渚にて 人類最後の日

渚にて 人類最後の日

1,100円 (税込)

5pt

第三次世界大戦が勃発し、世界各地で4700個以上の核爆弾が炸裂した。戦争は短期間に終結したが、北半球は濃密な放射能に覆われ、汚染された諸国は次々と死滅していった。かろうじて生き残った合衆国の原潜〈スコーピオン〉は汚染帯を避けてメルボルンに退避してくる。オーストラリアはまだ無事だった。だが放射性物質は徐々に南下し、人類最後の日は刻々と近づいていた。そんななか、一縷の希望がもたらされた。合衆国のシアトルから途切れ途切れのモールス信号が届くのだ。生存者がいるのだろうか? 最後の望みを託され、〈スコーピオン〉は出航する……。読者に感動をもって迫る永遠の名作。/解説=鏡明

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渚にて 人類最後の日 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    なんだか様子がおかしい…そんな始まり。
    オーストラリアの端っこ以外の世界に何かが起きたらしい。
    今やもう、絵空事と思えない。

    0
    2024年12月30日

    Posted by ブクログ

    人類滅亡の様子を描いた、読み応えのある作品だった。この本の状況は身近に感じて、驚いた。
    小説は1957年の作品で、今からおよそ70年も前にこれからの戦争は傍観できないというメッセージを残してたとは。
    こうした状況は、コロナ禍を経て、いつ、起こってもおかしくないと感じてしまった。
    小説の登場人物が生き

    0
    2024年11月25日

    Posted by ブクログ

    核戦争後、オーストラリアを舞台に人類の最後を描いた作品。
    これといった大きな波もなく淡々と終わりに向け進んでいくが、そのシンプルさが妙にリアルでノンフィクションを読んでいるような感覚になる。
    実際に人類の終わりを体験したことがないので現実ではどうなるのかわからないが、もしそんな時が来るとするならこの

    0
    2024年06月18日

    Posted by ブクログ

    初シュート。人類滅亡もの。WW3の核使用に伴い、北半球から放射能汚染による死滅が始まる——徐々に死にゆく過程が泣かせます…こういう読後感の翻訳ものは個人的に珍しいなぁと。昨日までは何でもなかったのに、ある日突然襲われる放射能の恐怖。死が近づくにつれ、今まで表に出てこなかった人間性が顕著になり、大変興

    0
    2023年12月02日

    Posted by ブクログ

    読み終わった後にしばらく落ち込んでしまった。
    何年か前にこの原作と知らず映画で観たような気がすけれど、2012かエンドオブザワールドかどうかは思い出せない。

    今の日常がいかに希望に溢れて幸せなのか改めて思い、家族を大切にせねばと心に密かに誓う。

    物語の最後の方は読むのが辛かった。半年前とかはまだ

    0
    2023年05月15日

    Posted by ブクログ

    北半球の人類を死滅させた放射能が刻々と迫る中、恐慌や暴動とは離れた観点で、物語はゆっくりと進行する。
    一縷の望みをかけて出航した原子力潜水艦、そこからどういった驚愕の展開を見せてくれるのか、これから何が待っているのかと期待していたのですが、これはかなり良い意味で裏切られました。
    ゆっくりと静かに終わ

    0
    2022年01月07日

    Posted by ブクログ

    時はただ過ぎるというのを切に感じる一冊です
    読後に後悔も喜びもなく自身に落とし込むのみなのを感じます
    とてもすてきな一冊でした

    0
    2021年09月12日

    Posted by ブクログ

    淡々と迎える最後の日について。あらすじではアメリカに生存者が?という部分が書かれていたので、そこがメインのものかと思いましたが、そうではなく緩やかに、しかし確かに訪れる最後の日を各人が迎える話でした。パニックに追われるのではなく、こういう終わりを迎えられるならある意味救いだなと思った。タワーズ艦長と

    0
    2021年01月04日

    Posted by ブクログ

    逃れられない終末に向かう人々の強さに胸を打たれる。自分がこの状況に立ったとき、果たして同じような強さを持てるだろうかと考えさせられた。 終末の美学と言うのは軽率かもしれないけれど、この世界とこの世界に生きた人たちはただただ美しく感じた。

    0
    2019年10月23日

    Posted by ブクログ

    世界がゆっくりと終わっていく。打開策も超展開もなく、ただ終わっていく。それだけの話なのに、なぜか心を掴まれた。映画を観ているかのように、ひとつひとつのシーンがありありと目に浮かんできた。

    0
    2019年08月02日

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