石川幹人のレビュー一覧

  • 生物学的に、しょうがない!
    とても分かりやすくサラサラ読めた。生物学の入門として良い易しい難易度の内容だった(難しい事書かれたら読むの大変だもん…)。良い知見を得られました。
  • 生物学的に、しょうがない!
    著者が後書きで述べているように、本書は「生物学的な観点から心理を語る」本である。

    モヤモヤする時は心理学や脳科学の本に救いを求めることが多かったのだが、それらの多くは個人の体験に原因を求める内容だったため、ピンと来ないことが多かった。

    本書の特筆すべき点は、個人の不安・悩みを「生物として人間の中...続きを読む
  • だまされ上手が生き残る~入門!進化心理学~
    初めて手に取った進化心理学の本だったが、この本で進化心理学の面白さに引き込まれた。
    究極要因からのアプローチは、物事の本質を捉えることができるようになるだろう。
  • 「超常現象」を本気で科学する
    たとえば幽霊について「存在するか否か」で考えるのではなく、「幽霊(という現象や概念)は役に立つかどうか」で考えるのは、非常に有益な視点だと思います。

    また、存在についても、「心理的存在(個人的存在)」「社会的存在」「物理的存在」の段階を追っている点も、有益な視点だと思います。

    若干、超常現象...続きを読む
  • 人はなぜだまされるのか 進化心理学が解き明かす「心」の不思議
    進化心理学というものを初めて知った。実に興味深い学問である。
    長年不思議に思っていた人間の心理について知ることができた。
    生物進化論を心の仕組みの理解に応用した分野だそうで、うまく説明がついているものだと思う。
    特に、現実とそれをいかに知覚するかの違いなどはまさにふだん感じていることだったので、我が...続きを読む
  • だまされ上手が生き残る~入門!進化心理学~
    進化心理の入門書として,読みやすく面白く書かれている。
    進化心理の本はここ数年爆発的に増えてるけど,初学者とか既に基礎知識がある人向けっぽかったので,この本は本当に興味だけで読もうかなという人向けでおすすめ。
    一見非合理な行動に,実は生存や生殖にとっての合理的意味がある,というロジックは,やっぱり面...続きを読む
  • だからフェイクにだまされる ──進化心理学から読み解く
    ●久しぶりな良書
    ●我々がフェイクにはまる理由を太古に遡って教えてくれる。なるほどね…
    ●現代社会の情報伝達技術が人類にはまだ早すぎたのではないかって思っていたけど、まあそうなんだろうな…
    ●なるべく科学的な方法でフェイクを破ってほしいけど…人類の叡智に期待するしかないな。今はまだ過渡期…
    ●明らか...続きを読む
  • 生物学的に、しょうがない!
    生物としての人間を解説しつつ、現代人が悩みがちな事柄について「しょうがないよ」と慰めてくれる本。勉強しながら甘やかされる感覚が新鮮で面白かった。
  • だからフェイクにだまされる ──進化心理学から読み解く
    最後の結論で、フェイクに騙されないためにはフェイクを笑いとばせるようになることというまとめ方になっていて、難しかった。
    どうしてフェイクが生まれたのかという点では7章に分けて場面ごと丁寧に理解できた。
    初めての新書だったけれど、面白かった。
  • 生物学的に、しょうがない!
    「な〜んだ、生物学的にしょうがなかったのかぁ」と科学的に甘えさせてくれる本です。
    かわいいイラストの表紙に惹かれて購入しましたが、面白かったです!誰もが経験したことのありそうな身近な悩みの原因を、生物学的目線でズバズバ解説してくれます。理由がわかるとなんとなく悩みそのものが軽くなったようにも感じまし...続きを読む
  • だからフェイクにだまされる ──進化心理学から読み解く
    フェイクを見抜くのは難しいことを前提に議論を展開しており、次のような分類をしている.見かけがつくるフェイク、共感に訴えるフェイク、言語が助長したフェイク、自己欺瞞に巣くうフェイク、科学の信頼を利用したフェイク、誤解から生じるフェイク、結束を高めるフェイク. それぞれの説明には事例を絡ませて読者を魅了...続きを読む
  • だからフェイクにだまされる ──進化心理学から読み解く
    進化心理学っていう学問分野があるんだね。
    ヒトの心理動向を進化の過程から読み解くもの。
    ヒトがヒトを信じるのは集団を維持するために、その方が都合が良かったから。だから他人の言を信じるのだそうな。
    そこを逆手にとっているのが広告や近年の詐欺手法だったりするんだけど、うーんこれだと引っかかるよなぁ。
    ...続きを読む
  • 生物学的に、しょうがない!
     この本を読み進むたびに草原に立つ原始人が脳内にわいてくる。
     しょうがないもんね。
     だってあの頃の脳なんだもの……。
  • 「超常現象」を本気で科学する
    タイトルのとおり、本書では超常現象を本気で科学的に考えていきます。幽霊から始まり、超能力へと移っていきますが、とっかえひっかえするようにトピックを渡り歩くのではなくて、幽霊現象をしっかり考え抜いたうえでそこからの繋がりとして超能力現象へ移り(19世紀末にあらわれた心霊研究の流れを汲むものが20世紀ア...続きを読む
  • 生物学的に、しょうがない!
     20世紀末に、進化論と脳科学を介して心理学と生物学は強く結びつくようになった。アメリカの心理学教育のバイブルとされる教科書では、心理学の各項目に生物学的視点と脳科学的視点が併記されるようになった。こうした科学的知見を背景に、進化心理学者の著者が「生物学的にしょうがない」「人間だって動物なんだから」...続きを読む
  • 職場のざんねんな人図鑑 ~やっかいなあの人の行動には、理由があった!
    こういう人いるなぁと共感しました。
    自分が該当するタイプがあれば、ざんねんにならないためにどうすればいいか、周りの人に該当するタイプがあれば対処方法が書いてあるので、参考になりそう。(本当に役に立つかはわかりませんが)
    自分の属タイプ:アピール、おたく、共感先行、人みしり、不安抱え
    苦手な属タイプ:...続きを読む
  • 「超常現象」を本気で科学する
    タイトルに「超常現象」とあるわけで、この本を読む人は暇なんだけど読むものがこれしかなかった等のことがない限り超常現象に興味がある人だと思う。
    かく言う(かく書く?w)自分も当然大好きな人で、そういう体験をしたこともあるから、(それをそう定義づけするのなら)「超常現象はある!絶対!」と思う方だ(爆)
    ...続きを読む
  • 「超常現象」を本気で科学する
    科学の視点から、心霊現象や超能力を理解する本。
    心霊現象や超能力を全否定するのではなく「役に立つか立たないか」という視点で解説しているのが面白い。
    宇宙人誘拐=金縛り、には驚いたけれど、読むと腑に落ちる。

    学生の頃、石川先生の講義が毎週楽しみだったのを思い出した。
  • 「超常現象」を本気で科学する
    文字通り「超常現象」を科学の世界から丹念に解きほぐそうとする一冊。

    陰謀論みたいにわかりやすい結論があるわけではないし、現在も解明されてない部分もあるが、それ故に真摯にアプローチしているように思えた。
  • 「超常現象」を本気で科学する
    簡単に言うと超常現象を超常的現象として科学サイドからプラグマティックに捉える試み。と言ったらいいように思う。面白い試みだと思うしキライな連中を炙り出すのにも有用なように思うし、非科学的な態度として全面的に退けられていたり課題にならなかったことに建設的に取り組んでいて面白いなと思った。