石川幹人のレビュー一覧

  • だからフェイクにだまされる ──進化心理学から読み解く

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    ●久しぶりな良書
    ●我々がフェイクにはまる理由を太古に遡って教えてくれる。なるほどね…
    ●現代社会の情報伝達技術が人類にはまだ早すぎたのではないかって思っていたけど、まあそうなんだろうな…
    ●なるべく科学的な方法でフェイクを破ってほしいけど…人類の叡智に期待するしかないな。今はまだ過渡期…
    ●明らかに電波なことを言ってる人が近くにいるとゲンナリしてしまう今日この頃ですわ…
    ●現代人必読書です、これわ。全体的に過不足なく、抑制が効いているし、テンポまでよい。

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    2023年12月18日
  • 生物学的に、しょうがない!

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    生物としての人間を解説しつつ、現代人が悩みがちな事柄について「しょうがないよ」と慰めてくれる本。勉強しながら甘やかされる感覚が新鮮で面白かった。

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    2023年07月24日
  • だからフェイクにだまされる ──進化心理学から読み解く

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    最後の結論で、フェイクに騙されないためにはフェイクを笑いとばせるようになることというまとめ方になっていて、難しかった。
    どうしてフェイクが生まれたのかという点では7章に分けて場面ごと丁寧に理解できた。
    初めての新書だったけれど、面白かった。

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    2023年07月21日
  • 生物学的に、しょうがない!

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    「な〜んだ、生物学的にしょうがなかったのかぁ」と科学的に甘えさせてくれる本です。
    かわいいイラストの表紙に惹かれて購入しましたが、面白かったです!誰もが経験したことのありそうな身近な悩みの原因を、生物学的目線でズバズバ解説してくれます。理由がわかるとなんとなく悩みそのものが軽くなったようにも感じました。

    何かができることもできないことも個性なのです。

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    2023年06月07日
  • だからフェイクにだまされる ──進化心理学から読み解く

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    フェイクを見抜くのは難しいことを前提に議論を展開しており、次のような分類をしている.見かけがつくるフェイク、共感に訴えるフェイク、言語が助長したフェイク、自己欺瞞に巣くうフェイク、科学の信頼を利用したフェイク、誤解から生じるフェイク、結束を高めるフェイク. それぞれの説明には事例を絡ませて読者を魅了しているが、対応策の複雑さを示しているともいえる.最後に述べている、''人類の歴史で育まれた伝統的な心理構造が、比較的自由な現代の社会環境とミスマッチを起こしている.'' という指摘が重要だと思った.この進化心理学の観点を認識することで、フェイクをジョークとし

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    2022年10月21日
  • だからフェイクにだまされる ──進化心理学から読み解く

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    進化心理学っていう学問分野があるんだね。
    ヒトの心理動向を進化の過程から読み解くもの。
    ヒトがヒトを信じるのは集団を維持するために、その方が都合が良かったから。だから他人の言を信じるのだそうな。
    そこを逆手にとっているのが広告や近年の詐欺手法だったりするんだけど、うーんこれだと引っかかるよなぁ。
    不思議なもので、こういったフェイクにサルは騙されない。これは言語や想像力を獲得していないからなんだそうな。

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    2022年09月10日
  • 生物学的に、しょうがない!

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     この本を読み進むたびに草原に立つ原始人が脳内にわいてくる。
     しょうがないもんね。
     だってあの頃の脳なんだもの……。

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    2022年03月27日
  • 「超常現象」を本気で科学する

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    ネタバレ

    タイトルのとおり、本書では超常現象を本気で科学的に考えていきます。幽霊から始まり、超能力へと移っていきますが、とっかえひっかえするようにトピックを渡り歩くのではなくて、幽霊現象をしっかり考え抜いたうえでそこからの繋がりとして超能力現象へ移り(19世紀末にあらわれた心霊研究の流れを汲むものが20世紀アメリカの超能力研究でした)、そこで得た知見をもちいて再び幽霊現象と超能力現象を眺めるとそこに通低している原理と推測されるものがわかっていく。

    本書は「超常現象」と呼ばれるものを科学的に見ていくだけにとどまりません。まず、「幽霊はいるのか」ではなく「幽霊はなんの役に立つか」という実用性の視点から見て

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    2022年02月07日
  • 生物学的に、しょうがない!

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    ネタバレ

     20世紀末に、進化論と脳科学を介して心理学と生物学は強く結びつくようになった。アメリカの心理学教育のバイブルとされる教科書では、心理学の各項目に生物学的視点と脳科学的視点が併記されるようになった。こうした科学的知見を背景に、進化心理学者の著者が「生物学的にしょうがない」「人間だって動物なんだから」という見方で、生物としての人間、そして個人の遺伝的特性=個性に従って考えることにより悩みを解決しようと提言している。曰く、人間も、生物として遺伝的に規定された「向き・不向き」「好き・嫌い」がある。進化の過程で獲得した遺伝子の指令で得られた、人間という種として共通した「好き・嫌い」もある。また、最近の

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    2021年09月06日
  • 職場のざんねんな人図鑑 ~やっかいなあの人の行動には、理由があった!

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    こういう人いるなぁと共感しました。
    自分が該当するタイプがあれば、ざんねんにならないためにどうすればいいか、周りの人に該当するタイプがあれば対処方法が書いてあるので、参考になりそう。(本当に役に立つかはわかりませんが)
    自分の属タイプ:アピール、おたく、共感先行、人みしり、不安抱え
    苦手な属タイプ:浮気、怒りんぼ、おせっかい、ゴシップ、サイコ、嫉妬、マウント

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    2021年02月04日
  • 「超常現象」を本気で科学する

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    ネタバレ

    タイトルに「超常現象」とあるわけで、この本を読む人は暇なんだけど読むものがこれしかなかった等のことがない限り超常現象に興味がある人だと思う。
    かく言う(かく書く?w)自分も当然大好きな人で、そういう体験をしたこともあるから、(それをそう定義づけするのなら)「超常現象はある!絶対!」と思う方だ(爆)

    というか、「幽霊(のような存在)と見た」とする人は古今東西枚挙にいとまがないわけで。にもかかわらず「そんなものはない!」と断言(否定する方って、なぜか“きっぱりと断言”する方が多いw)出来ちゃえるほうが不思議な気がするんだけどなぁ~(笑)
    と言っても、「それは絶対死者の魂だ!」と思っているのではな

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    2019年02月11日
  • 「超常現象」を本気で科学する

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    科学の視点から、心霊現象や超能力を理解する本。
    心霊現象や超能力を全否定するのではなく「役に立つか立たないか」という視点で解説しているのが面白い。
    宇宙人誘拐=金縛り、には驚いたけれど、読むと腑に落ちる。

    学生の頃、石川先生の講義が毎週楽しみだったのを思い出した。

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    2018年07月24日
  • 「超常現象」を本気で科学する

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    文字通り「超常現象」を科学の世界から丹念に解きほぐそうとする一冊。

    陰謀論みたいにわかりやすい結論があるわけではないし、現在も解明されてない部分もあるが、それ故に真摯にアプローチしているように思えた。

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    2018年07月02日
  • 「超常現象」を本気で科学する

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    簡単に言うと超常現象を超常的現象として科学サイドからプラグマティックに捉える試み。と言ったらいいように思う。面白い試みだと思うしキライな連中を炙り出すのにも有用なように思うし、非科学的な態度として全面的に退けられていたり課題にならなかったことに建設的に取り組んでいて面白いなと思った。

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    2017年12月18日
  • 「超常現象」を本気で科学する

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    現時点で著者が超心理学という科学の視点から、心霊や超能力を考えるものだった。現在の科学では解明されないものがあり、万能ではないのだから頭ごなしに心霊・超能力現象は否定されるべきではないという至極当然な考えに立脚しているのが好印象。怖い幽霊から役に立つ幽霊なんて面白い考えだ。ポルターガイストと念力が同根であるという仮説も妙に納得できる。全ての超常現象に対し考察を加えるものではないので、幽霊の映像であるとか、念力の真偽を解説しているわけではないので、これから読む人は注意が必要だ。

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    2017年08月28日
  • なぜ疑似科学が社会を動かすのか ヒトはあやしげな理論に騙されたがる

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    疑似科学とされるものの科学性評定サイトを見たら早い

    サプリメントで多少科学性が認められるのは、DHA・EPAのみ

    信頼順としては
    1位:医薬品
    2位:栄養機能食品
    3位:特定保健用食品
    4位:機能性表示食品
    一般の健康食品はとても信頼は寄せられない

    人間は量に関する認知が不得手

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    2018年11月25日
  • 人はなぜだまされるのか 進化心理学が解き明かす「心」の不思議

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    進化心理学の観点から、人間の心の動き(誤解、錯覚、記憶など)について、解説したもの。
    非常に分かりやすい。

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    2017年01月08日
  • 「超常現象」を本気で科学する

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     科学で証明できる超常現象もあれば、今の科学で説明できない部分をもったものもあり、それらについての説明を面白く読んだけど、本書の肝はその超常現象はあるかないかではなく、社会性のある創造となりうるかどうかにある。超常現象には人の無意識の関係が強いらしく、その無意識が生み出しうる創造を社会や個人に活かすことを考えるという視点が、オカルトを扱った本を初めて読む私には新鮮に感じられ、とても面白かった。創造的な挑戦の姿勢が無意識の生む可能性を拡げるということを心に留めておこうと思う。

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    2015年12月20日
  • 「超常現象」を本気で科学する

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    超常現象の解説そのものよりも、その解説のために紹介されている、いろいろな認知科学・脳科学の知見をまとめておさらいすることができる、という意味でとても面白った。
    「無意識」にスポットをあてるため、認知科学の先生にしては、ユングをはじめ、深層心理学をちょっと重んじ過ぎてないかな…という気もしなくはなかったが、でも確かに、まだよくわかっていない「無意識」をこれからどんどん解明していくに当たって、やっぱりユングは避けて通れないところはあるだろうし。
    なお、先生がこの本を書くきっかけは、北野武監督との対談だったとか。ホント多才だね、北野監督。

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    2015年05月29日
  • 「超常現象」を本気で科学する

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    幽霊や超能力といった類をあるかなしかではなく、実用的な角度で実際にそれが社会や生活に役立つのかを考えるというのは新しい考え方になった。現実と同時に未だ何かとスピリチュアルなことも望まれる現代、個人の認識や科学的にも必要なものの見方だと思う。

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    2015年03月19日