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「リチャード・クー」の「「追われる国」の経済学―ポスト・グローバリズムの処方箋」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
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「リチャード・クー」の「「追われる国」の経済学―ポスト・グローバリズムの処方箋」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
Posted by ブクログ
個人的に全面賛成というわけではありませんが、積極的財政政策の中にはちょっと無理がありすぎる主張の人も多い中で、バランスシート不況論は説得力があると思いました。
600ページを超える大作ではありますが、丁寧にわかりやすく解説していてオススメしたい本です。
公共事業に関しては日本やアメリカでインフラの老朽化が問題になりつつあるので、それなりに有効ではないかと思います。近年の自然災害の多さを考えると整備は必要でしょう。
とはいえ旧来の公共事業的なものが今後有効なのかという視点も持つ必要があるかなと。
投資と国の金融政策は切っても切れない関係ですので、マクロ経済とかの面も含めて知識を高めてくれる良書だ
Posted by ブクログ
600ページ超の大著だけど、それを感じさせない読みやすさだった。一読を進めたい良書。
【以下ネタバレあり】
民間部門が利潤最大化を目指していることを前提とした今の経済分析・政策論議は誤りであり、人々が債務最小化を行なっている現状を踏まえた議論が必要だ。
本書の主張を一言に要約すると、以上のようになる。
2008年の世界金融危機(GFC)や、日本におけるバブル崩壊よりも前の経済は、資金の借り手が豊富で、物価面ではインフレ体質だったので、金融政策が有効だった。
しかし、GFC・バブル崩壊以後はバランスシート不況になっており、政府が「最後の借り手」として減少した民間部門の資金需要を補わなけれ