あらすじ
『モモ』『はてしない物語』などで知られるファンタジー作家ミヒャエル・エンデのラストメッセージに導かれながら、実体経済や生活現場から乖離し暴走しはじめている「お金」を根源から問い直す旅に出かけた。忘れられた思想家シルビオ・ゲゼルなどの「老化するお金」の考え方や、欧米に広がる地域通貨の試みの数々をレポートする。
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Posted by ブクログ
エンデの著作、『モモ』の中で、
時間泥棒の話は有名である。
モモは時間についての話だと思われることが
多いかもしれない。
実際には、お金のもつ利子について考えた本だというのは、
本書を読んでよくわかったことでもある。
なぜ時間泥棒が生まれるかといえば、
そこにはお金の問題が絡んでくるためであるという。
お金は老化しなければならない、というゲゼルの考え方と共に、
資本主義とお金を考える際に、ぜひ一読していただきたい本である。