【感想・ネタバレ】エンデの遺言「根源からお金を問うこと」のレビュー

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Posted by ブクログ

ネタバレ

エンデの著作、『モモ』の中で、
時間泥棒の話は有名である。

モモは時間についての話だと思われることが
多いかもしれない。
実際には、お金のもつ利子について考えた本だというのは、
本書を読んでよくわかったことでもある。

なぜ時間泥棒が生まれるかといえば、
そこにはお金の問題が絡んでくるためであるという。

お金は老化しなければならない、というゲゼルの考え方と共に、
資本主義とお金を考える際に、ぜひ一読していただきたい本である。

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2012年01月01日

Posted by ブクログ

ネタバレ

「モモ」や「終わりのない物語」のエンデさんのイメージで買ったら、意表を突かれる。
”お金”という、じぶんが生まれた時から当たり前に存在し利用してきたものの見方を変えた、見直すことができた本。モノ・サービスは劣化・減価するにもかかわらず、その表裏一体・等価代償である貨幣は減りもせず、利息で増殖さえする。実体経済とマネー経済の不均衡問題はこんなにも単純なことが原因なんだと。

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2011年08月19日

Posted by ブクログ

ネタバレ

 エンデが考える今日のお金について。
現在の金融システムが生む、海洋汚染や温暖化などの環境破壊、飢餓、大量生産・大量消費・大量廃棄の飽和的な先進国、アンバランスな社会構造。

 タイトルには、エンデの名がついているが、エンデについての記述は意外に少ない。
半分以上を、思想家シルビオ・ゲゼルについて、ドイツの代用貨幣や交換リング、アメリカの地域通貨などの、国民通貨に変わるものについて書かれている。

 1930年代頃の話を含み、思った以上に時を遡る。
学問的な視点でも書かれているので、少し難しく感じました。

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2016年04月05日

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