ブックライブでは、JavaScriptがOFFになっているとご利用いただけない機能があります。JavaScriptを有効にしてご利用ください。
無料マンガ・ラノベなど、豊富なラインナップで100万冊以上配信中!
来店pt
閲覧履歴
My本棚
カート
フォロー
クーポン
Myページ
3pt
幽霊・テレパシー・透視・念力……。我々を驚かせてきた不可思議な現象の数々は、多くの人に関心を持たれながらも「非科学的」、「オカルト」と否定されてきた。だが、それこそが科学の挑むべき謎だとして、あくまでこれを「科学的」に研究してきた人々がいる。「何がどこまで解明できたのか?」。そして「何が未だに謎なのか?」。明治大学教授が、異端の科学の最先端を案内しながら、「科学とは何か?」の本質に迫る。※新潮新書に掲載の写真の一部は、電子版には収録しておりません。
アプリ試し読みはこちら
※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。
Posted by ブクログ
たとえば幽霊について「存在するか否か」で考えるのではなく、「幽霊(という現象や概念)は役に立つかどうか」で考えるのは、非常に有益な視点だと思います。 また、存在についても、「心理的存在(個人的存在)」「社会的存在」「物理的存在」の段階を追っている点も、有益な視点だと思います。 若干、超常現象...続きを読むに肩入れしている印象はありますが、そのバイアスを排除して読むことができれば、示唆に富んだ本だと思います。 科学にとって「疑う」ことは非常に大切な姿勢ですが、「疑う」ことと「否定する」ことは違います。 そういった、科学の基本的な姿勢を確認できる、という意味でも、よい本だと思います。
科学の視点から、心霊現象や超能力を理解する本。 心霊現象や超能力を全否定するのではなく「役に立つか立たないか」という視点で解説しているのが面白い。 宇宙人誘拐=金縛り、には驚いたけれど、読むと腑に落ちる。 学生の頃、石川先生の講義が毎週楽しみだったのを思い出した。
文字通り「超常現象」を科学の世界から丹念に解きほぐそうとする一冊。 陰謀論みたいにわかりやすい結論があるわけではないし、現在も解明されてない部分もあるが、それ故に真摯にアプローチしているように思えた。
簡単に言うと超常現象を超常的現象として科学サイドからプラグマティックに捉える試み。と言ったらいいように思う。面白い試みだと思うしキライな連中を炙り出すのにも有用なように思うし、非科学的な態度として全面的に退けられていたり課題にならなかったことに建設的に取り組んでいて面白いなと思った。
現時点で著者が超心理学という科学の視点から、心霊や超能力を考えるものだった。現在の科学では解明されないものがあり、万能ではないのだから頭ごなしに心霊・超能力現象は否定されるべきではないという至極当然な考えに立脚しているのが好印象。怖い幽霊から役に立つ幽霊なんて面白い考えだ。ポルターガイストと念力が同...続きを読む根であるという仮説も妙に納得できる。全ての超常現象に対し考察を加えるものではないので、幽霊の映像であるとか、念力の真偽を解説しているわけではないので、これから読む人は注意が必要だ。
科学で証明できる超常現象もあれば、今の科学で説明できない部分をもったものもあり、それらについての説明を面白く読んだけど、本書の肝はその超常現象はあるかないかではなく、社会性のある創造となりうるかどうかにある。超常現象には人の無意識の関係が強いらしく、その無意識が生み出しうる創造を社会や個人に活かす...続きを読むことを考えるという視点が、オカルトを扱った本を初めて読む私には新鮮に感じられ、とても面白かった。創造的な挑戦の姿勢が無意識の生む可能性を拡げるということを心に留めておこうと思う。
超常現象の解説そのものよりも、その解説のために紹介されている、いろいろな認知科学・脳科学の知見をまとめておさらいすることができる、という意味でとても面白った。 「無意識」にスポットをあてるため、認知科学の先生にしては、ユングをはじめ、深層心理学をちょっと重んじ過ぎてないかな…という気もしなくはなかっ...続きを読むたが、でも確かに、まだよくわかっていない「無意識」をこれからどんどん解明していくに当たって、やっぱりユングは避けて通れないところはあるだろうし。 なお、先生がこの本を書くきっかけは、北野武監督との対談だったとか。ホント多才だね、北野監督。
幽霊や超能力といった類をあるかなしかではなく、実用的な角度で実際にそれが社会や生活に役立つのかを考えるというのは新しい考え方になった。現実と同時に未だ何かとスピリチュアルなことも望まれる現代、個人の認識や科学的にも必要なものの見方だと思う。
一般向けに簡単に書かれている。ESPとシンクロニシティの関係、無意識と意識が同時に高まった意識状態(第四の意識状態)がESPや神秘体験に関わること、こういった意識が創造性に役立つこと、などが書かれている。科学的で中立であることを考慮しているのが読み取れた。なぜシンクロニシティやESPが起こるのかとい...続きを読むう原理については謎のまま。これは今後の課題ということか。
幽霊や超能力などの現象を科学の観点から解説した本。こう書くと普通の超常現象否定本みたいだけど、ただ単に否定するのではなく「そう錯覚してしまうのは何故か?」を分かりやすく解説してくれている。社会にとって役に立つ・立たないという視点から超常現象を論じているのも新鮮だった。
レビューをもっと見る
新刊やセール情報をお知らせします。
「超常現象」を本気で科学する
新刊情報をお知らせします。
石川幹人
フォロー機能について
「新潮新書」の最新刊一覧へ
「学術・語学」無料一覧へ
「学術・語学」ランキングの一覧へ
いい人なのに嫌われるわけ
科学がつきとめた疑似科学
試し読み
職場のざんねんな人図鑑 ~やっかいなあの人の行動には、理由があった!
進歩した文明と進化しない心 進化心理学で読み解く、私たちの心の本性
生物学的に、しょうがない!
その悩み「9割が勘違い」 科学的に不安は消せる
だからフェイクにだまされる ──進化心理学から読み解く
だまされ上手が生き残る~入門!進化心理学~
「石川幹人」のこれもおすすめ一覧へ
一覧 >>
▲「超常現象」を本気で科学する ページトップヘ