小説 - 講談社作品一覧

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  • パンドラの恋愛能力共通一次テスト
    値引きあり
    4.0
    銀座高校学年末試験の終了ベルが鳴る。その瞬間、おれは誓った。早急に恋人をつくるべし! が、どうやって? まず、積極的に女に近づくことだ。だが、その思いが強すぎたあまり、女がからむ不可思議なる事件の渦へと引きずりこまれた…。さあ、きみもいっしょに学力・恋愛能力・探偵能力の三重テストに挑戦しよう。きみは合格できるか? 連作青春ミステリー。
  • 柊の館
    -
    神戸異人館で青春を過した女性が語る恋の思い出、奇妙な殺人劇……。情趣あふれる連作推理――柊の樹に包まれ、神戸でも異彩を放つ「とんがり屋敷」は、イギリス系船会社の宿舎だった。そこに17歳で勤め、多くの外人たちと共に青春の充実したときを過した日本女性。彼女が語る古き良き昔の恋や奇妙な殺人劇、それは時代、人種をこえた愛憎ドラマとして清新に今よみがえる。異色の構成による、連作推理小説
  • 緋色のスプーク
    4.0
    電子文芸誌『BOX-AiR』の新鋭タッグが切り拓く哀哭のミリタリー・スカイ・サスペンス! 小国ヒノメの空軍基地で働く整備工のアガヅマは、幼馴染の手引きで敵国へ拉致されかける。その窮地を救ったのは黒髪の少女・ニケ。劣勢のヒノメ軍で敵味方から「赤の死神」と畏怖されるパイロットだった。「走れ」新月の闇、ニケの声に縋るようにアガヅマは駆け出す。日常が崩れる予感を抱きながら。
  • アジュアの死神
    4.0
    ヒノメ国から敵国ヘルティアへ亡命した整備工アガヅマ。つかの間の休戦はある日、ヒノメからの空襲で破られた。その混乱に乗じてアガヅマの前に現れた一人の少女――彼女は死神と呼ばれた戦闘機パイロットであり、アガヅマの因縁の相手・ニケだった。彼女の意図はいったい何なのか――。BOX-AiR新人賞受賞のデビュー作『緋色のスプーク』の続編登場!
  • 悲運の皇子と若き天才の死
    -
    雑誌編集者・長谷見(はせみ)明は、実家の屋根裏で、祖父・伸幸の遺した絵を発見。そこには、飛鳥時代、罠にかけられ、十九歳の若さで死んだ有間皇子(ありまのみこ)が描かれていた。そして若き天才画家と呼ばれていた伸幸も、太平洋戦争末期、理不尽な召集を受け、二十五歳で戦死。謎を探る明だったが……。十津川警部、驚愕の結末!
  • 冷えきった街
    3.8
    竪岡清太郎一家は続発する怪事件にまき込まれ、恐慌を来していた。長男・清嗣は睡眠中にガス栓を抜かれ、次男・冬樹は暴漢に襲われ、末娘・このみを誘拐するという脅迫状までが舞い込んだ。事件解明の依頼を受けた探偵・三影潤が謎に挑むが、やがて第一の殺人が起こり悲劇の幕があく。呪われた一家を待ち受ける運命は……。江戸川乱歩賞作家による傑作長編ミステリー。
  • 冷え物 【小田実全集】
    -
    悲劇作品には、感情をゆさぶり泣かせるものと、何かもどかしい重苦しさを引きずるものとがある。「差別」問題に鋭く対峙して取り組んだこの作品は、大阪を舞台に日本社会の底辺に生きる「善良な」人たちのあいだにひそむ「差別」の心理や構造の奥襞に、虚飾なく分け入って描き出された、哀しくも緊張感みなぎる、1968年の「反差別文学」だ。「差別」問題を「世の中の問題」にしたいと願っていた著者の思いは、小説とともに自らの作品思想と、作品に対する批判を合わせ入れることで実現した。
  • 光と風と夢 わが西遊記
    4.0
    喀血に襲われ、世紀末の頽廃を逃れ、サモアに移り住んだ『宝島』の作者スティヴンスン。彼の晩年の生と死を書簡をもとに日記体で再生させた「光と風と夢」。『西遊記』に取材し、思索する悟浄に自己の不安を重ね〈わが西遊記〉と題した「悟浄出世」「悟浄歎異」。──昭和17年、宿痾の喘息に苦しみながら、惜しまれつつ逝った作家中島敦の珠玉の名篇3篇を収録。
  • 光とゼラチンのライプチッヒ
    5.0
    1巻1,771円 (税込)
    卓抜な想像力の果てに広がる燦然たる10の小宇宙! 研ぎ澄まされた日本語。小説を読む愉しみを思い出させてくれる短篇作品集。
  • 光とその影/決闘
    3.0
    探偵小説芸術論を提唱して、探偵小説は、謎・論理的思索・謎の解決の3条件を具備しなければならず、その形式が完備しているほどすぐれた探偵小説であり、芸術小説である、と主張した著者の成果を示す、長・短編の秀作を収録。長編『光とその影』は、探偵役に外国人神父が登場、息詰まるようなサスペンスに溢れる。『決闘』『死固』等の9短編は、デビュー以来のおよその流れが分かるよう収録した。
  • ひかりの剣1988【電子特典付き】
    3.5
    剣の天才、帝華大の「伏龍」清川吾郎と、東城大の「猛虎」速水晃一が鎬を削る!「阿修羅」高階顧問の計略で、医学部剣道大会を制さなければ丸坊主と約束させられた清川。そこに現れたのは、謎の女剣士・朝比奈ひかりだった!ドラマ原作「ブラックペアン」シリーズの原点となる青春譚!<『ひかりの剣』改題>
  • 光の肌
    -
    晴海埠頭で1台の自動車が引き揚げられたが、運転者の死体は出てこなかった……。Mデパートの店員・野上美樹子は、妊娠処置のことを、銀座のクラブに勤める友人に相談した。そのとき、英会話と車の運転ができる美樹子に、ある会社の秘書にならないかとの話がでた。そして美樹子は、大竹通産の専務秘書になった。高価なドレスや和服を着せられ、高級レストランや料亭につれ歩かれた。数か月後のある夜、大竹通産の社運をかけた取引がおこなわれた。相手は、東南アジアのQ国使節団。座には芸者もきて賑やかだったが、代表格の男は、美樹子にしか関心を示さなかった。その数日後……。
  • 光の領分
    4.3
    夫との別居に始まり、離婚に至る若い女と稚い娘の1年間。寄りつかない夫、男との性の夢、娘の不調、出会い頭の情事。夫のいない若い女親のゆれ動き、融け出すような不安を、“短篇連作”という新しい創作上の方法を精妙に駆使し、第1回野間文芸新人賞を受賞した津島佑子の初期代表作。
  • ヒカリ文集
    -
    第75回野間文芸賞受賞作 「いつか冷めない恋をしてみたいと思う?」 学生劇団で男とも女とも恋を重ねたヒカリ。 六人の男女が彼女が残したものを語る。 『ヒカリ文集』の中核となるヒカリという女性も〈心を使わない人〉である。 無類に優しく人を傷つけることを小心なまでに恐れていて人の役に立ちたいと願っているのに、男性とも女性とも恋愛が長続きせず次々とつき合う相手を替える。(略) ヒカリという女性が伝統的な〈宿命の女〉像を少しでも塗り替えることができていれば幸いである。 ――松浦理英子(「群像」2022年3月号より) 無類に優しく、好意以上のものを語る笑顔で人に依存を惹き起こす。 小心なまでに人を傷つけるのを恐れ、身についた習慣のように人を喜ばせ力づける。 それなのに、親密な関係を結んでは自分から壊す。 学生劇団で男とも女とも恋を重ねたヒカリとは何者だったのか。 第75回野間文芸賞受賞の著者の新たな代表作。
  • 光待つ場所へ
    3.9
    大学二年の春。清水あやめには自信があった。世界を見るには感性という武器がいる。自分にはそれがある。最初の課題で描いた燃えるような桜並木も自分以上に表現できる学生はいないと思っていた。彼の作品を見るまでは(「しあわせのこみち」)。書下ろし一編を含む扉の開く瞬間を描いた、五編の短編集。(講談社文庫)
  • 光をえがく人
    3.5
    東アジアのアートが照らし出す五つの物語。その一つ一つが大切な人との繋がりを浮かび上がらせる。世界の「今」を感じさせる小説集! 【ハングルを追って】 ハングルが書き込まれたアドレス帳を拾った美大事務職の江里子は、油画科の親友に相談し、ソフィ・カルにちなんで韓国へ行ってアドレス帳の持ち主を探すことに……。 【人形師とひそかな祈り】 伝統の御所人形を作り続ける正風は子どもにも弟子にも恵まれず、そろそろ工房を畳もうと考えていた。そんな折、フィリピンからの留学生を紹介され心を開いていく……。 【香港山水】 現代水墨画家の成龍は、コレクターたちのパーティに駆り出される。そこで本土の実業家の夫人・美齢と出会い、デモ隊と警察が衝突する混乱のさなかに二人は再会し……。 【写真家】 有名な写真家だった父が、記憶をなくして海外から帰国。娘は世話をしながら、母から写真家としての父の話を聞き、生涯を辿ることになる。知らなかった真実がそこに……。 【光をえがく人】 ミャンマー料理店の店主に、自国の政治犯についての話を聞くことになった。学生のころ反政府運動に加わって投獄され、劣悪な監獄生活のなかでの奇妙な体験とは……。
  • 光る牙
    3.7
    厳冬の北海道、消息を絶ったカメラマン捜索のため、若き森林保護官はスキーを履き、険しい山中へ向かう。カメラマンは無残な遺体で発見され、手負いの羆は銃殺され事件は一件落着したかに見えた。しかし、噛み跡はその羆のものより遙かに巨大だった。最強の野生動物「羆」との壮絶な死闘を描く、元自衛隊の、期待の大型新人による傑作山岳小説。
  • 光源氏殺人事件
    3.0
    藤谷建設の会長綾子は、夫の死後堅実に社業を担ってきた。先妻の子和正は畑違いの国文学者で、その年若い妻尚子は、一族の青年秋弘との罪の子を妊娠している。素知らぬ顔の和正は、秋弘に源氏物語に関するある調査を命じるが、驚くべき秘密が判明しかかって……。愛執の悲劇を、王朝物語に託す推理長編。
  • 光る砂
    値引きあり
    -
    一握の砂が見る向きによって沈んだり輝いたりするように、身の回りの些細な出来事も、光の当たる角度によって、まったく違う姿を見せる。私鉄沿線の新興住宅地のタウン誌『光る砂』編集部のスタッフが探る、日常の謎。そして、その身近な「謎」に潜む意外な真実の数々とは? ミステリーの名手ならではの爽快な読後感。9編の傑作連作ミステリー集。
  • 火蛾
    4.0
    12世紀の中東。 聖者たちの伝記記録編纂を志す詩人のファリードは、伝説の聖者の教派につらなるという男を訪ねる。 男が語ったのは、アリーという若き行者の《物語》──姿を顕さぬ導師と四人の修行者だけが住まう《山》の、 閉ざされた穹盧(きゆうろ)の中で起きた連続殺人だった! 未だかつて誰も目にしたことのない鮮麗な本格世界を展開する、第17回メフィスト賞受賞作がついに文庫化。 解説:佳多山大地
  • 被害者は誰?
    3.5
    豪邸の庭に埋められていた白骨死体は誰なのか? 犯人が黙秘を貫く中、警察は押収した手記をもとに、被害者の特定を試みるが……。警視庁の桂島刑事から相談される、迷宮入り寸前の難事件の数々。それを解き明かすのは、頭脳も美貌も態度も規格外のミステリー作家・吉祥院慶彦(きっしょういんよしひこ)。痛快無比! 本格推理の傑作。
  • 東と西 横光利一の旅愁
    4.0
    1巻2,299円 (税込)
    横光利一は昭和11年、半年にわたってヨーロッパを旅した。その経験をもとに、自らを投影した登場人物を配し、小説『旅愁』を書きはじめる。優柔不断な男と大胆な女が、ヨーロッパを舞台にすれ違う様は、西洋文明になじみ得ぬ横光の精神の現れであった。戦争の世になっても、横光は戦前の欧州に滞在した人々の社交を描き続けた。『旅愁』『欧州日記』を検証しつつ、横光の精神の軌跡を辿る。
  • ヒガンバナ 警視庁捜査七課 STORY BOOK
    5.0
    1巻1,100円 (税込)
    一癖ある女性刑事が集められた警視庁捜査七課は周囲から"ヒガンバナ"と呼ばれていた。七課の刑事・来宮渚は、共感力(エンパス)が極めて高く、事件現場などでは、強烈な感情に同調(シンクロ)してしまう特殊能力の持ち主。彼女は、この共感力を生かし、犯人逮捕への糸口をつかんでいく。華やかで個性的な女刑事たちが活躍する、本格刑事ドラマ『ヒガンバナ 女たちの犯罪ファイル』のSTORY BOOKです。
  • 「退き際」の研究
    3.0
    企業内での権力移転のドラマを実例で考察! ――経営者の「出処進退」は、いかにあるべきか……。東京ガス・安西家の〈世襲〉、五島・東急の〈解体〉、日航・伊藤前会長の〈挫折〉など、企業内権力の移転に働く力学と隠されたドラマを、実例で考察する。ともすると、技能や職能の継承ではなく、特定ファミリー内部での政権交代が行なわれるだけに、「退き際」はいかにあるベきかを、現代にあてはめて鋭く問う。
  • 引き裂かれた夏
    3.0
    事件の発端は、奥多摩の山中で釣りに行く途中、全裸女性の暴行現場を男が偶然目撃したことだった。脅迫者からの執拗な暴行の後、娘を轢殺され、妻を凌辱殺害された男は、ついに復讐の鬼と化した。平凡な幸福を奪われた男が狼となったとき、誰も阻止できない。鮮烈なエロスとハードバイオレンスの長編傑作。妻と娘を殺された男は、狼と化して復讐を誓う!
  • 悲郷
    -
    友と学園に別れを告げ、日本を脱出した大学生・タケミ。秋の収穫期を迎えたイングランドの農村のファーム・キャンプで働く中で、さまざまな国籍の季節労働者と親しくなり、インドネシア育ちの中国人女性と愛を育てていく。祖国喪失の放浪者の厳しい身の上、人と国家のせつない現実を直木賞作家が描く、青春国際ロマン。異国でのせつない愛、集う若者たちの友情!
  • 蜩の声
    3.6
    1巻1,672円 (税込)
    日々の移ろいのなか、おぼろげに浮かんでくるのは、男と女、今は亡き人達の思い出、戦時下の風景──。時空を超越し、生と死のあわいに浮かぶ、世相の実相。  現代文学の到達点、古井由吉の世界。
  • 秘剣揚羽蝶 源氏九郎颯爽記
    値引きあり
    -
    白装孤影の剣士・源氏九郎の秘剣揚羽蝶は、凄絶な死闘の中にも、華麗に舞う……。消えた公儀御用の純金の行方を追い、佐渡金山の大陰謀をあばく「花の幻」、上野寛永寺の御府庫金をめぐる「秘剣の宴」、琉球王女の哀愁を托す「夢の舞曲」、千年黄楊の櫛の謎を究明する「血汐櫛」の4篇を収録する、伝奇時代小説。
  • 秘剣こいわらい
    3.9
    1~2巻660円 (税込)
    事故で両親を亡くし、自身も脳に障害を抱えることになった美少女・和邇メグル。危険が迫るとプラダのリュックから短い棒を抜き敵をぶち倒す、秘剣「こいわらい」なる業をもった女剣士だ。そんなメグルが始めたバイトは電器屋社長の用心棒だったが!? 飛び切りユニークでセンス抜群なチャンバラ現代劇、ついに開演!! (講談社文庫)
  • ひげが ながすぎる ねこ
    4.1
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 みゃあは ひげが ながすぎる ねこだ。 きみは しらないと おもうけれど、 ひげが ながすぎるって たいへんな ことなんだ。 いい ことなんて なにひとつ ない。 まいにち ほんと いやなこと ばかりだよ。 え? どういう いやな ことが あるかって? たとえば…… 不平だらけのみゃあの毎日に、ひそんでいたのは、小さなしあわせでした。 かわいいみゃあのひとりごと、きいてあげてね。 *5歳から大人まで ※この商品は紙の書籍のページを画像にした電子書籍です。文字だけを拡大することはできませんので、タブレットサイズの端末での閲読を推奨します。また、文字列のハイライトや検索、辞書の参照、引用などの機能も使用できません。
  • 飛魂
    4.6
    虎使いとなるため、師とともに人里離れた森の中の寄宿舎で修行を続ける女性達の深遠なる精神の触れ合いを描いた作品。表題作ほか、「盗み読み」「胞子」「裸足の拝観者」「光とゼラチンのライプチッヒ」を収録。
  • 非合法員
    4.0
    神代恒彦(かみしろつねひこ)はメキシコ保安局の依頼で、ユカタン半島に潜む反体制派指導者4人を抹殺したが、任務終了後、相棒のベトナム人に報酬を持ち逃げされてしまう。その男グエンを追ってメキシコからカリフォルニアへ追跡の旅を続ける神代をロスで待っていたのは非情な組織の掟だった。船戸ハードボイルドの処女長篇。(講談社文庫)
  • 被災の思想 難死の思想 【小田実全集】
    -
    1巻1,760円 (税込)
    戦後日本の安全神話を最初に覆した阪神大震災。「防災モデル都市」が狂奔した経済開発は「人災」をよぶ。そして「天災」によって明らかになった行政不実と「棄民」の実状。被災者の心に寄り添い、具体的、克明に「土建屋政治」の虚飾をはぎとった。約六千人の「難死」と数十万以上の「難生」の意味を、戦前から明治にまでさかのぼって考察したこの国の姿。戦後日本がめざした「平和憲法」の原点として、「市民の防災」を考える。「難死」を拒み、共助・共生社会を再興させる指針書。
  • 緋紗子さんには、9つの秘密がある
    3.0
    学級委員長を押し付けられ、家では両親が離婚の危機。さらには幼なじみへの恋心も封印中。自分を出せない性格に悩みが募る高校2年生・由宇にとって「私と誰も仲良くしないでください」とクラスを凍りつかせた転校生・緋紗子さんとの出会いは衝撃だった。物怖じせず凛とした彼女に憧れを抱く由宇。だが偶然、緋紗子さんの体の重大な秘密を知ってしまい、ふたりの関係は思わぬ方向へ――。
  • ひさしぶりにさようなら
    3.0
    世にもだらしない家庭で育った都。そこから脱出しようと結婚するが、夫も彼女同様に怠け者。身に染み付いた怠惰さは直ることなく、なんとなく出産し、子育てするが……。そんな男と女の結婚生活を描いた表題作に加え「いも・たこ・なんきん」の2作品を収録。ちょっと奇妙な日常を淡々と綴る、異色の家族小説。(講談社文庫)
  • 陽差しの関係
    -
    ボクは恋に落ちた。元女優と夢のような恋に落ちた。快楽が純情と激しく結びつく体験だ。そして心を病んで逃げる彼女への愛を貫く作戦をたてた――童貞問題を抱えた帰国子女、「わがまま10優しさ11のブルペンガール」とおかしな脇役をそろえ、東京、ニューヨークを舞台に、男の心の成長と恋の成就を描く。本当の大人の恋に胸こがす、キミへの熱いエール! せつなく胸キュンの、若い大人の恋愛小説。大病から復帰し再生をかけた第一作。
  • 秘書室に空席なし
    4.1
    道で転んだ老人を助けた直後から、女子高生の私の身辺に異変が起きた。花束の到来、父の写真賞受賞、父あてにビキニ美女の贈り物。そして私に好意を寄せる謎の少年の出現。つまり私は大企業の会長である例の老人に一目惚れされたわけだが、お家騒動にも巻きこまれて危険もいっぱい! 青春推理の傑作。(講談社文庫)
  • 秘書室の殺人
    -
    官能と推理の融和、傑作ベッドミステリー――豊満な身体の潮の満ち干きが、いつもと違う反応をしている。別の男の存在を感じとった翌日、美人秘書・佳津美は死体となって発見された。最後のデートの相手だった緒方は、犯人と疑われてしまう。誰が真犯人か? すべての罠は、ベッドの上に仕掛けられていた。官能と推理が鮮かに融和した、人気作家の傑作長編。
  • 非情銀行
    3.8
    企業と癒着する上司、不透明な融資、無慈悲な貸し剥がし。大栄銀行に勤める竹内は腐敗していく組織に嫌気を感じていた。そんな折、出世頭だった同期が自殺する。役員はその死に対し「君たちはコスト」だと言い放った。目前に迫る財閥行との合併を前に、プライドをかけた戦いが始まる。リアル銀行小説の原点。
  • 非常線
    3.6
    同僚殺しの容疑をかけられた金谷刑事は、真犯人を挙げ自らの潔白を証明するため、取調室から逃走した。同僚・鹿島が探っていたコカイン密売組織を追い、警察から逃れる金谷に次々と襲い掛かる危機。刑事魂を捨てず、フェアに戦い続ける金谷を待ち受ける真実とは? 手に汗握るアクション警察小説の傑作。(講談社文庫)
  • 飛水
    3.3
    夫のいる身ながら、わたしは知り合いの葬儀で出逢った妻子ある男からの強引とも言える告白に心惹かれる。その不器用なほどの真っ直ぐな人柄に、ますます思いは募っていくが……。一緒に暮らす約束までした二人の、長い時を経ての逢瀬には、ずっと胸に秘められていた痛切な思いがあった。深く心に響く恋愛小説。(講談社文庫)
  • 翡翠の風と踊る死者 薬屋探偵妖綺談
    4.1
    同日同時刻に、同じ人間が存在していたーー!? ドッペルゲンガー騒動に加えて、死んだはずの人間が目撃される不可解な事件も発生し……。「薬屋探偵」たちは、謎を解明して真相に辿り着けるのか?
  • 密やかな結晶 新装版
    4.2
    その島では多くのものが徐々に消滅していき、一緒に人々の心も衰弱していった。 鳥、香水、ラムネ、左足。記憶狩りによって、静かに消滅が進んでいく島で、わたしは小説家として言葉を紡いでいた。少しずつ空洞が増え、心が薄くなっていくことを意識しながらも、消滅を阻止する方法もなく、新しい日常に慣れていく日々。しかしある日、「小説」までもが消滅してしまった。 有機物であることの人間の哀しみを澄んだまなざしで見つめ、空無への願望を、美しく危険な情況の中で描く傑作長編。
  • ひそやかな花園
    3.7
    幼い頃、毎年家族ぐるみでサマーキャンプをすごしていた7人。その思い出は輝かしい夏の大切な記憶だ。しかしキャンプは、ある年から突然中止になった。時は経ち、別々の人生を歩んでいた7人の中で一人が「あの集まり」の謎を探り始める。――このキャンプは何だったのか、なぜ突然なくなったのか。そして7人が再び会って衝撃の「真実」を知ったとき、彼らが選んださらなる道は――。すべての命に祝福を捧げる物語。
  • ひたひたと
    4.1
    かみしめるように読みたい著者最後の作品集。十二の深い傷跡を全身に刻んだ女のこと。少年に悪戯(いたずら)され暗転した小四の夏のこと。五角形の部屋で互いの胸の奥に封じ込めていた秘密を明かしたとき、辿り着くのは――急逝を惜しまれた著者最後の作品集。まさに着手寸前だった長編『群生(ぐんじょう)』のプロット200枚も収録! 野沢ミステリーが目指した高みが迫る。
  • 飛騨高山からくり人形殺人事件 赤かぶ検事シリーズ
    -
    飛騨高山は、赤かぶ検事スタートの地。その地で、相棒の行天燎子(ぎょうてん・りょうこ)警部補の車に、殺人予告が投げ込まれる。はたして、名人級の人形師が密室状態の工房で惨殺され、女弟子の死体も宇津江四十八滝に浮かぶ。美しい人形の口から飛び出す殺人針。赤かぶ検事らは、巧妙に仕組まれた憎悪のからくりを突きとめようとするが……。
  • 飛騨高山に死す
    -
    女たらしの悪漢探偵、鏑木一行最後の事件は、 同時に依頼された3つの殺人事件。だが、すべて「究極の完全犯罪」だった! ――『ワイドビューひだ9号』と『スーパーあずさ4号』の車内で起きた2件の探偵殺しと、東京でのホスト殺人。それぞれの事件には、有力な容疑者がいた。しかし、彼らには完璧なアリバイが……。3つの事件を同時に依頼された女誑しの悪漢探偵・鏑木一行が、完全犯罪計画を突き崩すべく、飛騨高山へ向かう! 傑作傑作トラベル・ミステリー。
  • 飛騨忍法帖
    -
    女人禁制の誓いを破るとき、飛騨忍法は破滅する――乗鞍丞馬は、天人の如きお美也の美貌に触れたとき、奔り湧く恋情に忘却すべからざるこの戒めを忘れた。彼の幻法は瞬時にして枯死し、宗像主水正の豪剣に左腕を断ち落とされた。以来、宗像家の忠僕となった丞馬が、再び忍者として立ったのは、主水正が闇を縫う銃弾に斃れしゆえ。いま、飛騨忍法は甦った! 夫の仇討ちに京へ旅立つお美也を助け、丞馬は飛騨伝来の「五幻の術」で銃口の前に身を挺する。――かくて4年、最後の敵に対したとき、死を賭けた彼が、お美也への愛慕を籠めた秘法「死恋幻法」の凄まじき美しさ。
  • 飛騨の陥穽 高山発11時19分の死者
    -
    晩秋の高山で法事を終えて、帰京したばかりのOLが、自宅で殺された。その日は、彼女と不倫関係にある社長とその妻の、三者会談の日だった。同時刻、熱海のマンションで、社長夫人が何者かに襲われる。疑惑は福岡に出張中だった社長に向けられるが……。事件の鍵は高山にある、と睨んだ浦上伸介と美保は、現地へ飛んだ。死者が仕掛けた?トリックを解け! 執念のアイバイ崩し!
  • 陽だまり幻想曲
    3.8
    1巻1,562円 (税込)
    中国人作家が新たなテーマに挑んだ意欲作! 6人兄弟を抱える隣家から、金曜の夜に届くのは、すさまじいケンカの怒号とそれに続くなまめかしい女の声…。となりの家族は「私」の理想なのか、それとも……。
  • 左手に告げるなかれ
    3.4
    「右手を見せてくれ」。スーパーで万引犯を捕捉する女性保安士・八木薔子のもとを訪れた刑事が尋ねる。3年前に別れた不倫相手の妻が殺害されたのだ。夫の不貞相手として多額の慰謝料をむしり取られた彼女にかかった殺人容疑。彼女の腕にある傷痕は何を意味するのか!? 第42回江戸川乱歩賞受賞の本格長編推理。
  • ヒットラーの遺産
    -
    ヒットラーが最後の夢を託した幻の秘密兵器とは? マスコミ世界の暗部を遊弋(ゆうよく)する二人の男が嗅ぎつけた奇怪な噂、謎の追及と共に浮び上がる現代史の深い亀裂を描く表題作。異国の夜、ファドの調べを背に、長い尾を曳いて消えた二つの星の物語「暗いはしけ」。他に「暑い長い夏」「怨念コマソン館」「双面のヤヌス」。
  • 柩の花嫁 聖なる血の城
    -
    ブルゴーニュのシャトー・ホテルに、日本人の新婚カップルが到着した。豪華な結婚披露宴に招かれて、花嫁の友人たちも同行したが、新妻の香菜は青ざめて、何かに怯えている様子。そしてパーティの夜、ホテルの塔が激しく燃えあがり、炎の中に赤い人影が……。そして発見された、若い女性の無惨な焼死体。暗い情熱のもたらした復讐と死、その愛の悲劇を華麗に描く傑作推理長編。
  • 羊文学賞受賞作品集
    値引きあり
    -
    1~2巻368~550円 (税込)
    あの「夜に駆ける」原作小説も誕生した小説投稿サイト「monogatary.com」にて開催された「羊文学賞」。 文学的な側面を持つ、オルタナ・ロックバンドである羊文学の楽曲「おまじない」を聴いて感じたことを元に小説を募集し、 大賞に選ばれた3作品を、電子書籍化いたします。 脆衣はがね「この溝について」 純鈍「アスファルトにスミレの花は立つ」 桜那恵「写真」
  • 秘伝
    4.0
    巨魚に挑む男たちを描いた直木賞受賞の大ロマン。長崎県西彼杵半島の西海岸を舞台に、二人の釣り名人と怪魚イシナギの死闘劇の幕は切って落とされた。まるで潜水艦のような黒い影が潜む海中に、特殊な工夫を施した必殺の仕掛けが送り込まれていった……。他に中編「赤い海」を収録。
  • ヒトイチ 警視庁人事一課監察係
    3.5
    1~3巻671~770円 (税込)
    警視庁人事一課、通称「ヒトイチ」の若手監察係長・榎本博史は、警視庁内部の不正に昼夜目を光らせていた。大組織の片隅で囁かれる噂や、匿名の内部告発を洗っていくと、思わぬ人物に疑惑がおよぶ。監察に追われたら最後、仲間の警官といえども丸裸にされる――。緊迫の身内捜査シリーズ第一弾!〈文庫書下ろし〉
  • 人が好き 私の履歴書
    -
    瀬戸内海の海賊を取り絞る役人の末裔ながら、海賊の無頼と冒険心を愛する作家の、たくまずして笑いのもれる自在な境地、波瀾の半生を語る感銘深い自伝作品――瀬戸内海の、海賊を取り締る役人の家の血を引きながら、「こっぱ役人なんかより海賊の方が、ずっとロマンチックで勇壮でよい」と、無頼と冒険心を大切にしてきた作家の、半生の記。激しい転変と波瀾の軌跡、ゆかりの人々との思い出を、淡々と語る自在の境地に、たくまずして笑いのこぼれる、感銘深い自伝作品。
  • 人斬り新兵衛
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    田中新兵衛は、鹿児島城下の船頭だった。彼を薩摩勤王党に推挙したのも、商人から武士になった森山新蔵である。尊王討幕の気運がみなぎる京にあって、新兵衛は、孤独な末輩でしかなかった。やがて、彼が心から頼った森山新蔵は、寺田屋の変に連座し、あえなく切腹して果てる。佗しく郷愁に身を焦がしていた新兵衛にも、ここで転機が訪れた。酔って中座同心を斬ったのをきっかけに、九条家の諸太夫・島田左近を斬殺、首を三条河原に梟した。旋風のように、人斬り新兵衛の名は、京洛に鳴り響いてゆくのだった。そして、姉小路卿の暗殺……。幕末転変の人生を描いた佳篇「人斬り新兵衛」はじめ、全12篇。
  • 人喰い鬼の花嫁
    3.3
    母を亡くし、義母と義姉に迫害される生活を続けてきた春日部莉子。 ある日、姉にひどい折檻を受けると、姉が酒呑童子という鬼の嫁に指名されたと知る。 酒呑童子の嫁は、「お披露目」という一年に一度の祭りを境に全員姿を消す。 人喰いと噂の立つ酒呑童子への嫁入りを拒む姉は、莉子に自分の代わりに嫁入りをしろと言い渡した。 白無垢を身につけ、顔が見えないようひっそりとお屋敷に向かった莉子。 しかし、酒呑童子は第一声、「俺が欲しかったのは、端からおまえだ」。 愛を知らなかった莉子は、人喰い鬼のもとで初めて愛を知っていくーー。
  • 人喰鮫
    4.0
    イギリス人の青年が、いまだ開発が始まったばかりのにオーストラリアに渡り、不思議な縁と運に導かれて、釣り上げた鮫の腹の中から見つけた小箱の中にあった、ひと月前のロンドン・タイムスの記事から、オーストラリアの羊毛の高騰を予見し、大富豪になった。そして最後に、日本人の鮫釣り男と大航海に出る計画を語り合う、という綺譚。描写が的確で重層的で読み応えのある傑作。
  • 人喰鉄道(上)
    値引きあり
    5.0
    1~2巻300円 (税込)
    暗黒大陸と怖れられたアフリカ大陸に、文明の曙光を投げかけんと企てられた、ウガンダ鉄道建設。英人鉄道技師・パターソンは理想に燃えて赴任するが、サバンナは、人間の侵略に〈人喰い(マン・イーター)〉と化したライオンとの血みどろの戦場だった。雄大な大自然のなかに、ライオンと人間の死闘を非情なタッチで描き出した、異色の動物文学。
  • 人質オペラ
    値引きあり
    3.0
    1巻300円 (税込)
    和田秀樹さん(精神科医)、書店員さん大絶賛。 ------------------------------------------------------- 自己責任社会の不条理と希望を描いた、まさに今読みたい一冊! -------------------------------------------------------
  • 一つ屋根の下の探偵たち
    3.4
    なまけものの探偵と"働きものの探偵"、二人の探偵とハウスシェアを始めた新人エッセイストの浅間修は同居人の探偵を対決させて、捜査についてルポルタージュを書くことに。奇妙な密室で男が餓死し、その床にはアリの巣のような穴があいていた「アリとキリギリス事件」に遭遇。ルポに採用されるのは一人だけ。勝負を面倒がる探偵・天火隷介を、真面目な探偵・町井唯人が説得し、二人は対決することに。
  • 人妻
    -
    夫の知らぬ妻たちの赤裸々な性と愛――8歳下の大学生に恋心が甦った准子、夫に内緒でフーゾクで働く麻美、テレクラで女に目覚めた織江、「契約愛人」のバイトをする純代、SM好きの夫を避けて3人の愛人をもつ弥生……。自分の欲望に忠実に生き、危険な「ときめき」を選んだ23名の人妻たち。夫の知らない真実を赤裸々に語る、衝撃のレポート!
  • 人でなしの櫻
    4.1
    『銀花の蔵』『雪の鉄樹』『オブリヴィオン』の著者が放つ、人間の業の極限に挑んだ、衝撃の問題作。 しがない日本画家の竹井清秀は、 妻子を同時に喪ってから生きた人間を描けず、「死体画家」と揶揄されていた。 ある晩、急な電話に駆けつけると、長らく絶縁したままの天才料理人の父、康則の遺体があり、 全裸で震える少女、蓮子がいた。 十一年にわたり父が密かに匿っていたのだ。 激しい嫌悪を覚える一方で、どうしようもなく蓮子に惹かれていく。
  • 人と人影 現代日本のエッセイ
    -
    《白雲なびく駿河台……》自作の明治大学校歌をきいて涙滂沱の老詩人・児玉花外の深い悲しみ。対局前、将棋を放念し無心の散策をする大山康晴名人。窓辺の風に微かな音色を奏でる、太宰治の形見の琴。人生の途上で巡り合った人々の、心に残る鮮烈な記憶と忘れ難いその風貌を、温もりある自在の筆で綴る。井伏鱒二の文学の精髄を伝える、36篇の珠玉の名随筆。
  • 人には聞けない マンガ・男と女の法律相談
    -
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 誰にも相談できなかったあなたの悩み解決します! 知らないと危ない生活法律知識。弁護士作家・和久峻三が楽しく漫画指南! ――不倫関係のツケ、結婚・離婚にまつわる難題、子供の事故と親の責任、知らぬ間の連帯保証人、インフォームドコンセント……。身の回りで起こる男と女とカネのトラブルを、法的にどう解決するか? 弁護士作家・和久峻三が人には聞けない悩みや心配事に、分かりやすく楽しいマンガつきでお答えします!
  • 人肌ショコラリキュール
    3.7
    今の彼の将吾は元カレと違って自分勝手ではないし、セックスも優しくて、料理が上手。でも将吾と付き合ったのは、元カレと顔が似ているから……(「あなたモドキ」)/四年間セックスなし。いまやヴァイブレータが友達の私、浩未、33歳……。(「ヴォルフガング」)など、リアルな女の性と心を描いてきた著者による、「わかるわかる」満載、ドキドキ満載、美しくリアルなエロチカ短編集。甘くて苦い大人の恋。
  • ヒトはなぜ子育てが下手か
    4.0
    人間や動物にとって重要な問題である「生殖」から「子育て」まで、動物たちの生きる姿をさまざまな側面から見て、さらにその本質に迫りながら、われわれ人間社会と比較してみる。動物とヒトの子育てを対比しながら、人間社会における本当の子育てとは、また真の親子関係はどうあるべきかを追究・考察する、親子動物記。
  • ヒトはなぜ助平になったか
    -
    なぜヒトには「交尾期(さかり)」がなくなったのか? ヒトはなぜ「対面位」で交わるようになったのか? なぜオッパイはいつも肥大しているのか? 比較動物学という見地から多くの動物たちの場合と照応しながら、ヒトの性を男女の結合力の根源として据えなおし、ヒトと動物の性の本質を、真面目に楽しく考察する名著。
  • 人はなぜ強くなければならないか
    -
    華麗なプレイぶりで、ラグビー・ファンを酔わせてきた、松尾雄治監督が引退した。新日鉄釜石の日本選手権7連覇という偉業を達成した立役者が、常勝集団のリーダーとしての心構えや実践の数々について、優れた考察を述べる。最強の人間性ラグビーはどう創られたのか? 勝利を生む優れたリーダーシップとは何か? 伝説のチームの強さの秘密を解明する!
  • ひとりでいるよ 一羽の鳥が
    -
    本当に愛することの困難になった若者……現代の若い女性のあやうい愛を描いた短篇集――亡くなった父への憧憬、同性としての母との確執、望まない形での妊娠、男友だちとの別れ……。大人への入り口にさしかかった若い女性の初々しくもあやうい愛の姿と、きらきらと輝く夏の光にも似た青春の内省の世界を、みずみずしい感性と研ぎすまされた文体で描く、著者2冊めの短編集。表題作ほか4編を収録。
  • ひとりでもやる、ひとりでもやめる 「良心的軍事拒否国家」日本・市民の選択 【小田実全集】
    -
    1巻1,540円 (税込)
    戦後日本の常識としてあった平和主義と民主主義がなぜ侵食されていったか。阪神大震災から5年間、全ての虚飾がはがれた震災を機に、戦後的価値を問い直す。憲法と平和主義の空洞化、経済大国のひずみ、社会全体の劣化現象はなぜ起ったかを解明。世界から尊敬される日本・市民の斬新な選択を「良心的軍事拒否国家」に見出す。付和雷同しない、一人でもやる、一人でもやめる、成熟した市民から全てが始まる。「人間は殺されてはならない」は、平和主義の原点、小田文学の出発点である。
  • 一人と千三百人/二人の中尉 平沢計七先駆作品集
    3.0
    関東大震災の混乱のなか亀戸事件で惨殺された若き労働運動家は瑞々しくも鮮烈な先駆的文芸作品を遺していた。 知られざる作家、再発見 関東大震災の混乱のなか亀戸事件によってわずか三十四歳で非業の死を遂げた労働運動家・平沢計七。 彼は少年時から鉄道会社の大工場で労働現場に立ち、やがて労働組合活動に入っていったが、その短い生涯で、瑞々しくも鮮烈な文芸作品を遺していた。 短篇小説十三篇、戯曲七篇と評論・エッセイ七篇を精選し、知られざる先駆的作家に再び光をあてる。 祖国の手で打砕かるゝか、 民衆の手で打砕かるゝか 死を予想しえた若き労働運動家、 その知られざる文学的航跡。 大和田 茂 平沢は日々の労働運動や社会運動の中で、数々の軋轢、暗闘、分裂をいやというほど味わってきた。なぜ、人々は階級的憎悪をもってテロリズムに走るのか、なぜ思想のちがいや意見対立、すなわち小異を捨てて大同団結できないのか。彼にとって、革命は遼遠の彼方であった。(中略)平沢はさらに労働者の意識に下降しようとしていた。彼は指導者意識が強かったが、一方では小説、戯曲、講談などで人々の内面にわかりやすく訴えかけていこうとした。「解説」より
  • ひとりぼっちの監視哨
    -
    南海の島の監視哨で、たった一人の勤務を続ける上等兵と、脱走兵との心の触れ合いを描いた、表題作。一軍医の敵国人に対する、隔てなき人間的真情が部隊を救った「救援隊、湖畔を行く」など、7編を収録。人と人との暖かいつながりに視点を置いて、ユーモラスな事象を描き、その底に兵隊の深い哀しみを沈潜させた、戦場小説集。
  • 人を乗せない急行列車
    -
    土地権利書をめぐる殺人事件の奇怪な展開! 謎の失踪をしたヤミ金融の経営者は、横浜の暗い運河で他殺体として浮いた。そして金庫からは、秋田の富豪の土地権利証が消えていた。ルポライタ-で名探偵の浦上伸介は、社長が秋田から土地権利書を持ち帰ったことを知り行方を追って秋田に行くが、なぜか書類だけ富豪の金庫に戻っていた……。スリル満点の本格推理長編。
  • 雛の花(『霞町物語』講談社文庫所収)
    -
    僕が歌舞伎座で目撃したことは、もしかしたら夢なのかもしれない――。芝居のときにはいつも3階の大向うに席をとっていた祖母はその日、幼かった僕を間に挟んで、品のよい老紳士と大名桟敷に入った。別れ際に渡された花束、内証の約束。ほどなくして祖母に癌が見つかる。
  • 非日常の謎 ミステリアンソロジー
    3.5
    今、猛威を振るうコロナウィルスにより、私たちの「日常」が脅かされています。 ですが、そんな「非日常」の中でも、大切な「日常」は続いていきます。 いえ、「日常」を続けていくことこそが、私たちの戦いです。 そこで、ミステリにおける「日常の謎」というジャンルを今回は「非日常の謎」と置き換え、 日々の生活の狭間に突如訪れる、刹那の非日常で生まれる「謎」をテーマとして、 創刊5周年を迎えた講談社タイガが期待する、六人の著者に短編を寄稿いただきました。 物語が、「非日常」を乗り越える力となることを信じて。 創刊6年目となる講談社タイガは、小説を楽しめる「日常」を守り続けます。 「この世界には間違いが七つある」芦沢 央(あしざわ・よう) 「成人式とタイムカプセル」阿津川辰海(あつかわ・たつみ) 「どっち?」木元哉汰(きもと・かなた) 「これは運命ではない」城平 京(しろだいら・きょう) 「十四時間の空の旅」辻堂ゆめ(つじどう・ゆめ) 「タイトル未定」凪良ゆう(なぎら・ゆう)
  • 否認 どうして言わないの
    3.0
    父が贈賄罪で逮捕・起訴された! 会社のためにしたことなのにと、父の身を案ずるジュンの前に2人の青年弁護士が……。否認との闘いである汚職事件の捜査を通して、被告人とその家族の揺れる心情、企業の思惑、法廷での攻防を描く。元東京地検特捜検事にして初めて書きえた法廷サスペンス。汚職事件の実態追及、渦中の人間模様と恋愛感情、息づまる法廷内の攻防……。
  • ひねくれアイテム
    3.8
    「江坂遊こそ真の意味でのショートショート作家であり、空前絶後、前代未聞、唯一無二の存在なのである」――高井信(SF作家・ショートショート研究家)。ウィビコフの指揮棒/チクッ/B組の転校生/何でも半額の街/おびえる少女/クリーンパイパーズ/蕎麦殻まくら/味わいトマト/ビューティフルフェイス/あなたしか見えない日/魔女の杖/オリジナルオイル等、企みと愉しみに満ちた48作品一挙収録!!
  • 陽の翳る街
    3.7
    パン・菓子屋の娘・青瀬悠子、推理小説研究に熱中している大学生・高城寺拓、女性雑誌フリーライターの有明留美子、書店の独身店主・数々谷浩平。推理小説研究会・モザイクの会の4人は春の夜、どんぐり坂で殺人事件に遭遇した! そして、なんとその被害者は、記憶喪失にかかっていることがわかり……。さわやかで、面白さ満載のミステリー。
  • 火の河のほとりで
    -
    血の絆、性の葛藤の果てに、生の極致を望む女たち――雪の日にひとりこどもを殺した! ……少女時代の悪夢が、姉妹に遠い影を投げかける。血の絆に惹かれるように、妹の夫と関係を結ぶ姉・牧。抜き差しならない深みに入り込んでいく二人に、気づこうとしない妹・百合。性の地獄にさらわれながら、ついに女たちは生の明るみへと突き抜けていく。長編700枚。
  • 緋の記憶
    3.0
    明かるい秋の日ざしの中、ふらりと立ち寄った画廊で見かけた1枚の絵は、日本海で起こった恐るべき殺人事件の謎を秘めていた(「暗緑の時代」)。東京の高田馬場にオフィスを構える名探偵、ご存じ三影潤が解き明かす多彩なミステリー。ほかに、富豪の美少女が夢に見た赤い花の謎を解く表題作、「アイボリーの手帖」、「沈丁花の家」など短篇推理5篇を収録。
  • 火の国殺人事件
    5.0
    熊本、そして北海道。サラブレッドを愛して旅したカメラマンの兄が失踪した。行方を捜す妹は兄の恋人を名乗る謎の女の存在を知る。しかし手がかりを握るその女は京都・南禅寺の境内で死体となって発見された。髪にはすずらんの花がさされていた。隠された悲恋と連続殺人の謎。旅情あふれる本格ミステリー。
  • 緋の鯱
    -
    白い裸身に映える緋色の鯱。好評第5弾! ――途方もない要求を突きつける謎の電話に対して、日本の警察官や検事は拒絶で応じ、次々に殺害されていった。司法の壊死を狙うこの狂気の電話の正体は? 仙石文蔵らスーパーヒーローは、狂気の正体を追う。思念に浮かんだ悪魔は、白い裸身に緋色の鯱を描かれた美女の背後に……。空前のスケールで展開される痛快「鯱」シリーズの第5弾。
  • 陽の鳥
    3.3
    1巻1,672円 (税込)
    もう一度、あの子に逢いたい。息子を事故で失った科学者が望んだのは、クローンによるわが子の“復活”――『金田一少年の事件簿』『神の雫』『GTO』などを手がけた希代のヒットメーカーが真っ向から挑んだ、生命倫理と家族の絆をめぐるメディカル・エンタテインメント大作!
  • 日の砦
    3.5
    郊外に家を構え、還暦を過ぎて会社も勤め上げた父親、結婚を控えた恋人のいる息子、母親の誕生日に携帯電話をプレゼントする娘、老朽化した家屋の建て替えを娘と相談する母親……。人生の区切りを迎えてようやく訪れた家族の穏やかな日常にしのびよる、言いしれぬ不安の影を精緻に描き出した連作短篇集。(講談社文庫)
  • 火の瞳
    -
    昭和20年3月10日未明の東京大空襲は、下町一帯をたちまち火の海と化した――国民学校6年生の杉夫は、母と仲よしの町子とともに、なんとかして生きのびようと、襲いかかる猛火とたたかい、逃げ道を探した。死を切りはなすことのできない「ほんとうの戦争」のおそろしさを鮮烈に描き、平和の尊さを訴えた不朽の名作。
  • 火の舞い(上)
    -
    1~2巻660円 (税込)
    若狭の山村に祖母とつましく暮らしていた村瀬ふくが、男女の仲にうるさい田舎をあとに、京都の町へ出たのが19歳の秋。多情の血を継ぐふくは、勤め先の工場で出会った初めての男・田島の子を宿すが、それを知った田島は突然、姿をくらます。やむなく腹の子を堕ろし、呑み屋、ホテルの女中を転々とし、男遍歴を重ねるふく。そして偶然にも田島に再会したふくは、幸福な結婚を夢見るのだが‥‥。男たちへの愛に命を賭けた女の哀しい半生を描く。〈上下全二巻〉
  • 火のみち(上)
    4.2
    1~2巻764~785円 (税込)
    父が戦死し、戦後満州から引き揚げてきたどん底の生活の中で母まで亡くした南部次郎は、わずかな葬式費用の形に幼い妹を連れ去ろうとする男を撲殺してしまう。きょうだいは離散し服役中も渦巻く憤怒を抑える術すら知らない次郎は備前焼と出会い、ひたすら土を練ることで、ようやく心が鎮まっていく――。(講談社文庫)
  • 火の山 山猿記(上)
    4.0
    1~2巻880~942円 (税込)
    火の山――とは富士山のこと。その富士山に寄り添いながら生きた有森家の変遷史。誕生と死、愛と結婚の型。戦中戦後を生きた人たちを描きながら、日本の近代を見つめ直した傑作長編小説。第51回野間文芸賞、第34回谷崎潤一郎賞受賞作。平成18年4月から放送のNHK連続テレビ小説『純情きらり』の原案。(講談社文庫)
  • 日はまた熱血ポンちゃん
    値引きあり
    4.0
    ポンちゃんのパワーで明日からみんな元気! 幸せな明日をつかむ! ――アフリカでのステキなひとときや、ギター勝負に大興奮の夜。ポンちゃんと愉快でクールな仲間たちとの、祭りのような日々は、明日も続く。「VIVA ME!」と、ラ・フィエスタな人生をひたすら追求するポンちゃん。毎日を楽しく過ごすための名言満載! ページを開けば幸せがあふれてくる、大人気エッセイ。
  • 陽はメコンに沈む
    -
    1961年、ラオスの僧に変身した参議院議員・辻政信は、動乱のインドシナで消息を絶つ。死亡説・生存説が入りみだれる中で、1970年、日本人記者・結城は、辻政信の消息を知るという元パテト・ラオの通訳に会い、記事を書いた。しかし、それは結城を、得体の知れぬ勢力からつけ狙わせる端緒となった! 迫真の、男のサスペンス。江戸川乱歩賞受賞第一作。
  • 雲雀の巣を捜した日
    4.0
    1巻1,672円 (税込)
    すさまじき小説家が作り事でない想いを綴り忌憚なく心の内を覗かせる! 私小説を断筆するとした「凡庸な私小説作家廃業宣言」、「私の思想」から「死のやすらぎ」、そして「言葉について」……。作家の覚悟と矜持を示したエッセイ集。 ――私は三十八歳でふたたび東京へ来てから二十一年、ほとんどこの市九郎のごとき懺悔の執念で、私の私(わたくし)小説を書いて来ました。懺悔と言うのは、人間としてこの世に生れて来たことが、すでにそれだけで重い罪であるからです。(「凡庸な私小説作家廃業宣言」より)
  • ひべるにあ島紀行
    -
    冬の国(ひべるにあ)=アイルランド。スイフトの『ガリヴァー旅行記』に導かれ冬の国(ヒベルニア)=アイルランドを訪れた「わたし」。謎めいたスイフトの生涯を、一人の女性への「激しい友情」を核に読み解くタテ糸。「わたし」と妖精のような男たちとの「優しい性愛」を物語るヨコ糸。さらに、架空の国・ナパアイをガリヴァーのように旅する「わたし」が目にする、グロテスクな意匠。重層的な表現でタペストリのごとく織られた、富岡文学の達成。孤絶した魂が谺し合う交響詩! 野間文芸賞受賞作品。
  • ヒポクラテスの初恋処方箋
    -
    愛犬の行方をさがしていた、高松市立栗林高のプリマドンナ・南口淳美が蒸発し、県立美術館から時価数千万のギリシアの秘宝が盗まれる。そして、淳美に本を届けに来た書店の女店員が、水死体となって高松港に浮かぶ。この3つの事件の接点を求めて、刀根祐亮らの推理作戦はスタートするが、事態は茫とし謎も深まるばかり……。
  • 「非まじめ」思考法
    -
    「非」は、人類最高の英知である。行きづまったら「非まじめ」になれ。「非まじめ」こそ、脳と心身を自在に動かす秘訣である。境にとらわれず境を活かす。ゼロビット発想に立てば、短所は長所。自由自在は無垢識から。修理とは壊すこと。……アイデアがどんどん湧き出るロボット博士の型破り「非まじめ」思考法。
  • 「非まじめ」のすすめ
    4.0
    1~2巻660円 (税込)
    今日のさまざまな問題や行きづまりは、ぐうたらな不まじめや、頭から湯気をたてるまじめでは、もはや乗りこえられず、その2つを超えた「非まじめ」発想によって、はじめて解決できるのだ! リーダーにもフレッシュ・ビジネスマンにも必ず役立つ、ロボット工学の第一人者による、まったく型やぶりな発想法。
  • 炎まつり殺人事件
    値引きあり
    -
    「お前の俳句は盗作だ!」出版記念パーティの会場で、人気評論家を痛罵した男が、ホテルの一室で殺された! 現場に残された白地の扇子、そして事件直後にロビーから姿を消した謎の女……。秘められた過去の怨念が、いま復讐の炎となって赤く燃える。京都・松江・東京を舞台に描く、著者会心のトラベル・ミステリー。鞍馬が燃え、殺意も赤い炎となる!
  • ヒマワリさん
    -
    新聞記者の恋人を都会に残し、僻村へ赴任した新米保健師・小日山ヒロ子。明るく情熱に燃える彼女のニックネームは「ヒマワリさん」。貧困と無知により衛生観念に乏しく、病気になったら神頼みのその村に、保健衛生のタネを少しずつ蒔いていく「ヒマワリさん」と、周囲の人々が繰り広げるヒューマン・ドラマ。1965年公開の吉永小百合主演映画『明日は咲こう花咲こう』の原作小説。

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