ひそやかな花園

ひそやかな花園

836円 (税込)

4pt

幼い頃、毎年家族ぐるみでサマーキャンプをすごしていた7人。その思い出は輝かしい夏の大切な記憶だ。しかしキャンプは、ある年から突然中止になった。時は経ち、別々の人生を歩んでいた7人の中で一人が「あの集まり」の謎を探り始める。――このキャンプは何だったのか、なぜ突然なくなったのか。そして7人が再び会って衝撃の「真実」を知ったとき、彼らが選んださらなる道は――。すべての命に祝福を捧げる物語。

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ひそやかな花園 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2024年02月04日

    いつも思うけれど。
    角田さんの文章、小説は奥が深い。
    本当に人がどう考え、どう生きているか、ひしひしと伝わってくる。
    このキャンプに集まった彼らはどうだろう。
    たのしいキャンプだった。子供たちも、親たちも。

    そうだろうか。

    そこからドラマが始まる。苦悩が始まる。
    でも、かれらは本当に一生懸命生き...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2023年03月09日

    子どもがいたとしても、いなかったとしても、ただ、生きなきゃならない自分の人生がある、ってだけ
    今、この落胆さえも手に入っていなかったのだ。そう、落胆すら、手に入らなかったのだ、話そうとしなければ。向き合おうとしなければ。
    ひとは、扉を開いて一歩を踏みだしさえすれば、いつでも、何度でも、あらたな世界を...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2022年10月27日

    いつもなら先に解説を読むのをうっかり忘れて読み終わった
    途中途中でなに?何で?とぐいぐい読み進めた
    結果、知らずに読んで良かった〜と思わせてくれた作品

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    Posted by ブクログ 2021年05月05日

     女友だち特集で紹介されてて、このタイトルを見て手に取ったら、想像していたものと違いすぎました。笑
     扱っているテーマは重いし、ミステリー的な要素も十分面白いのに、それ以上に登場人物たちの心模様に夢中になります。問題提起的な設定も、謎が晴れていく爽快感も、それぞれの人間像を描くための道具なんだろうな...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2021年03月24日

    面白そうなので、手に取った作品だが、あまりに壮大な内容に、どう感想をかけばいいのか分からない。 デリケートなテーマに対して、真っ向からこうも挑める作家はなかなかいないのでは。 どう、生まれたかより、どう生きるか。 出自も血縁も関係なく、一番大切なのは、正にそうだと思う。

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    Posted by ブクログ 2020年09月17日

    これまた重たいテーマ。ただ、角田光代にかかると、その中でも光差すものがあり、救われる感じが好きだ。 

    AID(非配偶者間人工受精)から産まれた7人の子どもが夏のひと時だけ集まって過ごす。アレはなんだったのか、知っていた子も知らなかった子も、大人になって初めて知った人もいて、親子とは、家族とは、自生...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2023年09月24日

    親と子どもの壁が象徴的に描かれてて約ネバ的なものが始まるんかなと思いながら読み始めた。
    想像とは全然違ったけど、煮え切らないところも含めてひとつの物語として没入できて満足。
    角田光代さんの本は初めて読んだ。読んだことのない作家さんだと結末がどう転ぶか予測できないところがいいなと思ったり。

    0

    Posted by ブクログ 2023年05月04日

    感想を書くにはまだ考察が足りないから後で書きたい。
    一旦読み終わった。
    7人主人公がいて把握が大変だった。とくに弾がよくわからん。一気に読みきったほうがいい本かも。

    0

    Posted by ブクログ 2023年04月15日

    読んだのは1年くらい前だけれど、作品の中で描かれる景色や状況を今でも思い出せる。
    物語がどう動くのか、思わぬ方向に進んだけれど印象に残った作品。

    0

    Posted by ブクログ 2022年01月16日

    ★5つに近い4つ。角田作品は何冊も読んできたが、こちらも圧巻のストーリー。毎年別荘に集まる7人の家族。皆一人っ子で大の仲良し。子どもたちにとっては大好きな夏のイベントである。しかしある年から突然打ち切られる。ミステリアスな序盤から惹き込まれる。内容は出生という生の根源に関わる重いものでありながら、7...続きを読む

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