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Posted by ブクログ
いつも思うけれど。
角田さんの文章、小説は奥が深い。
本当に人がどう考え、どう生きているか、ひしひしと伝わってくる。
このキャンプに集まった彼らはどうだろう。
たのしいキャンプだった。子供たちも、親たちも。
そうだろうか。
そこからドラマが始まる。苦悩が始まる。
でも、かれらは本当に一生懸命生きている。
美しいと思うけれど。
これは彼らのカルマなのですね。
多くの人の小説を読んで、そしてそのあとがきを読み進めると、角田さんのお人柄も垣間見えます(本書にはあとがきはありませんでした)。世話好き、お酒好き、たばこ好き。世話好き、というところ、そうかもな~、と。
あとがきって、なにげに楽しい。です。
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位置No.2633
私はね、すごくたのしいとか、すごくうれしいってことは、点だと思ってるの。そしてしあわせというのは線。ずーっとたのしいこと続きということはあり得ない。だからずーっとしあわせというのもあり得ないと思ってる。ただ、一瞬でも、一日でも、あるいはもっと漠然とでも、ああたのしかったって思えることがあったら、私はとりあえずしあわせだって。
位置No.3576
「さっききみは、焼鳥といっしょに食べるものだと言った。おれはお通しだと思ってた。どっちも微妙に違った。でも、どっちも間違ってない。
↑ これ、なにげに大事なひとこま。
位置No.4044
お礼を言いたい。会ったことのないあなた、私の世界を創ってくれて、ありがとう。おとうさんって、もう二度と呼びません。呼ばなくても、もうだいじょうぶだから。
Posted by ブクログ
2025/6/3 再読。
角田光代さんの作品は、個人的になぜか読後の印象が薄いものが多くタイトルを見返しても内容が思い出せなかったりする。この作品もそうだったけれど数年ぶりに読み返してみたら内容が蘇ってきた。
子どもの頃のサマーキャンプを大人になって思い返す。ある年突然なくなってしまったあれはなんだったんだろう?毎年夏の数日間だけを一緒に過ごす7組の家族、自分たちはどういう関係性だったのだろう?
サマーキャンプの真相が明らかになるにつれてテーマは思いがけない方向へ向かう。他の方も書いているようにミステリーを装った社会への問題提起という感じ。
7人の視点で物語が展開するので混乱はする。初読だと登場人物を整理しながら読まないと難しいと思う。
紗有美を見ていて、まあグズグズしていてはよくないよなーと思うなど。
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小説・文芸
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