作品一覧 2023/11/24更新 いい人なのに嫌われるわけ 試し読み フォロー 職場のざんねんな人図鑑 ~やっかいなあの人の行動には、理由があった! 試し読み フォロー 進歩した文明と進化しない心 進化心理学で読み解く、私たちの心の本性 試し読み フォロー 生物学的に、しょうがない! 試し読み フォロー その悩み「9割が勘違い」 科学的に不安は消せる 試し読み フォロー だからフェイクにだまされる ──進化心理学から読み解く 試し読み フォロー だまされ上手が生き残る~入門!進化心理学~ 試し読み フォロー 「超常現象」を本気で科学する 試し読み フォロー なぜ、穴を見つけるとのぞきたくなるの? 子どもの質問に学者が本気でこたえてみた。 試し読み フォロー なぜ疑似科学が社会を動かすのか 試し読み フォロー 人は感情によって進化した 人類を生き残らせた心の仕組み 試し読み フォロー 人はなぜだまされるのか 進化心理学が解き明かす「心」の不思議 試し読み フォロー 1~12件目 / 12件<<<1・・・・・・・・・>>> 石川幹人の作品をすべて見る
ユーザーレビュー 生物学的に、しょうがない! 石川幹人 とても分かりやすくサラサラ読めた。生物学の入門として良い易しい難易度の内容だった(難しい事書かれたら読むの大変だもん…)。良い知見を得られました。 Posted by ブクログ 生物学的に、しょうがない! 石川幹人 著者が後書きで述べているように、本書は「生物学的な観点から心理を語る」本である。 モヤモヤする時は心理学や脳科学の本に救いを求めることが多かったのだが、それらの多くは個人の体験に原因を求める内容だったため、ピンと来ないことが多かった。 本書の特筆すべき点は、個人の不安・悩みを「生物として人間の中...続きを読むに組み込まれている情報」を原因としているところだ。原因不明の不安に捕らわれるのも、「旧い脳がそう感じるようにできている」と言われれば「なるほど」と腹落ちできる。 文体は軽く、かなり端折ったロジックで進むが、個人的にはとても救われた本である。 <アンダーライン> ★★★★★ たとえば、大災害が起きてそれを生き延びれば、危険を脱したと認識できて不安が去ります。「上司の小言なんか大したことないや」とも思えてきます。つまり、安全な文明社会では、「恐怖がやってきてそれを解消する」という自然界でふつうに起きていた循環がなくなったがために、不安が高じるのです。 私たちは、ごく小さな危険を過大視して、恐怖を慢性化させているのです。 ★★★★注意散漫は、もっと大事なことに気づいたときに、そちらに思考を切り替えるための自然な仕組みなのです ★★★★★ 後悔すると行動の成功確率が上がるので、本来後悔はいいことなのです ★★★★★ 生物学的に感情は、動物の行動を起こしたり方向づけたりするものです。現状が満ち足りた状態であると、新たな行動を起こさなくてよいので、感情が喚起される必要がないのです。 つみり、幸せなはずの状態では、幸福感は喚起されない ★★★★ 人に頼れない人は「頼ったあとのこと」を考えてしまうのです。 負債感が妨げになっている。 ★★★★ 私たちは「自分の揺らぎ」が不安になるように進化している ★★★★★ (墓は)誰のものかわからない遺伝情報よりも、個人としてのアイデンティティの存続を大切にした ★★★★★ 人生がむなしくなる人はマキシマイザー。サティスファイサーは適度に満足する人 ★★★★★ サティスファイサーは「挑戦している今が楽しい」と感じる Posted by ブクログ だまされ上手が生き残る~入門!進化心理学~ 石川幹人 初めて手に取った進化心理学の本だったが、この本で進化心理学の面白さに引き込まれた。 究極要因からのアプローチは、物事の本質を捉えることができるようになるだろう。 Posted by ブクログ 「超常現象」を本気で科学する 石川幹人 たとえば幽霊について「存在するか否か」で考えるのではなく、「幽霊(という現象や概念)は役に立つかどうか」で考えるのは、非常に有益な視点だと思います。 また、存在についても、「心理的存在(個人的存在)」「社会的存在」「物理的存在」の段階を追っている点も、有益な視点だと思います。 若干、超常現象...続きを読むに肩入れしている印象はありますが、そのバイアスを排除して読むことができれば、示唆に富んだ本だと思います。 科学にとって「疑う」ことは非常に大切な姿勢ですが、「疑う」ことと「否定する」ことは違います。 そういった、科学の基本的な姿勢を確認できる、という意味でも、よい本だと思います。 Posted by ブクログ 人はなぜだまされるのか 進化心理学が解き明かす「心」の不思議 石川幹人 進化心理学というものを初めて知った。実に興味深い学問である。 長年不思議に思っていた人間の心理について知ることができた。 生物進化論を心の仕組みの理解に応用した分野だそうで、うまく説明がついているものだと思う。 特に、現実とそれをいかに知覚するかの違いなどはまさにふだん感じていることだったので、我が...続きを読む意を得たりという感じであった。 人間というのは実に奇妙な生き物なのだなあというのが全体を通しての感想である。 Posted by ブクログ 石川幹人のレビューをもっと見る