ経済」に近い。メルカリで不要品を売って、ポイントが貯まると、換金せず、そのままメルカリで何か買おうとする。換金すると目減りするし、メルカリのコミュニティでも、いろいろとほしいものがあるからだ。メルカリのポイントを貯める意味は、そこそこまとまった物を買うこと以外にない。

コロナ禍の今、岸田政権は子育て世代への10万円給付をクーポンでやろうとしていた。自治体の反対で現金給付になりそうだが、給付を必要としない家庭にも現金を配れば、それは貯金や投資(価値の保蔵)に回されるだろう。

ICカードかQRコードを使って、2ヶ月以内に使わないと目減りするようなエージングマネーとして実店舗で使える仕組みを作ったら、コロナ禍の経済対策になっただろうに。子育て世代なら、ICカードでもQRコードでも問題なく使いこなせるだろう。

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2021年12月19日

Posted by ブクログ

Mon, 24 May 2010

大作です.
地域通貨や現代の金融の問題を問うならば必ず読まねばならない本であろう.

NHKが作成した番組「エンデの遺言」をベースにして著作としてまとめた本.
分担執筆のために,全体での微妙な冗長さは後半にあらわれるが,
良くできた本だとおもう.

エンデとは「モモ」の作者ミヒャエル・エンデのこと.
モモの隠れたテーマは,貨幣,利子,現在の金融システムの問題点だそうだ.

貨幣とは何か?貨幣の歴史を知る上でもよく説明された読み甲斐のある本である.

日本における地域通貨のブームも,この番組を発端としてあらわれたという.

あなたの世界観を変えるかも知れない,重要な一冊といえるだろう.

グローバリゼーション,国際化を盲目的に愛している人にこそ読んでみて貰いたい一冊.

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2015年01月04日

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なぜ世の中に美味しい話が存在するのか。そういったものに興味があったからこそ、根底から考え方を変えさせてくれた本。本や創造性についてと得られるものが多かった。非常におすすめ。

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2014年04月06日

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なかなか気になりつつ手が出なかったのですが、やっと読みました。
自分達が使うお金というものの本質を垣間見れた気がします。
また、お金、仕事、コミュニティについて改めて考えてみたいと思います。地域通貨やリングをもっと勉強してみたいと思いました。

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2012年11月24日

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エンデがシュタイナーの学校にいたのはほんの短い間だったようだが、
父親の生き方と共に
共生社会を目指して実践したシュタイナーの思想を強く受け継いだ
文学畑だけに留まらず文化政治経済の社会に入り込み
あきらめずに直接働きかけ続けた人でもあった
彼は「もも」というファンタジーで「時間」の暴力性を世に問いかけた
金貨は薄められた偽物となり、ついに裏付けのない紙幣になったとき
貨幣が時間に取り込まれてしまう
凧の糸が切られ船の錨が外される
乗っ取るのはアブク銭を目論む利息経済システムである
この多国籍とかグローバライーゼーションという名の幽霊船は
けして国境を開放するわけではない
むしろ曖昧にした上で益々地域を小さく囲み格差を大きくしている
まだ金本位制の時代は金と物が糸でつながっていたから
民衆が怪しいかけ声に付いていかず歯止めが利いた
ギリシャもエジプトもローマも平家も徳川も
大なり小なり経済格差の肥大が本質的な原因となって自滅している
見掛けは武力や知力が新しい時代を造っていても
その根底には経済の歪みがあった
しかし1971年ニクソンによって金本位制が正面切って打ち切られた
それ以来絆というものがなくなった
根拠のないことが公になりすべてのルールも根を断ち切り公然とそれに従った
アップ&ダウン
善悪・天地・美醜・建て前と本音のすべては逆さまに塗り替えられた
鏡の裏側の世界に入り込んでしまったけれど一瞬のことで誰も気付かない
一方的で保証のない契約が成り立ち
裏にいたギャングとマフィアとヤクザがネクタイを締めて表に出
政治と公務を取り仕切る時代になった
善とか美という真理を改ざんした力ずくの善と美が世界中でまかり通り
糸を切った凧にモーターを付けて操る
それなりにでもあった秩序はずたずたにかき回され
混沌の中に暴れる経済だけが正義となり
人間の心を飲み込もうとしている
つまり強いヤクザには経済的破綻などなくなった
紙とインクでヤクザが認めた公の偽札がいくらでも刷れる
破産している組織がアブク銭を稼いで支配し消費し続ける
すべての人が力の失せない偽札を捨てる勇気と信念を持って
生産した実物を分け合う共生社会に戻るまでこのあぶく状態は続くのだろう
それまで無知と不安を押し付けられた民衆が
鎖と鞭を持っている支配者や飼い主を支えている
妙な社会が続くのだろう
永遠の時が過ぎ去るまでコツコツと火種を絶やさず育て
小さな集いで茶を酌み交わしセッセト木を植え続けていこう
安らぐ豊かさを求めるならば無理は禁物だ
焦らずゆっくり一つずつを楽しんで

彼は社会が法と経済と精神という三つの別々の要素からなると説く
国家は法による平等を実現するための組織であり
経済や精神に手を出すべきでない
経済は友愛によって生産されて分配される必要があり
精神は無制限な自由よる文化活動によって個々独自の個性を
導き出すものである
特に経済は人間社会に大きな影響を与えるもので
大事に扱う必要があると言う
エンデはシュタイナーの他にシルビオゲゼルやゲオルクオットー
そしてジョンケインズ達と共通の考えを持っていた

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2012年03月07日

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ネタバレ

エンデの著作、『モモ』の中で、
時間泥棒の話は有名である。

モモは時間についての話だと思われることが
多いかもしれない。
実際には、お金のもつ利子について考えた本だというのは、
本書を読んでよくわかったことでもある。

なぜ時間泥棒が生まれるかといえば、
そこにはお金の問題が絡んでくるためであるという。

お金は老化しなければならない、というゲゼルの考え方と共に、
資本主義とお金を考える際に、ぜひ一読していただきたい本である。

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2012年01月01日

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ミヒャエル・エンデの名作「モモ」を単なるファンタジーとして読むだけでなく、金融資本主義に振り回される人間たちへ疑問を投げかける書と捉え直す視点を与えてくれた。サブテキストとして優秀です。

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2011年07月10日

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「利子のつく貨幣システムこそが現代社会が抱える問題の根源」と、常識を根底からを覆された。この本を読むまでそんなこと考えたことがなかった。

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2010年04月13日

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 金の本質を根本から問う。商品の価値は時間とともに劣化するのに対し、金は価値が永遠に保持される。利子により指数的に増加するといったことが、自然界に存在すものとは異質であり限られた資本化が搾取する仕組み(資本主義?)の元凶であるという。
 この金の持つ性質から戦争を引き起こし、今なお格差が広がっているという。この問題を解決するには、ゲゼル理論などを元にした自然と価値が減っていき循環される地域の自由経済が必要である。具体には地域通貨(ゲゼルは批判的であるらしい)など地域内の労働が正しく評価され、コミュニティが維持されるものがよい。国や官僚の干渉を極力排除するべきであるが、地域通貨にも税金の課題があるという。
 「モモ」の時間泥棒のコンセプトの背景には金のありかたが隠れたテーマである。
 ※カリフォルニア大学リエター氏による現在の通貨が持つ昨日
①交換の媒体②価値の尺度③価値の保存④投機的利益の道具⑤支配の道具 ④以下の機能が課題。外国為替の98パーセントが投機の動機で動いている。

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2009年12月09日

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地域通貨、代替通貨についての記念碑的一冊。
経済の仕組みの問題点を、さまざまなエピソードで気づかせてくれる。
同名のNHK番組を元にかかれた一冊。

今の経済がなんでうまくいかないのか、考えてみたい人は是非一読を。

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2009年10月04日

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環境問題・貧困・戦争、現在の精神の荒廃には、お金の問題が潜んでいるとエンデはいう。パン屋でパンを買うお金と投資に用いるお金は、本来違うはずなのに、現在の貨幣システムは大きな矛盾を抱えている。現代社会の金融システムの問題点を突き、地域通貨によって出現するよきコミュニティの事例も魅力的だ。NHKで放送された時点で大きな波紋があったそうだが、私は知らなかった。人々の心も社会も膠着状態の現在、ここには多くのヒントがある。学ぼうと思う。

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2009年10月07日

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お金ってなんでしょう?
たとえば,本を買うと,それを古本屋に売るときには殆ど二束三文ですよね?
でも,お金ってほっておいても1万円が千円になることはない。反対に銀行に預けておくと1万円は1万円以上になる。
こんなことはお金以外に起こらない。
この結果,世界は大変なことになっているんです。

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2009年10月04日

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★★★2019年3月★★★



鳥取県の「汽水空港」という古本屋で購入した。
ドイツ人絵本作家のミヒャエル・エンデの「お金」に関する思想を取り上げたもの。
「お金」とは何だろう。私たちにとって身近なものは”交換の尺度”としてのお金だろう。しかしお金のもつ力はそれだけではない。「お金」そのものが商品として売買され、ため込む事で自己増殖する。だからこそお金を持つものは自らためこみ、利子や配当でお金を増殖させる。
持つものはどんどん富んでいき、持たざるものは貧しくなってゆくという格差が生まれる。




だからこそ「老化する」お金が必要だと、エンデは説く。これはゲゼルの思想から着想を得たものである。
現在議論されているマイナス金利は、老化するお金の一環と考えていいのだろうか?



「地域通貨」という考えも面白いと思った。
地域の中で血液のように循環するお金。アメリカのイサカアワーが例としてあげられている。イサカアワーを通して、自らは何を提供できるかを考える姿勢が生まれるというのが素敵なことだと思った。

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2019年03月29日

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お金の事を学ぶ本だね。これ、金融業の人間が読んだら何て言うんだろうね。一蹴するんだろうか。したいだろうね。でも、しないでもうちょっと考えてみようよ。その頭は計算する為だけにあるんじゃないはず。

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2016年10月26日

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「モモ」で有名なミヒャエル・エンデが、経済、特に貨幣の意味やちからについて、深く洞察していたのは意外であった。人間が発明した貨幣は、便利ではあるが、人間を破滅へ導く危険性も孕んでいる。
後半の各国の地域通貨の取り組み、特に使わなければ価値が目減りしていく仕掛けの中で、流通を促し、地域経済やコミュニティの活性化を促していることは、とても興味深く読めた。
ここに、日本経済の活性化のヒントがあるように思う。

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2014年06月22日

Posted by ブクログ

家族構成で給料が決まるって面白い。

利子のために銀行に預けるのではなく、投資の一環として預ける。運用先は社会貢献になるような企業になる。

イサカアワー
今の世の中、何か自分でやってみようとしても、そのハードルが確かに高い。みんなメディアを通じた情報に慣れすぎていて、媒介が少ない生の情報を判断することに自信が持てなくなっている。
お金はどんな人でも、どんな場所でも使えるよさがあるけれど、逆に人の顔が見えない、距離がある怖さもある。すべてのお金をイサカアワーにするのは難しいと思うけど、身近な街での買い物なんかにはよいツールだと思う。

お金の幸せを考える時代になってきたのかな。買い物するとき、それでお金は幸せかな?と聴いていきたいの。

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2013年09月15日

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非常に刺激の強い本でした。
この本を理解するには、かなり大変です。

「自立」をとくキーワードになりそうだ。

日本は、金利がゼロでしたから、
預ける方は、ゲゼルの理論を実行していますが、
銀行は、利子を付けていたり、
高利貸しに貸していましたから、
問題が多いです。

ホントに、カネがカネをむしり取る
と言うことが平気でおこなわれています。

モモで話されていた「時間」の問題の根幹に
かかわってくるのが、「お金」の問題であるというのは、
まさに根元的な話です。

「暴走するお金」という命題は、
重要な提起となっています。
エコマネーというのが、
実際に地域の自立にいかに効果があるのか
を真剣に考えるべきことですね。

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2013年04月03日

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世界中で貧富の差が助長され、裕福な者たちはますます豊かになり、貧しい者達はさらに追い詰められ、日本では政治家や高級官僚たちの汚職(天下り含む)は絶えることなく続き、一流と言われた経済はもう見る影も無い。拝金主義に走った原子力村なる輩が起こした原発事故、ペンを太鼓に持ち替えたマスコミ、何も決められない政治家。自分の会社の利益にしか興味を持たない経団連。全てがおカネを中心にしか物事を考えてられなくなってしまったリーダと言われるエリート達の末期症状を見ると、このミヒャエル・エンデが警告する、おカネの問題について深く考えてみる必要があるのではないのか…

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2012年06月09日

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ネタバレ

「モモ」や「終わりのない物語」のエンデさんのイメージで買ったら、意表を突かれる。
”お金”という、じぶんが生まれた時から当たり前に存在し利用してきたものの見方を変えた、見直すことができた本。モノ・サービスは劣化・減価するにもかかわらず、その表裏一体・等価代償である貨幣は減りもせず、利息で増殖さえする。実体経済とマネー経済の不均衡問題はこんなにも単純なことが原因なんだと。

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2011年08月19日

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youtubeで映像の方見ただけですが…笑

エンデの想いと地域通貨の色んな形態が紹介されてた。
そこから別に思い至らんかったなー。
悔しい。
ファンタジーから現実へ。
彼はすでに違和感を感じていたのか?そうだろう。
世界的なムーブメントにするには…何か足りない。

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2011年03月08日

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シェアでコミュニティ通貨について言及されていたので、積ん読となっていたこの本を思い出して読んでみた。シェア自体も大量生産大量消費などの資本主義に対しては批判的なトーンで書かれていますが、こちらはもっと強烈に金融資本主義に対して批判的で、リーマンショック以前の書であることに驚きを感じます。減価するお金のアイディアや地域コミュニティでの通貨など、地域振興や不況対策そして持続可能な社会への数多くの示唆が散りばめられた良書です。

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2011年02月07日

Posted by ブクログ

お金とは何か、今の社会がどういう理屈で動いているのか、その謎を「経済」から解き明かした本。この呪縛から自由になることを、社会はもっと模索しても良いのではないだろうか。

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2011年10月15日

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Yahooニュースで見た「おむすび通貨」からいろいろたどってこの本に興味をもった。おむすび通貨の利用が広がると面白そうだと思う反面、広がりすぎると権力者に潰されないかも心配な気がする。お金という「紙」を持っていないというだけの理由で自殺してしまう人がたくさんいる世の中ってやっぱり変だよなぁと改めて思った。自分の労働がそれに見合った価値で正しく評価されることは大切だと思う。もっとお金関係の本を読んで勉強してみたい。

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2010年05月24日

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 私達は、お金という膨張していくモンスターを飼いならしているつもりかそれとも飼いならされていくのか。
 エントロピーの法則と良く似ているのかなぁと思いましたので、違う本を読んでみます。
 

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2010年03月08日

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エンデ自身の著書ではなく、NHKの取材班がエンデのインタビューを元に、エンデの言いたいことの解説を試みたもの。地域通貨の成功のところが印象深い。
経済のゆがみの原因を、お金は価値が減らないというところにおき、価値が減っていく通貨というものをエンデは提案している。基軸通貨の穴を埋めるという意味で、エンデの言うような通過は意味があると思う。実際に成功しているし。
本質としては、金の流通を活発にさせることが、経済を活性化し、景気を回復させ、みなにサムマネーをもたらし、幸せをもたらすということだと思う。
その方法論としては、価値が減る通貨というだけでなく、マイルドインフレを達成することでもよいと思った。

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2018年11月12日

Posted by ブクログ

ネタバレ

 エンデが考える今日のお金について。
現在の金融システムが生む、海洋汚染や温暖化などの環境破壊、飢餓、大量生産・大量消費・大量廃棄の飽和的な先進国、アンバランスな社会構造。

 タイトルには、エンデの名がついているが、エンデについての記述は意外に少ない。
半分以上を、思想家シルビオ・ゲゼルについて、ドイツの代用貨幣や交換リング、アメリカの地域通貨などの、国民通貨に変わるものについて書かれている。

 1930年代頃の話を含み、思った以上に時を遡る。
学問的な視点でも書かれているので、少し難しく感じました。

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2016年04月05日

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ヘッジファンドとか、虚業とか、お金でお金を増やすようなのはおかしい。

なんでそんなことが成り立つんか。お金が目減りしないから。腐らないから。なんでもお金に換えておけば、未来永劫、減らないから。

そんな自分たちで作ったシステムの自縄自縛で苦しんでいるのが今の地球人。

だから銀行に預けたお金の利子はマイナスであるべき、ということ。ううむ。預けたら減るとか。いやだなあ。でも巡り巡って結局ハッピーになるのならいいのか。目先のことしか考えられないような人間にもそんな思想が受け入れられるのかな。ゴミの分別だってできてるんだからできるのかもしれない。

最近ドイツではマイナス利子を実行する銀行が現れたとか、ニュースに出てた。さすがエンデを育んだ国。いずれはそれが当たり前になればよいのかしらん。

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2014年01月13日

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エンデの話は第二章まで。後はシルビオ・ゲゼルと自由貨幣とマイナス利子と地域通貨の話。ちょっと期待はずれだった。シュタイナーもチラッと触れてるだけでした。

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2011年09月28日

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「ー つまり、私たちは、過去50年から70年の間、対立する双子を 持っていたのです。つまり、民間資本主義と、国家資本主義であり、どちらも、資本主義のシステムで、それ以外ではなかったのです。マルクスの大きな功績は、経済批判を可能にする概念自体を作り出したことにあります。」

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2009年10月04日

Posted by ブクログ

大人になり、エンデが亡くなったときに思わず本屋で涙が出たことを思い出します。
いや、まだ読んでないんですが。

どこかで良い評判を読んだので。

今、エンデの本で最も読みたい1冊です。

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2009年11月11日

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