【感想・ネタバレ】ひそやかな花園のレビュー

あらすじ

幼い頃、毎年家族ぐるみでサマーキャンプをすごしていた7人。その思い出は輝かしい夏の大切な記憶だ。しかしキャンプは、ある年から突然中止になった。時は経ち、別々の人生を歩んでいた7人の中で一人が「あの集まり」の謎を探り始める。――このキャンプは何だったのか、なぜ突然なくなったのか。そして7人が再び会って衝撃の「真実」を知ったとき、彼らが選んださらなる道は――。すべての命に祝福を捧げる物語。

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感情タグBEST3

Posted by ブクログ

大学のゼミで、生殖補助医療についての事例や判例を学んだことから読み出した。現在こそは理解が徐々にされてきているが、この時にこのお話を書かれているのがすごいなと思った。登場人物の抱える違和感や感情が伝わってきた。

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2026年01月24日

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ネタバレ

感じたことある感情がめちゃくちゃ出てきた。親同士が仲良くても子供同士は仲良くなれないパターンもあれば、結局親の都合で会えなくなっちゃうパターンもある‥親になった時に子どもの気持ちに立った行動をしていかなきゃな‥

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2026年01月22日

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ネタバレ

面白かった。
子ども時代の、日常から離れた夏の思い出から、だんだんと現実に近づいていく。
自分たちのルーツを知ったところから少しずつ紐解かれていって、そこにはそれぞれの苦しみや葛藤があって
知りたくないことも知らなくてはならないのが現実で
でも知った先に待っているのは決して不幸ばかりではないのも、リアルだなと思った。
角田光代の作品って、綺麗事だけじゃないところがいい。
賢人と紀子が結婚しましたとか、ドナーから本当の父が見つかって感動の再会とか、そういうおとぎ話的な展開にならなくて本当によかった。笑
ドラマみたいなことは起こらないけど、少しずつ、でも確実に心が動く瞬間があって、そういう細かい描写に出会うたびにグッとくる。そんな作品だった。

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2026年01月10日

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感性、得意不得意が異なる同世代の、1歩を踏み出す物語。幸せとは何か、不安とどう向き合うか。
ちょうど30代の自分には、刺さる内容だった。
また悩んだら、読み返したい。

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2025年07月14日

購入済み

どっち?

サマーキャンプに集まる親子。どんな関係性なのか子どもたちは知らないが、実世界とは違う安心感のようなものを感じていた。ある年を最後にサマーキャンプは行われなくなった。なんの手がかりもないまま、ストーリーは展開し、読者も子どもたちと同じように、理由を求めてどんどん読み進める。ミステリーのようなおもしろさがあった。テーマは重いし、何が正義なのか分からなくなり、気味悪さすら感じてしまう。父親、母親のそれぞれの立場や考え方の違いがある。どっちが?ではなく、どっちもなんだなと思う。

#深い #ドロドロ #ダーク

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2025年03月03日

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いつも思うけれど。
角田さんの文章、小説は奥が深い。
本当に人がどう考え、どう生きているか、ひしひしと伝わってくる。
このキャンプに集まった彼らはどうだろう。
たのしいキャンプだった。子供たちも、親たちも。

そうだろうか。

そこからドラマが始まる。苦悩が始まる。
でも、かれらは本当に一生懸命生きている。
美しいと思うけれど。
これは彼らのカルマなのですね。

多くの人の小説を読んで、そしてそのあとがきを読み進めると、角田さんのお人柄も垣間見えます(本書にはあとがきはありませんでした)。世話好き、お酒好き、たばこ好き。世話好き、というところ、そうかもな~、と。
あとがきって、なにげに楽しい。です。

ーーー

位置No.2633
私はね、すごくたのしいとか、すごくうれしいってことは、点だと思ってるの。そしてしあわせというのは線。ずーっとたのしいこと続きということはあり得ない。だからずーっとしあわせというのもあり得ないと思ってる。ただ、一瞬でも、一日でも、あるいはもっと漠然とでも、ああたのしかったって思えることがあったら、私はとりあえずしあわせだって。

位置No.3576
「さっききみは、焼鳥といっしょに食べるものだと言った。おれはお通しだと思ってた。どっちも微妙に違った。でも、どっちも間違ってない。

↑ これ、なにげに大事なひとこま。

位置No.4044
お礼を言いたい。会ったことのないあなた、私の世界を創ってくれて、ありがとう。おとうさんって、もう二度と呼びません。呼ばなくても、もうだいじょうぶだから。

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2024年02月04日

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子どもがいたとしても、いなかったとしても、ただ、生きなきゃならない自分の人生がある、ってだけ
今、この落胆さえも手に入っていなかったのだ。そう、落胆すら、手に入らなかったのだ、話そうとしなければ。向き合おうとしなければ。
ひとは、扉を開いて一歩を踏みだしさえすれば、いつでも、何度でも、あらたな世界を獲得できる。

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2023年03月09日

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いつもなら先に解説を読むのをうっかり忘れて読み終わった
途中途中でなに?何で?とぐいぐい読み進めた
結果、知らずに読んで良かった〜と思わせてくれた作品

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2022年10月27日

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2025/6/3 再読。
角田光代さんの作品は、個人的になぜか読後の印象が薄いものが多くタイトルを見返しても内容が思い出せなかったりする。この作品もそうだったけれど数年ぶりに読み返してみたら内容が蘇ってきた。

子どもの頃のサマーキャンプを大人になって思い返す。ある年突然なくなってしまったあれはなんだったんだろう?毎年夏の数日間だけを一緒に過ごす7組の家族、自分たちはどういう関係性だったのだろう?
サマーキャンプの真相が明らかになるにつれてテーマは思いがけない方向へ向かう。他の方も書いているようにミステリーを装った社会への問題提起という感じ。

7人の視点で物語が展開するので混乱はする。初読だと登場人物を整理しながら読まないと難しいと思う。

紗有美を見ていて、まあグズグズしていてはよくないよなーと思うなど。

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2025年06月03日

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角田光代さんの作品が好きで手にとりました。

年に一回行われるサマーキャンプで仲良くなる子供達。ある年から突然行われなくなる。

その後の子供達の人生。キャンプの裏に隠されていた秘密。

ミステリー小説ではないけれども、子供達が抱く謎が解明されていく話の流れに一気読みしてしまいました。

家族とは、人生とは自分に置き換えて読めて大満足でした。

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2025年02月24日

Posted by ブクログ

こういうテーマの内容だとは知らずに読んだけれど、最近同じテーマの小説を読んでいて、何か引き寄せではないが、こういうことについてもっと深く考えたり知りたい気持ちになっている。

ミステリーではないのに 先が気になって、一気に読んでしまった。さすが角田光代さん、安定感があって 引き込まれた。

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2025年02月14日

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ネタバレ

第一章のキャンプが行われていた数年間からもうぐいぐい先が気になって、のめり込むように読み終わりました
読み終えてから、これは家族の話だなと思った
ひとりひとりがキャンプが行われていた背景や、事情を知ったあとの自分との折り合いのつけ方に性格を感じる
非配偶者間での人工授精、真実は言葉にすると短いけれど”父親が、ひいては父方の親族が誰も分からない”というのは自分のアイデンティティの根源を揺るがす事態だと思う
雄一郎が、父からの悪意によって思春期の大事な時期に嘘の告白をされ、それによって無気力な人生を歩んできたのがどうにもやりきれない悲しさがあった

エピローグで、皆前を向いて少しずつ歩いてるというのをさーちゃんが『おとうさん』に向けて書いた手紙のような形式で終わっているのもよかった
さーちゃんも少しずつ変わろうとしている最中なんだろうな

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2024年04月17日

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ネタバレ

登場人物が多くて、誰が誰で何をしたか、途中こんがらがってしまったのと、結構重いテーマのお話だった。

幼少期のキャンプが、何の繋がりの集まりだったのか解き明かされていく過程が面白かった。

また、エピローグで、波留の歌の説明の部分、初めて行った海外(パリ)で、最初は、困ったことが起こらないようにホテルに閉じこもっていたけれど、困ったことが起きるかもしれなくても、助けてくれる人がいたり、わくわくすることに出会えるかもしれないと思えてホテルを飛び出すことができたというエピソードで、ネガティブ思考な紗有美が、「そこに居続けたら、明日も、世界も、ずっと怖いまんまだよ。怖くなくしてくれるすばらしいものに、会う機会がすらないんだよ」と言われた気がすると解釈しているところが、読んでて前向きになれて良かった。

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2023年06月29日

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感想を書くにはまだ考察が足りないから後で書きたい。
一旦読み終わった。
7人主人公がいて把握が大変だった。とくに弾がよくわからん。一気に読みきったほうがいい本かも。

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2023年05月04日

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読んだのは1年くらい前だけれど、作品の中で描かれる景色や状況を今でも思い出せる。
物語がどう動くのか、思わぬ方向に進んだけれど印象に残った作品。

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2023年04月15日

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ネタバレ

子供の頃毎年集まっていた子たちが、ある時から集まらなくなり、それぞれの人生を歩み、大人になり、あの集まりはなんだったんだろう、、、というところから始まる話。
何の集まりだったのが気になってそれがオチかと思いきや、それはまだ半分。この時点で、やっぱ角田光代の小説は内容のメッセージ以前に読んでて気持ちいいなぁと思う。
その集まりがなんだったかがわかってからが後半。これに対するそれぞれの反応。その反応の背景にある親の子に対する気持ちや家庭環境、子を持つ親として身につまされる。
オチとなる「肝心なのは愛情」ていうのは、言ってみればありきたりなんだが、一冊かけてここに持って来られて大納得する感じ、これこそ小説の醍醐味、角田光代は外さない。

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2022年03月09日

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★5つに近い4つ。角田作品は何冊も読んできたが、こちらも圧巻のストーリー。毎年別荘に集まる7人の家族。皆一人っ子で大の仲良し。子どもたちにとっては大好きな夏のイベントである。しかしある年から突然打ち切られる。ミステリアスな序盤から惹き込まれる。内容は出生という生の根源に関わる重いものでありながら、7人の子ども達のその後の人生を一人ひとりわかりやすく描写している。この作家の力量は半端ない。7人それぞれをメインとして語らせる。医学の進んだ今だからこそのテーマ。けして絵空事ではない。起こりうる内容だと痛感した。角田光代という作家の本をもっともっと読みたくなる。
キーワードは“記憶の共有”。

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2022年01月16日

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なんかこれは今までの作品と違うぞ、という予感を与える書き出し。
どんな物語なんだろう?と思っていたら、
角田光代らしい、家族とは?血縁とは?というテーマ。
しかし作風としては新機軸。
短い章仕立てで読みやすい。

描かれる登場人物たちにどんな繋がりがあるのか?
誰が誰だか分かりにくい感じはあるものの、少しずつ明らかになる謎と、それぞれの人物の輪郭が徐々に浮かび上がるような展開が上手い。

ミステリーでもあり、内容が内容だけにちょっとSFチックな感じもある。

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2021年03月30日

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多様性が求められる現在
いろいろな家族の形があり
どれが正しくてどれが間違いかなんて
誰にも決められないけれど
意志を持ってその状態にある人ばかりでなく
この本に登場する子どもたちのように
気づいたらその家族で
そのことに苦悩しなければならないこともある

「普通」って難しい

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2025年12月31日

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ひさびさの再読。
面白くはない。サーちゃんにイライラさせられたけれど、最後の独白であー、よかったね。と少し感動。

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2025年09月28日

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ネタバレ

各々の女性の心情描写はさすが。ひとつの共通点をもつ子どもたちにも全く別の想いと生き方がある。難しい人工授精云々の話題に多くの主要キャラクターの人生を用いて議論する形。よくまとめたなー。すごい!

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2025年07月19日

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角田さんの作品は大好きだけど、なぜかこの作品はあまり心に残らなかった。夏のキャンプの設定が理解に苦しむからかな。。

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2025年03月26日

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ネタバレ

前半は出生の秘密についての流れだったからすごく前のめりに読めてたけれど、後半に行くに連れ面白かったけれどちょっと失速してしまった。なんでだろう。

ただ7人の子ども達の視点から書かれる自身の出生の秘密を知りたいという望みと知った後の葛藤は考えさせられるものだった気がします。

ふと思ったのが、男性を選別する時に、自分よりも良いように良いようにと考えることが否定的とまではいかないかもだけれど、あまり良いようにとらえらえていない印象だったが、子どものために考えるそれも立派な愛で間違いではないのではないかなと考えた。

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2025年02月11日

Posted by ブクログ

テーマ自体は興味深く、面白かった。
前半のドキドキ感は好きだったんだけど、後半の謎が解けてからあんまり読み進められなくなってしまった。なんでだろ。
描写や言葉選びは素敵な部分も多かったが、若干の消化不良感

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2025年01月29日

Posted by ブクログ

ネタバレ

長く積読していたけれどAIDを軸にした話だったとは…ミステリーというよりは社会問題、道徳的な問題の提起だったと感じる。不妊治療は今は一般的になってきているというが実際に抱えた人の心理はなかなか理解するには難しい。子供が欲しいという欲求は男女間でも異なる感情のような気がする。母親にとっての子供、父親にとっての子供とは?色々と考えさせられる話だった。

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2024年06月28日

Posted by ブクログ

ネタバレ

前半おもしろくよんでいたが、出生の秘密が分かってからは少し冷めた目で見てしまった。不妊治療は一般的だし、養子も海外では普通で、それを以って人性を覆されるほどアイデンティティが揺らぐものかな??
親子は産まれてからの歩んだ日々で絆が生まれるのでは??
血縁が全てという前提でのお話で、どうにも違和感がありました。

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2024年05月30日

Posted by ブクログ

夏がやってくるたび、年に一度だけ別荘に集まって過ごす七組の家族。
しかし、数年繰り返されていた集まり「キャンプ」は突然打ち切られる。
あれは一体、何の集まりだったのか。
当時、幼い子どもだった7人の男女は、それぞれの人生を歩んでいくのだが、ひとり、ふたりと再会して、それが、どういうものだったかを知ることになる。

物語は、非配偶者間人工授精によって生命を授かって生まれた子どもたちが主人公です。

これは、家族の物語なんだな、と思いました。
結婚して家族ができて、また、新しい家族を迎える。

新しい家族が、なかなか迎えられなったら?

妊娠、出産について考えさせられました。
家族のかたちについても、色々と考えさせられました。
そして、知ることも出来ました。
安易に自身の考えをのべることが難しいテーマでしたが、読んで良かったと思います。


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2023年10月21日

Posted by ブクログ

また精子提供の話かと思って途中で落胆した。
川上未映子さんの夏物語がそこまで好きではなかったのを思い出して微妙な気持ちに。
わたしは出自を知らないことへの不安に想像力があまり及ばないから、そこまで入り込めないだろうなあと

読んでみた結果、そこまで感情移入できなかったし最後不自然にポジティブだったのがもやもやするけど
不完全ながらもみんな今を生きてるんだよなあって
感じられる物語だった
読んでよかったと感じる

大人って自分よりずっと色んなことがわかっていて
成熟していて、頼れて、ってそんな風に考えていた子供時代。
今考えると両親も今の私と同じくらい
幼くて何にもわからなくて不安定な存在だったのかも
時間を重ねて振り返ってみた時に、まだまだ子供だったよなって思うような時期をこれから死ぬまで繰り返していくんだろうな

無敵な気持ちの女性
好きな表現です

さーちゃん、明るい気持ちになれて、よかった。
私はプラスがたくさん増えるよりもマイナスがない方が好きだなと思っているから、ハルのスピーチにはそこまで感動できなかったけど、さーちゃんが元気になってよかったよ。

自分がいなければ世界はないっていう
ずっと感じてきた思いと似通う内容もあり
同じ考え方でもこうも前向きになるんだと、少し驚き。

自分がいなければ世界はないから、世の中の不公平なことも不快なことも不平等なことも全てなくすために、その世界を媒介している自分自身を消したいっていう風に考えてしまうけど、

波留のように前向きに考えることもできるね。

あと、角田光代さんは、心の中で不満を抱えこみ不平を積み重ねながらも死ぬほど我慢している女性の心情を書くのが上手いなあと思いました。
いい子、を書くのがすごく上手い

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2023年09月05日

Posted by ブクログ

なんだか重いテーマではあるけれど読みやすいのですぐ完読できた。
ただ、そんなに後には残らなかったかな。

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2023年08月24日

Posted by ブクログ

ネタバレ

いつのまにか、子供がほしくかなって同じ状況になったらどうしようかなあ、と思いながら読んでた
大学のゼミを思い出す

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2023年08月08日

Posted by ブクログ

幼少期、夏になると訪れていたキャンプ。
そこに集まっていた家族たち。
子どもたちにとって楽しい思い出だった夏のキャンプはある年から急になくなり、キャンプがあったことすらなくなってしまった。
子どもたちは大人になったあともキャンプの思い出を抱き、生活していく。

怪しいキャンプに最初は新興宗教団体の話かと思ってしまった。
登場人物が少し多い気もするが、一つの体験に対しても人の数だけ見方があるということか。

子どもにできるだけいい資質を、と親なら誰もが思うもの。
これから先、ありえない未来ではない話。

自分自身のルーツに一人ひとりが自信を持って生きていきたい。

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2022年07月03日

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