復本一郎の作品一覧
「復本一郎」の「子規紀行文集」「新選 正岡子規俳句集」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
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「復本一郎」の「子規紀行文集」「新選 正岡子規俳句集」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
Posted by ブクログ
正岡子規が病床で描いたスケッチと、その背景を書いた文章を載せる。スケッチは「果物帖」「草花帖」「玩具帖」と名付けられ、それぞれ果物、花、おもちゃを描く。
病床で苦しんでいる子規を見舞った友人の画家である中村不折が絵の具と紙を贈り、それにモルヒネで痛みがやわらいだ間に子規が寝ながら絵を描いたという。どの絵にも、この世の最後に見るものかも知れないという気迫がこもっている。「果物帖」には、バナナやパイナップルの絵があり、明治35年には巷に流通していたのかと思うと驚く。最後の絵は「玩具帖」の「魚釣り人形」で日付は9月2日。この17日後、9月19日に子規は没した。
Posted by ブクログ
高浜虚子が子規の句を、四季、季題に着目して構成して一書にまとめているのに対して、本書では「女性」「新事物」「人物」「生活」「写生」の五つの視点によって分類してみた、とあります。
子規の句をまとまって読むのは初めてで思い違いもあるとは思いますが、俳句論で写実を唱えた子規の句において、「写生」に分類された句はしまりがあり、月並み(子規が句を評するときに使った言葉と聞きます)でない印象を受けました。
菜の花やはつとあかるき町はつれ
ぬれて戻る犬の背(せな)にもこぼれ萩
涅槃会や蚯蚓(みみず)ちぎれし鍬の先
蛍から蛍へ風のうつりけり
鯉はねたにごり沈むや秋の水
門許り残る冬野の伽藍かな
天地(あめ