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てらさふ
自分がまがいものであることは承知の上で、スーパースターになって2010年代を疾走することを夢想する堂上弥子(どうのうえやこ)。 耳の中で鳴る音に連れられ、どこかに行きたいというきもちがつねにうねっていた鈴木笑顔瑠(すずきにこる=ニコ)。 北海道の小さな町で運命的に出会ったふたりの中学生は、それぞれ「ここではないどこか」に行くため、一緒に「仕事」で有名になることを決める。その方法は弥子が後ろに回り、ニコが前面に出るというもの。最初の仕事は読書感想文コンクールでの入選。弥子が書いてニコの名前で応募した感想文は見事文部科学大臣奨励賞を受賞、授賞式にはニコが出席した。 ふたつめの仕事は、史上最年少で芥川賞を受賞すること。ニコの曽祖父の遺品の中にあった小説を弥子がアレンジして応募した小説「あかるいよなか」は、芥川賞の登竜門となる文芸誌の新人賞を受賞する。作品はその後順当に芥川賞にノミネートされるが、それは「てらさふ」仕事を続けてきた、ふたりの終わりのはじまりだった――。 てらさふ――とは「自慢する」「みせびらかす」こと。「てらさふ」弥子とニコがたどり着いた場所とは? 女の子の夢と自意識を描きつくした、朝倉かすみの野心作。 解説・千野帽子 -
テラフォーマーズ LOST MISSION
西暦2599年――。火星有人調査『バグズ2号』計画、中断。 生き残った乗務員、小町小吉と蛭間一郎の2名が地球へと帰還した。 そのころ、地球の中南米密林地帯では、政府軍と闇バグズ手術を施されたゲリラ部隊が熾烈な戦闘を繰り広げていた! バグズ能力を持つ戦士ルビオが、ジャングルのなかで目撃したものとは――!? 『アネックス1号』計画へと至るミッシングリンク、小説で解禁!! 原作秘蔵の設定を見事なストーリーで描くのは、『路傍』で第11回大藪春彦賞、『ブラックライダー』で「2014年版このミステリーがすごい!」国内編第3位に輝いた実力派作家、東山彰良。 描きおろし挿絵も必見! -
テリー伊藤の天才ノート
世の中には「天才」と呼ばれる人たちがいる。一方、天才の活躍を見て、「すごいなあ」と、感心しているだけの人がいる。その違いはどこにあるのか。「天才演出家」とか「天才テリー」などと言われてきた著者が、自らを「天才ナビゲーター」と称し、凡人のための「天才養成講座」を開講した。本書は、著者テリー氏が18歳のときから抱えてきた斜視を手術したのちに得た「新しい目」で、まっすぐに見つめ直して、できあがった本である。日頃の芸能活動において、接する機会の多い「天才」たちから盗み、会得した「天才の条件」を、読者にズバリと提示する。まさにテリー流・使える「天才論」であり、テリー氏が自らの成功のうえで必要とした条件が、惜しみなく開陳される。東国原英夫・長渕剛・ビートたけし・太田光・小泉純一郎……本書で取り上げる天才たちが、凡人と差をつけることができるのは、なぜか。あなたの人生を変える「きっかけ」となる本である。 -
テルミー
修学旅行での事故で失われたひとつのクラス。当日欠席したことで事故をまぬがれた少年・清隆は、ただひとりだけ生き残った少女・輝美が、亡くした恋人の遺品を持ち出したことに困惑する。問いかける清隆に輝美は、自分の中に亡くなったクラスメイトたちの最期の願いが残されていることを伝える。少女はその想いをかなえようとしていたのだ。清隆は自分にも手伝わせてほしいと申し出るが…。悲劇から始まるやさしさの物語、読んでください。 -
テレ東のつくり方
『ガイアの夜明け』『カンブリア宮殿』『未来世紀ジパング』……そして選挙報道の「池上無双」。テレビ東京が面白いのは、バラエティだけではない! 数々の話題をさらった報道番組に携わったプロデューサーが、自らの体験を通して、テレビ東京のユニークな番組作りの舞台裏を明かします。 お金も、人員も限られる中、どうすれば、巨大なライバルに立ち向かえるのか。スタッフたちは、常に頭をフル回転させて番組タイトル、企画の立て方、意外なキャスティング、さらには新聞の番組欄のコピーの一字一句に至るまで、工夫を凝らし続けます。 そのアイデアの源泉には、「他のやらない企画(コンセプト)こそ宝の山」「釜爺の法則で立ち向かう」「あえて“苦手”に手を出す」など、強い競合に直面した私たちビジネスパーソンにも大いに参考になる、勇気づけられるヒントがたくさんあります。 さらには、池上彰さん、村上龍さんなど、テレビ東京の報道番組とは切っても切れない方々の発想は、どこが素晴らしいのか、面白いのかなどのエピソードも満載。テレビはどう作られるのか、も楽しく読める1冊です。 -
TVアニメ「ホリミヤ」公式ファンブック 卒アル
シュワキュンな日々を描いた青春アニメ「ホリミヤ」&「ホリミヤ -piece-」のすべてが詰まったファンブック ※この商品はPCモニター、タブレットなど大きいディスプレイでの閲覧を推奨しています。※ TVアニメ「ホリミヤ」、そして「ホリミヤ -piece-」。2シーズンの軌跡が1冊になった、公式ファンブックが登場です!石浜真史監督をはじめとするスタッフインタビューや、アニメのために描き下ろされた原作・HERO&萩原ダイスケの超貴重資料など、ここでしか見られないコンテンツを完全収録!堀や宮村たちの超微炭酸な青春をまるごと掲載した、永久保存のメモリアルブック!! 【収録内容】 ・TVアニメ「ホリミヤ」、「ホリミヤ -piece-」特別イラストギャラリー ・戸松 遥、内山昂輝ほか総勢10名のキャスト直筆コメント入りキャラクター紹介 ・「ホリミヤ」&「ホリミヤ -piece-」2シーズン全26話ストーリーガイド ・OP&ED 場面カット&スタッフコメント付き絵コンテ紹介 ・背景資料 ・原作 萩原ダイスケ描き下ろし 特別ED資料 ・原作 HERO描き下ろしネーム ・原作 萩原ダイスケSNSイラストギャラリー ・スペシャルインタビュー(監督:石浜真史/キャラクターデザイン・総作画監督:飯塚晴子/シリーズ構成・脚本:吉岡たかを) (C)HERO・萩原ダイスケ/SQUARE ENIX・「ホリミヤ」製作委員会(C)HERO・萩原ダイスケ/SQUARE ENIX・「ホリミヤ -piece-」製作委員会 -
テレビが伝えない国際ニュースの真相 バイオ・サイバー戦争と米英の逆襲
累計15万部突破!「ニュースのなぜは世界史に学べ」の茂木誠氏が コロナ後の世界の危機を予見する1冊! 世界史・地政学で、ニュースが泣きそうなほど、よくわかる! 中東の火種から幕を開けた2020年は、新型コロナウィルスの大流行により、まったく先の読めない時代に突入しました。 そして、2020年11月。アメリカの大統領選挙を迎えます。未来のゆくえを占うこの事態を経て、世界はいったいどこに向かうのか。 本書は、N校の世界史人気講師として活躍する著者が、世界史と地政学を駆使して、「現代ニュース」を解説します。 TVや新聞では絶対にわからない、不確実な世界を読み解く、最強の参考書! -
テレビドラマでわかる平成社会風俗史
テレビドラマは社会を映し出し、社会に働きかけてゆく。ドラマを見れば、時代を象徴する要素が散りばめられている。 平成の30年間といえば、バブル真っ盛りから「失われた20年」といわれる経済低迷への日本社会の変化。世の中の恋愛観や職業観が大きく変わった。そこが変われば、恋愛ものや職業もののテレビドラマの演出も変わる。ドラマは社会の鏡なのだ。平成の30年間を通じて、ドラマはどんな変化を遂げたのか。改めてドラマを振り返って、時代背景を読み解いていく本。 第1章 平成のブーム・流行を映し出したドラマたち バブル経済と併走したトレンディドラマ キャバ嬢が憧れの職業にランクイン 「オタク」が市民権を得た画期的なドラマ コミュニケーション・ツールの光と闇 第2章 ゆとり・格差・家族と学校…平成の社会を描く ママカーストとマウンティングの人間関係 ドラマが描いてきた平成時代の貧富の格差 明朗な青春学園ドラマから遠く離れて 崩壊と再生を繰り返してきた家族の肖像 高齢化社会を迎えるテレビドラマの未来 第3章 いろんな面でボーダーレス…平成時代の男と女 「不倫ドラマ」の昨日・今日・明日 LGBTに見る多様なあり方の可能性 『冬のソナタ』が運んできた純愛ブーム 白黒をつけないグレーな関係性を築く 第4章 平成ドラマを支えたスタッフとこれから 国民的ドラマ「朝ドラ」、復活への道のり 脚本こそがテレビドラマの生命線 平成ドラマ史に刻印された俳優 (ほか) -
テレビに映らない北朝鮮
不機嫌な独裁者金正恩の思考回路はどうなっているか。国際社会とどう折り合いをつけるのか。長く北朝鮮をウォッチしてきたジャーナリストが、この国が内包する断層を描く。 -
テレビの金持ち目線 ―「生活保護」を叩いて得をするのは誰か
ほかの先進国と比べて、「生活保護を受けている人の数」も、 「GDPに対する生活保護費の支給額」も圧倒的に少ない“日本の現状”を伝えないテレビ。 それに便乗し、人気取りと財界からの票田を見込む姑息な政治家。 さらには、国民のリストラをたくらむ非情な官僚たち……。 精神科医として、教育関係者として、子を持つ親としての視点から、生活保護バッシングに潜む日本人の病理を考察。 生活保護問題の“真の問題”を暴く! -
テレビは生き残れるのか 映像メディアは新しい地平へ向かう
ITジャーナリスト佐々木俊尚氏推薦! 「テレビの栄華は終わり、映像×ソーシャルの時代が始まる。 本書で書かれていることは、約束された未来だ」 2011年地上アナログ放送停波、広告費激減、 ソーシャルメディアの台頭、スマートTV登場etc. これらは日本のテレビや映画をどう変えるのか? クリエイティブビジネスの明日を読みとく渾身の論考! 高度成長時代に「3種の神器」として普及した日本のテレビは、独特の進化を遂げ、他国と比較しても強いマスメディアとなっていった。バブル崩壊後には新聞に圧倒的な差をつけ、メディアの王様としての地位を確立。しかし2000年代に入ると広告収入が頭打ちになり、リーマンショックがそこにとどめを刺す。そして2011年7月、地上アナログ放送停波---- 財務的な源泉であった広告収入に頼れなくなる今後、日本の映像ビジネスはどうなっていくのか。スマートフォンやタブレット端末の登場は映像コンテンツの流れをどう変えるか。ソーシャルメディアの台頭によって私たちのメディアとの接し方は変わるのか。コンテンツを生みだしてきた“クリエイター”はどこへいくのか。メディアビジネスを熟知する気鋭のブロガーによる、渾身の論考。 -
「テレビは見ない」というけれど
執筆者(以下、本書の掲載順) 西森路代、清田隆之、松岡宗嗣、武田砂鉄、前川直哉、佐藤結、岩根彰子、鈴木みのり かつては「娯楽の王様」と呼ばれ絶大な影響力を誇った地上波テレビも、SNSや「YouTube」の普及、ライフスタイルの変化に伴い、かつてほどの勢いを失っている。その原因には、視聴環境の変化だけではなく、アップデートされていないジェンダー観や「やらせ」などの演出面の問題、そしてマイノリティへの配慮やコンプライアンスなどの様々な問題が複合的に絡んでいて、テレビはマスメディアとして変革を迫られている。 一方で、ドラマでは、野木亜紀子、宮藤官九郎、坂元裕二などの作家たちは、自らの作品で新たなジェンダー観を描き、バラエティー番組では「お笑い第7世代」が活躍するなど、従来の価値観に縛られないコンテンツも相次いで登場して、テレビの新たな可能性を感じさせてもいる。 「テレビは見ない」「「YouTube」は見る」といった二者択一の議論ではなく、テレビのどこがダメで、どこが面白いのかを正面から語るために、昨今大きな注目を集め、また社会的な課題でもあるジェンダーやフェミニズムの視点からバラエティーとドラマを中心としたエンターテインメントコンテンツを問い直す。 様々なジャンルで活躍する書き手がテレビの「いま」に切り込む、「テレビ好き」も「テレビ嫌い」も必読の新しいテレビ論。 2020年に放送され話題になったドラマ『チェリまほ』(テレビ東京系)のプロデューサー本間かなみへのインタビューも所収する。 -
テロと陰謀の昭和史
満州事変、血盟団事件、五・一五事件、二・二六事件……昭和初年から日本を震撼させ、結果として軍部の台頭と日米開戦を招いたテロや陰謀の当事者たちが文藝春秋に寄せた肉声を集成。彼らは何を目指し、どう行動したのか。現代に通じる教訓は何か。日本を取り巻く国際情勢が緊迫するいま、知っておくべき昭和史の真実を集めた一冊。 (※本書は2015年4月に刊行された「文春ムック 太平洋戦争の肉声 第4巻 テロと陰謀の昭和史」を底本にし文庫化したものです) -
テロと文学 9.11後のアメリカと世界
21世紀を占う上で大きな転機となった9.11は、対テロ戦争や宗教問題を通じて、今なお政治や文化に大きな影を投げかけている。テロリズムをアメリカ国民がどのように受け止めたのか知ることは、今日の国際情勢を考える際の大きな手がかりとなるはずだ。ドン・デリーロやフィリップ・ロスらの有名作品から、「グラウンド・ゼロ・モスク」を髣髴させる『サブミッション』やイラク戦争帰還兵の現実を描出した『一時帰還』などの問題作まで、作家たちが描いた9.11以降のアメリカと世界を徹底考察した一冊。【目次】序章 9.11をめぐる物語たち/第一章 生と死のあいだの瞬間――「落ちる男」をめぐる物語たち/第二章 想像不能な人間たちを想像する――テロリストをめぐる物語たち/第三章 権力の横暴と戦う――犯罪とスパイをめぐる物語たち/第四章 ステレオタイプに抵抗する――イスラム教徒をめぐる物語たち/第五章 できる限り正直に書く――対テロ戦争をめぐる物語たち/第六章 アメリカの未来を見つめる――メモリアルとモスクをめぐる物語/終章 ポスト9.11小説のこれから -
テロリストとは呼ばせない
CWA賞イアン・フレミング・スチール・ダガー賞候補作! 元麻薬の売人にして、元MI5のスパイ、今はお役所勤めのジェイ。 テロ組織により、彼の暗殺命令が下された―― 麻薬の売人時代にMI5に引き込まれ、イスラム過激派に潜入するはめになったパキスタン系の青年ジェイ。 事件解決後にMI5を去り役所勤めを始めた彼は、生まれて初めてまともな生活を送っていた。 そんなとき、人種差別主義者に暴行されたムスリムの少女が自殺。 復讐を誓う恋人の少年を“テロリスト”にさせまいと、ジェイは奔走する。 一方、ジェイの正体を知ったテロ組織は彼の暗殺を命じ――。 -
テロル
政治と宗教の癒着に対する復讐として、総理を銃撃した狙撃犯。その真実は、社会の底辺で生きる非正規雇用の警備員・三上自身にも力があるという啓示であり、人生を変える契機となった。犯人である松原の思想を理解しようと動き出す三上は、同じく松原に心酔する宗教二世の沼井と出会い、思想の分析と継承を目的とした研究会を起ち上げる。しかし、松原の模倣犯が現れ三上は激しく動揺し、松原の名誉を傷つける「冒涜」ゆえ、危機感を胸に思想の純粋性を守るため、同志を募り、深い理解と実践を目指していくが――。現代日本の苦しみと欺瞞を炙り出す、著者の新機軸。 【著者略歴】 月村了衛(つきむら・りょうえ) 1963年大阪府生まれ。早稲田大学第一文学部文芸学科卒業。2010年、『機龍警察』で小説家デビュー。2012年に『機龍警察 自爆条項』で第33回日本SF大賞、2013年に『機龍警察 暗黒市場』で第三十四回吉川英治文学新人賞、2015年に『コルトM1851残月』で第17回大藪春彦賞、『土漠の花』で第68回日本推理作家協会長編および連作短編集部門、2019年に『欺す衆生』で第10回山田風太郎賞を受賞。他の著書に『悪の五輪』『対決』『十三夜の焔』『半暮刻』『虚の伽藍』『普通の底』『地上の楽園』ほか。 -
手をつないだまま さくらんぼの館で
ぼくらは、壊れても手をつないだままだった。 あのとき、手をはなしてさえいれば――。 大学生で作家のぼくは、入院した遠縁のおばあさんの家……白い桜の木がある、アニメに出てきそうな洋館・「白桜館」の管理を任された。そこにりりなと称する謎の多い10歳の女の子が現れ、彼女の世話をすることに。わがままなりりなの世話と執筆に追われつつも、いままで感じたことのない満たされた毎日を送る僕。しかし、あたたかい二人の日々は唐突に終わった。それがお別れになるとは知らず、二人が向かった先とは? りりなの本当のすがたは? 愛する人の喪失、自分自身の喪失、絶望の淵に落ちても、それでも生きていこうと思えたのは、亡き彼女からの贈り物だった。 TVアニメ、劇場映画で話題の「若おかみは小学生!」の話題の著者による「喪失」を抱えた主人公の物語。愛する人を喪い、自らをも失っても、愛することを畏れず、生きていけるのか? 感動と成長の物語。 -
手を抜いたって、休んだって、大丈夫。(大和出版) 大人女子が上手にひと息つく方法
毎日がんばっているのに、成長している実感が湧かない、他人のことが羨ましい、“まあいいか”と妥協できないあなたへ。1500人以上を救った臨床心理士が、自然体な“私”のままで人生がもっと楽しくなるリラックスのコツを伝授する。 【目次より】序章 がんばり方をシフトすれば、人生はうまく回り出す 第1章 がんばり過ぎを自覚できる女性は、「自分のペース」をわかっている 第2章 いつも健やかな女性は、「譲らないこと」を事前に決めている 第3章 想像以上の成果を出す女性は、「小さなリラックス」を欠かさない 第4章 上手に助けてもらえる女性は、「声を上げること」を知っている 第5章 毎日ごきげんな女性は、「完全な休日」を積極的につくっている 第6章 自分を大切にできる女性は、「優しい言葉」を自分へ贈っている -
転移先で砂漠の王子に愛されています
水の国の第四王子テトは、平凡な水属性の魔法しか使えず、国民から"王家の四番目は出来損ない"と馬鹿にされていた。とある日、出が悪くなったという泉の様子を見に行ったとき、誰かに背後から押され、泉に落とされてしまう。テトは死を覚悟し意識を手放した――はずが、目を開けると目の前には広大な砂漠が広がっていた!? たまたま通りがかった砂漠の国『アルーディア』の王子カイルに助けられ、カイルの住む王宮で暮らすことになったテト。アルーディアではとても珍しいとされる水属性の魔法を使い、カイルと砂漠の国のために一生懸命働くうちに、いつしかテトはカイルに恋愛感情を抱いてしまった。カイルもテトに好意を向けてくれていたが、どうやらテト本人ではなく、テトの持つ水属性に興味があるようで……? Webで人気を博した感動作、満を持して書籍化! ※電子版は単行本をもとに編集しています。 -
店員さんとミダラに恋する7つの方法
真面目なあの人もお店を閉めたらオスの顔。運命の人はすぐそこに!? 街角・溺愛アンソロジー。カバーイラスト:井藤楊子 収録作品: 美波はるこ 『そして、きみを手に入れる。』【ジュエリーショップ店員】×【アラサー女子】20代最後の誕生日、自分へのご褒美はブレスレットとオトナの男。 此処田ヨー子『書店男子の恋愛事情』【書店員】×【失恋女子】ド文系な彼とどしゃ降りから始まる運命の恋。 猫宮なお『恋とハリネズミと』【マッチョサラリーマン】×【ペットショップ店員】苦手だった脳筋系男子とベッドの上で溺愛エッチ!? 青山りさ『シアワセノススメ』【イケメン常連さん】×【喫茶店店員】「俺がおまえを幸せにしてやるよ」熱視線に頑なな心も溶かされて……。 真山しん『恋と毒』【パティシエ】×【こじらせ女子】イライラをおさえるにはスイーツよりも甘いキス! 茨芽ヒサ『偏愛ラブドラッグ』【薬剤師】×【パン屋店員】気になる彼に“元気の出るお薬”を処方されて……!? 浅月のりと『この恋、あたためますか?~蜜愛コンビニ24H~』【コンビニ店員】×【社畜女子】ワーカホリックな毎日の唯一の癒やしは年下くんの笑顔で……。 -
天下無双の傾奇者 前田慶次郎
戦国の乱世をもっとも痛快に、自由奔放に生き抜いた武将――前田慶次郎。朱柄の鑓を縦横無尽に振るい、合戦では鬼神のごとき働きで敵陣を震え上がらせた。と同時に、たとえ主君に対しても命を賭けて己の意地を貫き通す“傾き者”として名を馳せていた。また武辺のみならず、古今典籍にも通じた風流人であり、家康に追い詰められて窮地に陥った上杉景勝・直江兼続の主従へ参陣するなど、「義」に厚い人物でもある。誰だろうと理不尽には屈しない、そんな周りが惚れ込むような反骨の男だったが、前半生は決して恵まれたものではなかった。本来、自分が継ぐはずだった前田家の家督を叔父の利家に奪われ、長く不遇の時代を強いられる。だが、天下統一を目指す織田軍の東征は乱世を大きく揺さぶり、この猛き武将を戦国最後の活躍の場へと解き放つのであった――。日の本を掌握した豊臣秀吉の前ですら、平然と傾いて魅せた「天下御免の傾き者」の生涯を描く! -
天涯の果て
時は足利時代。絵を学ぶために明の国を訪れた少年・千歳は、いつしか皇帝の愛顧を受ける宮廷画家にまで成長した。そんなある日、千歳はひとりの男と運命的な出逢いを果たす。武将の面差しと帝位を狙う知略を見るものに感じさせる趙浚祥だ。彼は、千歳が描きたいと思っていた画の理想そのものであった。ともに時を過ごすうちに囚われていく恋情。人の手によって教えられる熱。身も心も浚祥に捕らえられた千歳を待っていたものは、残酷な裏切りだった…!? 裏切りと憎しみ、愛と悲しみのグランドロマン誕生!! -
天気が良ければ訪ねて行きます
ソウルでの生活に疲れ切ったヘウォンは、ひと冬を故郷で過ごそうと、山と湖に囲まれた片田舎のバス停に降り立った。隣の空き家は、いつの間にか小さな本屋になっていた。「グッドナイト書店」。店主のウンソプにとってヘウォンは、初恋の人だった。彼女が戻ってきたことで、静かな冬の生活が変わっていく……。 外は冷たい銀世界が広がり、グッドナイト書店の中は温かく穏やかな時間が流れる。ふたりの間には、雪の結晶のように、ひとつふたつと少しの重たさも感じさせずに、愛情が舞い落ちていく。ゆっくりと溶けていく痛みと孤独。やがて明らかになる過去の秘密とは――。 傷つくことを恐れる人、傷つくことに疲れた人。それぞれが再び人生を歩み始めるまでの、心温まる愛の物語。 -
てんきち母ちゃんの太らない! 日持ちおかず
※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 アラフィフの著者が体重-6kg、ウエスト-9cmを実現!太らないけどおいしい。日持ちするのに簡単。 作りおきおかずで無理なく続けられるダイエット!! 人気料理ブロガー・てんきち母ちゃんによるダイエットレシピ集です。 無理して痩せてもリバウンドしてしまえば元も子もない!ということで著者が提案するのは「おいしく、健康的に痩せて、ずっと続けられる」ダイエット。 本書にはそのための工夫を散りばめました。 ◎とにかくおいしさにこだわります◎どのおかずも短時間で簡単に作れます◎日持ちするので、時間のあるときに作っておけます◎低糖質、低カロリー!レシピごとに表示もあります◎肌をきれいに、体を元気にする食材を使っています◎お弁当、晩ご飯、夜食・おつまみとして食べる際の組み合わせ例を提案しています 無理なく続けられるダイエット、早速はじめてみませんか? -
てんきち母ちゃんのゆる糖質オフのやせる献立
※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 レシピブログ殿堂入り大人気ブロガー・てんきち母ちゃん(かな姐さん)が、1か月間糖質オフメニューを食べ続けて、見事やせました! 彼女がチャレンジしたのは、朝・昼は普段通り食べて、夜メニューだけ糖質制限をする「ゆる糖質オフ」ダイエット。「簡単に実行できて続けられる」をモットーに栄養指導を行う ひめのともみクリニック監修のもと、エスニックや韓国料理なども取り入れた献立を、毎日楽しみながら実践。わずか1か月で気になるおなかまわりがスッキリして、ジーンズがゆるゆるになったのです。 本書ではまず、ただ単にご飯やパン、麺類やイモ類を抜くのが糖質オフダイエットというわけではなく、糖質を摂らない代わりに体によい食材をしっかり食べるのが大事、ということをドクターに教わります。 その体によい食材を使って毎日おなかいっぱい食べながら、1か月間ゆるーく続けてやせたてんきち母ちゃん流献立を、全30日分ズラリとご紹介。どこから取り入れてもOKで、おもわずまねしたくなるレシピばかりだから、苦もなく続けられること請け合いです。 話題のおからパウダーを使ったポテトサラダに、 禁断のスープパスタやご飯代わりのソイライス、糸こんカルボナーラなどなど、長く楽しくダイエットを続けられるアイデア満載の献立集。 電子レンジやトースターを使ったほったらかしおかずや洗い物を減らすワンプレートメニューなど、人気ブロガーならではのラクうまな工夫にあふれていて、楽しみながらダイエットできる一冊です。 -
天空の剣
美貌の青年剣士ノクスと、自称世界一の魔法使いダークロア。酸の海のせいで滅びつつある世界で、傭兵生活を送る彼らは、感情的で乱暴な女剣闘士ウィルゴと出会った。「惚れたから」と、彼女を追うダークロア(ついでにノクス)だが、実はウィルゴが酸の海を招いた人物で、逆に今は世界を救おうとしているのだと知る。「世界がどうなろうと、私はどうでもよかった」という彼女の秘密とは? <第1回ビーンズ小説大賞奨励賞受賞> -
天空の都の物語
全米図書賞最終候補作にして、ニューヨーク・タイムズ・ベストセラー。『すべての見えない光』のピュリッツァー賞作家が、本と物語、そして図書館を愛するすべての読者に贈る最新長篇。 紀元一世紀に書かれたギリシャの散文物語『天空の都の物語』。そこには、ある羊飼いが空にある理想都市に旅をするも、やがて地球に帰還するというストーリーが描かれていた。『天空の都の物語』は訳され、欠けた部分を補われながら、時代と場所を越えて人々をつなぎ、彼らの心の灯となっていく。 15世紀、陥落を前にしたコンスタンティノープルで生きる少女。現代アイダホの図書館で、テロに巻き込まれる老人。未来で、人類が生存可能な新たな惑星を探す宇宙船に乗る少女── 危機が迫る中、『天空の都の物語』が彼らに伝えた「語り継ぐ意味」とは。 -
天空遊園地まほろば
ようこそ、天空遊園地 まほろばへ。 わたくし当園の案内人、シチカと申します。 ここは、もう二度と会えない、あなたの大切な人と「再会」できる場所。 入園される際に、一つご注意を。 当園では泣くことが禁止されております。 もし泣くと、あなたの大切なものが失われます。 くれぐれもお気をつけください……。 大好きだった父親の死後、母親と折り合いの悪い少女。 出産を控えて、辛い別れをした元恋人に会いたいと願う女性。 軽蔑していた父親にどうしても聞きたいことのあるエリートビジネスパーソン。 決別した元相方と会いたい女性お笑い芸人。 戦死した兄との約束が忘れられない90代の男性。 大切な存在との「再会」を通し、残された人々が自分の心と向き合い、未来へ歩み出す姿を描く、胸を震わせる5つのやさしい物語。 -
天狗と神隠し
――愛してるよ。お前が思うよりずっと、深く愛してる 天狗の水篶は、かつて少年の冬征を助けた。冬征が成長するにつれ二人は想いを寄せ合うようになるが、天狗の体液は人間の毒で…。 「水篶を裸にして、隅から隅まで見て、探検して、思いっきりいやらしいことをして……そんなことばっかり考えてるよ……」――天涯孤独の天狗・水篶は、山で迷子の少年・冬征に出会う。天狗と人間は共に生きることはできないと知りつつも、二人でいる日々はとても楽しかった。やがて成長するにつれ、冬征は水篶へ一途な想いをぶつけ、水篶もまた彼を愛しく想うように。しかし、冬征の精液は水篶の糧となるが、その逆は毒。そのため、最後の一線を越えられずにいた二人だが…。 -
天狗童子
笛の名手である与平は、あるとき天狗様から、子供のカラス天狗に笛を教えてやってほしい、と依頼される。九郎丸という少年は、不思議なカラス蓑を脱ぐと、人間の姿に早変わり。このカラス蓑がなくなると、カラス天狗の姿に戻れない、と聞く。そして、与平と九郎丸との師弟生活が始まった。次第に九郎丸への愛情がふくらんだ与平は、カラス蓑を焼き捨ててしまおうとするが……。鎌倉・室町時代の背景を見事にとらえ、赤い鳥文学賞を受賞した、戦国歴史ファンタジー。 ◎コロボックルシリーズを生み出した佐藤さとるによる新作! ――ファンタジーのさきがけ、「鬼が島通信」連載時から単行本、ソフトカバー、そして文庫版になるまで改稿に改稿が重ねられた渾身作。鎌倉・室町時代背景の中、師弟関係の愛情、カラス天狗同士の友情、戦が続く混乱の世で生きた人々を見事に描き、村上豊氏の挿絵とともに赤い鳥文学賞を受賞。今までになかった歴史ファンタジー。 -
天狗屋敷の殺人(新潮文庫nex)
ヤンデレな恋人・翠(みどり)の婚約者として連れていかれた彼女の実家は、山奥に立つ霊是(りょうぜ)一族の“天狗屋敷”。失踪した当主の遺言状開封、莫大な山林を巡る遺産争い、棺から忽然と消えた遺体。奇怪な難事件を次々と解決するのは、あやしい“なんでも屋”!? 「いつかまた会えたらいいね」――夏が来るたび思い出す、あの陰惨な事件と、彼女の涙を。横溝正史へのオマージュに満ちたミステリの怪作。 -
天啓の乙女 ~蜜愛玉座~
「産まれる前からお前を求めていたのだ……、きっと」 国家の命運を背負ったふたりの壮大な愛の行方を描く、中華風ラブロマンス。 ■龍が君主を選ぶ翠の国。近年選ばれた王は即位したものの、行方知れずになってしまい国は荒れ果ててしまった。海淵と言う里の娘・玲蓬蘭は、生まれつき異性に触れることもできないほど奥手だが、そんな蓬蘭に里長である父は強引に縁談を勧めてしまう。 強引な見合い相手の誘いを拒む蓬蘭だが、縁談を無下にしてしまったせいで尊い命が失われてしまう――。国の惨状を憂い、蓬蘭は旅立つ。道中に襲われそうになるも、楼葉鞘という武人に助けられる蓬蘭。楼は、龍を救い出すため旅に出ているという。蓬蘭は彼に同行したいと頼み込むが、覚悟を示すために自らの体を差し出すように要求されて……。男の手によって無垢な肢体に触れられ、みだらで甘美な責めに蓬蘭は女の悦びを知り、快楽を教え込まれる……。 -
天下四国
天に選ばれたのは、放浪の王。元王族の飛牙は、長く厳しい逃亡生活の末、仲間も理想も失い、詐欺すれすれの放浪者になっていた。ところが故国の政変に巻き込まれ……。疾風怒濤の中華ファンタジー開幕! 天下四国(てんげしこく)――この世は、峻厳たる山々に囲まれた四つの国に分かれている。南の王国「徐」の王太子・寿白は、革命の混乱のさなかに天令から王の証「王玉」を授かったが、徐国は倒れ、国名も「庚」と改められてしまう。 それから十年。かつて輝くほど聡明な少年王だった男は、飛牙と名乗るすれっからしに成り果てていた。天令の那兪は、飛牙の胸に眠る王玉を天へ返すよう迫るが、故国の荒廃に王の自覚を取り戻しつつある飛牙にいつしか寄り添っていく……。 -
天空の翼 地上の星
天に選ばれたのは、放浪の王。元王族の飛牙は、今やすっかり落ちぶれて詐欺師まがいの放浪者になっていた。ところが故国の政変に巻き込まれ……。疾風怒濤の中華風ファンタジー開幕!【本書は講談社X文庫版です】 -
天下四国シリーズ 全6冊合本版
天下四国(てんげしこく)――この世は、峻厳たる山々に囲まれた四つの国に分かれている。南の王国「徐」の王太子・寿白は、革命の混乱のさなかに天令から王の証「王玉」を授かったが、徐国は倒れ、国名も「庚」と改められてしまう。 それから十年。かつて輝くほど聡明な少年王だった男は、飛牙と名乗るすれっからしに成り果てていた。天令の那兪は、飛牙の胸に眠る王玉を天へ返すよう迫るが、故国の荒廃に王の自覚を取り戻しつつある飛牙にいつしか寄り添っていく……。 「天空の翼 地上の星」「砂の城 風の姫」「月の都 海の果て」「雪の王 光の剣」「永遠の旅人 天地の理」「大地の宝玉 黒翼の夢」天下四国シリーズ合本版 -
転校生 オレのあそこがあいつのアレで
ある日突然、アソコが入れ替わってしまった高校生男女ふたり! ボンクラ漫画の第一人者が描く、青春おバカ・ファンタジー! アソコが入れ替わってからというもの、性格まで逆転しだした茂と梨佳。他の女と浮気を重ねる梨佳、もはや「待つ女」と化した茂…。奇妙な男女逆転の行く末はいったい…? 梨佳のクラスに、幼なじみの茂が転校してきた。イケイケの高校生に成長していた茂は、さっそく梨佳と神社でセックス。どちらかというと受け身の梨佳は、茂の望むままに体を許して付き合い始めるが、どうにも「体目当て」の印象がぬぐえない。そんなある日、いつものように神社でセックスをしている最中、誤って石段から転落。幸い2人に大きなケガはなかったが、帰宅した茂は自分のアソコがなくなっていることに気付き…(第1話)。 -
天国行き 通過列車【電子限定かきおろし付】
電車に乗ろうとすると強い不安発作を引き起こす…パニック障害の香坂玲は、だから電車に乗れない。そんな弱点を押し隠し、優等生を装って生きてきたのだが、パニックに襲われた現場を、新院生の熊谷に見られてしまう。「すぐ楽になります」と助けてくれた熊谷の手の熱さがいつまでも胸に残るのだが…。普段の熊谷は生意気で毒舌。プログラミングのセンスも互角で、イラつかされるばかり。その上唐突に「あんたが欲しい」と告げてきて…。電子限定描き下ろしまんが1Pを収録! -
天国映画館
「あなたの人生に名シーンは、ありますか」。 記憶を失って天国を訪れた小野田。自分は死んだのだと悟った彼は、天国映画館の支配人・秋山に誘われ、一緒に働くことになる。 天国から新たな世界へ旅立つ人の人生を上映するこの映画館で、様々な人生を観るうちに、小野田の記憶と心に変化が訪れてゆく。 そして、自分の人生の映画フィルムが、ついに届いた。 その映画は、彼自身はもちろん、観客たち誰もが思いもよらぬ人生で――。 -
天国でまた会おう
1918年11月、休戦が近いと噂される西部戦線。上官プラデルの悪事に気づいたアルベールは、戦場に生き埋めにされてしまう! そのとき彼を救いにあらわれたのは、年下の青年エドゥアールだった。しかし、アルベールの命の代償はあまりにも大きかった。何もかも失った二人を戦後のパリで待つものとは――? 『その女アレックス』の著者が書き上げた、サスペンスあふれる傑作長篇。フランス最高の文学賞ゴンクール賞受賞作 -
天国と、とてつもない暇
※この作品は固定レイアウト版です。 紙の本のレイアウトを忠実に再現しています。 詩の世界に新風を吹き込んだ詩人の最新詩集。 現代を生きる若者たちを魅了した詩集三部作(『死んでしまう系のぼくらに』『夜空はいつでも最高密度の青色だ』『愛の縫い目はここ』)を経て、今、未知の世界がこの詩集から始まる。若き言葉の魔術師が贈る最新詩集、待望の刊行。 《私には本当は私しかいないというそのことを、/季節の境目でだけ、思い出します。/生きていれば幸福より優しさがほしくなる、/この指で与えられるものがひとつずつ、ふえていく、/散りゆく世界、積もる白、私の人生、私の、/私への、果てのない、果てのない優しさ》――(「自分にご褒美」最後の6行) 《きみはかくじつに誰かに愛されるし、かくじつに一人ではないし/それでも孤独があるという花畑なんだ、ここは。/燃やそう、だから一緒にすべてを燃やそう、次の太陽にみんなでなろう》――(「冬の濃霧」最後の3行) 《軋むようだ、/骨が軋んだ、その時の音のように、/小さく、みじかく、私にやってくる、感情。/名前をつけて、いつまでも飾ることは、できない、/腐っていくから。/それでも、その瞬間の、小さな音、/それが、私の声をつくる、/身体から旅立つ、声を。/おやすみ。/私は、あなたが懐かしい。》(「声」最終連) 漢字、ひらがな、そして、句読点までもがポエジーを奏でる。 その上、タテ組、ヨコ組、行替え、行間の空白――斬新な詩行の列がポエジーを支える。(2018年10月発行作品) 【ご注意】お使いの端末によっては読みづらい場合がございます。タブレット端末、PCで閲覧することを推奨します。 お手持ちの端末で立ち読みファイルをご確認いただくことをお勧めします。 -
天国にたまねぎはない
ある日、ぼくは死んだはずのいとこから 天国にたまねぎを密輸するバイトを持ちかけられた―― 毎日をただこなすように生きてきた平凡な中学生のキートは、死んだはずの7歳上のいとこから、天国にたまねぎを密輸するバイトを持ちかけられた。ついでに、死後も更新が続くいとこのSNSの乗っ取り犯探しも命じられる。突然訪れた非日常。その中で、自身の平凡さをもてあまし、非凡であることに憧れと恐れの両方を抱いていたキートが、最後にたどりついた真実とは……。 SNSが全世代に普及している昨今、そのアカウントは死後も残り続け、鮮明な思い出を映し続ける。ある少年が、亡くなった人のSNSアカウントに向き合い、自分なりの「生きぬき方」を見つけるまでの物語。 【著者】 久米絵美里(くめ・えみり) 1987年、東京都生まれ。慶應義塾大学法学部政治学科卒。『言葉屋』で第5回朝日学生新聞社児童文学賞、『嘘吹きネットワーク』(PHP研究所)で第38回うつのみやこども賞を受賞。著書に「言葉屋」シリーズ、『君型迷宮図』(以上、朝日学生新聞社)、「嘘吹き」シリーズ(PHP研究所)、『忘れもの遊園地』(アリス館)などがある。 -
てんごくの おとうちゃん
※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 天国のおとうちゃん、元気にしてますか。 幼いころに亡くした父との、少ないけれど大切な思い出。 人気絵本作家、長谷川義史が描く、温かいユーモアで包み込まれた父と子の交流が、心にしみ渡る一冊です。 ※この商品は紙の書籍のページを画像にした電子書籍です。文字だけを拡大することはできませんので、タブレットサイズの端末での閲読を推奨します。また、文字列のハイライトや検索、辞書の参照、引用などの機能も使用できません。 -
天国の破片
黒い革ジャンにジーンズ、そしてフルフェイスのヘルメットを身につけた男は、ナイフを突き出して言った。「金を出せ」。だが、その声はまだ幼い。――午前二時過ぎ、コンビニの店番をつとめていた元警官・阿南は、店に押し入った若い男に自分の蓄えから五十万円を用立ててやることで、強盗を思いとどまらせた。しかし数日後、阿南は他所のコンビニで起きた強盗傷害事件のことを知り、男の行方を追うため、またも私立探偵まがいの行動をとることになる。その中で出会う孤独な人々との交流、そして意外な真実。著者のライフワーク・シリーズ、第3弾。解説=村上貴史 -
天国の声、お伝えします 父が遺した不思議なミシン
東京のアパレルで働く中村みどりのもとに幼い頃に生き別れた父親が突然亡くなったと知らせが届く。唐津でテーラーを営む父は大事な遺品を小物などにリメイクする仕事をしていた。残った数件の注文を引き継いだみどりが年代物のミシンを使い始めるとなんとミシンの中から遺品の持ち主だった故人が話しかけてきた。生前伝えられなかった秘密や想い。託された伝言をみどりが遺族や関係者に届けると……「ほろりとさせつつ、前へすすむ元気がもらえる作品でした」などの声が寄せられた感動作、待望の文庫化。 ※本作品は2022年5月に刊行された単行本『奇跡のミシン 天国の声、届けます』を文庫化に際し改題したものです。
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