作品一覧

  • 渚にて 人類最後の日
    4.4
    1巻1,100円 (税込)
    第三次世界大戦が勃発し、世界各地で4700個以上の核爆弾が炸裂した。戦争は短期間に終結したが、北半球は濃密な放射能に覆われ、汚染された諸国は次々と死滅していった。かろうじて生き残った合衆国の原潜〈スコーピオン〉は汚染帯を避けてメルボルンに退避してくる。オーストラリアはまだ無事だった。だが放射性物質は徐々に南下し、人類最後の日は刻々と近づいていた。そんななか、一縷の希望がもたらされた。合衆国のシアトルから途切れ途切れのモールス信号が届くのだ。生存者がいるのだろうか? 最後の望みを託され、〈スコーピオン〉は出航する……。読者に感動をもって迫る永遠の名作。/解説=鏡明

ユーザーレビュー

  • 渚にて 人類最後の日

    Posted by ブクログ

    主人公とヒロインがとても気高く、品格がある。
    彼らの選択と意志の強さに心を打たれた。
    やけになったり、安易な道を選んだりしない。
    人が人を大切に思う、純粋な気もちが心にしみた。

    後半じわじわと恐怖がつのって、自分まで腹痛を感じたことが恐ろしく、読むのを一時中断。少しずつ慎重に読みすすめた。結末にむけ覚悟をつくりながら。

    でも最後まで読んでよかった。立ち直れないほど悲しく辛くなるのではと心配したが、そんなことはなく、読後は静かな余韻につつまれた。
    永遠の名作と呼ばれるのにふさわしい小説。

    映画も見てみたい。

    0
    2026年05月04日
  • 渚にて 人類最後の日

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    核戦争後、北半球は壊滅し、南半球にも死の放射能が迫る。オーストラリアに滞在する米潜水艦艦長・タワーズ はすでに失われたはずの家族を心の中で生かし続け、過去に縛られて生きている。彼と出会った モイラは、絶望的な現実を受け入れながら“今”を生きようとする。終末が迫る中、対照的な二人は静かに惹かれ合うが、決して交わりきらないままそれぞれの形で最後の時を迎えていく。450頁超で長かったが、一気読みだった。核戦争のリアルと見えない放射能が迫ってくる中で自分の最期を見つめる。あり得なくもない人間の終末想像だった。⑤

    0
    2026年03月30日
  • 渚にて 人類最後の日

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    ドワイトとモイラのあと一歩踏み込めない関係性。
    ドワイトの家族はもうとっくにいないことがわかっているが認めたくないという気持ち。
    みんなのやるせない思いを抱きながらも、日常を過ごそうとしているのが上手く描かれていた。

    合衆国から届いたモールス信号は生存者の出したそれではなかった描写あたりからぐっと本作品に引き込まれていった。
    それ以降はもう全員助からないんだなと思い、読み進めるのが辛かった。

    章ごとにだんだんと希望は薄くなり、最終章はかなり重たかった。
    最後にドワイトがモイラに再度キスしようとして、モイラに拒まれた。
    ドワイトはどんな心境で再度キスしようとしたのだろうか?
    自分が死にに行く

    0
    2026年03月25日
  • 渚にて 人類最後の日

    Posted by ブクログ

    引き込まれた。
    この本を読んでいる途中、お風呂に向かい湯船に浸かっていると、ふと数カ月後に死ぬつもりでいる自分が居た。

    こんな未来は嫌だな。

    0
    2026年03月16日
  • 渚にて 人類最後の日

    Posted by ブクログ

    本作は、核戦争の影響で、一部の地域を除いて人が住めなくなった世界。加えて、地球が放射能で覆われて、徐々に世界中を蝕んでいき、人口減少の一途をたどる。このような過酷な状況下で、人々は最期をどう過ごすかを描写したSF作品。以前ほどの人口がいないために、資源の確保が難しく、家庭菜園等で自活をせざるを得ない。それでも、本作は全体的に現状に抗うこともせず、静かに、人類の衰退を受け入れている。

    0
    2026年03月01日

新規会員限定 70%OFFクーポン 今すぐGET