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Posted by ブクログ
元々あまりスポーツ興味が無いので、パラリンピックに興味が無いと言っても許されるとは思っています。だってオリンピックにだって興味無いのですから・・・。
しかし、この間読んだ車椅子テニスのプレイヤーと、車椅子制作者の物語「パラスター」はとんでもない名作で、今年のベスト10の中に絶対入る作品でした。
にわかにパラスポーツに興味が出たので、視覚障碍者のマラソンを描いた本作を読みました。
伴走者という名称は初めて聞きましたが、ニュースで見た時に一緒に走っている人が居るなという認識はありました。
言われてみれば、一人で走るのは不可能なので誰かが誘導しなければいけないです。しかしパラアスリートに一般人が誘導しようと思ってもとてもついていけないですね。その為一流のアスリートが伴走者となる事が理想です。
でもそういった一流の人は自分自身が記録や優勝を目指している訳で、葛藤があるのは物凄く理解が出来ます。
この本は葛藤と伴走者となる喜びと絆を描いていて、とても感動出来るいい本でした。
後半はスキーのパラアスリートの話ですが、女子高生の視覚障碍者と元一流スキープレイヤーとのもじもじするような恋愛っぽい話なので、純粋にうきうきして読みました。
視覚障害緒者の晴がとても勝手気ままで可愛らしく、読んでいてこんな子だったら好きになっちゃうだろうなと思いました。
Posted by ブクログ
視覚障害者の選手の「目」となって、サポートする伴走者。
マラソンランナーとアルペンスキーの2つの作品を収録しています。
マラソン編では、サッカー選手として活躍していた内田が事故により、視力を失ってしまいます。その後、マラソン選手として活躍しようと奔走していきます。
冒頭から伴走者と共にある国際大会に出場するところから物語が始まります。今までの流れがあまりないままスタートし、随所随所に過去が描かれています。
なので、レースでの緊迫感や緊張感が途切れ途切れになってしまうため、あまり重厚感はないように感じました。
ただ、俺様なランナーと分析な得意な伴走者がお互いに反発しながらも同じ方向へ進む過程は見ていて面白かったです。
スキー編では、スキーの方はあまり知識がなかったので、読んだ後に動画サイトをチェックしてみました。「この選手、本当に見えないの?」と思うくらい、スピードが速く、驚きでした。
サポートする側も相当の経験がないと無理だわと圧倒されました。こちらは、順々に話が進行するので、それぞれの2人の心情の変化が楽しめました。こちらの方が繊細に描かれていて、より伝わりやすかったかなと思いました。
当たり前だからわかることやわからないことが、この本を通して、再認識させられました。視覚障害者ならではの悩みや不満というものが、なかなか聞くことがなかったので、あーなるほど、言われてみればそうだなあと考えさせられました。
試合の結果がどうあれ、そこからまた頑張っていく姿に感銘を受けました。パラリンピックにも注目して、楽しもうと思います。
Posted by ブクログ
パラスポーツで視覚障害者をガイドする伴走者の話し。
視覚に頼らない世界でスピードを作ることがどれほどの恐怖なのか。その恐怖心をねじ伏せて上を目指そうとする内田のエネルギーに、ただただ圧倒される。
私自身競技アシスタントをしていたことがあるので、選手が思い通りに動いてくれないことへの苛立ちも、自分の都合で選手の機会を奪ってしまうことへの罪悪感もよくわかる。
そして月並みだけれど、なによりも信頼関係がなければ、選手の力を最大限に引き出せない。
一見、伴走者は選手を導いているように見えるけれど、その実、互いに背中を預け合っているのだと改めて思った。
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