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特殊清掃 死体と向き合った男の20年の記録
「特殊清掃」とは、遺体痕処理から不用品撤去・遺品処理・ゴミ部屋清掃・消臭・消毒・害虫駆除まで行う作業のこと。通常の清掃業者では対応できない特殊な清掃業務をメインに活動している。 孤立死や自殺が増え続ける、この時代。その凄惨な現場の後始末をするなかで著者が見た「死」と、その向こう側に見えてくる「生」のさまざまな形は、読者を不思議な感動に誘う。 「特殊清掃」 今はいろいろなところで使われている言葉だが、もとは私の会社がつくった造語。そして、当社は、この特殊清掃の先駆企業である。 仕事の内容は、人間遺体・動物死骸・糞尿・山積ゴミなどに関係する特殊な汚染汚損を処理するというもの。 凄惨な現場に遭遇することや過酷な作業を強いられることも多く、陽の目をみることが少ない汚仕事である。 「特掃隊長」 この呼称は、本書のもとになったブログの運営管理を担っている管理人(同僚)が命名したもの。 会社組織上の肩書でも、実社会でのニックネームでもなく、あくまで、ブログ上での呼称。 そんな特掃隊長は、自分が喜んでいるほど善い人間ではないだろうけれど、自分が悲しんでいるほど悪い人間でもないかもしれない。また、自分がうぬぼれているほど賢くはないだろうけれど、人が思っているほどバカではないかもしれない。 内向的、悲観的、神経質、臆病、怠け癖、泣虫、ネクラなどなど、その性格に多くの問題を抱えるくたびれた中年男である。 私は、今まで、幾人もの死を体感し、幾人もの生を垣間見てきた。 目に見えるものを片付けるなかで、目に見えないものをたくさん目の当たりにしてきた。 すべての儚さを思い知らされつつも、死痕を消して生跡を刻み、死を生に転化させてきた。 命とは、生とは、死とは何であるか、それを探求したがる本性に心を揺さぶられてきた。 そして、自問自答を繰り返しながら、浅慮も省みず、それらを本にして出版することにしてみた。 読み手の一人ひとりが、ここから何を読み取るか、何を受け取るか、そして、自分の価値観にどう響かせ、生き方にどう反映させていくのか、私にはわからない。 そもそも、そんな何かが本書にあるのかどうかもわからない。 ただ、せっかく手に取ってもらったのだから、読んだ後、その心に少しでもよいものが残れば幸いである。 -
マイナンバー法のすべて―身分証明、社会保障からプライバシー保護まで、 共通番号制度のあるべき姿を徹底解説
●「マイナンバー法案」(2012年2月国会に上程、同11月廃案)の問題点を洗い出し、国民本位のマイナンバー制度を作るにはどうすべきかを提言。 1) 検討されてきた「マイナンバー制度」を「社会保障・税の番号制度」「国民ID制度」「身元証明書制度」「プライバシー保護制度」の4つに分解して、目的を明確にしたうえで制度設計をし直す 2) マイナンバーの共通化は、プライバシー保護の観点から必要最小限に留めるべきであり、無暗に番号を共通化すべきではない 3) 喫緊の社会保障・税の一体改革のためならば、マイナンバーは「納税者番号」兼「社会保障番号」に限って導入し、まずは、このテーマにしぼっていかに早く・安く・安全に実現するかの議論に徹する 4) そして、同時に「プライバシー保護制度」の構築を急ぐ 5) 逆に、これまで検討されてきたマイナンバー制度の中で、ICカード、マイ・ポータル、社会保障と税分野以外での情報連携基盤は必要ない 6) その後、「国民ID制度」と「身元証明書制度」については、時間をかけながらじっくり制度設計を行う 7) すべての制度設計は、民間企業や国際標準のICT技術の知恵を十分に活用した制度設計を心掛ける ●やがてくる「マイナンバー」時代を、便利・公平・安全なものにするための方策が見えてくる! -
メンタリティマネジメント―社員のストレスをモチベーションに変える方法
人事部必携! “経営人事戦略”の実践プログラム 生産性向上の決め手となるのが「メンタリティマネジメント」 「メンタリティマネジメント」においては、うつや休職、あるいは自殺といった深刻な事例はもちろんのこと、それにとどまらず、メンタルな原因によってやる気や生産性が低下している事例、さらに、一歩進んで、やる気や生産性が最大化されていないという事例も含めて、メンタル問題、課題として定義する。 従って、対象も、従来のような一部の従業員ではなく、すべての従業員を対象とすると同時に、ストレスレベルとその要因にとどまらず、組織と従業員がやる気を持ち仕事に熱中している状態かどうか=エンゲージメントレベルとその要因も測定し、これらを制御/改善することを目指す。 組織全体とすべての従業員のメンタル面での状況を総合的に把握し、メンタル面での課題を包括的に解決/改善することで、常に活き活きと仕事ができ成果が達成される職場環境を創る、それが「メンタリティマネジメント」なのである。 -
角川短歌ライブラリー
現歌壇において人気、実力ともに第一線にいる歌人が一堂に揃い、短歌の基本、作歌法、鑑賞法、短歌独自の用語などをわかりやすく解説。短歌の魅力から、作歌の基本、表現法など、多彩な例歌ですぐにマスター。 -
新しい市場のつくりかた
戦いのフィールドを変えよう! 先の見えない日本企業。技術やスペック競争、値引き合戦で疲弊してしまっている。ここから脱却するには、戦いのフィールドを新しく変えて、「新しい市場」をつくらなければならない。 今までは「技術=ものづくり」に傾斜した、いわば「文明」重視の議論が多かったが、ここでの提案は「文化」の創造にある。顧客のニーズは大切だが、それだけでは成り立たない。問題を発見し、これまでにないライフスタイルを提案して、市場を作る。そして、次世代のための幸せな社会を作っていく。その可能性は、さまざまな条件に恵まれている大企業だけでなく、町の中小企業にもあふれている。 本書では、経営学の研究者として、主としてものづくりの現場を歩き、新市場の創造に成功した企業を多く見てきた著者が、経営学をベースに新しいビジネスの戦い方、企画発想のヒントを説いたものである。 古今東西の「余談」と取材で稼いだ事例をベースに、抽象的な経営学の議論をわかりやすく伝える。話し口調の奔放な筆致、数字や横文字は入れない。350ページを超えるボリュームながら、前提知識なしでも一気に読める面白さ。ビジネスのヒントが詰まった、気鋭の経営学者による、日本発の新しい経営書がここにある。 -
論点思考
正しい論点で、問題解決力が劇的に向上する! ロングセラー『仮説思考』の著者が明かすコンサルタントの暗黙知を解説。 ビジネスにおいて本当に大事なことは、やらないことを決めることだ。企業は数え切れないほど多くの問題を抱えていて、それらをすべて解決しようと思っても、時間もなければ人も足りない。仕事には期限がある。こなすことのできる工数も限られている。その中で解くべき問題を設定し、選択し、それに取り組み、成果をあげなければならない。成果をあげるには真の問題を選びとることが大切だ。 この真の問題を著者が25年間勤めたボストンコンサルティンググループでは「論点」と呼ぶ。そして、論点を設定するという、問題解決の最上流に当たるプロセスが「論点思考」である。論点を設定することにより、考えるべきことが絞られ、問題解決のスピードは上がり、解決策を実行したときの効果も高くなる。成果を出すには、「正しい答え」でなく、「正しい問い」「解くべき問題」=論点が重要となる。「間違った問い・問題」に取り組むことは大いなる「時間のムダ」であるという。 -
検事失格
「私はこうして冤罪をつくりました」元“暴言検事”が実名告白。検察庁の内部・教育体制を暴く、“冤罪加害者”による衝撃ノンフィクション! この国で、不当逮捕・違法捜査が生まれる理由とは。 -
日航機遺体収容 ―123便、事故処理の真相
当時の警察総指揮官が初めて明かす、事故三日目から百三十三日間の一部始終。 現場経験者だからこそ語れる危機管理への考察。それは、その後の阪神・淡路大震災、東日本大震災でも露呈し、いまだ活かされていない。 -
心が軽くなる 哲学の教室
『人生が変わる哲学の教室』の続編となる全15章の物語です。「なんだか心がモヤモヤする」「これからどんな風に生きていけばいいんだろう?」人生のいろいろな悩みに、あの哲学者ならどういう答えを出してくれるのか?ソクラテス、アリストテレス、デカルト、パスカル、ロック、ルソー、キルケゴール、アダム・スミス、ウィトゲンシュタイン、フロイト、デューイ、ボードリヤール、マクルーハン、デリダ…哲学者たちの思想には、人生のさまざまな悩みを解決する思考法がいっぱいあります。明快な文章と世界観たっぷりのイラストを楽しみながら、明日をもっと輝かせるヒントをつかんでもらえれば嬉しいです。 -
写真で覚えるビジネス英語[オフィス編]
本書はアメリカの企業で実際に使われている英語表現を、写真を見ながら学べる本です。会社組織、オフィスで使う機器や文具、電話応対、社内メモ、ミーティングの表現など、写真や図表で確認しながら、実践的な英語表現およびビジネスコミュニケーションを学んでいくことができます。アメリカからの生の情報が満載で、ビジネスに生かせる知識も身につきます。また、社内メモやファクスなどの素材は現地企業で実際に使用されているものを紹介しているので、同様の文章が出題されるTOEICテスト対策にも効果的。 海外企業、外資系企業の現場での臨場感を感じながら、リアルなビジネス英語を効果的にマスターしましょう!※本電子書籍に、CDおよび音声は付いておりません。 -
新・思考のための道具
コンピュータを計算のための機械ではなく「人間の考える過程を支援したり増幅するツール」という斬新な切り口で捉え、その開発に関わった人物とコンピュータ史を鮮やかに描きだす現在に至るコンピュータ史を理解するための必読書。 本書は、好評を博したロングセラー『思考のための道具―異端の天才たちはコンピュータに何を求めたか?―』の新訳・増補版です。新版では、旧版に登場した人物にあらためて取材した「新版あとがき」が増補されています(1~14章は刊行当時のままの内容です)。 本書では、コンピュータ技術の発展と変遷を追いながら、思考過程を支援する道具、知性を増幅する装置としてのコンピュータを夢みた人々が、どのような考えのもとに開発を進めたかが、著者の取材のもとに鮮やかに描き出されています。そして、コンピュータがどのように発展し理想に近づいたのか、どの点が失敗したのかなど、その後の姿が新版あとがきで言及されています。 コンピュータの歴史の入門書として、また、コンピュータをめぐる過去とそして未来についてみつめなおす本として、おすすめの1冊です。 日本語版新版の発行にあたり、初版を全面的に見直し、全編新訳化を図り、巻頭・本文中に20点以上の資料写真を追加、関連年表を掲載するなど、日本語版初版に大幅な追加変更を加えました。巻末には、東京大学の坂村健教授による本書解説を掲載し、より一層、読みやすく生まれ変わりました。 《本書に登場するコンピュータ革命を夢みた天才たち》 チャールズ・バベッジとエイダ・ラヴレイス伯爵夫人、ジョージ・ブール、アラン・チューリング、ジョン・フォン・ノイマン、ノーバート・ウィーナー、クロード・シャノン、J.C.R.リックライダー、ダグラス・エンゲルバート、ロバート・テイラー、アラン・ケイ、エイヴロン・バー、ブレンダ・ローレル、テッド・ネルソン -
解任
私はなぜ三〇年勤めたオリンパスを告発するに至ったのか? なぜ私が社長に選ばれたのか? 事件の真相はどこに? オリンパスの英国人元CEOが突然の解任までの全真相を激白! -
競馬の終わり
第10回日本SF新人賞受賞作品。「馬を買いに来た。サラブレッドだ」北海道の新冠で小さな牧場を営む笹田伸人の許を、北海道を統括するロシア弁務官アレクセイ・イリッチが訪れた。小規模な牧場には珍しく、大活躍が期待される一歳馬だ。笹田は弁務官の高圧的な態度に拒絶反応を示すが、権力には勝てず、馬は買い取られていった。二十二世紀初頭、ロシアはその強大な軍事力により、経済力のみの日本に勝利し、支配下に置いていた。世界の競馬産業は衰退していたが、日本ではロシア侵攻中も馬産が続けられ、競馬人気は盛ん。しかし、「腹脳」という人口頭脳の業界団体である「腹推会」が、人間のサイボーグ化への足がかりとして、サラブレッドのサイボーグ化を競馬界に働きかけ、これが承認されてしまった。生身の馬体で行われる最後のダービーに向けて、男たちは、それぞれの戦いを始める。ポグロム―ロシア語で、虐殺、破壊―と名付けられたイリッチ弁務官の馬は、いかなる活躍を示すか!?※巻末ページのリンク先にはジャンプ出来ませんのでご了承下さい。 -
ザ・サンキュー・マーケティング
小さな町の暮らしがオンライン上で拡散するいま、「サンキュー・マーケティング」を実践する者だけが、ビジネス社会で勝ち抜ける! 「ソーシャルメディアで世界一成功した男」ゲイリー・ヴェイナチャックが、そのマーケティング論とノウハウ、米国の最新事例をまとめた1冊。サンキュー・マーケティングの極意とは、「顧客とつながり、愛されること」「時間をかけて関係を築くこと」「心にくっつくコンテンツを拡散すること」という究極のワントゥワンマーケティング。ソーシャルメディアだからこそ実現可能な手法です。ソーシャルメディアでビジネスを拡大したい企業、個人事業主の方、自分のブランディングをソーシャルメディアで展開したい方におすすめ。 -
イノベーションとは何か
日本経済の未来も、日本企業の活路も、イノベーションにしかない。しかし、いったいどうすれば、イノベーションは起こせるのか――? ・なぜ日本企業から、グーグルやアップルが生まれないのか? ・イノベーションが起こりやすい環境、起きにくい環境とは何か? ・政府、企業、個人はそれぞれ何ができるのか? イノベーションを真正面から論じた本格的分析の書。任天堂、ソフトバンク、ソニーなど、各企業のケースも満載。<本書で検証するイノベーション、10の仮説>1) 技術革新はイノベーションの必要条件ではない2) イノベーションは新しいフレーミングである3) どうすればイノベーションに成功するかはわからないが、失敗には法則性がある4) プラットフォーム競争で勝つのは安くてよい商品とは限らない5) 「ものづくり」にこだわる限り、イノベーションは生まれない6) イノベーションにはオーナー企業が有利である7) 知的財産権の強化はイノベーションを阻害する8) 銀行の融資によってイノベーションは生まれない9) 政府がイノベーションを生み出すことはできないが、阻害する効果は大きい10) 過剰なコンセンサスを断ち切ることが重要だ -
システムの科学 第3版
「人工物の科学はいかに可能であるか」 本書『システムの科学 第3版』はハーバート・A・サイモン(Herbert Alexander Simon)著“The Sciences of the Artificial, Third Edition”(MIT Press 1996)の日本語版であり、付録として、サイモン教授のノーベル賞受賞記念講演「企業組織における合理的意思決定(Rational Decision Making in Business Organizations)」も収録しています。 本書は、人間の作り出した有体物のみならず組織や社会といった人間が作り出したものすべてを含む人工物の科学、人工システムの科学について述べられ、経済学・認知心理学・工学的デザイン論など広範な領域に関する議論を通して人工物の科学、ひいては「文明構築の論理」はいかなるものかを明らかにしていきます。サイモン教授が個々の領域であげられた数々の研究成果がふんだんに盛り込まれた1冊となっており、今なお多くの支持を得ている名著です。 なお、第3版では、2版発行以降にみられた重要な進歩に考慮を加え大幅改訂し、「複雑性」に関する新章を書き下ろし増補したものとなっています。 目次 日本語版(第3版)への序文 日本語版(第2版)への序文 第3版序文 第2版序文 1 自然的世界と人工的世界の理解 2 経済的合理性:適応機構 3 思考の心理学:自然と人工との結合 4 記憶と学習:思考に対する環境としての記憶 5 デザインの科学:人工物の創造 6 社会計画:進化する人工物のデザイン 7 複雑性に関する諸見解 8 複雑性の構造 ―階層的システム― 付:企業組織における合理的意思決定 (ノーベル賞受賞記念講演より) 参考文献 訳者あとがき -
勝間和代のビジネス頭を創る7つのフレームワーク力 ビジネス思考法の基本と実践
タイトルのとおり、勝間和代さんがおくる「ビジネス思考法」の基本と実践の書です。 本書では、ビジネスで一歩先行くための基礎的なものの考え方<フレームワーク>を、 1 論理思考力 2 水平思考力 3 視覚化力 4 数字力5 言語力 6 知的体力 7 偶然力 の7つに分類。それぞれの力を身につけるための3つの基本テクニックと、4つの実践方法について、 豊富な事例、勝間さん自身の経験をおりまぜ、わかりやすく解いています。 特に、「論理思考力」については、外資系コンサル等で多用される基本的なテンプレート21をカラーチャートにして掲載。 それに加えて、それぞれのフレームワークごとに勝間さんがお勧めする書籍もカラーで紹介しています。 まさに、勝間和代の「頭の中」、すなわち、その発想と、仕事の質・量・スピードの秘密をはじめて公開する貴重な1冊です! ビジネス思考法の基本と実践 -
チェンジメーカー
社会起業家とは、ソーシャル・ベンチャーと呼ばれる新しいタイプの社会事業やNPO、NGOを立ち上げた人のこと。著名な写真家である著者・渡邊奈々さんは、本気で世の中を変えようとしているユニークな社会起業家たちと出会い、インタビューを重ね、1冊の本にまとめ上げました。 本書に登場する人々のアイデアと熱い思いが、インタビューに添えられた美しい肖像写真とともに静かな感動を与えてくれます。日本ではあまり知られていない世界的な非営利団体の活動を紹介する貴重な情報源でもあり、NPOやNGOに興味のあるすべての方におすすめしたい新しい仕事の本です。解説は、金子郁容慶應義塾大学教授。 -
ハウス・オブ・ヤマナカ―東洋の至宝を欧米に売った美術商―
19世紀からアメリカに進出し、日本美術品を大量に販売した骨董商・山中商会。20世紀初には清朝崩壊で大量放出された中国美術の大オークションをニューヨークやロンドンで開くが、日米開戦で莫大な資産を失い、所蔵コレクションは全て売り払われる。歴史の荒波に揉まれて消えた、世界的美術商の知られざる六十年。 -
日本軍のインテリジェンス なぜ情報が活かされないのか
【第16回 山本七平賞奨励賞受賞】 暗号解読など優れたインフォメーション解読能力を持ちながら、なぜ日本軍は情報戦に敗れたか。「作戦重視、情報軽視」「長期的視野の欠如」「セクショナリズム」。日本軍最大の弱点はインテリジェンス意識の欠如にあった。インテリジェンスをキーワードに日本的風土の宿痾に迫る。(講談社選書メチエ) -
ツインソウル
ソウルメイトより、さらに深い意味をもつ、“もうひとりのあなた”を象徴する、「ツインソウル」。魂の双子のような存在の人に出会うための人生のプロセスを、ドラマティックに解説していきます! この本を読めば「大切な気づき」がたくさん見つかるはず。この世界中のどこかにいる、たったひとりのツインソウルに出会うための人生のシナリオを創るためのレッスンを今すぐはじめてみませんか? -
ジャニーズ崩壊の真実
「ジャニーズ性加害問題当事者の会」元代表の平本淳也氏にスポットを当て、 35年以上にわたるジャニーズ事務所との関係を詳細に記した一冊。 2023年に英国のBBCで放映された 『J-POPの捕食者 秘められたスキャンダル』に出演。 同番組はジャニー喜多川氏の性加害問題を世間に知らしめたドキュメンタリーであり、 5年前の制作当初から協力してきた経緯を解説。 本書では、ルポ形式でメディアが触れていない事件の真実を明かします。 ■序章 まだ戦いは終わらない ・ストレスで満身創痍 ・ジャニーズ事務所に「実質勝利」 ■第1章 ジャニーズの実態 ・ジャニー喜多川氏からの電話 ・華やかな芸能界 ・性被害の実態 ■第2章 戦いの原点 ・北公次氏の誘い ・全裸監督vsジャニーズ事務所 ・北公次氏の反転~終息 ■第3章 孤独な戦い ・出版社設立 ・文春裁判 ・BBCからのオファー ・ジャニー喜多川氏の死 ・国連への手紙 ■第4章 ジャニーズ消滅 ・被害者の会設立 ・交渉開始 ・止まない誹謗中傷との戦い ■終章 補償の現状と未来 ・人権と尊厳の回復のための戦い -
ビブリオフォリア・ラプソディ あるいは本と本の間の旅
「SFが読みたい! 2024年版」国内篇第1位著者が描く 本好きの、本好きによる、本好きのための本 消えてゆく本 書けなくなった詩人 「本の魔窟」に暮らす青年 本であふれた世界に、希望はあるか? 本を、小説を、書くことを愛しすぎている人たち<ビブリオフォリア>の紡ぎ出す、どこか切ない未来 作家は、小説は、本は、どういう未来に向かっているのかーー 読書に関する特殊な法律が課された世界の作家 「ハンノキのある島で」 正確に訳すことが限りなく不可能なマイナー言語の日本で一人の翻訳者 「バベルより遠く離れて」 あらゆる小説を斬りまくる文芸評論家が出会った、絶対に書評できない本 「木曜日のルリユール」 書けなくなった元「天才美人女子大生」詩人のたったひとつの願い 「詩人になれますように」 「本の魔窟」に暮らす蔵書家が訪れた不思議な古本屋 「本の泉 泉の本」 いろいろな書き手のもとを巡っていくダブルクリップの旅と、本にまつわる5つの物語 -
ボマーマフィアと東京大空襲~精密爆撃の理想はなぜ潰えたか~
一晩で10万人以上の命を奪った東京大空襲は、いかにして現実のものとなったのか。精密爆撃のための照準器を発明した天才オランダ人、市街地爆撃に罪悪感を感じないイギリスの司令官。ナパームを生み出したハーバード大の化学者。そして航空機に戦争の未来を夢想した「ボマー(爆撃機)マフィア」こと米陸軍航空隊戦術学校のリーダーたち――それぞれの思惑を通して空前の殺戮の裏側を描くノンフィクション。 -
猫狩り族の長
今まで虚構を描いてきた。 初めて本当に思っていることを書きました――麻枝准 *** 『CLANNAD』『Angel Beats!』『神様になった日』―― 話題作を作り出し続けるカリスマの内心が初めて明かされる処女小説、緊急刊行 *** 海辺で出会った彼女は、美しく饒舌で世界で誰よりも――死にたかった。 猫が戯れるのを眺めていた女子大生・時椿は、断崖絶壁に立つ女性に声をかける。 飛び降りようとする黒髪の美女・十郎丸は、多くのヒット曲を手がける作曲家だった。 彼女は予想に反して、雄弁で自信に満ちた口調で死にたい理由を語ってのける。 人生で初めて出会った才能豊かな人間が、堂々と死のうとしている事実に混乱する時椿。 なんとかその日は十郎丸を翻意させ、下宿に連れて帰ることとなる。 なぜか猫に嫌われる死にたい天才作曲家と、何も持たない大学生。 分かりあえない二人の、分かりあえなくもあたたかい6日間が、始まった。 麻枝 准の生きている世界はこんなにも苦しくて、理不尽なものだった――。 「泣ける」ことだけにこだわり創作してきた彼が純粋に書きたいものを初めて書いた処女文芸作品。 -
うそつき光秀
「この世から上下を無くす」大志を抱いた天涯孤独の青年・十兵衛は、出自を偽り、武家と宮中の礼法に通じた「明智光秀」という武士として振る舞う道を選ぶ。己の夢を叶えるために。塗り固められたうそは「真実」へと変わるのか。――そこに信長の目が光る。2020年大河ドラマで最注目!戦国武将・明智光秀!ライトノベル界を席巻した風雲児が心機一転、挑む渾身の歴史小説!カバーイラストは大ヒット漫画『ベルセルク』の三浦建太郎!!「世の中の上下なんかくそくらえだ! すべてぶっ壊してやる!」熱い思いを抱いて諸国を放浪した天涯孤独の青年・十兵衛は、比叡山の僧兵に殺されかけたところを伊勢兵庫頭貞良という男に救われる。十兵衛の才を買った貞良は「明智光秀」という名を与え、名門伊勢家が確立した武家の礼法を伝授し、十兵衛を武士として仕立てる。室町幕府末期の混乱の中で頭角を現した光秀は、やがて信長と出会う・・・・・・!出自を偽り、名前を騙り、武士の振りまでして求めた「上下無き世」という夢。明智光秀の知られざる顔を描ききる、著者渾身の歴史小説! -
謎解き名作ミステリ講座
コナン・ドイルから伊坂幸太郎まで古今東西のミステリを読み解く、推理小説愛好者必携の1冊。――ミステリの深い森にこれから分け入ろうとする読者は、すでにチェック済みの作品を扱った回だけ拾い読みすることから始めて、折有るごとに本書を書棚の端から引き出してくれるようになれば嬉しい。――<まえがきより> -
安部公房の都市
1960年代、高度経済成長期の到来。この急激な社会変化に作家の想像力はどう応答したのか。拡大しながら刻一刻と廃墟へ向かう東京で紡がれてゆく膨大な物語を、都市、満州、廃墟、過去・現在・未来の断絶、失踪、夢等の主要モチーフを手がかりに、人気政治学者が読み解く。 -
武器になる世界史
世界は「戦後」から「戦前」へ。 歴史は繰り返す。だから、未来に備えられる。 中東危機、ウクライナ戦争、外国人問題、世界インフレ……。 混迷の時代を世界史の知恵で戦え。 東大名誉教授が教える、21世紀を生き抜くための新教養。 経済格差の拡大、政治の腐敗、宗教対立、移民問題。 目の前の危機を、歴史は全て知っている。 ・豊かになると堕落するのが人間の性。 ・民主主義は2500年以上前にすでに失敗している。 ・歴史的に見れば「世襲」は成功事例が多い。 ・イランへの軍事攻撃を行ったトランプの真意。 ・移民への寛容さを失った結果、ローマは衰退した。 ・「中間層」の衰退が、国が低迷する兆候。 ・最も危険視すべき国の問題は「人口減少」。 ・西洋的考えから東洋的考えに立ち返ることが日本復活のカギ。 【目次より】 一章 人類はなぜ同じ過ちをくり返すのか 二章 古代の地中海世界から何を学ぶのか 三章 民主主義を疑え 四章 共和制は何が優れているのか 五章 国家の指導者には何が求められてきたのか 六章 国家はどのように衰退するのか 七章 戦争はなぜくり返されるのか 八章 これからの国際秩序と日本の生き方 九章 現代社会における日本の課題 -
クラウドファンディング成功の絶対法則
あなたの夢が1億円を集める! 日本一のクラファン成功請負人が教える 「応援したくなる仕組み」とは? 1600件超のプロジェクトを監修し、成功率70%以上を誇る「クラファン成功請負人」が、目標達成のための絶対法則を大公開! クラウドファンディングで大切なのは、ただ「応援してください」と呼びかけることではありません。 プロジェクトの魅力をどう伝えるか、どんなリターンを用意するか、公開前からどう告知するか――支援が集まる企画には、必ず成功する「理由」があります。 本書では、サムネイル、プロジェクトページ、リターン設計、SNS活用、プレスリリース、失敗しないための注意点まで、クラファン成功に必要な実践ノウハウをわかりやすく解説。 資金がない、知名度がない、何から始めればいいかわからない。 そんな人でも、夢を形にするための一歩を踏み出せる、クラウドファンディングの実践的攻略本です。 【目次抜粋】 ●第1章 熱い思いでお金と仲間を手に入れる ●第2章 夢を1億円に変える仕組み ●第3章 共感と支援がどんどん集まる6つのテクニック ●第4章 応援したくなるプロジェクトページの作り方 ●第5章 支援者の心をつかむSNS・メディアの活用法 ●第6章 想定外!? クラウドファンディングの落とし穴 ●第7章 なぜ、あのクラウドファンディングは成功したのか ●第8章 クラウドファンディングなら0から1を生み出せる! -
海の底に雨は降らない
逆境のなかでは、人生を物語ることが救いになる? 介護していた母への自殺幇助容疑で捕まった光莉。 奪われた青春を取り戻す、彼女の再生の物語。 悲劇的に描かれがちなヤングケアラーの作品に反旗を翻した 『救われてんじゃねえよ』でデビューした著者、初の長編! 幼少期から十年間、学校にもほとんど通わず、北九州市の自宅で難病の母親をほぼ一人で介護してきた光莉。彼女は母の首吊り自殺を幇助した疑いで逮捕され、執行猶予付きの有罪判決を受けてしまう。拘置所を出たあとは、叔母に引き取られて上京。二十歳の彼女は介護施設で働きながら中学の勉強をやり直すなど、青春を取り戻そうともがくなか、作家の日比谷と出会う。そして、自身の体験を小説にするよう勧められるのだが……。 -
太田光のテレビの向こうで
俺は永遠にコメディをやっていくつもりだから。――太田光 佐野元春 栗山英樹 松重豊 塙宣之 中山秀征 爆笑問題・太田光がスペシャルなゲストと語り合う対談番組、「太田光のテレビの向こうで」。 そのオンエアに入りきらなかったトークも収録した、読み応えたっぷりの対談集。 音楽、野球、映画、お笑い、テレビ…… 各界のスペシャリストと爆笑問題・太田が1対1でじっくりと、想いのままに語り尽くす、軽妙で熱くて、深遠な1冊。 BSフジ「太田光のテレビの向こうで」書籍化 【対談より】 太田 佐野さんの『永遠のコメディ』に勇気づけられる部分がすごくある。 佐野 太田さんは不条理な世界をコメディ、笑いに変えている。 太田 WBCのときに、日本中が夢中になった。ああいうことを本当はやりたい。 栗山 起承転結を考えて、最後に勝ち切る。WBCのとき、僕なりの物語を考えました。 松重 ちゃんと迷いながら戦ってる姿が、太田さんの今に連なってる。 太田 そうなんですよ。いまだに迷ってるんですよ。 塙 漫才師っていうよりは、コントとか、お笑いを全部やる人になりたかった。 太田 もうちょっと自由な笑いができるようになる時代が来るんじゃないかと、希望的観測として思ってる。 中山 勝とうとすると敵になる。だから負けないつもりでやろうって考え方ですかね。 太田 俺は勝とうとして負け続けた人間だから。 -
彼女の真実
ラスト1行に、あなたは絶望する! 地下アイドルと読モ。クラブカルチャーと援助交際。港区女子とギャラ飲み── 若さが消費される東京の光と闇を描いた群像劇サスペンス。 時代と街を超えて交錯する“彼女”の行方。紐解かれる衝撃の真実とは? 三つの時代、三つの街、三人の〝彼女〟 2009年・渋谷。ある日突然、姿を消した地下アイドルの友美。 1992年・池袋。援交の斡旋に関わる女子高生のなっつん。 2019年・西麻布。“ギャラ飲み”の胴元の正体を探る、港区女子の麻里奈。 華やかな表舞台の裏側には、腐敗した人脈と欲望が渦巻いていた。 そして、彼女はなぜ消えたのか? 時代を超えて交錯する物語は、衝撃の結末へとたどり着く。 -
旅行客を惹きつける観光改革 下呂温泉 価値創出プロジェクト
客が消えた下呂温泉はなぜ再生できたのか 地域全体で取り組んだ再生戦略から、温泉地復活のヒントを探る 日本の温泉地は長い期間、低迷の時期が続いてきました。 バブル崩壊後、旅行スタイルは団体から個人・少人数へと移行し、その変化に対応できなかった旅館やホテルは次々と廃業に追い込まれました。さらに追い打ちをかけるように新型コロナウイルスの影響が観光業を直撃し、多くの温泉地が深刻な打撃を受けました。 ようやく回復の兆しが訪れ、コロナ禍明けの2024年には、多くの観光客が温泉地に戻り、かつてないほどのにぎわいを見せる地域も現れました。その一方で、観光需要の波に乗り切れず、依然として厳しい状況に置かれている温泉地も少なくありません。 著者は岐阜県・下呂温泉で旅館を営みながら、観光協会の会長として地域再生に尽力してきました。他温泉地と同様に、観光客の減少に苦しんでいた下呂温泉を、“選ばれる温泉地”へと再生させた立役者です。著者は、温泉地を活性化させるには旅館単体の努力だけではなく、飲食店や商店街、行政、観光協会といった温泉地全体が一体となって取り組むことが不可欠だと説きます。 本書では、地域全体の連携を基盤に「顧客マーケティング」「官民連携」「経営改善」という3つの観点から、観光客が何度も足を運びたくなるような温泉地をどのように生み出すか、その具体的な秘訣を明かします。 観光業に携わるすべての人にとって、現状打破のヒントが詰まった一冊です。 -
戦わずして売る技術 クリック1つで市場を生み出す最強のWEBマーケティング術
東証プライム上場企業社長&ビジネス書著作累計40万部&SNS総フォロワー数20万人超の著者が送る、 画期的な令和時代のマーケティング論! 「売れない」悩みを手放したいなら—— 20年以上にわたる成功と失敗のすべてを詰め込んだ、“戦わずして売る”ための完全戦略書! 「戦うな、マーケティングせよ。」 \キングコング・西野亮廣氏推薦!/ 【業績を伸ばしたいなら、今日は仕事を休んで、この一冊を読め! 明日の答えがここにある。】 《目次》 第1章 古いマーケティングは死んだ! WEBの力で市場を再生せよ 第2章 WEBマーケティングの奥義は、データの冷たさと人間の温かみを織り交ぜる技である 第3章 ビジネスモデルを制する者が市場を制す! 売れる仕掛けの黄金戦略 第4章 マーケティングの終着点は商品開発だ――逆算思考と本質追求が生むヒットの方程式 《内容紹介》 ◆顧客の心を解剖する「顧客ニーズの9段階分類」 ◆1商品×4USP=最強の売り方マトリックス ◆北の達人式マーケティング・コンセプト抽出法 ◆「たった3人の声」で、刺さる広告は作れる ◆たった58秒の完売劇の裏側に隠された戦略思考 ◆100億事業を生み出す「売れる仕掛け」の作り方 ほか、多数の最新WEBマーケティングの知見がつまった1冊! -
絵馬と脅迫状
医者、患者、病気、医学部、医学研究、医療。 生まれてから死ぬまで、人は病院と医者から離れられない。 「医」と「病」をめぐる6篇の傑作短編小説集。 学生時代に自殺した親友と瓜二つの男が、新人医師として自分が勤務する病院で働きだした。以後、不可解な事件が頻発する。彼は誰なのか?(「「爪の伸びた遺体」」)著書はベストセラー、新聞の人生相談も好評、患者からの信頼も厚い女性精神科医のもとに「二度と人前に出られなくしてやる」と差出人不明の脅迫状が届いた(「悪いのはわたしか」 )。信心がまったくない医学信奉者の内科医が、病院の近所にある神社で同僚外科医の絵馬「手術が無事に終わりますように」を誤って割ってしまった。以降、降りかかる悲劇 (「絵馬」 )。突如として髪が増え始め、若返った元教員・泉宗一(68)の数奇な体験 (「リアル若返りの泉」)など全6篇。 -
金融破綻列島
金融庁に潜り込んだ理由はただ一つ。 父の告発を握りつぶした犯人を見つけ出し、必ず復讐する。 日本国債の暴落を図る中国の脅威が増す中、 支援途上の大田原自工に降って湧いた買収計画ーー。 金融庁職員の彩は買収を目論む中国系企業を探りながら、 父の死の真相に迫っていく。 緊張感溢れる ノンストップ 経済ミステリ 金融庁・金融危機対応室に勤める香月彩は、業績悪化の一途を辿る地銀と中小企業のテコ入れを図る一方、父親の死の真相を探っている。 20年前、父は経営していた運送会社の粉飾決算に手を染めていた。良心の呵責に耐えかね告発を試みた父だが、告発文は握りつぶされ自死してしまったのだ。 もみ消した人間は証券取引等監視委員会の中にいる。絶対見つけ出し復讐するーー。 必死に勉強し金融庁に潜り込んだ彩の悲願は、果たして叶うのか。 -
マンガの論点 21世紀日本の深層を読む
10年前すでに戦争とテロと格差社会を描いていたマンガは、つねに世相の3歩先を映し出す予言の書である。そしてその後、何を予言し的中させてきたか。マンガを論じるとは、まさにこれを読み解くことでもある。『デスノート』『ソラニン』『すーちゃん』『へうげもの』『闇金ウシジマくん』『20世紀少年』『この世界の片隅に』『JIN-仁-』『PLUTO』『鋼の錬金術師』etc.からフランスのマンガBD(ベーデー)まで、この10年間の数百冊を取り上げ、読み方のヒントを明示し、現代日本そのものを読み解く。 -
学校と社会の現代史
「清水幾太郎は関東大震災のときの自分と同じ年頃の 敗戦後の生徒を前にしてこういった。 自分は敗戦で、関東大震災のときの父や母のように力を落としていますが、 みなさんのほうは、若いときの私のように 不思議な力を感じているのではないか、と。 大きな重苦しい問題に気づきながらも 新しい元気でニコニコしているのではないか。 皆さんの若さからくる不思議な新しい力で この不幸な日本が再建されることのために働いてほしい、と結んだ(「巣立ち」『日本の運命と共に』)。 清水にこう励まされた世代こそ 戦後の復興を担った人々だった。 震災後社会の教育は、 清水のいう若さからくる不思議な新しい力を 伸ばしていくものでありたい。 (「まえがき」より) -
自己を見つめる
放送大学の空前の人気授業といわれたテキストを叢書化。 ニーチェやハイデッガーのことばをまじえながら、 崩れ落ちそうになる気持ちを支え引き締めてくれる。 「この授業、このテキストがあったから、いまの私の人生がある」 と語りつがれる哲学の名著。 日本を代表する哲学者が 「自己」「仕事」「孤独」「世間」「運命」「不幸」など 15章のテーマで語る人生の真髄。 「生き甲斐は、根本的に重い運命愛の意識に担われた、 死場所への覚悟というものと深く関係している。 しかし、他方では、それは、ときにはそれを忘却した、 放念と遊戯と飛翔のうちで、自己の快癒を図る悦楽の解放感とも接続していることは確実である。 この大きな振幅のなかで、私たちの生の営みは展開している」(「生き甲斐」) 「愛とは……問題となっているものを、深く大切に思い、 それを慈しみ、人生の大事と考えて、 その尊厳を守ろうとする、 控え目ながらも持続的で強い根源意欲ないし生命意欲に関係するものであり、 また、そのことに伴うあらゆる憂いと悲しさの 情念のすべてであり、 自己としての生きる人間の根源に関わる根本問題なのである」(「愛」) 「幸福は、たいていの場合、 不幸を介して、その姿を浮かび上がらせてくる 失われた桃源郷である」(「不幸」) 「老年になって、やっと人は、 自分の人生を変えた大きな出来事が、 そっと気づかないうちに、自分に忍び寄ってきて、 自分を支配することに至ったことを理解する。 自分の周りの人々が、ほんとうは何者であったかが、 ようやく分かるのは、老年になってからである」(「老い」) (「まえがき」より) -
音楽家はいかに心を描いたか バッハ、モーツァルト、ベートーヴェン、シューベルト
バッハの『マタイ受難曲』にある 「私の心は涙の中を泳ぐ」。 バッハのこの箇所で水泳の様子を表現した。 音符のつらなりから、その泳法は「平泳ぎ」であることを著者は解き明かす。 イエスの物語を見事に描いたバッハをはじめ、 恋に「人間心理」を読んだモーツァルト、 英雄ナポレオンの「気宇壮大」を表現したベートーヴェン、 「空虚」に降り立ったシューベルトらの物語。 音楽家との対話から「人間」が見えてくる。 「ドン・ジョヴァンニがツェルリーナを誘惑する場面で歌われるこの二重唱を分析してみると、モーツァルトの曲の作り方が、人間心理の弱点を突いた、全く理にかなったものであることがわかる。こうした理にかなった曲の作り方が、ドン・ジョヴァンニの誘惑ぶりに説得性をもたせる結果になり、舞台のうえで繰り広げられる籠絡場面に、聴衆も違和感を感じないまま引き込まれていく結果を生む。その背景には、人間心理に対するモーツァルトの深い洞察があった」(本文より) -
神社検定 公式テキスト2 神話のおへそ
最近の神社ブームには目を見張るものがあります。しかし、冷静に考えてみれば、神社のことは知らないことばかり。そして、神社のことを理解するのに重要なのが「神話」です。なぜなら、それは神々の物語だからです。天照大御神(あまてらすおおみかみ)や須佐之男命(すさのおのみこと)といった神々の物語は、日本最古の歴史書『古事記』や『日本書紀』などに書かれています。本書は『古事記』を中心に、神話のあらすじと解説、ゆかりの地の探訪記事を掲載しています。日本各地の「神話の里」の写真も満載で、見ても楽しくやさしく理解できる神話の本です。読後には「神話とはこんなにも奥深く面白いものだったのか! 」となること、うけあいです。平成24年からは、神社本庁による「神社検定」が始まりました(主催/一般財団法人日本文化興隆財団)。神社本庁とは、全国約八万の神社を包括する組織です。大反響のもと、全国の会場で試験が行われました。平成27年6月には「第4回 神社検定」が行われます。毎回、テーマが設けられ、平成27年の3級のテーマは「神社の基礎と万葉の神様」、2級のテーマは「祭りと神社の歴史」、1級は特にテーマを設けず、ほぼすべての神社検定公式テキストから広く出題されます。この公式テキスト2『神話のおへそ』は、平成27年の試験では2級と1級の出題テキストとなります。検定を受ける人には必須、受検しない人でも神社の正しい知識を簡単に身につけたい人にはうってつけの本です。 -
映画の神さまありがとう~テレビ局映画開拓史~
元・フジテレビ映画部長兼プロデューサーの映画人生奮戦記。日本映画黄金期の思い出から、テレビ局初の映画製作秘話、黒澤明や勝新太郎らとの出会いetc.日本映画の裏表満載! -
性愛の仏教史
本来、戒律が厳しかったはずの仏教教団――そこには古来、愛欲の渦巻く秘められた領域があった。稚児との男色の秘儀、性器を刻んだ仏像、エロティックな瞑想法、少女を愛した僧侶たち……驚くべきエピソードと秘密儀式を満載した、スキャンダラスな仏教史! -
よくわかる恐怖症
■認知行動療法の第一人者による実践的なセルフトレーニングで「怖いもの」に振り回されない自分になれる! 恐怖症(医学的には「限局性恐怖症」)は、雷や犬、閉所、嘔吐、飛行機など、特定のものや状況に強い恐怖を感じ、日常生活に支障をきたす病気です。雷が怖い人であれば「雨の日に家を出られない」、吐くことが怖い人であれば「他人と食事ができない」というように、恐怖によって行動が妨げられ、やりたいことを諦めてしまっている方もいます。 本書は、そのようなさまざまな恐怖症の方や、日常生活にまだ支障はないけれど怖いものに怯えながら暮らしている方、そして支えるご家族のために、「恐怖や不安とは何か」「怖いものと向き合うにはどうすればよいか」をわかりやすく解説した、これまでにない1冊です。認知行動療法の第一人者である著者が、実際に恐怖症の患者さんに対して行っている治療法をもとにした、実践的なセルフトレーニングの方法を紹介します。 「怖いものと少しずつ慣れていく」練習を無理なく続けることで、「恐怖があっても大丈夫」と思える自信を育てていくことができます。
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