渚にて 人類最後の日

渚にて 人類最後の日

1,100円 (税込)

5pt

第三次世界大戦が勃発し、世界各地で4700個以上の核爆弾が炸裂した。戦争は短期間に終結したが、北半球は濃密な放射能に覆われ、汚染された諸国は次々と死滅していった。かろうじて生き残った合衆国の原潜〈スコーピオン〉は汚染帯を避けてメルボルンに退避してくる。オーストラリアはまだ無事だった。だが放射性物質は徐々に南下し、人類最後の日は刻々と近づいていた。そんななか、一縷の希望がもたらされた。合衆国のシアトルから途切れ途切れのモールス信号が届くのだ。生存者がいるのだろうか? 最後の望みを託され、〈スコーピオン〉は出航する……。読者に感動をもって迫る永遠の名作。/解説=鏡明

...続きを読む

詳しい情報を見る

閲覧環境

  • 【閲覧できる環境】
  • ・ブックライブ for Windows PC(アプリ)
  • ・ブックライブ for iOS(アプリ)
  • ・ブックライブ for Android(アプリ)
  • ・ブックライブ PLUS for Android(アプリ)
  • ・ブラウザビューア

※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。

渚にて 人類最後の日 のユーザーレビュー

\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    人間讃歌の作品と解釈しました。
    終焉を目の前にして、どのように生きるか。
    登場人物は皆誇り高く、品位があり聡明で、それが故にラストは泣けました。
    恋愛小説としても一級品ではないでしょうか。

    0
    2025年10月20日

    Posted by ブクログ

    どう言葉にしていいのか分かんないけど、核戦争のもたらす恐ろしさと、逃れられない理不尽な死に直面しても"人"として生き続けた登場人物達に感動して、ラスト50ページくらいは震えて泣きそうになりながらページを捲ってた。地球のどこだろうと核戦争が起きてしまったら、他人事ではいられないこと

    0
    2025年04月15日

    Posted by ブクログ

    なんだか様子がおかしい…そんな始まり。
    オーストラリアの端っこ以外の世界に何かが起きたらしい。
    今やもう、絵空事と思えない。

    0
    2024年12月30日

    Posted by ブクログ

    人類滅亡の様子を描いた、読み応えのある作品だった。この本の状況は身近に感じて、驚いた。
    小説は1957年の作品で、今からおよそ70年も前にこれからの戦争は傍観できないというメッセージを残してたとは。
    こうした状況は、コロナ禍を経て、いつ、起こってもおかしくないと感じてしまった。
    小説の登場人物が生き

    0
    2024年11月25日

    Posted by ブクログ

    最後の没入感。
    久しぶりに味わった気がする。
    恐怖を覚えさせるフィクションというのはそうそうないぞ。

    0
    2025年08月13日

    Posted by ブクログ

    核戦争後、オーストラリアを舞台に人類の最後を描いた作品。
    これといった大きな波もなく淡々と終わりに向け進んでいくが、そのシンプルさが妙にリアルでノンフィクションを読んでいるような感覚になる。
    実際に人類の終わりを体験したことがないので現実ではどうなるのかわからないが、もしそんな時が来るとするならこの

    0
    2024年06月18日

    Posted by ブクログ

    初シュート。人類滅亡もの。WW3の核使用に伴い、北半球から放射能汚染による死滅が始まる——徐々に死にゆく過程が泣かせます…こういう読後感の翻訳ものは個人的に珍しいなぁと。昨日までは何でもなかったのに、ある日突然襲われる放射能の恐怖。死が近づくにつれ、今まで表に出てこなかった人間性が顕著になり、大変興

    0
    2023年12月02日

    Posted by ブクログ

    読み終わった後にしばらく落ち込んでしまった。
    何年か前にこの原作と知らず映画で観たような気がすけれど、2012かエンドオブザワールドかどうかは思い出せない。

    今の日常がいかに希望に溢れて幸せなのか改めて思い、家族を大切にせねばと心に密かに誓う。

    物語の最後の方は読むのが辛かった。半年前とかはまだ

    0
    2023年05月15日

    Posted by ブクログ

    1957年に書かれた終末小説。
    人類終焉を迎えるとき、人々はどう生きるか。
    昨今のコロナのパンデミックや、まだ続いてる戦争、環境汚染、災害と、なんだか他人事に思えず、ラストを知ってしまうのが怖いような気もしてた。
    でも人間は、どこまでも理知的で、順応性があって。
    「渚にて」に描かれている世界は、とて

    0
    2025年12月06日

    Posted by ブクログ

    人類が確実に滅亡する作品。
    人はこんなにも大人しく秩序ある最期を迎えるのだろうか?
    滅びると決まった時から、滅びる日までに自分たちで人類を滅ぼしそうな気がするのだが。
    ユニバース25の実験を思い出す。

    だからこそ今が大切、と重味のある質量感で教えてもらった作品だった。

    0
    2025年05月28日

渚にて 人類最後の日 の詳細情報

閲覧環境

  • 【閲覧できる環境】
  • ・ブックライブ for Windows PC(アプリ)
  • ・ブックライブ for iOS(アプリ)
  • ・ブックライブ for Android(アプリ)
  • ・ブックライブ PLUS for Android(アプリ)
  • ・ブラウザビューア

※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。

この本をチェックした人は、こんな本もチェックしています

創元SF文庫 の最新刊

無料で読める SF・ファンタジー

SF・ファンタジー ランキング

同じジャンルの本を探す