感情タグBEST3
このページにはネタバレを含むレビューが表示されています
Posted by ブクログ
エンデの著作、『モモ』の中で、
時間泥棒の話は有名である。
モモは時間についての話だと思われることが
多いかもしれない。
実際には、お金のもつ利子について考えた本だというのは、
本書を読んでよくわかったことでもある。
なぜ時間泥棒が生まれるかといえば、
そこにはお金の問題が絡んでくるためであるという。
お金は老化しなければならない、というゲゼルの考え方と共に、
資本主義とお金を考える際に、ぜひ一読していただきたい本である。
Posted by ブクログ
「モモ」や「終わりのない物語」のエンデさんのイメージで買ったら、意表を突かれる。
”お金”という、じぶんが生まれた時から当たり前に存在し利用してきたものの見方を変えた、見直すことができた本。モノ・サービスは劣化・減価するにもかかわらず、その表裏一体・等価代償である貨幣は減りもせず、利息で増殖さえする。実体経済とマネー経済の不均衡問題はこんなにも単純なことが原因なんだと。