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幼い頃、毎年家族ぐるみでサマーキャンプをすごしていた7人。その思い出は輝かしい夏の大切な記憶だ。しかしキャンプは、ある年から突然中止になった。時は経ち、別々の人生を歩んでいた7人の中で一人が「あの集まり」の謎を探り始める。――このキャンプは何だったのか、なぜ突然なくなったのか。そして7人が再び会って衝撃の「真実」を知ったとき、彼らが選んださらなる道は――。すべての命に祝福を捧げる物語。
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Posted by ブクログ
いつも思うけれど。 角田さんの文章、小説は奥が深い。 本当に人がどう考え、どう生きているか、ひしひしと伝わってくる。 このキャンプに集まった彼らはどうだろう。 たのしいキャンプだった。子供たちも、親たちも。 そうだろうか。 そこからドラマが始まる。苦悩が始まる。 でも、かれらは本当に一生懸命生き...続きを読むている。 美しいと思うけれど。 これは彼らのカルマなのですね。 多くの人の小説を読んで、そしてそのあとがきを読み進めると、角田さんのお人柄も垣間見えます(本書にはあとがきはありませんでした)。世話好き、お酒好き、たばこ好き。世話好き、というところ、そうかもな~、と。 あとがきって、なにげに楽しい。です。 ーーー 位置No.2633 私はね、すごくたのしいとか、すごくうれしいってことは、点だと思ってるの。そしてしあわせというのは線。ずーっとたのしいこと続きということはあり得ない。だからずーっとしあわせというのもあり得ないと思ってる。ただ、一瞬でも、一日でも、あるいはもっと漠然とでも、ああたのしかったって思えることがあったら、私はとりあえずしあわせだって。 位置No.3576 「さっききみは、焼鳥といっしょに食べるものだと言った。おれはお通しだと思ってた。どっちも微妙に違った。でも、どっちも間違ってない。 ↑ これ、なにげに大事なひとこま。 位置No.4044 お礼を言いたい。会ったことのないあなた、私の世界を創ってくれて、ありがとう。おとうさんって、もう二度と呼びません。呼ばなくても、もうだいじょうぶだから。
子どもがいたとしても、いなかったとしても、ただ、生きなきゃならない自分の人生がある、ってだけ 今、この落胆さえも手に入っていなかったのだ。そう、落胆すら、手に入らなかったのだ、話そうとしなければ。向き合おうとしなければ。 ひとは、扉を開いて一歩を踏みだしさえすれば、いつでも、何度でも、あらたな世界を...続きを読む獲得できる。
いつもなら先に解説を読むのをうっかり忘れて読み終わった 途中途中でなに?何で?とぐいぐい読み進めた 結果、知らずに読んで良かった〜と思わせてくれた作品
女友だち特集で紹介されてて、このタイトルを見て手に取ったら、想像していたものと違いすぎました。笑 扱っているテーマは重いし、ミステリー的な要素も十分面白いのに、それ以上に登場人物たちの心模様に夢中になります。問題提起的な設定も、謎が晴れていく爽快感も、それぞれの人間像を描くための道具なんだろうな...続きを読む、と。どのキャラクターもリアリティがあって、それ故魅力的で、多視点を味わえる小説というものの面白さを改めて思い知らされました。
面白そうなので、手に取った作品だが、あまりに壮大な内容に、どう感想をかけばいいのか分からない。 デリケートなテーマに対して、真っ向からこうも挑める作家はなかなかいないのでは。 どう、生まれたかより、どう生きるか。 出自も血縁も関係なく、一番大切なのは、正にそうだと思う。
これまた重たいテーマ。ただ、角田光代にかかると、その中でも光差すものがあり、救われる感じが好きだ。 AID(非配偶者間人工受精)から産まれた7人の子どもが夏のひと時だけ集まって過ごす。アレはなんだったのか、知っていた子も知らなかった子も、大人になって初めて知った人もいて、親子とは、家族とは、自生...続きを読むにも疑問を持ったり、他のせいにしたり。 紗有美のクズっぷりにイラッとさせられ、賢人の自身の穴を埋めるかの如く彼女たちを中絶に追い込む行動…7人のそれぞれの人生についても深く描写されて読み応えたっぷり。 AIDお腹いっぱいです笑
感想を書くにはまだ考察が足りないから後で書きたい。 一旦読み終わった。 7人主人公がいて把握が大変だった。とくに弾がよくわからん。一気に読みきったほうがいい本かも。
読んだのは1年くらい前だけれど、作品の中で描かれる景色や状況を今でも思い出せる。 物語がどう動くのか、思わぬ方向に進んだけれど印象に残った作品。
★5つに近い4つ。角田作品は何冊も読んできたが、こちらも圧巻のストーリー。毎年別荘に集まる7人の家族。皆一人っ子で大の仲良し。子どもたちにとっては大好きな夏のイベントである。しかしある年から突然打ち切られる。ミステリアスな序盤から惹き込まれる。内容は出生という生の根源に関わる重いものでありながら、7...続きを読む人の子ども達のその後の人生を一人ひとりわかりやすく描写している。この作家の力量は半端ない。7人それぞれをメインとして語らせる。医学の進んだ今だからこそのテーマ。けして絵空事ではない。起こりうる内容だと痛感した。角田光代という作家の本をもっともっと読みたくなる。 キーワードは“記憶の共有”。
夏のキャンプが舞台なのとは裏腹、家族や命などについて考える重い内容だった。 角田光代のほかの本も読みたいと思った。
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